くそっ…じれったいですわね…、私ちょっとやらしい雰囲気にしてきます!

小柴

文字の大きさ
1 / 1

くそっ…じれったいですわね…、私ちょっとやらしい雰囲気にしてきます!

しおりを挟む
 世の中にはよごれ役を買ってでる人がいる。正確に言うと、別にやりたいわけではないが、そうしないと話が展開しない場合に。
 主人公メインヒロインの姉という役柄に転生してしまった私は、まさにこの世界での〝よごれ役〟──悪役令嬢なのだ!

 12歳のとき前世の記憶をとり戻し、ここが前世でハマっていたゲームの世界だと気づいた。
 そのゲームでは、主人公の姉カチュアは、妹ティアに初恋の相手をうばわれた悔しさから数々の嫌がらせをする。そして断罪され、辺境の地に住むブタゴリラそっくりなジジイに嫁がされるのだ。
 最初はゲームのシナリオ通りに生きるもんかと思ったけど、そうしないと主人公のティアが聖女の力に目覚めなくてこの世界を救えない。だが、断罪されるのは絶対に嫌だった。
 だから私は地道な努力を重ねた。来るべき断罪イベントに備えて、妹のティアと友好関係は保ちつつ、初恋の相手をうばわれて嫉妬する姉を演じた。
 私がいないと主人公とヒーローの関係が発展しない(嫌がらせを受けて二人は恋を自覚する)ので、心のなかで「ごめんね」と謝りながらも嫌がらせをくりかえした。
 結果──…断罪イベントは迎えたけれど、妹のティアがかばってくれて、辺境の地には嫁がされなかった。超良かった。悪役の汚名は背負ってしまったけれど、生きていくのに十分な財産もあるし、ゲームシナリオも無事クリア!
 そう思っていたのに、また新たな危機に直面していたのだ。


「ティア……あのね」
「はい、お姉さま」
 満面の笑みでこたえるティアに私は言いづらい言葉を放った。
「あなた、赤ちゃんってどうやってできるか知ってる?」
「はい。愛しあう二人に〝コウノトリが赤ちゃんを運んでくる〟んです」

 笑顔を保つためにこめかみに力が入って痛い。私は震える手をティアの肩に添え、おそるおそる話を続けた。
「愛しあうっていうのは、具体的にいうとどうすること?」
「ええっと……ハグをしたりキスをしたり、ベッドの上で……」
 恥ずかしくて言いにくそうなティア。いいぞ。最後まで言え。
「一緒に眠ることです」

 私は深呼吸して続きをまった。だが続きは聞こえなかった。
「要するに、ハグして、キスして、一緒に眠れば、コウノトリが赤ちゃんを運んでくるのね?」
「ええ」
 なんの間違いが? とキレイな空色の瞳で尋ねられ、私は困り果てた。どこから話していいんだろう。どこから間違ったんだろう。
 そして、思い出した──。


 ゲームの断罪イベントのあと、主人公は自分のせいで姉が辺境に嫁がされてしまったと罪悪感に苦しむ。そこへヒーローが現れ、「彼女の分も幸せにならなければ」と一気に恋が燃え上がる。
 そして二人があらわな姿でベッドの上に横たわるスチルが流れる……。


 今思い返すとなんてクソゲー。前世でプレイしたときは「ついに結ばれるのね!」とワクワクしたが、悪役令嬢の立場になって考えるとひどいもんである。
 ところで、その〝一気に恋が燃え上がる〟出来事は、姉である私とティアが和解したことで消えた。つまり主人公とヒーローはまだ結ばれていないのである。
 時間の問題ならべつに今じゃなくてもいい。だがこのゲームには次作があって、それは主人公とヒーローの間に生まれた子どもの話なのだ。
 子どもが成長するまでに魔王が復活してしまったら、この世界は滅亡する。ゲームシナリオ通りに子どもを産んでくれないと困るのだ……!

