37 / 50
第13章 届く
届くⅡ
しおりを挟む
疑心暗鬼になればキリがない。食事に毒は入っていないのか。位置情報探査機の類は仕込まれていないのか。爆薬などは仕掛けられていないのか――。
手分けして、三人で不審物を探す。爆薬でも仕掛けられていれば、いつホープ号が吹き飛ぶかも分からない。位置情報が父王に知られれば、いつ騎士たちが攻めてきてもおかしくはない。人の気配を感じた気がして振り向いても、他に飛行船はなかった。
一時間探しても、二時間探してもそれらしきものは見つからない。デッキで三人揃って肩で息をし、唸り声を上げる。
「本当に……何もないんだろうな?」
「これだけ探しても見つからないんです。きっと大丈夫でしょう」
「でも、もしかしたらってことだってあるし」
結論は出ずに、手摺りまで移動してしゃがみ込み、空を見上げた。ここまで来て、私たちは何をやっているのだろう。好きな人の父親の粗探しをし、疑うなんて。
アルフレッドとゼインもこちらにやってきて、荒い息をしながら手摺に寄りかかる。ゼインなんて、石炭の中を探し回ったから煤だらけだ。以前に見た『ひげおじさん』をまたやらかしている。
「いつまで探せば良いんですか?」
「不審物が見つかるまで……か?」
「うーん……お二人ともお疲れでしょうし、僕一人で探しましょうか……?」
そうは言うのに、ゼインは完全に伸びてしまった。脱力し、目を潤ませる。
「カラ元気……ですけどね」
「一人で探してたら日が暮れるだろ」
「これじゃ、何も食べられずに飢え死にですよ」
確かに、毒は食べてみないと分からない。恐れている限り、今回仕入れた物資は何も食べられないのだ。
「どうにかならないの?」
「一応、次の街で解毒剤を仕入れますか。安全第一で行きましょう」
妥協点は見つかったので、ほっと胸をなでおろす。
「そうだな。それに、軋轢がある父子だとしても、ここまで疑うのは申し訳ない、か」
アルフレッドは無表情で積まれた木箱へ目を向けた。
「さ、納得出来たら倉庫まで運ぶぞ。ただし、ティアは見学な」
「むう」
頬を膨らませると、何故かゼインが吹き出した。軽いものがあるなら私だって運べるのに。文句を言ったところで拒否しかされないので、アルフレッドとゼインの荷運びを見守るしかなかった。軍手はつけているものの、木の棘が刺さらないように祈るばかりだ。
木箱が減っていくのを見ながら、考えてみる。私はこれからどう振る舞って、どう決着をつければ良いのだろう。出来ればこのまま空を渡りながら、私にも出来る何かを探したい。
「うーん……」
深い海の中にいるようで、解決という水面は見えてこない。
「ティア」
不意にアルフレッドに名を呼ばれ、顔を上げた。
「隣、良いか?」
アルフレッドは首を傾げながら微笑むので、私も小さく頷く。
「はあー、疲れましたねー」
ゼインも肩を慣らしながらアルフレッドの隣へ行き、腰を下ろした。
木箱が積んであった場所には、今はもう何もない。いつものガランとしたデッキが広がっているだけだ。
「二人とも、少し良いか?」
話を切り出したのはアルフレッドだった。その瞳には、何か決意が宿っているかのようだ。
「俺なりに、この逃亡の終着を考えてみた。ハルネイオ国を信じたいが、こうするしかない」
アルフレッドは腕を組み、前方を見据える。
「父上も、ハルネイオ国王ですら手出し出来ない、この国の王宮島……国王の元に逃げ落ちるのはどうだろう」
「亡命ってことですか?」
「ああ。事情を話せば、ハルネイオ国の対応が間違っていると分かるだろう」
そんなに上手く行くだろうか。国王の元へ辿り着いたとして、ハルネイオ国に差し出される心配はないのだろうか。
アルフレッドの方を見てみると、自信満々とまではいかないようだ。瞳が揺れている。
「私は、ハルネイオ国に一生帰れなくなるのは嫌。お母様のお墓参りが出来なくなっちゃうもん」
「今のまま、国王陛下と対立したままなら、ずっと墓参りは出来ないぞ?」
「分かってる。分かってるけど……」
他に良い案はないだろうか。どうしても考えてしまう。
「今決断しなくても、ゆっくり考えたら良いですよ。時間だけはありますから」
ゼインは立ち上がると伸びをする。
「直近の島には、あと二時間くらいで到着します。僕は準備してきますね。お二人も、あと一時間くらいしたら倉庫にこもってください」
「ああ」
