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1章 転生→カタリナ村脱出
5話 母の心配を他所に 後編
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ファイは自宅に戻ると、キャビーを仰向けにして絨毯の上で寝かせた。
「キャビーちゃん……」
トッドや、アイネに対して──
そして、実の母親に対して──
笑いもしなければ、泣くこともない。顔を背けてしまうのが殆ど。
キャビーを知る村民や、兵士たちはこの子を「普通」では無いという。
普通。何が普通なのだろう。何が普通では無いのだろう。さっぱり分からない。普通では無いのなら、この子は一体何だと言うのだろう。
「悪魔(※魔族)を生んだ女」
そのようなタイトルの小説を、ファイはつい思い出してしまった。
エミラスの聖女と呼ばれた女性から生まれた子供に、角と鱗、それから尾を持った子供が生まれた、実話。
聖女はその子供を愛し、その子供に命を奪われる悲しくも切ないお話。
首を振る。
キャビーは、決して悪魔では無い。
ファイは、箱に入った玩具を幾つか取り出した。一度も遊ばれた形跡のないそれらを、今一度キャビーに手渡してみる。
トッドや、その他の村民から譲り受け、王都で流行っていた玩具だってある。「普通」の子であれば、何かしらの反応は示してくれる筈。しかし──
「いらない? こっちはどう……? 駄目? じゃあこれは──」
ボールや縫いぐるみ、ガラガラなど、キャビーは一切興味を示さない。
「ど、どうして!? 貴方は何が好きなの……?」
凄く困った。
「お母さんに教えてくれない?」
何かで遊んでいてくれないと、家事や炊事の度に、キャビーが何処かへ行ってしまう。そうでなくても、これでは心配だ。
生えたばかりの綺麗な白銀の髪。頬は柔らかくて、サラサラしている。くりっとした青い眼はファイにそっくりだった。
普通かどうかは兎も角として、他の子供と違うのかと云われれば、確かに違うのかも知れない。
トッドの娘──アイネを抱いたことがあった。当時は生後4ヶ月だったけれど、今は立派に成長して3歳になる。彼女はトッドの顔をよく理解していた。彼の顔を眼で追い、ファイが抱いた日には、直ぐに泣き出してしまった。
しかしキャビーは、誰に抱かれようとも何をされようとも、泣くことはなく、表情すら殆ど変えない。
無感情なのかと云われれば、決してそうではない。時折一人でにブツブツと口を動かしたり、頬を緩めているのを見たことがある。
「お、お母さんよ。キャビーちゃんは、勿論……! 私が分かるわよねー?」
表情が変わらないのであれば、口元や眼の動きを注意深く観察してみる。
睨まれている気がした。
「わ、分かるよねー……あ、鼻水出てる」
タオルで鼻を拭き、キャビーを抱きかかえた。
「お夕飯までまだ少しあるから、やっぱりお散歩にしよっか。お人形さん持ってく? あ、いらない? じゃあ、置いてきましょうね」
寒くないようキャビーを毛布で包み、ファイはもう一度、家を出た。
カタリナ村を覆い尽くさんと、空が赤く焼け始めている。風の音は低い唸り声を上げ、不気味な便りを村に運んでいた。
★
小一時間、散歩に付き合わされている。
「キャビーちゃん、馬がいるよ。わぁ、おっきいわねぇ」
兵士訓練施設の傍に、厩舎があった。
ファイに抱きかかえられたキャビーは、大きな馬の顔に触れる。
人間が良く乗っている生き物。魔族の時に見たそれは酷く小さく見えたが、今はこれ程までに力強く大地を踏み締めている。
「うっ」
臭い息がキャビーの顔に吹き掛かった。
「ふふっ、ブサイクになってるよ」
臭い。あまりに臭い。キャビーはファイの胸に顔を埋めて、匂いを断つ。
「あーごめんごめん。お馬さん大きいもんね、怖かったよね?」
全然伝わっていない。言葉を発せられないというのは、極めて不便だ。
「私、乗馬ってしたことがないのよねぇ。今度言って、乗せて貰おうかしら。乗せてくれるかなぁ。ね、乗せてくれると思う?」
ファイはキャビーを覗き込むと、裏声混じりに陽気な一人芝居を始める。
「うん、乗せてくれるよ。お母さんなら」
「ホント? じゃあ、キャビーちゃんも一緒に乗ろうねー。あはは」
ご機嫌な様子で歩き去るのだった。
厩舎の裏手に回り込むと──
3人の獣人に遭遇した。ハッとしてファイに気付くと、直ぐにその場から散開する。
何かを話し込んでいたらしい。
彼女らの耳には大きな穴が空いており、そこに札がぶら下がっている。
<札付き>と呼ばれる奴隷の証だ。