 私はまた、よごれ役を買ってでることになってしまった。なにしろ私が転生したせいで、ゲームの流れが変わってしまったのだ。世界滅亡の責任なんて負いたくないし。
 ここはひとつ。

「くそっ…じれったいですわね…、私ちょっとやらしい雰囲気にしてきます!」


■□■□■


 さて、後回しになってしまったけどヒーローについて説明しよう。
 私の初恋の相手であり、ゲームのヒーローであるグランディア様は英雄である。主人公ティアとは8つ年上で、戦場で華々しく活躍していた彼。ゲームでは私がグランディア様にはげしい片思いをして、聖女の力に目覚めた妹ティアと仲良くなっていくことに嫉妬するのだ。
 グランディア様はけっこうなイケメンである。さぞかし女性にモテるんだろうなと思ったが、魔王を倒すまで恋にうつつを抜かすまいと誓っている。つまり童貞。もう少しティアと結ばれるのが遅ければ、魔法使いにジョブチェンジするだろう。

「はあ……」
 ちゃんと魔王を倒したあと二人は結婚したので、次の関係に進むことに問題はない。
 なんかこう、こじらせて来ちゃったぶん手を出せないんだろうな。
 グランディア様は筋金入りの奥手だ。なぜって、悪役令嬢である私が嫌がらせをしないとティアとの関係が発展しなかったし。聖女と英雄の結婚だって、周りからのプレッシャーがすごそうだ。男性ってストレスがあると出来ないっていうし。
 ちょっぴり同情した。まあ、ほんの少しのきっかけがあれば結ばれるだろう。問題はどうやって〝ほんの少しのきっかけ〟を作るかだ。
 だから、彼よりも妹のティアを動かした方がてっとり早いと判断した。そこで〝赤ちゃんの作りかた〟をティアに教え込んでいたのである。


「えっ……そんな破廉恥なことを?」
「そう。ティアのおしっこや〇〇こが出るあいだの穴に、グランディア様のアレを入れるのよ」
「でも、あんな汚いところを彼に触れられるなんて……」
「大丈夫。世の中の恋人たちはみんなやってるから。私たちだってお母様とお父様がそうしたから生まれたんでしょ」

 ティアは真っ赤になって声にならない悲鳴をあげていた。まあ、分かる。聖女としての才能を発揮したときから世俗と離されて成長したものね。グランディア様とのキスだって何年かかったかな。
 そんな二人を助けるため、私、悪役令嬢カチュアは初めての冒険(市街地)に出たのだ!


■□■□■


 侍女からもらった情報を頼りに、私は必要なものを手に入れるため市街地を回った。
 工房を訪ねて「こんなものを作って欲しい」と設計図を見せる。はじめは和やかに対応していた親方たちは、若い女性に見せられたものに、ぎょっとして叫んだ。
「こんなもの、おれは作らないよっ」
「そう言わずに──…」
「他を当たってくれ!」

 どこの工房でも断られ、やはりこの世界では難しいか、と諦めかけていた時だった。
 ある工房の敷地へ足を踏み入れたとき、まるで映画のワンシーンみたいに、若い男の人が中から転がり出てきた。さらに荷物がぽいぽいっと放り出される。
 それだけで驚きだったが、放り出された荷物に目をうばわれる。──ディ○ドーだった。
 形もさることながら卑猥な物体はウィンウィンと魔動力で動いていた。

「……ねえ」
「うう……また追い返された……僕の発明はだれからも理解されないんだ…」
「ねえってば!」

 デ○ルドーを抱きしめて涙する分厚いメガネの青年に私は呼びかけた。
「それ、あなたが作ったの?」
「っ…あ、これは……!」
 昼間から目をはばかれる物体、しかも若い女性に目撃されて青年は狼狽える。だが私はただの令嬢ではない!
「作ったのかって聞いてるのよ」
「は、はいぃ~」
 青年は首を吊る寸前みたいな真っ青な顔で頷いた。侮蔑されると思っているのだろうか。ぎゅっと目をつぶっていた青年は、優しく手を両手でつつまれる感触に驚いて目を丸くした。

「すばらしいわ」
「…えっ!」
「すばらしい。あなたのような人を探していたの」

 思わず駆け寄ってのぞき込んでしまったせいか、青年は耳まで真っ赤になる。聞き間違いか?という表情でこちらを見返していた。
 縦ロールをなびかせ、私は高らかに宣言した。

