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転生
しおりを挟むふぁああ、眩しっ!!
ちょっと寝てたのに、誰?電気つけたの。起きちゃったじゃ・・・・・・ん?
えっ?
まじで、誰?!
ぼやけててよく見えないけど、どこ?
私、攫われちゃった?
なんか寒い。
攫わないで。
怖い。
「オギャーオギャー」
赤ちゃんの声?
目から温かいものが流れてる?私泣いてるのかな?こんなに泣き虫だったっけ?拭いたいけど・・・目ってどこだっけ?
あれ?なんか眠くーーー
■□■
ふぁあ。
なんか久しぶりによく寝た。変な夢見た気がするけど。
なんだろう、仕事で疲れてるのかも。学生だけど。
目の前に金髪の人がいる。
夢の続きかな。
「ーーーーーーー?」
聞き取れない言葉だけど、夢だし。夢。うん。勉強のやり過ぎかな?そんなにやった覚えないけど。
ん、そんなにほっぺ触んないで~。
「あっ!」
嫌とは言えないと思ったから『やっ!』って言ったつもりだったけどそれさえ言えないとか。うぅ。
って言うか夢なのにほっぺを触られてる感覚が・・・ある?きっ気のせいだ!キノセイ。
■□■
おはようございます。目が見えるようになってきたと同時に、現実も見えるようになってきました。
私は、異世界に転生した様です。
うわぁぁぁああああ!なんで?!こういうのって神様が説明してくれるもんでしょ?!いや、しないラノベもあるけど。
・・・えっまさかのそっちですか?説明プリーズ!!
落ち着け。落ちつくんだ私。
えぇーっと、何ヶ月現実逃避していたかは、『赤ちゃん 目 いつ見える』で調べてください。
自分で言うのは少し恥ずーーー
「今日で4ヶ月ね。」
いやぁあああああああああ。
何言ってんの?!
そっそんなに、現実逃避してないし。
・・・はい。私生まれて4ヶ月になりました。
ちなみに、目の前で4ヶ月だとバラした金髪、碧眼美女は、お母さんらしいです。いや、若すぎ。何歳で産んだの?あと、美人。
言葉は頑張って覚えました。4ヶ月で大体わかるって、私結構頑張ったよね?
その言語しかないとなると頑張れる、やれば出来る子!
外国語全然できなかったけど。
今更だけど、言葉をわかるようになってわかったのが、私の名前。私は、エヴァリ・モアールって名前らしいです。
私には前世の記憶があり、前世では、男になりたくて、格好だけでもしようと思ったけど、家族から了承を得られなかったので、家を出たらやってやろうと思っていた高校生です。
もちろん内緒で。
あっ、心が男性な訳じゃないよ?
ちょっと、女子こわーって。
ちょっと、女子めんどくさーって。
・・・。女子高校生が言うことじゃないね!
だけど、転生しちゃった。転生したってことは死んだってことだけど、死んだところはショックなのか、覚えてない。
異世界転生!ってきくと魔法だよね?
この世界にあるのかな?魔法。
まぁ、私は英語しか知らないから、英語じゃない言葉を話している地球上のどこかの国ってだけで異世界じゃない可能性もあるけど。
■□■
次の日、王子様が来ました。
何故でしょうか。よくあるものでいうと私の爵位は、公爵令嬢とか結構地位が高いのでしょうか?
思わず敬語に。って言ってもまだ話せないから、心の中で思っていることが、敬語になるだけなんだけど。
あぁ、ちなみに、王子様だというのは、ここへ連れてきたメイドさんが言ってました。
「初めまして、エヴァリ。私は第一王子のラティア。お兄ちゃんと呼んでくれて構わないよ、エヴァリ。」
王子様が私にお話を!っっていうか第一王子でした!めっちゃ爽やか笑顔!イケメン!金髪、碧眼のThe 王子!!背景がキラキラしています!!
そんな王子様をお兄ちゃんと呼べるほど私は肝が座ってはいません!
ここはしっかり、言っておかなくては、後で大変なやつです。ラノベでは。
「あえう!(嫌です)」
自分で言っておいてあれだけど、何言ってるかわかんないよ?!
舌足らずって結構辛い。まだ歯さえ生えてないけど。
だから、全力で首を振る。めっちゃびっくりしてる。
「じゃあ、ラティにぃはどう?」
あれ?さっきの爽やか笑顔はどうされたんですか?黒い!黒いよ!!笑顔が黒いよぉぉおお?!
あれ、これ威圧されてる?!次期国王の威圧こわ!私赤ちゃん!!まだ1歳にもなってないよ?!
いくらなんでも、怖いって。だけど、次期国王様に『ラティにぃ』も無理!!なのでここは譲れません!
「あいいーあま(ラティ兄様)」
そもそも兄ってところからおかしいですよね?今更だけど。
まぁ、滑舌が悪くて言えてないんだけど。言えないんだもん。しょうがないじゃん。
私なんだか泣き出しようです。主に威圧で。
「うーん。まあいいよ。許してあげる。泣かない。泣かない。」
威圧を解いたラティ兄様が頭を撫でてくれます。なんだかこれだけで許しそうとしている今の私は、完全に子供ですね。(赤ちゃんです。)
しかし私は覚えました。ラティ兄様は『腹黒』です。今、頭を撫でてくれる手は優しいのに、何故中身は黒いのでしょうか。最初の爽やか笑顔のイケメンはどこに!!
「ふふっ、もうすっかり仲がいいみたいで何よりだ。」
ん?なんか茶髪で碧眼の優しそうなおじ様が。この世界碧眼多くない?
「父上。エヴァリを見に?」
「ああ。」
チチウエ?ラティ兄様の父上?国王じゃん。え、国王じゃん!!
固まっている私に近づいてきて、ぽっぺを触ってくる王様。
「ふふ、かわいい。」
うぉぉおおお。貫禄のある、ラティ兄様とは違うイケメンが、私のほっぺを触って、かわいいですってよ?!奥様ぁぁああああ。(誰)
「うふふ。あなたったら、エヴァリが固まっているわよ?」
そう言って私を抱っこしてくれるお母さん。なんか安心する。だんだん眠くーーー・・・今、なんとおっしゃいました?
お母さん。いやお母様!!『あなた』?もしかしなくても私も王族?
ラティ兄様は、血の繋がりがあるマジ兄様でしたか!てっきり親しい年上のお兄ちゃんという意味の方だと思ってました!!
ということは、目の前にいる国王様は父様ですか。
え・・・何この家族。美形しかいねぇええええ。
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