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07.親友をオカズに※微
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「ナオ?」
「うん。ただいま」
母屋の方でナオが帰って来たような物音がしたので、ナオの母はナオに声を掛けた。案の定、自分の息子が帰宅したとわかり、ナオの帰りを待っていたハルキについて伝えた。
「さっきまでハルキくん来てたわよ」
「え? ほんと? さっきまでってことは帰ったってこと? どのくらい前に?」
「うん。ほんの十分前くらいかな」
十分前だとしたら歩みが早いハルキは家に着いちゃってるよなと、ナオは考えた。そして、先ほど来たメッセージについて考える。
【俺の事避けてる?】
【ひょっとして彼女出来た?】
【だったら言えよ】
もともとハルキに彼女が出来たから遠慮をして学校も一緒に行かなかったのだ。ハルキから彼女自慢をされてもどんな顔をしていいかわからなかったということもあった。避けていたといえば、避けていた。そのうちタケヒコの家に通うようになり、さらに疎遠になっていた。
──今、ハルキに彼女自慢をされたとして、ナオは平気な顔が出来るだろうか──。
(うん。大丈夫だな)
ナオはハルキへの想いが吹っ切れている事を自覚した。
(電話しようかな)
別に約束したわけでもないので、ナオが謝る必要がないとは思ったが、待たせてしまったことには変わりがない。ナオはメッセージアプリを立ち上げて、ハルキとのトーク画面を開く。トークアイコンをタップすると数度呼び出し音がするが、ハルキは出なかった。
【今日来てくれたんだって?】
【ごめんなに?】
【あ、彼女だっけ?】
【それっぽい人いる】
それっぽいってなんだよとナオは心の中で自分に対して突っ込みをしつつ、メッセージを送信した。
(あれ? 既読にならないな)
ナオが送ったメッセージは既読にならなかった。
当然、折り返しのメッセージも電話も来なかった。
◇◇◇
ハルキは夏祭りの写真を見た後、そっとその写真を戻し、ナオが帰ってきたら話を聞いてみようと思った。手持ち無沙汰だったので、積みあがった漫画も読んだ。一冊、二冊……三冊目を読み終わった頃、もうこれ以上待てないなとハルキは立ち上がる。ナオの母の店に行き、ナオの帰宅時間を聞いてみた。
「それがね、最近本家で手伝いのバイトをするとか言って帰りが遅いときがあるのよ。あ、バイトって言ってもお金をもらうわけじゃなくて、休みの日に出掛けたり、服を買ってもらっているみたい。一応バイト禁止よね?」
「あれ? そうなんです? バイトって禁止だったかな……」
「ナオはそう言っていたけど?」
(ていうか、兄ちゃんのとこに寄ってんじゃん。しかも休みの日に出掛けたり、服まで買ってもらってんじゃん)
──今も俺のメッセージを既読スルーして、兄ちゃんと一緒ってことじゃん。
ハルキは言いようのない敗北感を覚えて茫然とする。
「そうそう。時々一緒にビデオ見たり、ゲームをするみたいで、泊ってたりもするわねえ。成績が下がったら文句の一つも言おうとおもうんだけど、こないだの小テストも成績が良かったとか言うし。本家で勉強も見てもらっているみたいよ」
タケヒコと一緒に居ること自体問題がないと思っているナオの母に、ハルキは何も言えなかった。
(淫行じゃね?)
なんて、とても言えなかった。
ナオの家から自宅に戻ったハルキは、自宅の玄関でナオからのメッセージのポップアップを確認する。ポップアップを確認するだけならば、メッセージに既読マークは付かないので、暫くナオからのメッセージが止まるまでじっとスマホの画面を見続けた。
【今日来てくれたんだって?】
【ごめんなに?】
【あ、彼女だっけ?】
【それっぽい人が出来た】
(それっぽい、ねぇ)
次々に揃っていく材料。やはりもうこれは、ナオと兄ちゃんは付き合っているってことじゃないか。しかもキスマークまで付けるとは……ハルキは性経験はないが、ちょっとエッチな漫画に相手にキスマークを付けるのは執着心の現れと描いてあったなと思い至る。
(兄ちゃんの執着心、やばっ)
ハルキはぶるっと震えると、母親に遅くなったことを詫びて、夕飯を済ませ、風呂に入ることにした。するすると自分の肌を伝っていく服の衣擦れに、いつにない感覚を覚える。
(ナオは兄ちゃんの前ではどうやって服を脱ぐんだろう。いや、脱がされるのか?)