「あなた、私の仕事を引き受けてくださらない? お礼は弾むわよ!」
「え、え、でも僕こんなものを……あなたが僕を雇ったと噂になったら……」
「すでに私は〝悪役令嬢〟として名高いわ。あなたを雇うぐらい大丈夫。
 この道具の質感といい、性能といい、私が求めていたものそのものよ。あなたでないとやれないの。すばらしい才能よ」

 だから、と手をひっぱって青年を立たせる。彼はぼうっとした顔でこちらを見つめながら、私のなすがままになった。
「さあ立つの。あなたを追い出した人達を、見返してやりましょうよ!」


■□■□■


 青年の名前はマシューと言った。いくつもの新しい呪文や魔道具を発明し、魔法学校での成績は首席だったという。だが発明したものが問題で、新作を売り込むたびにどの工房でも追い返された。
 発明品はどれも彼の脳内でひらめいたものばかり。つまり妄想がすごいむっつりスケベ。エロ方面にしか発想を活かせない残念な天才である。
 だが、私にとっては最高の天才だった。

「す、すごいよカチュア……ボタンで3段階に振動を変えられるようにするなんて……」
「ありがとう。じゃあ、次はこれを作ってね」

 前世の記憶で(いい年をした大人だったので)見たことのある大人のおもちゃを提案すると、マシューは目をかがやかせて「天才だ」と呟いた。
 他にも、好きな人が触れると横リボンがほどける下着とか、すけすけのベビードールとか、マシューは電撃を受けたような表情で、私に祈りをささげるほどだった。彼と昼夜問わず夢中になって作業小屋にこもった。


 そして計画を実行する日がやってきた。
 就寝前、いつものようにベッドでちょこんと座っているティア。グランディア様が額にキスをして眠ろうとすると、とつぜんティアの寝巻きがすけすけになる。
 唖然とする彼の手をつかんで、ティアが「えい」と胸に押し当てる。手にしっとりと柔らかい肌の感触が伝わった。灯りも暗くなって、いい香りがただよってくる。
 極めつけは部屋のドアを開かないようにして、上にでかでかと『〇ックスしないと出られない部屋』と垂れ幕をかかげておいた。
 しだいにささやき声は甘みを帯び、みじかい途切れとぎれの会話だけが聞こえてくるようになる──……。


■□■□■


「ふう、ここまで見守れば大丈夫よね」
 となりの部屋で私とマシューは盗聴魔術をかけて様子をうかがっていた。もう大丈夫、と判断してマシューに声をかける。
「ありがとう。マシューのおかげで二人は幸せになれたわ」
「ううん、カチュアのおかげだよ」
 マシューは涙ぐみながら言った。おそらく想像はしても、自分の発明がどう他人に使われるか、ましてや感謝されたことなど初めてだっただろう。

「僕の使い道のない発明を生かしてくれてありがとう。きみは馬鹿にされてばかりだった僕に光を与えてくれた」
「違うわ。世の中には子どもができなくて苦しんでいる夫婦もいる。愛が深まるように手助けするのだって、すばらしい人助けよ」
「………」

 マシューが無言になったと思うと、大泣きしていた。彼は眼鏡をはずして涙をぬぐう。分厚いレンズがない顔はびっくりするほどイケメンで、私は思わず魅入ってしまった。

「ねえカチュア……きみは僕にたくさんの閃きと喜びを教えてくれた。僕の女神だ。きみのいない世界なんて考えられない。
 愛している。どうか、僕の思いを受け入れてくれないか?」
「えっ!…え、ええ……」

 マシューの顔があまりにもドタイプの顔過ぎて、私は頷いてしまった。まあ、才能もあって将来有望だし。繊細で優しすぎるけど熱い一面もあるし……。




 あれよあれよという間に話が進んで(両親は「汚名を背負ったおまえと結婚してくれるんだ! 天才魔術師を逃すんじゃない!」と非情だった。ひどくない?)、私とマシューは結婚初夜を迎えていた。

「カチュア……夢みたいだ。一生大事にするよ」
「それはどうもありがとう」
 披露宴を終えてお姫様抱っこされながら寝室に運ばれた。とすん、とベッドの上に降ろされる。すると手にコツンと硬いものが当たった。

「………?」
「カチュアがたくさん気持ちよくなれるように、僕の才能のすべてを注ぎ込んだから」

 卑猥な形をしたピンクの物体とか、卵型のおもちゃとか、小さな穴の空いた吸引機とか……そういうものが山盛りになってベッドにあった。
「説明が必要だよね。これはカチュアのあそこに装着して──」
「わかるから! 言わなくて良いから!」

 だからやめて、と必死に泣き叫ぶ私に、マシューはうっとりした表情で「説明しなくても分かるなんて。やっぱりきみは僕の女神だね」と言った。
 


 魔王が倒されて世界に平和がおとずれた。戦場の英雄と結婚した妹のティアは聖女としてあがめられている。
 天才魔術師と結婚した姉のカチュアが『夜に悩む人々』を救う〝性女〟として感謝されるのは、そう遠くない未来である。

 ──人間の世界に光あれ。


<おわり>


ひどい話だった。これが流行りの悪役令嬢であってますか…?
もし楽しんでいただければ、ご評価・感想いただけると嬉しいです!
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。

柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。 詰んでる。 そう悟った主人公10歳。 主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど… 何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど… なろうにも掲載しております。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

ヒロイン不在だから悪役令嬢からお飾りの王妃になるのを決めたのに、誓いの場で登場とか聞いてないのですが!?

あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
ヒロインがいない。 もう一度言おう。ヒロインがいない!! 乙女ゲーム《夢見と夜明け前の乙女》のヒロインのキャロル・ガードナーがいないのだ。その結果、王太子ブルーノ・フロレンス・フォード・ゴルウィンとの婚約は継続され、今日私は彼の婚約者から妻になるはずが……。まさかの式の最中に突撃。 ※ざまぁ展開あり

婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた

夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。 そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。 婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。

最高魔導師の重すぎる愛の結末

甘寧
恋愛
私、ステフィ・フェルスターの仕事は街の中央にある魔術協会の事務員。 いつもの様に出勤すると、私の席がなかった。 呆然とする私に上司であるジンドルフに尋ねると私は昇進し自分の直属の部下になったと言う。 このジンドルフと言う男は、結婚したい男不動のNO.1。 銀色の長髪を後ろに縛り、黒のローブを纏ったその男は微笑むだけで女性を虜にするほど色気がある。 ジンドルフに会いたいが為に、用もないのに魔術協会に来る女性多数。 でも、皆は気づいて無いみたいだけど、あの男、なんか闇を秘めている気がする…… その感は残念ならが当たることになる。 何十年にも渡りストーカーしていた最高魔導師と捕まってしまった可哀想な部下のお話。

悪役令息の婚約者になりまして

どくりんご
恋愛
 婚約者に出逢って一秒。  前世の記憶を思い出した。それと同時にこの世界が小説の中だということに気づいた。  その中で、目の前のこの人は悪役、つまり悪役令息だということも同時にわかった。  彼がヒロインに恋をしてしまうことを知っていても思いは止められない。  この思い、どうすれば良いの?

転生したら没落寸前だったので、お弁当屋さんになろうと思います。

皐月めい
恋愛
「婚約を破棄してほしい」 そう言われた瞬間、前世の記憶を思い出した私。 前世社畜だった私は伯爵令嬢に生まれ変わったラッキーガール……と思いきや。 父が亡くなり、母は倒れて、我が伯爵家にはとんでもない借金が残され、一年後には爵位も取り消し、七年婚約していた婚約者から婚約まで破棄された。最悪だよ。 使用人は解雇し、平民になる準備を始めようとしたのだけれど。 え、塊肉を切るところから料理が始まるとか正気ですか……? その上デリバリーとテイクアウトがない世界で生きていける自信がないんだけど……この国のズボラはどうしてるの……? あ、お弁当屋さんを作ればいいんだ! 能天気な転生令嬢が、自分の騎士とお弁当屋さんを立ち上げて幸せになるまでの話です。

処理中です...