アルトラル王国の奴隷は、その殆どが異形である獣人族で占められる。人族にとって、彼らは魔族と同列に語られているのだ。
魔族と一言で云っても、かなり大雑把に分けられる。どの種族を主観とするかでも変わってくる。
キャビーにとっては獣人は、人族に変わりない。だが、彼らはというと、肌の色が違うだけで魔族と断定する場合もあった。
「姿形の違う魔族と、同じ姿しか認めない人族。2000年以上昔は、互いに手を取り合っていたって信じられます? ギィ兄様」
ネィヴィティは、以前そのように話していた。
馬の世話を任せられた3人の獣人は、ファイとキャビーを歓迎していない。
どうやらタイミングが良くなかったらしい。
「あのぉ、貴方達」
だが、ファイは警戒心の欠片もなく、奴隷達に近寄ると、声を掛けた。一方で警戒心を露わにしている獣人は、いざとなれば殺してしまおう、かと言わんばかりに牙を剥く。
密談していたことを咎められれば、不都合が生じる。その内容を聞かれていれば、もっと不味い。
彼女らの心配を他所に、ファイは続ける。
「こちらのお馬って、乗せて貰ったり出来るのかしら」
「……はい?」
突拍子もない発言に唖然とし、獣人たちは、互いに顔を見合わせる。
「あ、あはは。やっぱり駄目……かな?」
「い、いえ──」
中でも、リーダー格の獣人が答える。
「駄目ではありませんが……此方は私達のご主人様が所有している馬になりますので──」
「な、なるほど……」
「ご主人様のご許可を頂く必要が御座います。ですが、私達からそれを申すのは……」
「あ、今じゃなくていいの! 今度、この子がもう少し大きくなったらで……その、ご主人様という方に聞いておいて貰えると。えへへ」
「は、はぁ……」
言いたいことを言ったファイは、満足して脚を進めていく。獣人からすれば、主人への交渉は自分でやるようにと伝えたつもりだったが──
ファイが去ったのを見て、再度彼女らは集まった。
「<四神闘気>が来て下さるのは、隣国との戦争が終わってからだ。助けはまだ先になるな」
「その情報は?」
「先日入荷した奴隷の内、本国からの密偵が紛れてた」
「わざわざこの程度の情報を届けに奴隷落ちしたのか……?」
「いや、向こうにもそれなりのメリットがあるらしい。ここで研究しているデータとかな」
「それをどうやって外に流す」
「詳しくは教えられないそうだ。村の外に出た時に、こっそり後を残すとは言っていたが」
「同胞がもうそんなに近くに……」
「とはいえ、外敵が多すぎて数日と滞在出来ないらしいがな」
「そ、そうか──」
「私たちに大事なのは希望を絶やすのこと。恐らく殆どが死んでいるだろうが、残ったものが必ず成し遂げてくれる」
「その為にも、慎重に意思を繋いで行くんだ。<農園育ち>から情報が漏れるケースは多い」
「分かった」
変わって──
散歩を続けている最中、キャビーはついウトウトしてしまっていた。
眠るのは赤ん坊の宿命なのだが、ふとした瞬間、奇妙な感覚に陥ることがあった。
それは特に、今のような眠たい時、感覚が鈍っている時だ。
ファイの腕の中はとても暖かく、そして心地良い。
これも悪くない、といった魔族としての決心が揺らぎかねない感覚。もしくは感情なのだろうか。
「あら、眠たくなったの? おねんねする?」
ファイに頭を撫でられ、ついにキャビーは眼を閉じてしまう。彼女の呼吸が子守唄のように聴こえ、キャビーは丸くなって眠ってしまうのだった。
作者メモ
悪魔を生んだ女についてですが、
悪魔という概念があるにはあるのですが、ここでいう悪魔は魔族を指してます。
因みに、人間にも魔族の血が流れているとか、いないとか……
「キャビーちゃん……」
トッドや、アイネに対して──
そして、実の母親に対して──
笑いもしなければ、泣くこともない。顔を背けてしまうのが殆ど。
キャビーを知る村民や、兵士たちはこの子を「普通」では無いという。
普通。何が普通なのだろう。何が普通では無いのだろう。さっぱり分からない。普通では無いのなら、この子は一体何だと言うのだろう。
「悪魔(※魔族)を生んだ女」
そのようなタイトルの小説を、ファイはつい思い出してしまった。
エミラスの聖女と呼ばれた女性から生まれた子供に、角と鱗、それから尾を持った子供が生まれた、実話。
聖女はその子供を愛し、その子供に命を奪われる悲しくも切ないお話。
首を振る。
キャビーは、決して悪魔では無い。
ファイは、箱に入った玩具を幾つか取り出した。一度も遊ばれた形跡のないそれらを、今一度キャビーに手渡してみる。
トッドや、その他の村民から譲り受け、王都で流行っていた玩具だってある。「普通」の子であれば、何かしらの反応は示してくれる筈。しかし──
