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世界最強のゲーマー
レベル5
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・・・宿を探すか。
さっき、受付で報奨金を貰ったから懐は潤っている。
が、インベントリに数え切れない量入ってるしなぁ・・・
「金が有り難く無いなんて・・・悲しい・・・」
「兄者!そんな事言ってると罰が当たりますよ!」
そうだよなぁ・・・よし、人生の第二目標はお金を使い切るにしよう。
所持金0・・・久しく見てないなぁ・・・
「・・・お、こことかいいんじゃない?」
「兄者がいるならどこでも構いません!」
この言葉遣いは昔からだから、すっかり慣れちゃったなぁ・・・
「いらっしゃいませー!」
こちらを見ないで迎える女将さん。
・・・虚しい・・・
「一部屋お願いします」
「はいよ!銀貨3枚だよ!」
三千円かな?
じゃあ、三千ギルか。
「って、なんだいなんだい!やけにイケメンじゃないか!ほれ、一番奥の部屋だよ!」
「あ、ありがとうございます・・・」
部屋の鍵を受け取って階段を登る。
なかなか広い宿だ。
「そう言えば、お前以外に従魔は居るのか?」
「えっと、サテラの姉御とエルドラドの姉様の噂なら聞いた事ありますが・・・」
え?あいつら居んの?
あ、そう言えば、エルドラド討伐のメンバー集めてたな・・・
時期が随分前だったからスルーしてたけど・・・
「・・・サテラ、居るのか?居るんだったら早く来い。お仕置きだぞ?」
あいつは何故か、俺に怒られることに快感を覚えている。
しかし、他の奴らに俺と同じ事をやらせても半殺しにされるだけ。
しかもエルドラドとやけに仲がいい。
どちらもガチャ限で、二回連続で当たったからだろうか?
「・・・やっぱり来ないか──」
ドオオン、と宿の前から聞こえた。
・・・おいおい、人様に迷惑かけるなっていつも言っていたのに・・・
外へ出ると、宿の前に半円形の野次馬と土下座した白髪の女がいた。
メイド服を着て綺麗に土下座している。
恐らく、これが懇願の土下座だと気付いているのは俺だけだろう。
「・・・で?」
「申し訳ありませんでしたご主人様を探す為に飛び出したはいいものの何の成果も無く魔王城へ封印されて先程目が覚めた所でございますお怒りならばどうぞ私を踏みつけて下さいお願いします」
早口に捲し立てるサテラ。
普段は途切れ途切れに話しているくせに、俺に何かを言う時だけ饒舌になる。
「・・・エルドラド、コイツ殴って・・・」
「バレておったか」
だって、コイツ居るのにお前がいないなんて有り得ないし。
どうせお前も俺を探してたんだろ。
「いやはや、主様を探していたらうっかり国壊してしまってのう。さっきまで死闘を繰り広げておったわ」
「・・・土下座」
威圧を込めて睨む。
エルドラドは不可視状態から人化してサテラの横に並んだ。
「・・・はぁ・・・取り敢えずこっち来い、商売の邪魔だ」
辺りは突然現れたエルドラドの人化を見て驚いている。
☆★★☆
「まぁ、取り敢えず久し振り?だな」
俺にとっちゃ2日も経ってねぇんだがな。
こいつらにとっちゃ果てしない間離れ離れらしいし。
「全くじゃ!何万年の間探したと思っておるのじゃ!」
「・・・本当に、封印されるまでは、破壊の限りを尽くしながら探したのに・・・」
二人して頷く。
取り敢えずゲンコツを一発かましてから土下座を継続させる。
「俺は何時間か前にこの世界に来たばっかりだ。ゲーマスに頼まれてこの世界に来たんだ」
「母上が?兄者、母上に会ったのですか?」
母上?あ、そっか、こいつらの外見を決めたのはアイツだから、一応母親って事なのか。
「・・・元気そうだったぞ」
それを聞いて、安心したように頬を緩める3人。
「なぁ、サテラとエルドラド以外に従魔は居るのか?」
「分からないですが、恐らく眠っているか捕まっているか・・・もしくは死んだかですかね」
死んだ・・・か。
ま、それは無いだろう。
全員寿命無いし。
そう言う俺も無いし。
「ましてや誰かに負けるなんて・・・俺が許さないけどな」
背筋を伸ばす3人。
おっと、殺気が漏れてたかな?
