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22.無様に
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しおりを挟むそれでも理央の口から言わせたかった。
「…理央」
「…ってな、してない、」
「本当に?」
「ほんとに、…っしてな、ッあ、」
仰け反る理央の喉にチョーカーの上からキスしたとき、インターホンが鳴って司を放置していたことを思い出し、理央の上から身体を起こす。
指先から理央の体液が滴った。
瞬間、腕を掴まれて理央を見下ろした。
「…行くな、」
小さく、かすれた声。
赤く色付いた唇もヒートのせいで少し膨らんだ乳首も、オメガのそれで。
腹の底から欲しいと思った。
「…っ、」
喉が鳴るのが自分でも分かる。
「やまと、」
「理央、…」
「…確かめろよ、」
「多分司です」
「…いいから」
掴まれた腕で理央の白い頬に手のひらで触れた。
猫のように擦り寄る仕草にたまらなくなる。
「お帰り、大和…」
「…はい」
再び響いたインターホンの音は無視した。
俺の眼帯を解く理央の手は好きにさせて下着ごとボトムを脱がせる。
閉じようとする細い脚を手のひらで掴んだとき、眼帯が理央の手からラグに落ちた。
「…っ、」
両眼で理央を見下ろす。
「開いて」
「待…、っ」
「確かめていいんでしょう」
シャツを掴んで隠そうとする理央の腕を捕まえてシャツも脱がせ、司の匂いを上書きしようと理央の身体に触れた。
「あ、」
どこもかしこも司の匂いがする。
遮断剤はあくまでもオメガのフェロモンのみを遮断するようだ。
そんなことを考えながら赤く色付いて屹立した乳首にキスした。
「可愛い…」
「っ、」
狭い粘膜に指を挿入して理央の器官を握る。
「力を抜いて下さい、理央」
「…っ、は、っぁ、」
不意に携帯デバイスが鳴って、理央は脱ぎ捨てられたボトムに目をやった。
「…出て」
ボトムを手繰って携帯デバイスを手に取った理央の臍に口付ける。
「…理央だ、」
微かに漏れ聞こえてくる声は司の声だった。
「あぁ、感謝してる、…」
臍に舌を入れ、細い腰を抱き寄せる。
「…っ、」
ビクリと跳ねた身体を押さえつけ、理央の器官を口に含んで指を増やし、中で拡げた。
「やめ…っ、…いや、ご苦労だった、…っ司、」
逃げようとする腰を引き寄せて中の感触を確かめる。
理央が射精したのは通話を切断した瞬間だった。
半ば泣いているようにも見える理央の目もとにキスする。
「…確かに。まだのようですね」
締め付けてくる粘膜から指を抜いて赤く濡れた穴を指先で辿った。
「…挿入れる、…?」
縋るような視線に一瞬、全ての思考をかなぐり捨てたくなる。
そんな自分に苦笑した。
「…あなたの望みを知りたい」
理央が好意を寄せているアルファを知りたい。
「っあ、」
再び理央の中に指を沈めた。
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