また憂鬱な時間が始まるのか。アルフレッドと顔を見合わせ、苦笑いをした。
倉庫の中にアルフレッドと閉じこもる。島に到着したか分からないまま、ホープ号は下降した。
「行ってきますねー」
のんびりとしたゼインの声だけが廊下の方から聞こえた。
いつまでこんな生活を続けなくてはならないのだろう。島の景色すら見られないなんて。外に出れば物珍しい光景が広がっているのを知っているだけに、ストレスばかりが溜まっていく。
「ティア、そんなに怖い顔をするな」
「んー」
アルフレッドと二人だから耐えられる。それに、完全に巻き込まれただけのアルフレッドの方が、ストレスは溜まるだろうに。
肩で息を吐き出し、なんとか思考を逸してみる。
「解毒剤って苦いのかなぁ」
「ん? 多分な」
「嫌だなぁ」
毒を飲んだ訳でもないのに、解毒剤の味を思い浮かべてしまう。顔をしかめると、アルフレッドは小さく笑い声を上げた。
「今からそんな心配をしてどうする」
「だってー。粉薬だって飲めないのに」
苦いものは昔から得意ではないのだ。
なんとなく照明を見上げると、先日の出来事を思い出した。クラゲを二人で透かし、笑い合う。また、あんな思い出を増やしたい。
ぼんやりとしていると、廊下から足音が聞こえてきた。ゼインが帰ってきたのだろうか。間を置かず、ホープ号は上昇を始める。
神妙な顔つきでゼインが倉庫にやってきたのは、それから十数分後のことだった。
「あの……」
手には封筒らしきものを持っている。封蝋のデザインは、あの獅子とスイートピーの花――グライゼル侯爵家の家紋だ。見つけた途端、心臓が飛び跳ねた。
手分けして、三人で不審物を探す。爆薬でも仕掛けられていれば、いつホープ号が吹き飛ぶかも分からない。位置情報が父王に知られれば、いつ騎士たちが攻めてきてもおかしくはない。人の気配を感じた気がして振り向いても、他に飛行船はなかった。
一時間探しても、二時間探してもそれらしきものは見つからない。デッキで三人揃って肩で息をし、唸り声を上げる。
「本当に……何もないんだろうな?」
「これだけ探しても見つからないんです。きっと大丈夫でしょう」
「でも、もしかしたらってことだってあるし」
結論は出ずに、手摺りまで移動してしゃがみ込み、空を見上げた。ここまで来て、私たちは何をやっているのだろう。好きな人の父親の粗探しをし、疑うなんて。
アルフレッドとゼインもこちらにやってきて、荒い息をしながら手摺に寄りかかる。ゼインなんて、石炭の中を探し回ったから煤だらけだ。以前に見た『ひげおじさん』をまたやらかしている。
「いつまで探せば良いんですか?」
「不審物が見つかるまで……か?」
「うーん……お二人ともお疲れでしょうし、僕一人で探しましょうか……?」
そうは言うのに、ゼインは完全に伸びてしまった。脱力し、目を潤ませる。
「カラ元気……ですけどね」
「一人で探してたら日が暮れるだろ」
「これじゃ、何も食べられずに飢え死にですよ」
確かに、毒は食べてみないと分からない。恐れている限り、今回仕入れた物資は何も食べられないのだ。
「どうにかならないの?」
「一応、次の街で解毒剤を仕入れますか。安全第一で行きましょう」
妥協点は見つかったので、ほっと胸をなでおろす。
「そうだな。それに、軋轢がある父子だとしても、ここまで疑うのは申し訳ない、か」
アルフレッドは無表情で積まれた木箱へ目を向けた。
「さ、納得出来たら倉庫まで運ぶぞ。ただし、ティアは見学な」
「むう」
頬を膨らませると、何故かゼインが吹き出した。軽いものがあるなら私だって運べるのに。文句を言ったところで拒否しかされないので、アルフレッドとゼインの荷運びを見守るしかなかった。軍手はつけているものの、木の棘が刺さらないように祈るばかりだ。
木箱が減っていくのを見ながら、考えてみる。私はこれからどう振る舞って、どう決着をつければ良いのだろう。出来ればこのまま空を渡りながら、私にも出来る何かを探したい。
「うーん……」
深い海の中にいるようで、解決という水面は見えてこない。
「ティア」
不意にアルフレッドに名を呼ばれ、顔を上げた。
「隣、良いか?」
アルフレッドは首を傾げながら微笑むので、私も小さく頷く。
「はあー、疲れましたねー」
ゼインも肩を慣らしながらアルフレッドの隣へ行き、腰を下ろした。