「悪い悪い。そろそろ寝るとするか」
☆☆☆☆
サテラが主様に呼ばれたと飛んで行くから、儂も急いで追い掛けたが、まさか本当にいるとはのぅ。
サテラが土下座をしているのを見て心臓が少し跳ねた。
アレをするのは1人のみ・・・
「・・・エルドラド、コイツを殴って・・・」
「バレておったか」
名前を呼ばれて、声を聞いて、声が裏返って無いか不安で。
顔を見て、声が震えないようにするのが精一杯で。
土下座を指示した威圧で子宮が疼いた。
あぁ、帰ってきてくれた・・・
ようやく、会えた・・・
口調が変わらない様に、意識するのが苦しかった。
☆★★★
ご主人様に呼ばれて、私は翼を出して一気に飛んだ。
早くしないと、ご主人様が悲しんでしまう。
早くしないと、もう会えない気がする。
呼ばれた所の近くに着いて、辺りを探した。
あぁ、来た。来てくれた。
私は恥を捨てて土下座をして、昔のように早口で言った。
ご主人様の顔が見たいけど、今見たら死んでしまうだろう。
エルドラド・・・声が震えてる。
あれ?私は?声震えてなかったよね?
声を聞いて、涙が出るのを必死に我慢した。
あれだけ探して、夢にまで見て、それでも見つからなかった。
封印なんて嘘。
本当は来てくれるまで待ってただけ。
顔も忘れてしまったけど、今思い出した。
バレたら怒られるかな?
お仕置きしてくれるかな?
どちらにせよ、私達の『お兄ちゃん』が帰って来てくれた。
嬉しい・・・本当に。
★★★★
・・・いやさ、確かに一部屋って言ったよ?
こいつらが来るのも想定外だし、カルマも小さくて見えなかったのかも知れない。
・・・狭い・・・
ベットが一つなのは入った時に気付いた。
元から二人で寝るつもりだったし、そこは別にいい。
ただ、この2人も一緒に寝ると言うのは完全に予想外だ。
エルドラドは人化すると着物を着た赤髪の幼女だし、カルマはエルドラドと同じ位だし、別に良かったんだけど・・・
サテラは少しデカすぎる。流石に俺よりは身長は小さいが、胸とかの面積がデカイ。
エルドラドもサテラもカルマもちゃんと着替えさせたけど、サテラは着痩せするタイプだった。
逆に狭くなってしまった。
・・・まぁ、悪くは無いか。
この世界は暑くも寒くもない。
もう少しこの感触を味わっても大丈夫だろう。
さっき、受付で報奨金を貰ったから懐は潤っている。
が、インベントリに数え切れない量入ってるしなぁ・・・
「金が有り難く無いなんて・・・悲しい・・・」
「兄者!そんな事言ってると罰が当たりますよ!」
そうだよなぁ・・・よし、人生の第二目標はお金を使い切るにしよう。
所持金0・・・久しく見てないなぁ・・・
「・・・お、こことかいいんじゃない?」
「兄者がいるならどこでも構いません!」
この言葉遣いは昔からだから、すっかり慣れちゃったなぁ・・・
「いらっしゃいませー!」
こちらを見ないで迎える女将さん。
・・・虚しい・・・
「一部屋お願いします」
「はいよ!銀貨3枚だよ!」
三千円かな?
じゃあ、三千ギルか。
「って、なんだいなんだい!やけにイケメンじゃないか!ほれ、一番奥の部屋だよ!」
「あ、ありがとうございます・・・」
部屋の鍵を受け取って階段を登る。
なかなか広い宿だ。
「そう言えば、お前以外に従魔は居るのか?」
「えっと、サテラの姉御とエルドラドの姉様の噂なら聞いた事ありますが・・・」
え?あいつら居んの?
あ、そう言えば、エルドラド討伐のメンバー集めてたな・・・
時期が随分前だったからスルーしてたけど・・・
「・・・サテラ、居るのか?居るんだったら早く来い。お仕置きだぞ?」
あいつは何故か、俺に怒られることに快感を覚えている。
しかし、他の奴らに俺と同じ事をやらせても半殺しにされるだけ。
しかもエルドラドとやけに仲がいい。
どちらもガチャ限で、二回連続で当たったからだろうか?
「・・・やっぱり来ないか──」
ドオオン、と宿の前から聞こえた。
・・・おいおい、人様に迷惑かけるなっていつも言っていたのに・・・
外へ出ると、宿の前に半円形の野次馬と土下座した白髪の女がいた。
メイド服を着て綺麗に土下座している。
恐らく、これが懇願の土下座だと気付いているのは俺だけだろう。
「・・・で?」
「申し訳ありませんでしたご主人様を探す為に飛び出したはいいものの何の成果も無く魔王城へ封印されて先程目が覚めた所でございますお怒りならばどうぞ私を踏みつけて下さいお願いします」
早口に捲し立てるサテラ。
普段は途切れ途切れに話しているくせに、俺に何かを言う時だけ饒舌になる。
「・・・エルドラド、コイツ殴って・・・」
「バレておったか」
だって、コイツ居るのにお前がいないなんて有り得ないし。
どうせお前も俺を探してたんだろ。
「いやはや、主様を探していたらうっかり国壊してしまってのう。さっきまで死闘を繰り広げておったわ」
「・・・土下座」
威圧を込めて睨む。
エルドラドは不可視状態から人化してサテラの横に並んだ。
「・・・はぁ・・・取り敢えずこっち来い、商売の邪魔だ」
辺りは突然現れたエルドラドの人化を見て驚いている。
☆★★☆
「まぁ、取り敢えず久し振り?だな」
俺にとっちゃ2日も経ってねぇんだがな。
こいつらにとっちゃ果てしない間離れ離れらしいし。
「全くじゃ!何万年の間探したと思っておるのじゃ!」
「・・・本当に、封印されるまでは、破壊の限りを尽くしながら探したのに・・・」
二人して頷く。
取り敢えずゲンコツを一発かましてから土下座を継続させる。
「俺は何時間か前にこの世界に来たばっかりだ。ゲーマスに頼まれてこの世界に来たんだ」
「母上が?兄者、母上に会ったのですか?」
母上?あ、そっか、こいつらの外見を決めたのはアイツだから、一応母親って事なのか。
「・・・元気そうだったぞ」
それを聞いて、安心したように頬を緩める3人。
「なぁ、サテラとエルドラド以外に従魔は居るのか?」
「分からないですが、恐らく眠っているか捕まっているか・・・もしくは死んだかですかね」
死んだ・・・か。
ま、それは無いだろう。
全員寿命無いし。
そう言う俺も無いし。
「ましてや誰かに負けるなんて・・・俺が許さないけどな」
背筋を伸ばす3人。
おっと、殺気が漏れてたかな?
「悪い悪い。そろそろ寝るとするか」
☆☆☆☆
サテラが主様に呼ばれたと飛んで行くから、儂も急いで追い掛けたが、まさか本当にいるとはのぅ。
サテラが土下座をしているのを見て心臓が少し跳ねた。
アレをするのは1人のみ・・・
「・・・エルドラド、コイツを殴って・・・」
「バレておったか」
名前を呼ばれて、声を聞いて、声が裏返って無いか不安で。
顔を見て、声が震えないようにするのが精一杯で。
土下座を指示した威圧で子宮が疼いた。
あぁ、帰ってきてくれた・・・
ようやく、会えた・・・
口調が変わらない様に、意識するのが苦しかった。
☆★★★
ご主人様に呼ばれて、私は翼を出して一気に飛んだ。
早くしないと、ご主人様が悲しんでしまう。
早くしないと、もう会えない気がする。
呼ばれた所の近くに着いて、辺りを探した。
あぁ、来た。来てくれた。
私は恥を捨てて土下座をして、昔のように早口で言った。
ご主人様の顔が見たいけど、今見たら死んでしまうだろう。
エルドラド・・・声が震えてる。
あれ?私は?声震えてなかったよね?
声を聞いて、涙が出るのを必死に我慢した。
あれだけ探して、夢にまで見て、それでも見つからなかった。
封印なんて嘘。
本当は来てくれるまで待ってただけ。
顔も忘れてしまったけど、今思い出した。
バレたら怒られるかな?
お仕置きしてくれるかな?
どちらにせよ、私達の『お兄ちゃん』が帰って来てくれた。
嬉しい・・・本当に。
★★★★
・・・いやさ、確かに一部屋って言ったよ?
こいつらが来るのも想定外だし、カルマも小さくて見えなかったのかも知れない。
・・・狭い・・・
ベットが一つなのは入った時に気付いた。
元から二人で寝るつもりだったし、そこは別にいい。
ただ、この2人も一緒に寝ると言うのは完全に予想外だ。
エルドラドは人化すると着物を着た赤髪の幼女だし、カルマはエルドラドと同じ位だし、別に良かったんだけど・・・
サテラは少しデカすぎる。流石に俺よりは身長は小さいが、胸とかの面積がデカイ。
エルドラドもサテラもカルマもちゃんと着替えさせたけど、サテラは着痩せするタイプだった。
逆に狭くなってしまった。
・・・まぁ、悪くは無いか。
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もう少しこの感触を味わっても大丈夫だろう。
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