異世界転移して冒険者のイケメンとご飯食べるだけの話

ゴルゴンゾーラ三国

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第一部

02 元社畜と仕事上がりの酒(Another)

「わたし、今日の依頼が冒険者初のお仕事なんです! ご指導ご鞭撻、よろしくお願いしますね!」
 そう、にこやかに笑う黒髪の女性を見て、変わった人だな、と思ったのを、今でも覚えている。

■■■

 今年十五歳になる僕は、周りから舐められっぱなしだった。
 最年少で冒険者になったはいいものの、僕はまだまだ周りから見たら『子供』で、身長だってその辺の女性と変わらないくらいの高さしかなくて、筋肉もたいしてないから、どうしても下に見られてしまうのだろう。
 悔しくて、剣の腕を磨いて、強い魔物を倒せるようになっても、「あの種の中ではたまたま弱い個体に当たった」「運がいいだけ」なんて言われて、誰も僕の実力を認めようとしない。

 一番の原因は、僕が若いことにあるんだろう。
 いや、若い、なんて言葉じゃ足りない。人によっては幼い、と感じるだろう。僕が冒険者になったばかりの頃を知っている奴らからしたら、余計に。

 僕が冒険者になったのは、十歳のとき。普通の子供なら、まだ学校に通っている年齢だ。かといって、僕が普通の子供じゃないか、というとそうでもない。
 片親で、兄弟が多くて、食い扶持を稼ぐために学校をやめて働かなくちゃいけないなんて、よくある話……ではないが、珍しくもない。学校に通うことが当たり前の時代になっても、家の事情で働くことを選ばざるを得ない奴なんて、珍しくはない。そりゃあ、学校に行く奴よりは少ないけど。
 ただ、そんな子供でも、大抵は近所の農家や大工の元で働く。途中まで学校に通えていて、頭がよければ町に出て商人の元で働く、という手もある。

 けれど僕は、冒険者を選んだ。その点は、普通の子供にしては珍しいかもしれない。
 でも、農家は売れ残りの食べ物を現物支給だし、大工は先輩たちに搾取されるばかりで手元に残るのは、ほんの少し。商人の元で働くほど頭はよくない。冒険者よりはよっぽど安全だけど。
 生きるには十分でも、稼ぐには効率が悪すぎる。

 そんな理由で僕は冒険者を選んだけど、案外適性があったのか、派手な失敗もなく依頼をこなし、怪我をせずにそこそこ安定して活動することができた。
 他人とはかなり違う選択をしたことに、後悔は、なかった。
 それでも、「ガキのくせに」と言われると、毎回腹が立ってしかたがない。依頼を共同で受けると、必ずと言っていいほど「ガキだから」と分け前を減らされたし、僕が意見を言っても、「子どもなんかに何が分かる」と聞き入れてもらえない。
 相手が僕よりもベテランの冒険者だったら、そんな意見も聞く気にはなるけれど、そんなことを言うやつらの大半が、幼い僕を馬鹿にしたような、僕を見下しているのが丸わかりな奴らばかりだった。
 
だからあまり共同受注の依頼は受けたくなかったのだが、その日はちょうどいいものがそれしかなくて、しぶしぶ受けたのだ。――そして、彼女に出会った。

 彼女は、今まで出会ったどの大人とも違った。
 僕を子供だからと言って侮ることもなくて、同情することもなくて。「先輩!」と笑顔で接しては、年下の僕を頼る。彼女のほうが年上だから、それなりに年下としての扱いを受けることはある。でも、それは馬鹿にしてるとか、憐れんでるとか、そんな風では全然なくて。弟扱い、というのだろうか。

 他の奴らから子供扱いをされることは多々あったけれど、彼女に年下扱いされるのは、そう不愉快ではなかった。彼女が、僕を年下という事実だけで見て、生意気なガキとも学校に行けなかった可哀想な子供だとも思っていないのがありありと分かったからだろう。
 ほんの少しだけ、その扱いが心地いいと、思っていたからだろうか。耳に届いた棘のある言葉は、思っていた以上に、僕へ刺さった。いつもなら、言われても気にならない言葉だったのに。

「――アンタさ、なんであんなガキを敬ってんの?」

 僕と同じ依頼を受けた、共同受注の仲間である冒険者が、彼女に声をかけているところを、偶然見かけてしまったのだ。僕は前線で魔物を狩ってきた帰りで、彼女は後方で荷物の見張り番。負傷者のために、応急処置の道具を出しているところだ。
 丁度近場に木があって、僕はその影に隠れてしまった。……別に、僕が隠れる必要はない。堂々と出ていけばいい。

 そう思ったのに、なぜだか、僕は隠れて様子をうかがっていた。
 彼女は勿論、男の方もこちらに気が付いていない。後方支援の二人だからか、気配を察知するのには鈍いようだ。

「……ガキ、ですか?」

 心底不思議そうな顔で、彼女が首をかしげている。『ガキ』なんて称されるくらいの年齢の人間なんて、今回の共同依頼の受注者の中には僕しかいない。誰を指しているのかなんて、すぐに分かるだろうに、彼女はピンときた素振りがない。
 それは男の方にも伝わったようで、少しいら立ったような表情を見せた。

「だからぁ、あんな子供敬ってて嫌にならないのかって聞いてんの。生意気なだけだろ」

 男の言葉に、ようやく、言いたいことを理解できた、と言わんばかりに、彼女が「ああ、なるほど」と声を上げた。

「別に嫌ではないですよ?」

 あまりにも、あっけらかんと言ってのけるので、男がつまらなそうに舌打ちをする。「本当は嫌だった」と、僕の悪口を言い出すのを期待していたんだろう。
 彼女が用意していた応急処置の道具を男がひったくるようにして負傷者のところに持って行ったのを確認し、僕は彼女に近付いた。
 ようやく僕に気が付いた彼女が、少し慌てたように駆け寄ってくる。

「すみません、今、処置道具を全部持っていかれてしまって。どこか怪我は?」

「これ全部返り血だから、どこも怪我してない。……それよりさ」

 僕は思わず、彼女に聞いてしまった。

「なんでアンタは、僕のことを先輩として敬うの」

 彼女と同年代、あるいは年上の冒険者を先輩として敬うのは理解できる。
 でも、僕は彼女よりずっと年下の人間だ。周囲の人間とひとくくりにして『先輩』だなんて呼ぶ必要はないだろう。
 そう思って、彼女に尋ねたのだが、そうしたら、彼女は――おねーさんは、何でもないように言うのだ。

「働いてたら、実年齢より勤務年数が優先されるでしょう?」

 と。
 今まで誰も、そんな言葉をかけてくれなかった。当たり前のようにその言葉をくれた彼女は、他の人とは違うのだと、つい、目で追ってしまうようになるのは、見つければ思わず声をかけてしまうようになるのは、必然のように思えた。

 だけど、いつからだろう。むずがゆい、ささやかな『子供扱い』が悔しくて、彼女と対等になりたいと思い出したのは。
 いつからだろうか、弟ではなく、男として見てほしい、と思うようになったのは。

 家族の食い扶持のためだけにやっていた冒険者業の目標は、いつのまにかすり替わっていた。
 ギルドお抱えのクラス、特Aクラスになって、生活を安定させて。大人になって、強くなって、彼女に想いを伝えるだけのふさわしい人間になる、というものに。

■■■

 ――なのに!

 恥ずかしい、という思いだけが頭をめぐる。ソースがあごにつくなんて、思い切り子供じゃないか!
 ぐい、と乱暴にあごを擦り、指摘されてすぐ乱暴にぬぐってしまうのは子供っぽいかな、と思ったが、それに気が付いてやめるのはもっと恥ずかしかったので、僕はそのまま手を動かした。

「……取れた?」

「うん、取れ――あれ、これどうしたの?」

 おねーさんの手が僕の頬に伸びる。つつ、と頬を撫でる手に、思わずどきりとした。
 僕の内心はこんなにも一杯いっぱいなのに、おねーさんは特に意識してる様子はない。自分の立ち位置が、出会ったときと同じ、弟的存在から全く変わってないことに、悔しくなる。
 これでも少し、背は伸びたはずなんだけど。彼女と出会った頃に比べたら、身長が高くなった自覚はある。……まだおねーさんと目線がそんなに変わらないのは事実でも。とはいえ、おねーさんよりは背が高くなっているはず。

 おねーさんが頬を撫でる指先がくすぐったいのに、触られた場所は妙に熱を持っている。

「ここ、なんか傷になってる? 大丈夫?」

「え、全然痛くないけど……あ、今日、アンバーキャットの討伐に行ったから、そのときできたのかも」

「アンバーキャット!」

 アンバーキャットの名前を聞いた彼女の目がキラキラと輝きだす。

「あれだよね、おっきい『ネコチャン』! どうどう、可愛かった? やっぱりもふもふ? わたし、姿絵しか見たことないんだよ~」

 ネコチャン、が何かは分からないが、あれを可愛いと言える人間が果たしてどれだけいるというのか。確かに毛皮は高級品で、ふわふわとしているのだが、生きている間はとても凶暴なことで有名だ。生まれたての子供でさえ、人間の大人と変わらない大きさで、魔物の中でも大きい魔物で獣型のものに分類される『巨魔獣』と言われているのに、可愛い、と言えるのだろうか……。
 長く生きている強い固体ともなれば、人里に下りてきたとき、家一軒壊すことも可能なくらいだ。今日討伐してきたアンバーキャットはそこまでの強い固体ではなかったけれど。
 目を輝かせながら聞いてくる姿はどうも子供っぽい――のに。

「わたしも会ってみたいな~」

 酒をあおる姿はまさに大人だ。大人を意識しなくても、大人っぽい彼女は、本当の意味で大人なのだろう。大人を意識して背伸びばかりしている子供の僕とは大違いだ。

「……おねーさんの実力じゃ、遭遇したら死んじゃうよ」

 僕はおねーさんに見とれていたことに気が付かれないよう、そっと視線をステーキに移して、それを頬張る。こんどはソースが付かないように気を付けながら。

 ――……そもそも! 大体! おねーさんはずるくないか!?
 この国の人間は酒が弱い。だから一人呑みをする人間はほとんどいないし、気が知れた人間だけがいる状況で酒をたしなむ。そう、例えば、家族とか――恋人とか。
 だから男女間で、二人きり、同じ席について酒を飲むというのは、つまり、その、『そういうお誘い』だったりするし、恋仲でないのに酒の場を誘ったら、『あなたと付き合いたい』とか、そういう意味になったりする。一人で酒場にいて酒を飲んでいたら、『恋人募集中!』と言っているようなものだ。

 なのに! おねーさんは! この国の出身じゃないから! 平気で一人で酒を飲むし、大して親しくもない人間と酒を飲みかわす!
 だから、酒を飲むおねーさんに、こんなにもドキドキしてしまう僕の気持ちなんて、おねーさんは絶対に分かってない。

「じゃあ、そのときは少年が守ってね!」

 分かってないのだ!!! 分かっていたら、そんな風に、無防備な笑顔を僕に向けるものか!
 ましてや、女一人で酒を飲むのが、どれだけ危ないことなのかも、理解していないだろう。僕がいるときはできるだけ声をかけて、一緒の席についているけれど、僕がいないときに、一人で酒を飲んでいる姿を、不特定多数の男に見られていると思うと、その男どもの目を潰したくなる。

 おねーさんはこの国の人じゃないから、下手にしばりつけるのは良くないし、ドワーフ族のように酒が大好きみたいだから、「えっ、この国、お酒自由に飲めないの? じゃあ隣の国に行こうかな」なんて言われてしまうのが怖くて、よっぽどな行動をやんわりと注意することしかできない。
 まっすぐな笑顔を向けられ、まぶしくて見ていられなくなる。

 一人でお酒を飲まないで、飲むなら僕と一緒に飲んで、と言えたらどんなにいいことか。

「ッ、すみません! 冷やしシュワー一つ!」

 やけくそになりながら、僕は給仕に酒を頼んだ。おねーさんは、男女で酒を飲む意味を分かっていないから、きっと大丈夫だろう。でも、周りの奴らは、その意味を話あっているから、けん制にはなるはず。
 はやく、もっと酒が飲めるようになって、おねーさんと、一緒に、堂々と酒を飲むのだ。他の冒険者たちへの牽制も込めて。
 エルタールを三杯も飲めてしまう彼女に、僕は一生、お酒では敵わないだろう。でも、頑張れば、他の男どもよりは飲めるようになる、はず。たぶん。

 いつか、本当の大人になって、ちゃんとそういう意味で、おねーさんと酒を飲み交わしたいと思いつつ、僕はやってきた冷やしシュワーに口をつけた。甘いジュース、とおねーさんは称していたけれど、隠れきれない程度には主張してくるアルコールの風味と、しゅわしゅわとした炭酸が、僕の喉を刺激する。

「いい飲みっぷり」

 楽しそうに笑うおねーさんを見て、慣れないアルコールの味に眉をひそめそうになるのを、なんとか我慢する。
 ……この味に慣れるころには、おねーさんに想いを伝えられるようになっているだろうか。

 なお、このときの僕はまだ知らない。たった半分で酔ってしまい、おねーさんに介抱してもらう、なんて情けない展開になることに。
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