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第二章 耽溺
第二十五話
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初めて音稀と身体を重ねてからというもの、ほぼ毎日のように仕事帰りに待ち合わせ俺の部屋にゴーだ。音稀の身体にどっぷりとハマり溺れている俺。
正直なところ、男にハマるなんざ思ってもみなかった。興味本位つったら音稀には悪りぃが、けどマジな話まさか女よりイイとか考えてもみなかったもんよ。
怖ろしいぐれえ締まるつったらいいのか、さすが出す専用の孔は普段閉じることに徹してるだけあって──なんて表現ばっかすっから音稀に”デリカシーがない”と言われるのか。
とはいえハマっているのは身体だけじゃないぜ。何より音稀の中身が好きだ。ころころ笑うところも可愛いし、ヤキモチ妬きな部分も朗らかな性格もヤバいぐれえ好き。
驚いたことに音稀とつき合うようになってからは女に目がいかなくなった。もっとも無意識に胸と足をロックオンしちまうのは本能だ、だからそれはノーカンてことで。
それに音稀の並外れた美貌に見慣れてくると、周りの女がじゃが芋や玉ねぎに見えてくるから不思議。これからは俺の人生、音稀以外には要らねえとすら思う。
結婚もしたし離婚もした。子供もつくり子孫も残したことだし、少なからず社会と繁栄に貢献はできたわけだ。だから残る余生は責任から逃れ好きに生きていくつもり。
そのマイウェイに音稀も一緒に歩んでほしいというのが俺の願いだけど、それは俺の我が儘だから口にはしねえ。あいつにだって男としての節目を迎えたいと思う日がくるかもしんねえ、そうすれば俺という存在は邪魔になるからさ。
結婚したい、子供が欲しいと言われたら潔く身を引くつもりだ。けどそんな日が来るのはまだ先であって欲しい。今は俺のモノでいて欲しいと望む我が儘だけは通させてもらう。
と、俺に関しては浮かれ脳の花畑ってところだ。
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