リトルリーグであったり、学校であったりで幾度となくナオの着替えは見て来た。普通にばばっと脱いで、着替えていたよな。兄ちゃんの前ではどんなエロい脱ぎ方をするんだろう。高校に入って茶色く染められた癖のある髪が、Tシャツを脱いだ場合、どうやって揺れる? 自分の野球部らしい短く整えられた黒髪では少し違うけれど、脱衣所にある鏡を凝視しながら服を脱いだ。
(背も違うし、色々違うけど)
いつもの脱衣所で、いつもと違う事──ナオのストリップショーを思い浮かべると興奮した。慌てて風呂に入り、自分の性器に手を伸ばす。
「んっ」
ナオは兄ちゃんとどんなことをするんだろう。
「んっ、おっ、、んあっ」
家人に聞こえないように声を忍ばせて自分の性器を弄る。いつもの自慰よりも興奮する。ナオを思い浮かべてイクなんておかしいと思うのに、手は止まらない。自分の脚がびくびくと痙攣し、ハルキは達してしまった。
「やっちまった……」
ナオをオカズにしてしまった……賢者タイムが訪れたハルキは頭を抱えた。
「うん。ただいま」
母屋の方でナオが帰って来たような物音がしたので、ナオの母はナオに声を掛けた。案の定、自分の息子が帰宅したとわかり、ナオの帰りを待っていたハルキについて伝えた。
「さっきまでハルキくん来てたわよ」
「え? ほんと? さっきまでってことは帰ったってこと? どのくらい前に?」
「うん。ほんの十分前くらいかな」
十分前だとしたら歩みが早いハルキは家に着いちゃってるよなと、ナオは考えた。そして、先ほど来たメッセージについて考える。
【俺の事避けてる?】
【ひょっとして彼女出来た?】
【だったら言えよ】
もともとハルキに彼女が出来たから遠慮をして学校も一緒に行かなかったのだ。ハルキから彼女自慢をされてもどんな顔をしていいかわからなかったということもあった。避けていたといえば、避けていた。そのうちタケヒコの家に通うようになり、さらに疎遠になっていた。
──今、ハルキに彼女自慢をされたとして、ナオは平気な顔が出来るだろうか──。
(うん。大丈夫だな)
ナオはハルキへの想いが吹っ切れている事を自覚した。
(電話しようかな)
別に約束したわけでもないので、ナオが謝る必要がないとは思ったが、待たせてしまったことには変わりがない。ナオはメッセージアプリを立ち上げて、ハルキとのトーク画面を開く。トークアイコンをタップすると数度呼び出し音がするが、ハルキは出なかった。
【今日来てくれたんだって?】
【ごめんなに?】
【あ、彼女だっけ?】
【それっぽい人いる】
それっぽいってなんだよとナオは心の中で自分に対して突っ込みをしつつ、メッセージを送信した。
(あれ? 既読にならないな)
ナオが送ったメッセージは既読にならなかった。
当然、折り返しのメッセージも電話も来なかった。
◇◇◇
ハルキは夏祭りの写真を見た後、そっとその写真を戻し、ナオが帰ってきたら話を聞いてみようと思った。手持ち無沙汰だったので、積みあがった漫画も読んだ。一冊、二冊……三冊目を読み終わった頃、もうこれ以上待てないなとハルキは立ち上がる。ナオの母の店に行き、ナオの帰宅時間を聞いてみた。
「それがね、最近本家で手伝いのバイトをするとか言って帰りが遅いときがあるのよ。あ、バイトって言ってもお金をもらうわけじゃなくて、休みの日に出掛けたり、服を買ってもらっているみたい。一応バイト禁止よね?」
「あれ? そうなんです? バイトって禁止だったかな……」
「ナオはそう言っていたけど?」
(ていうか、兄ちゃんのとこに寄ってんじゃん。しかも休みの日に出掛けたり、服まで買ってもらってんじゃん)
──今も俺のメッセージを既読スルーして、兄ちゃんと一緒ってことじゃん。
ハルキは言いようのない敗北感を覚えて茫然とする。
「そうそう。時々一緒にビデオ見たり、ゲームをするみたいで、泊ってたりもするわねえ。成績が下がったら文句の一つも言おうとおもうんだけど、こないだの小テストも成績が良かったとか言うし。本家で勉強も見てもらっているみたいよ」
タケヒコと一緒に居ること自体問題がないと思っているナオの母に、ハルキは何も言えなかった。
(淫行じゃね?)
なんて、とても言えなかった。
ナオの家から自宅に戻ったハルキは、自宅の玄関でナオからのメッセージのポップアップを確認する。ポップアップを確認するだけならば、メッセージに既読マークは付かないので、暫くナオからのメッセージが止まるまでじっとスマホの画面を見続けた。
【今日来てくれたんだって?】
【ごめんなに?】
【あ、彼女だっけ?】
【それっぽい人が出来た】
(それっぽい、ねぇ)
次々に揃っていく材料。やはりもうこれは、ナオと兄ちゃんは付き合っているってことじゃないか。しかもキスマークまで付けるとは……ハルキは性経験はないが、ちょっとエッチな漫画に相手にキスマークを付けるのは執着心の現れと描いてあったなと思い至る。
(兄ちゃんの執着心、やばっ)
ハルキはぶるっと震えると、母親に遅くなったことを詫びて、夕飯を済ませ、風呂に入ることにした。するすると自分の肌を伝っていく服の衣擦れに、いつにない感覚を覚える。
(ナオは兄ちゃんの前ではどうやって服を脱ぐんだろう。いや、脱がされるのか?)
リトルリーグであったり、学校であったりで幾度となくナオの着替えは見て来た。普通にばばっと脱いで、着替えていたよな。兄ちゃんの前ではどんなエロい脱ぎ方をするんだろう。高校に入って茶色く染められた癖のある髪が、Tシャツを脱いだ場合、どうやって揺れる? 自分の野球部らしい短く整えられた黒髪では少し違うけれど、脱衣所にある鏡を凝視しながら服を脱いだ。
(背も違うし、色々違うけど)
いつもの脱衣所で、いつもと違う事──ナオのストリップショーを思い浮かべると興奮した。慌てて風呂に入り、自分の性器に手を伸ばす。
「んっ」
ナオは兄ちゃんとどんなことをするんだろう。
「んっ、おっ、、んあっ」
家人に聞こえないように声を忍ばせて自分の性器を弄る。いつもの自慰よりも興奮する。ナオを思い浮かべてイクなんておかしいと思うのに、手は止まらない。自分の脚がびくびくと痙攣し、ハルキは達してしまった。
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