木箱が積んであった場所には、今はもう何もない。いつものガランとしたデッキが広がっているだけだ。
「二人とも、少し良いか?」
話を切り出したのはアルフレッドだった。その瞳には、何か決意が宿っているかのようだ。
「俺なりに、この逃亡の終着を考えてみた。ハルネイオ国を信じたいが、こうするしかない」
アルフレッドは腕を組み、前方を見据える。
「父上も、ハルネイオ国王ですら手出し出来ない、この国の王宮島……国王の元に逃げ落ちるのはどうだろう」
「亡命ってことですか?」
「ああ。事情を話せば、ハルネイオ国の対応が間違っていると分かるだろう」
そんなに上手く行くだろうか。国王の元へ辿り着いたとして、ハルネイオ国に差し出される心配はないのだろうか。
アルフレッドの方を見てみると、自信満々とまではいかないようだ。瞳が揺れている。
「私は、ハルネイオ国に一生帰れなくなるのは嫌。お母様のお墓参りが出来なくなっちゃうもん」
「今のまま、国王陛下と対立したままなら、ずっと墓参りは出来ないぞ?」
「分かってる。分かってるけど……」
他に良い案はないだろうか。どうしても考えてしまう。
「今決断しなくても、ゆっくり考えたら良いですよ。時間だけはありますから」
ゼインは立ち上がると伸びをする。
「直近の島には、あと二時間くらいで到着します。僕は準備してきますね。お二人も、あと一時間くらいしたら倉庫にこもってください」
「ああ」
また憂鬱な時間が始まるのか。アルフレッドと顔を見合わせ、苦笑いをした。
倉庫の中にアルフレッドと閉じこもる。島に到着したか分からないまま、ホープ号は下降した。
「行ってきますねー」
のんびりとしたゼインの声だけが廊下の方から聞こえた。
いつまでこんな生活を続けなくてはならないのだろう。島の景色すら見られないなんて。外に出れば物珍しい光景が広がっているのを知っているだけに、ストレスばかりが溜まっていく。
「ティア、そんなに怖い顔をするな」
「んー」
アルフレッドと二人だから耐えられる。それに、完全に巻き込まれただけのアルフレッドの方が、ストレスは溜まるだろうに。
肩で息を吐き出し、なんとか思考を逸してみる。
「解毒剤って苦いのかなぁ」
「ん? 多分な」
「嫌だなぁ」
毒を飲んだ訳でもないのに、解毒剤の味を思い浮かべてしまう。顔をしかめると、アルフレッドは小さく笑い声を上げた。
「今からそんな心配をしてどうする」
「だってー。粉薬だって飲めないのに」
苦いものは昔から得意ではないのだ。
なんとなく照明を見上げると、先日の出来事を思い出した。クラゲを二人で透かし、笑い合う。また、あんな思い出を増やしたい。
ぼんやりとしていると、廊下から足音が聞こえてきた。ゼインが帰ってきたのだろうか。間を置かず、ホープ号は上昇を始める。
神妙な顔つきでゼインが倉庫にやってきたのは、それから十数分後のことだった。
「あの……」
手には封筒らしきものを持っている。封蝋のデザインは、あの獅子とスイートピーの花――グライゼル侯爵家の家紋だ。見つけた途端、心臓が飛び跳ねた。
0
あなたにおすすめの小説
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
『階段対策会議(※恋愛)――年上騎士団長の健康管理が過剰です』
星乃和花
恋愛
【完結済:全9話】
経理兼給仕のクラリスは、騎士団で働くただの事務員――のはずだった。
なのに、年上で情緒に欠ける騎士団長グラントにある日突然こう言われる。
「君は転倒する可能性がある。――健康管理対象にする」
階段対策会議、動線の変更、手をつなぐのは転倒防止、ストール支給は防寒対策。
全部合理的、全部正しい。……正しいはずなのに!
「頬が赤い。必要だ」
「君を、大事にしたい」
真顔で“強い言葉”を投下してくる団長に、乙女心を隠すクラリスの心拍数は業務超過。
さらに副団長ローレンは胃薬片手に「恋は会議にするな!!」と絶叫中!?
これは健康管理?それとも恋愛?
――答え合わせの前に、まず“階段(概念)“をご確認ください。
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
身代わり令嬢、恋した公爵に真実を伝えて去ろうとしたら、絡めとられる(ごめんなさぁぁぁぁい!あなたの本当の婚約者は、私の姉です)
柳葉うら
恋愛
(ごめんなさぁぁぁぁい!)
辺境伯令嬢のウィルマは心の中で土下座した。
結婚が嫌で家出した姉の身代わりをして、誰もが羨むような素敵な公爵様の婚約者として会ったのだが、公爵あまりにも良い人すぎて、申し訳なくて仕方がないのだ。
正直者で面食いな身代わり令嬢と、そんな令嬢のことが実は昔から好きだった策士なヒーローがドタバタとするお話です。
さくっと読んでいただけるかと思います。
女嫌いな辺境伯と歴史狂いの子爵令嬢の、どうしようもなくマイペースな婚姻
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
恋愛
「友好と借金の形に、辺境伯家に嫁いでくれ」
行き遅れの私・マリーリーフに、突然婚約話が持ち上がった。
相手は女嫌いに社交嫌いな若き辺境伯。子爵令嬢の私にはまたとない好条件ではあるけど、相手の人柄が心配……と普通は思うでしょう。
でも私はそんな事より、嫁げば他に時間を取られて大好きな歴史研究に没頭できない事の方が問題!
それでも互いの領地の友好と借金の形として仕方がなく嫁いだ先で、「家の事には何も手出し・口出しするな」と言われて……。
え、「何もしなくていい」?!
じゃあ私、今まで通り、歴史研究してていいの?!
こうして始まる結婚(ただの同居)生活が、普通なわけはなく……?
どうやらプライベートな時間はずっと剣を振っていたい旦那様と、ずっと歴史に浸っていたい私。
二人が歩み寄る日は、来るのか。
得意分野が文と武でかけ離れている二人だけど、マイペース過ぎるところは、どこか似ている?
意外とお似合いなのかもしれません。笑
女王は若き美貌の夫に離婚を申し出る
小西あまね
恋愛
「喜べ!やっと離婚できそうだぞ!」「……は?」
政略結婚して9年目、32歳の女王陛下は22歳の王配陛下に笑顔で告げた。
9年前の約束を叶えるために……。
豪胆果断だがどこか天然な女王と、彼女を敬愛してやまない美貌の若き王配のすれ違い離婚騒動。
「月と雪と温泉と ~幼馴染みの天然王子と最強魔術師~」の王子の姉の話ですが、独立した話で、作風も違います。
本作は小説家になろうにも投稿しています。
「不吉な黒」と捨てられた令嬢、漆黒の竜を「痛いの飛んでいけー!」で完治させてしまう
ムラサメ
恋愛
漆黒の髪と瞳。ただそれだけの理由で「不吉なゴミ」と虐げられてきた公爵令嬢ミア。
死の森に捨てられた彼女が出会ったのは、呪いに侵され、最期を待つ最強の黒竜と、その相棒である隣国の竜騎士ゼノだった。
しかし、ミアが無邪気に放った「おまじない」は、伝説の浄化魔法となって世界を塗り替える。
向こう見ずな天才騎士に拾われたミアは、隣国で「女神」として崇められ、徹底的に甘やかされることに。
一方、浄化の源を失った王国は、みるみるうちに泥沼へと沈んでいき……?
で、お前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか?
Debby
恋愛
ヴェルトが友人からの手紙を手に辺境伯令嬢であるレィディアンスの元を訪れたのは、その手紙に「詳細は彼女に聞け」と書いてあったからだ。
簡単にいうと、手紙の内容は「学園で問題を起こした平民──エボニーを妻として引き取ってくれ」というものだった。
一方その話を聞いてしまった伯爵令嬢のオリーブは動揺していた。
ヴェルトとは静かに愛を育んできた。そんな自分を差し置いて、言われるがまま平民を妻に迎えてしまうのだろうか。
そんなオリーブの気持ちを知るはずもないエボニーは、辺境伯邸で行儀見習いをすることになる。
オリーブは何とかしてヴェルトを取り戻そうと画策し、そのことを咎められてしまう。もう後は無い。
オリーブが最後の望みをかけてヴェルトに自分を選んで欲しいと懇願する中、レィディアンスが静かに口を開いた。
「で、そろそろお前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか」
「はい?」
ヴェルトは自分が何を言われたのか全く理解が出来なかった。
*--*--*
覗いてくださりありがとうございます。(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
★全31話7時19時更新で、全話予約投稿済みです。
★★「このお話だけ読んでいただいてもOKです!」という前提のもと↓↓↓
このお話は独立した一つのお話ですが、「で。」シリーズのサイドストーリーでもあり、第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」の「エボニーその後」でもあります(あるいは「最終話」のその後)。
第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」
第二弾「で、あなたが私に嫌がらせをする理由を伺っても?」
第三弾「で、あなたが彼に嫌がらせをする理由をお話しいただいても?」
どれも女性向けHOTランキングに入り、特に第二弾はHOT一位になることが出来ました!(*´▽`人)アリガトウ
もしよかったら宜しくお願いしますね!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる