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最終話
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それでも、エヴェリーナはジェラルドのエスコートだけは断固として断った。
ジェラルドは不満気だったが、エヴェリーナにだってちゃんとわかっているのだ。
貴族令嬢でありながら騎獣舎で働く自分が、ひどく異質な存在であるということを。変わり者の行き遅れなどをエスコートすれば、ジェラルドが失望されてしまう。
「姉様。とてもお綺麗です」
舞踏会当日。
弟であるトーミが、大げさにエヴェリーナを褒め上げる。
エヴェリーナはこれまで伯爵家当主代行として、年若だからといって舐められぬよう年配の夫人が好むような地味なドレスばかりをまとっていた。化粧もあえて老けて見えるよう厚塗りしていたほどだ。
けれど今日のエヴェリーナは、父が存命だったころのドレスに久しぶりに袖を通した。
化粧は淡く、エヴェリーナ本来の美しさを引き立てる程度にとどめている。
エヴェリーナは弟の賛辞にはにかんだ。
弟のためにも、今日は『普通の』令嬢に徹して目立たぬよう気をつけようと誓う。
そんなエヴェリーナの決意は、王城の大広間に到着した瞬間にもろくも崩れ去った。
「ライオネル様ッ!! はああ、はああ……っ何という素敵なお姿なのでしょうっ」
ライオネルが得意気に胸を膨らませた。
金のたてがみは品よく編み込まれ、その立ち姿はいつも以上に凛々しく見える。
首には絹の深紅のリボンが巻かれていた。たてがみに隠れるのを考慮してか、たっぷりとした長さで金の毛並みに良く映えている。
「素敵。好きです。好きすぎます」
「姉様。落ち着いてください」
はあはあと息を荒くするエヴェリーナを、困ったようにトーミが止める。周囲から明らかな嘲笑が聞こえた。
「さすが、『バーレイ伯爵家の行き遅れ』ですわね」
「お見苦しいこと。ジェラルド殿下とお近付きになるために、殿下の騎獣にまで色目を使われるなんて」
「仕方ありませんわ、あのお年なのですもの。後がないと必死なのですわよ」
エヴェリーナはきつく唇を引き結ぶ。
顔色を変えた弟の手を掴んで止めようとした瞬間、「……後がない?」と低く冷え切った声が割って入った。
エヴェリーナははっとして振り返る。
「後がない……後がない、だと? 貴様らは、エヴェリーナの一体何を見ているのだ?」
碧と琥珀のオッド・アイに、怒りをたぎらせたジェラルドだった。
いつもの騎士服ではなく、王弟らしく今日は漆黒の礼服を身に着けている。エヴェリーナに暴言を吐いた令嬢たちが真っ青になった。
「ジェラルド殿下――」
エヴェリーナをかばうように立ち、ジェラルドが令嬢たちを睨み据える。
「エヴェリーナは前しか向いていない。いっそ清々しいほど、己の欲望に忠実なのだ。なぜだと思う?――エヴェリーナには『後』ではなく、無限に広がる『この先』があるからだ」
ぴしゃりと告げて、ジェラルドはエヴェリーナに向き直った。
うやうやしく己に差し伸べられた手に、エヴェリーナは目を見開く。
「――エヴェリーナ嬢。どうかわたしと踊っていただけませんか?」
「…………」
エヴェリーナは声もなく、ただジェラルドを見つめ返す。
胸が高鳴り、エヴェリーナの瞳がぼうっと熱に浮かされる。
「……困ります」
「えっ?」
ジェラルドはぎょっとした。
まさかこの状況で、断られることは想定していなかった。焦るジェラルドをよそに、エヴェリーナは困惑したように自身の胸を押さえる。
「困るのです……どうしましょう? わたくし、ライオネル様に負けないぐらい、ジェラルド殿下が素敵に見えてしまいました。わたくし……ジェラルド殿下を、お慕いしてしまったのかもしれません」
「はああッ!?」
「どうしましょう……。ジェラルド殿下は、女性がお得意ではありませんのに。もしやわたくし、騎獣舎を首になってしまいますか?」
泣きそうな顔を向けられて、ジェラルドの思考が焼き切れる。
はくはくと口を開くばかりで何もしゃべれない。嬉しさよりも驚きが勝って、どう答えればいいのか少しもわからない。
『――ガウッ!!』
「っ!」
背後からライオネルに吠えられ、ジェラルドはビクッと肩を揺らした。
悠然と歩み寄ってきたライオネルが、鼻先で荒々しくジェラルドの背中を押す。慣れ親しんだ、銀の星が散る瞳で見つめられ、ジェラルドは急激に落ち着きを取り戻していく。
「……エヴェリーナ」
静かに呼びかけると、エヴェリーナは覚悟したように顔を上げた。悲痛な覚悟を決めた表情だった。
小さく笑い、ジェラルドは強引にエヴェリーナの手を取る。
「何の問題もない。……言っただろう? 女性は不得意でも、お前だけは別だと」
「……え……」
「――俺も、心からお前を慕っている」
耳元にささやきかければ、エヴェリーナの体が激しく震え出した。
その体を衝動のまま抱き寄せて、ジェラルドはきつく目を閉じる。温かな幸福感に浸っていたら、背後から突然体当たりをかまされた。
『ガウガウ~ガウッ』
「わかった、わかった!……エヴェリーナ。ライオネルもお前を慕っているそうだぞ」
『ガウッ!』
元気いっぱいな返事に、こわばっていたエヴェリーナの表情がゆるんでいく。
それを見て、まだまだライオネルには敵いそうにないな、とジェラルドは苦笑した。
「……ジェラルド! ようやく、ようやくお前も身を固める気になってくれたか!?」
「あっ、兄上!?」
国王である兄が、歓喜に顔を輝かせて駆け寄ってくる。慌てて周囲が道を開けた。
ジェラルドは思いっきり顔をしかめる。
このままでは、暴走した兄がこの場で婚姻を命じるのは想像に難くない。それは断じて嫌だった。
王命などではなく、エヴェリーナには自分自身の言葉で求婚したい。
そう思った途端、ジェラルドはエヴェリーナの手を取って走り出していた。ライオネルもすぐさま追ってくる。
「おいっジェラルド!?」
「姉様~~~~っ!?」
「今宵の舞踏会、我らはこれにて失礼させていただきます!」
振り返りもせずに告げて、ジェラルドはバルコニーに飛び出した。
エヴェリーナと共にライオネルの背中に飛び乗り、ライオネルはすぐさま力強く床を蹴る。
「……っ。わ、あ……っ」
「今日はロープがないからな。俺にしっかりしがみついていろ、エヴェリーナ」
力強く抱き寄せれば、エヴェリーナが頬を染めて頷いた。
闇の中で輝く王城を眼下に見下ろし、二人は冷たい夜の空気を吸い込んだ。ほてった体が冷えていくのが心地いい。
(ジェラルド殿下が、好きすぎます)
どうしてか照れくさくて、ライオネルに愛を捧げるようには素直に口に出せない。
だから今はまだ、心の中でひっそりと。
エヴェリーナは噛みしめるようにしてつぶやいた。
ジェラルドは不満気だったが、エヴェリーナにだってちゃんとわかっているのだ。
貴族令嬢でありながら騎獣舎で働く自分が、ひどく異質な存在であるということを。変わり者の行き遅れなどをエスコートすれば、ジェラルドが失望されてしまう。
「姉様。とてもお綺麗です」
舞踏会当日。
弟であるトーミが、大げさにエヴェリーナを褒め上げる。
エヴェリーナはこれまで伯爵家当主代行として、年若だからといって舐められぬよう年配の夫人が好むような地味なドレスばかりをまとっていた。化粧もあえて老けて見えるよう厚塗りしていたほどだ。
けれど今日のエヴェリーナは、父が存命だったころのドレスに久しぶりに袖を通した。
化粧は淡く、エヴェリーナ本来の美しさを引き立てる程度にとどめている。
エヴェリーナは弟の賛辞にはにかんだ。
弟のためにも、今日は『普通の』令嬢に徹して目立たぬよう気をつけようと誓う。
そんなエヴェリーナの決意は、王城の大広間に到着した瞬間にもろくも崩れ去った。
「ライオネル様ッ!! はああ、はああ……っ何という素敵なお姿なのでしょうっ」
ライオネルが得意気に胸を膨らませた。
金のたてがみは品よく編み込まれ、その立ち姿はいつも以上に凛々しく見える。
首には絹の深紅のリボンが巻かれていた。たてがみに隠れるのを考慮してか、たっぷりとした長さで金の毛並みに良く映えている。
「素敵。好きです。好きすぎます」
「姉様。落ち着いてください」
はあはあと息を荒くするエヴェリーナを、困ったようにトーミが止める。周囲から明らかな嘲笑が聞こえた。
「さすが、『バーレイ伯爵家の行き遅れ』ですわね」
「お見苦しいこと。ジェラルド殿下とお近付きになるために、殿下の騎獣にまで色目を使われるなんて」
「仕方ありませんわ、あのお年なのですもの。後がないと必死なのですわよ」
エヴェリーナはきつく唇を引き結ぶ。
顔色を変えた弟の手を掴んで止めようとした瞬間、「……後がない?」と低く冷え切った声が割って入った。
エヴェリーナははっとして振り返る。
「後がない……後がない、だと? 貴様らは、エヴェリーナの一体何を見ているのだ?」
碧と琥珀のオッド・アイに、怒りをたぎらせたジェラルドだった。
いつもの騎士服ではなく、王弟らしく今日は漆黒の礼服を身に着けている。エヴェリーナに暴言を吐いた令嬢たちが真っ青になった。
「ジェラルド殿下――」
エヴェリーナをかばうように立ち、ジェラルドが令嬢たちを睨み据える。
「エヴェリーナは前しか向いていない。いっそ清々しいほど、己の欲望に忠実なのだ。なぜだと思う?――エヴェリーナには『後』ではなく、無限に広がる『この先』があるからだ」
ぴしゃりと告げて、ジェラルドはエヴェリーナに向き直った。
うやうやしく己に差し伸べられた手に、エヴェリーナは目を見開く。
「――エヴェリーナ嬢。どうかわたしと踊っていただけませんか?」
「…………」
エヴェリーナは声もなく、ただジェラルドを見つめ返す。
胸が高鳴り、エヴェリーナの瞳がぼうっと熱に浮かされる。
「……困ります」
「えっ?」
ジェラルドはぎょっとした。
まさかこの状況で、断られることは想定していなかった。焦るジェラルドをよそに、エヴェリーナは困惑したように自身の胸を押さえる。
「困るのです……どうしましょう? わたくし、ライオネル様に負けないぐらい、ジェラルド殿下が素敵に見えてしまいました。わたくし……ジェラルド殿下を、お慕いしてしまったのかもしれません」
「はああッ!?」
「どうしましょう……。ジェラルド殿下は、女性がお得意ではありませんのに。もしやわたくし、騎獣舎を首になってしまいますか?」
泣きそうな顔を向けられて、ジェラルドの思考が焼き切れる。
はくはくと口を開くばかりで何もしゃべれない。嬉しさよりも驚きが勝って、どう答えればいいのか少しもわからない。
『――ガウッ!!』
「っ!」
背後からライオネルに吠えられ、ジェラルドはビクッと肩を揺らした。
悠然と歩み寄ってきたライオネルが、鼻先で荒々しくジェラルドの背中を押す。慣れ親しんだ、銀の星が散る瞳で見つめられ、ジェラルドは急激に落ち着きを取り戻していく。
「……エヴェリーナ」
静かに呼びかけると、エヴェリーナは覚悟したように顔を上げた。悲痛な覚悟を決めた表情だった。
小さく笑い、ジェラルドは強引にエヴェリーナの手を取る。
「何の問題もない。……言っただろう? 女性は不得意でも、お前だけは別だと」
「……え……」
「――俺も、心からお前を慕っている」
耳元にささやきかければ、エヴェリーナの体が激しく震え出した。
その体を衝動のまま抱き寄せて、ジェラルドはきつく目を閉じる。温かな幸福感に浸っていたら、背後から突然体当たりをかまされた。
『ガウガウ~ガウッ』
「わかった、わかった!……エヴェリーナ。ライオネルもお前を慕っているそうだぞ」
『ガウッ!』
元気いっぱいな返事に、こわばっていたエヴェリーナの表情がゆるんでいく。
それを見て、まだまだライオネルには敵いそうにないな、とジェラルドは苦笑した。
「……ジェラルド! ようやく、ようやくお前も身を固める気になってくれたか!?」
「あっ、兄上!?」
国王である兄が、歓喜に顔を輝かせて駆け寄ってくる。慌てて周囲が道を開けた。
ジェラルドは思いっきり顔をしかめる。
このままでは、暴走した兄がこの場で婚姻を命じるのは想像に難くない。それは断じて嫌だった。
王命などではなく、エヴェリーナには自分自身の言葉で求婚したい。
そう思った途端、ジェラルドはエヴェリーナの手を取って走り出していた。ライオネルもすぐさま追ってくる。
「おいっジェラルド!?」
「姉様~~~~っ!?」
「今宵の舞踏会、我らはこれにて失礼させていただきます!」
振り返りもせずに告げて、ジェラルドはバルコニーに飛び出した。
エヴェリーナと共にライオネルの背中に飛び乗り、ライオネルはすぐさま力強く床を蹴る。
「……っ。わ、あ……っ」
「今日はロープがないからな。俺にしっかりしがみついていろ、エヴェリーナ」
力強く抱き寄せれば、エヴェリーナが頬を染めて頷いた。
闇の中で輝く王城を眼下に見下ろし、二人は冷たい夜の空気を吸い込んだ。ほてった体が冷えていくのが心地いい。
(ジェラルド殿下が、好きすぎます)
どうしてか照れくさくて、ライオネルに愛を捧げるようには素直に口に出せない。
だから今はまだ、心の中でひっそりと。
エヴェリーナは噛みしめるようにしてつぶやいた。
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