4 / 71
第一章 帝国編
第四話
しおりを挟む
第四話 ~異世界先の王様、母の逆鱗に触れる~
???「おお、よくぞ我らが呼び掛けに応じてくれた。選ばれし勇者達よ。」
召喚された先で赤いマントを着け、王冠を被ったこれぞ、王だと言う人物が現れた。
召喚された部屋は縦長い長方形の立方体でレッドカーペットが引かれており、誰もが俗に言う『玉座の間』であることを感じていた。
???「我が名はゾルディア帝国第三代皇帝ゴルド・ゾルディアである。」
生徒達は慌てふためいているため、例のイケメンが代表として前に出て話した。
イケメン「私は小森だ。何故我々を召喚しようと?」
ゴルド「それは我が帝国に魔王が攻め込み危機に瀕したからである。」
小森「元の世界に変えれるのでしょうか。」
ゴルド「魔王を倒せば神のお力で返すことは可能である。」
和人は嘘だとすぐに見破った。
和人には特殊な力『プラネット・エレメント』は対象とする星の概念能力を使うことが出来る。
今回使用したのは『月』の読心術。
月が持つ概念は『心』、他人の心を読みその真偽を見抜く。
彼らは魔王国に侵略を仕掛け魔王の反撃を受け、窮地に追いやられているが本当の目的は魔王国を蹂躙するための戦力が欲しかった事だけである。
和人「ねぇ、下手な嘘は止めない!」
生徒の視線が和人に向く。
ゴルド「下手な嘘とは!」
和人「甘く見ないで欲しいね。僕の力は星の力、今回は月の力で皇帝、あんたの心の中を見させてもらったよ。あんたらは魔王国に戦争を仕掛けたが、窮地に追い込まれ、勇者召喚を行った。ただの自業自得じゃん。それに魔王を倒せば帰れる?それも嘘だね。あんたらは呼ぶことは出来ても送る事はできない。何故なら適当な世界から呼んだ俺らの世界の場所を特定なんてしていないから。」
ゴルド「だ、黙れ!!近衛騎士よ!こ奴の首を跳ねよ!」
和人の言葉にゴルドは顔を赤くし、騎士に和人の首を跳ねる様、命じたが誰も動かなかった。
ゴルド「どうした!!」
和人「無駄だよ。騎士の皆さんには月の力で眠って頂きました。どんな事をしても明日の朝まで寝ていますよ。」
ゴルド「貴様!」
ゴルドが腰に差している剣を抜くと和人に斬りかかろうとするが、ゴルドの体は床に叩きつけられた。
???『ワタシノイトシゴニ、ナニヲシテイルノ?』
突如生徒とゴルドの頭に声が響く。
生徒「な、何だこれ!」
自身の身に何が起きているのか分からない生徒達は混乱していたが一人だけ、混乱していない生徒がいた。
和人「あ、母さんだ!」
またもや再び生徒の視線が和人に集まる。
和人「母さん、随分と早かったね。」
空間が突如割れ、そこから一人の銀髪の美女が男性二人の頭を掴み、男性の体を引き摺りながら現れた。
アース「フフフ、カズトハダイジョウブ?」
暗い目をして和人を探し、和人が無事なのを確認すると、掴んでいた男性を床に放置すると、暗い目は一転して光が戻り和人の前まで歩を進めた。
アース「和人は良い子ねぇ。敵を眠らせる程度で済ませるなんて。母さんは優しい子に育ってくれた和人が誇らしいです。」
和人の頭をその豊満な胸に抱き抱え、後頭部を優しく数回撫でると和人の頭を離し、今度はゴルドに向き直った。
アース「サテ、コノオブツハドウシヨウカシラ?」
誰でも分かる、またあの暗い目をしてどうこの人間を八つ裂きにしてやろうか考えている目をしている。
ゴルド「ヒィィィ!」
ゴルドは直感しただろう。自分のこの後にのし掛かる最悪を。
アース「マァ、マルメテシマエバゼンブオンナジカ。」
淡々とした声を発しゴルドの体は全方位からの圧力で畳まれ、血を出すこと無く僅か一センチの球体となり床に落ちた。
アースは和人に向き直り、慈愛を込めた顔をして言い放った。
アース「さぁ、和人、帰るわよ。皆心配して居たわよ。」
和人「あー、その事なんだけどね。母さん、俺、この世界を少し見て回りたいんだ。」
アースは少し顔をしかめると。
アース「う~ん。まぁ、良いわ。少し寂しいけど、可愛い子には旅をさせろとも言うし。」
和人「一週間に一度は帰るから」
アース「分かったわ。帰ってくるときはしっかり連絡するのよ?」
和人「はーい。あ、皆はどうする?母さんに着いてけば元の世界に戻れるけど?」
生徒の全員が戻ると言い、呆気なく異世界召喚の騒動は収まった。
余談だが、アースの連れてきた二人組の男性は地球の空間神とステータスを与えた最高神だった。
二人ともアースに完封無きまでにボコボコにされ、顔が腫れていた。
アースは二人の力を強制的に使わせて、和人の所まで来たのであった。
???「おお、よくぞ我らが呼び掛けに応じてくれた。選ばれし勇者達よ。」
召喚された先で赤いマントを着け、王冠を被ったこれぞ、王だと言う人物が現れた。
召喚された部屋は縦長い長方形の立方体でレッドカーペットが引かれており、誰もが俗に言う『玉座の間』であることを感じていた。
???「我が名はゾルディア帝国第三代皇帝ゴルド・ゾルディアである。」
生徒達は慌てふためいているため、例のイケメンが代表として前に出て話した。
イケメン「私は小森だ。何故我々を召喚しようと?」
ゴルド「それは我が帝国に魔王が攻め込み危機に瀕したからである。」
小森「元の世界に変えれるのでしょうか。」
ゴルド「魔王を倒せば神のお力で返すことは可能である。」
和人は嘘だとすぐに見破った。
和人には特殊な力『プラネット・エレメント』は対象とする星の概念能力を使うことが出来る。
今回使用したのは『月』の読心術。
月が持つ概念は『心』、他人の心を読みその真偽を見抜く。
彼らは魔王国に侵略を仕掛け魔王の反撃を受け、窮地に追いやられているが本当の目的は魔王国を蹂躙するための戦力が欲しかった事だけである。
和人「ねぇ、下手な嘘は止めない!」
生徒の視線が和人に向く。
ゴルド「下手な嘘とは!」
和人「甘く見ないで欲しいね。僕の力は星の力、今回は月の力で皇帝、あんたの心の中を見させてもらったよ。あんたらは魔王国に戦争を仕掛けたが、窮地に追い込まれ、勇者召喚を行った。ただの自業自得じゃん。それに魔王を倒せば帰れる?それも嘘だね。あんたらは呼ぶことは出来ても送る事はできない。何故なら適当な世界から呼んだ俺らの世界の場所を特定なんてしていないから。」
ゴルド「だ、黙れ!!近衛騎士よ!こ奴の首を跳ねよ!」
和人の言葉にゴルドは顔を赤くし、騎士に和人の首を跳ねる様、命じたが誰も動かなかった。
ゴルド「どうした!!」
和人「無駄だよ。騎士の皆さんには月の力で眠って頂きました。どんな事をしても明日の朝まで寝ていますよ。」
ゴルド「貴様!」
ゴルドが腰に差している剣を抜くと和人に斬りかかろうとするが、ゴルドの体は床に叩きつけられた。
???『ワタシノイトシゴニ、ナニヲシテイルノ?』
突如生徒とゴルドの頭に声が響く。
生徒「な、何だこれ!」
自身の身に何が起きているのか分からない生徒達は混乱していたが一人だけ、混乱していない生徒がいた。
和人「あ、母さんだ!」
またもや再び生徒の視線が和人に集まる。
和人「母さん、随分と早かったね。」
空間が突如割れ、そこから一人の銀髪の美女が男性二人の頭を掴み、男性の体を引き摺りながら現れた。
アース「フフフ、カズトハダイジョウブ?」
暗い目をして和人を探し、和人が無事なのを確認すると、掴んでいた男性を床に放置すると、暗い目は一転して光が戻り和人の前まで歩を進めた。
アース「和人は良い子ねぇ。敵を眠らせる程度で済ませるなんて。母さんは優しい子に育ってくれた和人が誇らしいです。」
和人の頭をその豊満な胸に抱き抱え、後頭部を優しく数回撫でると和人の頭を離し、今度はゴルドに向き直った。
アース「サテ、コノオブツハドウシヨウカシラ?」
誰でも分かる、またあの暗い目をしてどうこの人間を八つ裂きにしてやろうか考えている目をしている。
ゴルド「ヒィィィ!」
ゴルドは直感しただろう。自分のこの後にのし掛かる最悪を。
アース「マァ、マルメテシマエバゼンブオンナジカ。」
淡々とした声を発しゴルドの体は全方位からの圧力で畳まれ、血を出すこと無く僅か一センチの球体となり床に落ちた。
アースは和人に向き直り、慈愛を込めた顔をして言い放った。
アース「さぁ、和人、帰るわよ。皆心配して居たわよ。」
和人「あー、その事なんだけどね。母さん、俺、この世界を少し見て回りたいんだ。」
アースは少し顔をしかめると。
アース「う~ん。まぁ、良いわ。少し寂しいけど、可愛い子には旅をさせろとも言うし。」
和人「一週間に一度は帰るから」
アース「分かったわ。帰ってくるときはしっかり連絡するのよ?」
和人「はーい。あ、皆はどうする?母さんに着いてけば元の世界に戻れるけど?」
生徒の全員が戻ると言い、呆気なく異世界召喚の騒動は収まった。
余談だが、アースの連れてきた二人組の男性は地球の空間神とステータスを与えた最高神だった。
二人ともアースに完封無きまでにボコボコにされ、顔が腫れていた。
アースは二人の力を強制的に使わせて、和人の所まで来たのであった。
0
あなたにおすすめの小説
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。
さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった!
しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って?
いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
夫に捨てられた私は冷酷公爵と再婚しました
香木陽灯
恋愛
伯爵夫人のマリアーヌは「夜を共に過ごす気にならない」と突然夫に告げられ、わずか五ヶ月で離縁することとなる。
これまで女癖の悪い夫に何度も不倫されても、役立たずと貶されても、文句ひとつ言わず彼を支えてきた。だがその苦労は報われることはなかった。
実家に帰っても父から不当な扱いを受けるマリアーヌ。気分転換に繰り出した街で倒れていた貴族の男性と出会い、彼を助ける。
「離縁したばかり? それは相手の見る目がなかっただけだ。良かったじゃないか。君はもう自由だ」
「自由……」
もう自由なのだとマリアーヌが気づいた矢先、両親と元夫の策略によって再婚を強いられる。相手は婚約者が逃げ出すことで有名な冷酷公爵だった。
ところが冷酷公爵と会ってみると、以前助けた男性だったのだ。
再婚を受け入れたマリアーヌは、公爵と少しずつ仲良くなっていく。
ところが公爵は王命を受け内密に仕事をしているようで……。
一方の元夫は、財政難に陥っていた。
「頼む、助けてくれ! お前は俺に恩があるだろう?」
元夫の悲痛な叫びに、マリアーヌはにっこりと微笑んだ。
「なぜかしら? 貴方を助ける気になりませんの」
※ふんわり設定です
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる