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一.蒼穹に兆す
慈しむ
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───そうして、ヒューゴの首には金色の円環がきらめくようになった。かわりに右手を縛っていた鎖は外されて、侍女を伴えば城内のどこへ行くことも許されるようになった。衣服は帝国風のものや、過ごしやすいよう故郷のそれに似たものが続々と届いていた。
その速度に誰より困惑していたのはヒューゴ自身である。
「あ、あの……」
皇帝の月が住まう宮、その寝室、エレヴィスの腕の中にて。ヒューゴは瞬きながら、へにゃりと眉を下げた。
「どうした、ヒューゴ」
エレヴィスは麗しい面立ちに笑みを揺らして、腕で囲った番を見下ろしていた。
「なんというか……現実感がなくて」
「ふふ、確かに。番をこの腕に抱えられるのは、夢のようなことだ」
「そ、それもそうですが」
照明が落ちているから、薄青い闇だけが部屋を満たしていて。
「おまえのためなら何だってしよう。おまえは何も気にしなくていい。眠りなさい、夜更かしは身体に堪えるだろう」
命令ではない。ことばに彼の魔力は混じっていない。甘やかで、慈愛だけが込められている。ヒューゴにとっては少しむず痒いけれど、それを受け取るのも彼の月としての務めだろう、と思うから耐えている。
だから言われるがまま目を閉ざす。エレヴィスの厚い胸板と、その奥に感じる拍動に身を委ねた。するりと髪を梳かれて、その一端に口づけられる感覚。
「おやすみ、ヒューゴ」
おやすみなさい、と囁きに応えて───それを最後に、ヒューゴの意識は暗転する。
◇◇◇
夢を見ていた。真白い空間で、誰かがこちらに背を向けて立っている。その姿に見覚えはない。
「……?」
何らかの予知夢だろうか、と、ヒューゴはわずかに背筋を伸ばした。島にいた頃はよくあることだったからだ。けれど、自分はもう神性を失った身である。何かおかしい。
「■■■■■■■」
声。脳裏に直接響くような。ことばとして聞き取れない。男女ともつかぬそれに聞き覚えなどない。
視界に映る姿が、ゆっくりとこちらへ振り向こうとして。それと目を合わせてはいけない、と直感する。けれど身体が動かない。
次第呼吸が苦しくなる。は、は、は、と短いそれを継ぎ合わせる。心臓の音がうるさい。
「───ッ!」
目が覚めた。
視界に広がるのは滑らかな掛布、薄い絹の緞帳の向こう。大きな窓には青空ばかり。
じっとりとした汗が背中を這っている。かつてのそれとはほど遠い、滑らかな手触りの寝間着が、しかし張り付いて気持ちが悪かった。
「夢──、か……」
はあ、とひとつため息。そういえば、と思って辺りを見回した。必ずエレヴィスはヒューゴの隣にいて、起きたとわかるや否やすぐに声をかけてくれるのに、今日はその姿がなかった。過ぎた幸福だとは分かっているが。
男ふたりが横たわって、なお余りある大きさの寝台は、ひとりでは広すぎる。その海をわたるようにして、そばの机に置かれた鈴を鳴らした。
そうして入ってきた侍女は、見慣れない銀盆を捧げ持っている。
「おはようございます、ヒューゴ様。皇帝陛下からのお手紙でございます」
載せられたそれは手紙だという。ありがとう、と伝えて手に取れば、それは正しくエレヴィスの筆跡だった。
『おまえに寂しい朝を迎えさせてしまったことを、まずは謝らせてくれるだろうか。すまなかった。
急に私の決裁が必要な案件が生じてしまっただけだから、心配する必要はない。一段落したらおまえのところに向かうよ。
愛している、ヒューゴ』
寝起きの頭はぼんやりしていて───けれど、甘やかな感触が胸に残った。急いで出なければならなかっただろう時に、わざわざ自分に書き置きを残してくれたことも。紙を開いた瞬間、彼が寝香水として使っている香りが漂ったのも。文字の黒いインクのなかに、彼の魔力の証たる青いきらめきが散っているのも。
それらをひとつひとつ拾い上げていれば、悪夢の感覚もすっかり消えている。
ふふ、と笑ってしまった。思わずつぶやく。
「お返事を書いたら、陛下は受け取ってくださるでしょうか」
侍女頭はにこりと笑って頷いた。彼女の仕事振りには目を見張るものがあるが、それは朝でも相変わらずで。すでに用意させていたと思しき一式を、他の侍女が運んでくる。
なんと返事をするか考えているうち、窓の外から差す日は強さを増していった。
皇帝の番という立場になっても、ヒューゴのやるべきことは増えなかった。もちろん勉強しなくてはならないことは山程あったが、エレヴィスからあまり根を詰めないように言われていたからだ。ヒューゴ自身は、別段それを苦にするたちでもないのだが。
だからヒューゴの今日の予定に大きなものはない。せいぜい侍女の持ってくる調度品や衣服の候補に目を通すだけ。
そうしていれば、にわかに扉の向こうの気配が大きくなった。皇帝の訪れを告げる鈴の音が鳴り響く。
「エレヴィス様……!」
扉が開く前に、と思えば自然急いで立ち上がることになる。そんなのは番として相応しい振る舞いでないのかもしれないが、今だけはどうだってよかった。
「ヒューゴ。待たせてしまったな、すまない」
はたしてエレヴィスはとろかすような笑みを浮かべていた。こちらへ伸ばした手でヒューゴの右手をすくって、手の甲に唇が落とされる。
「わ、あの、ご挨拶を、」
「良い。楽にしなさい」
じっと金瞳がこちらを見つめている。そこにうつる自分の顔は変に動揺しているようだった。頬が赤い。
「エレヴィス様」
「どうした?」
ぎゅっと胸の奥が苦しくなるのは何故だろう。
「お疲れではありませんか?」
「大丈夫だよ。おまえはよく眠れたか」
「いえ、はい、えっと……」
手を引かれるまま、ソファに隣合って腰掛ける。自分の答えに、エレヴィスはかすかに笑っていた。
「何をそう動揺することがある?」
「な、何でもないですから」
彼の手つきはひどく優しい。頬に触れて、けれどそれだけ。なんの苦痛もないことがどれほど安心するか。ぬるま湯に浸かっているようだった。
「変な夢を見たんです。予知夢みたいだったけれど、それもおかしいし、どういうことだろうと思って」
「内容は覚えているか?」
エレヴィスはかすかに眉を寄せる。ひとつ頷いた。
「おれに向かって話しかけている声がして、でもそれが誰かはわからなくて。後ろ姿だけだったし、それに見覚えもないんです」
「ふむ。その人物───あるいは何かしらの存在が、夢を通じてヒューゴと接触しようとしている、と見るべきか。それとも予知夢の類だろうか」
「あくまでおれの考えですが……予知夢なのはおかしい、とも思います」
自分にもうその力はないから、と言外に溶かす。エレヴィスは一瞬眉を下げて、しかし頷いた。
「そうだな。であれば、一朝一夕に答えが出る問題でもないだろう。今日からは、寝る時必ず私が共にいるようにするから、大丈夫だ」
怖い思いをさせた、と改めて詫びるように言われて、ヒューゴは瞬いた。やはり少し動揺している自分がいる。それをうまく言葉にすることができなくてもどかしいけれど。
だから代わりに、自分よりずっと大きなエレヴィスの手を握る。
「ありがとうございます」
「大丈夫だよ、ヒューゴ。おまえは何も心配しなくていい。私がそう約束する」
「む……」
エレヴィスは繰り返した。まるで何かに祈るように。
「おまえは笑っていたほうがいい。その黒髪と同じように、おまえには笑顔が似合っている」
心臓が早鐘を打っているのがはっきりと分かった。口をわずかに開けて、けれど継ぐ言葉がみつからない。
何も言えないでいるヒューゴにくすりと笑って、エレヴィスは続けた。
「また夜に、おまえの言葉も聞かせてくれ」
◇◇◇
「……ふふ」
ヒューゴの部屋を訪れるより前、執務室の中心で、その金瞳を細めて、皇帝は微笑っていた。その様子を見るものは誰もいない。宰相でさえ今は留守にしている。手元にあるのは書類ではなく、番から届いた手紙だった。
ヒューゴの筆跡はまだ不慣れで、ところどころにインクの染みが落ちている様さえ伺える。とても皇帝に送る書簡の出来ではないのだが、それさえ愛おしくてたまらなかった。
『親愛なる皇帝陛下、エレヴィス様
おはようございます。お手紙ありがとうございました。私は大丈夫です。部屋でお待ちしています。
ヒューゴ』
もう一度笑みを喉の奥で転がして、エレヴィスは立ち上がった。番の下へ向かうために。
その速度に誰より困惑していたのはヒューゴ自身である。
「あ、あの……」
皇帝の月が住まう宮、その寝室、エレヴィスの腕の中にて。ヒューゴは瞬きながら、へにゃりと眉を下げた。
「どうした、ヒューゴ」
エレヴィスは麗しい面立ちに笑みを揺らして、腕で囲った番を見下ろしていた。
「なんというか……現実感がなくて」
「ふふ、確かに。番をこの腕に抱えられるのは、夢のようなことだ」
「そ、それもそうですが」
照明が落ちているから、薄青い闇だけが部屋を満たしていて。
「おまえのためなら何だってしよう。おまえは何も気にしなくていい。眠りなさい、夜更かしは身体に堪えるだろう」
命令ではない。ことばに彼の魔力は混じっていない。甘やかで、慈愛だけが込められている。ヒューゴにとっては少しむず痒いけれど、それを受け取るのも彼の月としての務めだろう、と思うから耐えている。
だから言われるがまま目を閉ざす。エレヴィスの厚い胸板と、その奥に感じる拍動に身を委ねた。するりと髪を梳かれて、その一端に口づけられる感覚。
「おやすみ、ヒューゴ」
おやすみなさい、と囁きに応えて───それを最後に、ヒューゴの意識は暗転する。
◇◇◇
夢を見ていた。真白い空間で、誰かがこちらに背を向けて立っている。その姿に見覚えはない。
「……?」
何らかの予知夢だろうか、と、ヒューゴはわずかに背筋を伸ばした。島にいた頃はよくあることだったからだ。けれど、自分はもう神性を失った身である。何かおかしい。
「■■■■■■■」
声。脳裏に直接響くような。ことばとして聞き取れない。男女ともつかぬそれに聞き覚えなどない。
視界に映る姿が、ゆっくりとこちらへ振り向こうとして。それと目を合わせてはいけない、と直感する。けれど身体が動かない。
次第呼吸が苦しくなる。は、は、は、と短いそれを継ぎ合わせる。心臓の音がうるさい。
「───ッ!」
目が覚めた。
視界に広がるのは滑らかな掛布、薄い絹の緞帳の向こう。大きな窓には青空ばかり。
じっとりとした汗が背中を這っている。かつてのそれとはほど遠い、滑らかな手触りの寝間着が、しかし張り付いて気持ちが悪かった。
「夢──、か……」
はあ、とひとつため息。そういえば、と思って辺りを見回した。必ずエレヴィスはヒューゴの隣にいて、起きたとわかるや否やすぐに声をかけてくれるのに、今日はその姿がなかった。過ぎた幸福だとは分かっているが。
男ふたりが横たわって、なお余りある大きさの寝台は、ひとりでは広すぎる。その海をわたるようにして、そばの机に置かれた鈴を鳴らした。
そうして入ってきた侍女は、見慣れない銀盆を捧げ持っている。
「おはようございます、ヒューゴ様。皇帝陛下からのお手紙でございます」
載せられたそれは手紙だという。ありがとう、と伝えて手に取れば、それは正しくエレヴィスの筆跡だった。
『おまえに寂しい朝を迎えさせてしまったことを、まずは謝らせてくれるだろうか。すまなかった。
急に私の決裁が必要な案件が生じてしまっただけだから、心配する必要はない。一段落したらおまえのところに向かうよ。
愛している、ヒューゴ』
寝起きの頭はぼんやりしていて───けれど、甘やかな感触が胸に残った。急いで出なければならなかっただろう時に、わざわざ自分に書き置きを残してくれたことも。紙を開いた瞬間、彼が寝香水として使っている香りが漂ったのも。文字の黒いインクのなかに、彼の魔力の証たる青いきらめきが散っているのも。
それらをひとつひとつ拾い上げていれば、悪夢の感覚もすっかり消えている。
ふふ、と笑ってしまった。思わずつぶやく。
「お返事を書いたら、陛下は受け取ってくださるでしょうか」
侍女頭はにこりと笑って頷いた。彼女の仕事振りには目を見張るものがあるが、それは朝でも相変わらずで。すでに用意させていたと思しき一式を、他の侍女が運んでくる。
なんと返事をするか考えているうち、窓の外から差す日は強さを増していった。
皇帝の番という立場になっても、ヒューゴのやるべきことは増えなかった。もちろん勉強しなくてはならないことは山程あったが、エレヴィスからあまり根を詰めないように言われていたからだ。ヒューゴ自身は、別段それを苦にするたちでもないのだが。
だからヒューゴの今日の予定に大きなものはない。せいぜい侍女の持ってくる調度品や衣服の候補に目を通すだけ。
そうしていれば、にわかに扉の向こうの気配が大きくなった。皇帝の訪れを告げる鈴の音が鳴り響く。
「エレヴィス様……!」
扉が開く前に、と思えば自然急いで立ち上がることになる。そんなのは番として相応しい振る舞いでないのかもしれないが、今だけはどうだってよかった。
「ヒューゴ。待たせてしまったな、すまない」
はたしてエレヴィスはとろかすような笑みを浮かべていた。こちらへ伸ばした手でヒューゴの右手をすくって、手の甲に唇が落とされる。
「わ、あの、ご挨拶を、」
「良い。楽にしなさい」
じっと金瞳がこちらを見つめている。そこにうつる自分の顔は変に動揺しているようだった。頬が赤い。
「エレヴィス様」
「どうした?」
ぎゅっと胸の奥が苦しくなるのは何故だろう。
「お疲れではありませんか?」
「大丈夫だよ。おまえはよく眠れたか」
「いえ、はい、えっと……」
手を引かれるまま、ソファに隣合って腰掛ける。自分の答えに、エレヴィスはかすかに笑っていた。
「何をそう動揺することがある?」
「な、何でもないですから」
彼の手つきはひどく優しい。頬に触れて、けれどそれだけ。なんの苦痛もないことがどれほど安心するか。ぬるま湯に浸かっているようだった。
「変な夢を見たんです。予知夢みたいだったけれど、それもおかしいし、どういうことだろうと思って」
「内容は覚えているか?」
エレヴィスはかすかに眉を寄せる。ひとつ頷いた。
「おれに向かって話しかけている声がして、でもそれが誰かはわからなくて。後ろ姿だけだったし、それに見覚えもないんです」
「ふむ。その人物───あるいは何かしらの存在が、夢を通じてヒューゴと接触しようとしている、と見るべきか。それとも予知夢の類だろうか」
「あくまでおれの考えですが……予知夢なのはおかしい、とも思います」
自分にもうその力はないから、と言外に溶かす。エレヴィスは一瞬眉を下げて、しかし頷いた。
「そうだな。であれば、一朝一夕に答えが出る問題でもないだろう。今日からは、寝る時必ず私が共にいるようにするから、大丈夫だ」
怖い思いをさせた、と改めて詫びるように言われて、ヒューゴは瞬いた。やはり少し動揺している自分がいる。それをうまく言葉にすることができなくてもどかしいけれど。
だから代わりに、自分よりずっと大きなエレヴィスの手を握る。
「ありがとうございます」
「大丈夫だよ、ヒューゴ。おまえは何も心配しなくていい。私がそう約束する」
「む……」
エレヴィスは繰り返した。まるで何かに祈るように。
「おまえは笑っていたほうがいい。その黒髪と同じように、おまえには笑顔が似合っている」
心臓が早鐘を打っているのがはっきりと分かった。口をわずかに開けて、けれど継ぐ言葉がみつからない。
何も言えないでいるヒューゴにくすりと笑って、エレヴィスは続けた。
「また夜に、おまえの言葉も聞かせてくれ」
◇◇◇
「……ふふ」
ヒューゴの部屋を訪れるより前、執務室の中心で、その金瞳を細めて、皇帝は微笑っていた。その様子を見るものは誰もいない。宰相でさえ今は留守にしている。手元にあるのは書類ではなく、番から届いた手紙だった。
ヒューゴの筆跡はまだ不慣れで、ところどころにインクの染みが落ちている様さえ伺える。とても皇帝に送る書簡の出来ではないのだが、それさえ愛おしくてたまらなかった。
『親愛なる皇帝陛下、エレヴィス様
おはようございます。お手紙ありがとうございました。私は大丈夫です。部屋でお待ちしています。
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