「いらない? こっちはどう……? 駄目? じゃあこれは──」
ボールや縫いぐるみ、ガラガラなど、キャビーは一切興味を示さない。
「ど、どうして!? 貴方は何が好きなの……?」
凄く困った。
「お母さんに教えてくれない?」
何かで遊んでいてくれないと、家事や炊事の度に、キャビーが何処かへ行ってしまう。そうでなくても、これでは心配だ。
生えたばかりの綺麗な白銀の髪。頬は柔らかくて、サラサラしている。くりっとした青い眼はファイにそっくりだった。
普通かどうかは兎も角として、他の子供と違うのかと云われれば、確かに違うのかも知れない。
トッドの娘──アイネを抱いたことがあった。当時は生後4ヶ月だったけれど、今は立派に成長して3歳になる。彼女はトッドの顔をよく理解していた。彼の顔を眼で追い、ファイが抱いた日には、直ぐに泣き出してしまった。
しかしキャビーは、誰に抱かれようとも何をされようとも、泣くことはなく、表情すら殆ど変えない。
無感情なのかと云われれば、決してそうではない。時折一人でにブツブツと口を動かしたり、頬を緩めているのを見たことがある。
「お、お母さんよ。キャビーちゃんは、勿論……! 私が分かるわよねー?」
表情が変わらないのであれば、口元や眼の動きを注意深く観察してみる。
睨まれている気がした。
「わ、分かるよねー……あ、鼻水出てる」
タオルで鼻を拭き、キャビーを抱きかかえた。
「お夕飯までまだ少しあるから、やっぱりお散歩にしよっか。お人形さん持ってく? あ、いらない? じゃあ、置いてきましょうね」
寒くないようキャビーを毛布で包み、ファイはもう一度、家を出た。
カタリナ村を覆い尽くさんと、空が赤く焼け始めている。風の音は低い唸り声を上げ、不気味な便りを村に運んでいた。
★
小一時間、散歩に付き合わされている。
「キャビーちゃん、馬がいるよ。わぁ、おっきいわねぇ」
兵士訓練施設の傍に、厩舎があった。
ファイに抱きかかえられたキャビーは、大きな馬の顔に触れる。
人間が良く乗っている生き物。魔族の時に見たそれは酷く小さく見えたが、今はこれ程までに力強く大地を踏み締めている。
「うっ」
臭い息がキャビーの顔に吹き掛かった。
「ふふっ、ブサイクになってるよ」
臭い。あまりに臭い。キャビーはファイの胸に顔を埋めて、匂いを断つ。
「あーごめんごめん。お馬さん大きいもんね、怖かったよね?」
全然伝わっていない。言葉を発せられないというのは、極めて不便だ。
「私、乗馬ってしたことがないのよねぇ。今度言って、乗せて貰おうかしら。乗せてくれるかなぁ。ね、乗せてくれると思う?」
ファイはキャビーを覗き込むと、裏声混じりに陽気な一人芝居を始める。
「うん、乗せてくれるよ。お母さんなら」
「ホント? じゃあ、キャビーちゃんも一緒に乗ろうねー。あはは」
ご機嫌な様子で歩き去るのだった。
厩舎の裏手に回り込むと──
3人の獣人に遭遇した。ハッとしてファイに気付くと、直ぐにその場から散開する。
何かを話し込んでいたらしい。
彼女らの耳には大きな穴が空いており、そこに札がぶら下がっている。
<札付き>と呼ばれる奴隷の証だ。
アルトラル王国の奴隷は、その殆どが異形である獣人族で占められる。人族にとって、彼らは魔族と同列に語られているのだ。
魔族と一言で云っても、かなり大雑把に分けられる。どの種族を主観とするかでも変わってくる。
キャビーにとっては獣人は、人族に変わりない。だが、彼らはというと、肌の色が違うだけで魔族と断定する場合もあった。
「姿形の違う魔族と、同じ姿しか認めない人族。2000年以上昔は、互いに手を取り合っていたって信じられます? ギィ兄様」
ネィヴィティは、以前そのように話していた。
馬の世話を任せられた3人の獣人は、ファイとキャビーを歓迎していない。
どうやらタイミングが良くなかったらしい。
「あのぉ、貴方達」
だが、ファイは警戒心の欠片もなく、奴隷達に近寄ると、声を掛けた。一方で警戒心を露わにしている獣人は、いざとなれば殺してしまおう、かと言わんばかりに牙を剥く。
密談していたことを咎められれば、不都合が生じる。その内容を聞かれていれば、もっと不味い。
彼女らの心配を他所に、ファイは続ける。
「こちらのお馬って、乗せて貰ったり出来るのかしら」
「……はい?」
突拍子もない発言に唖然とし、獣人たちは、互いに顔を見合わせる。
「あ、あはは。やっぱり駄目……かな?」
「い、いえ──」
中でも、リーダー格の獣人が答える。
「駄目ではありませんが……此方は私達のご主人様が所有している馬になりますので──」
「な、なるほど……」
「ご主人様のご許可を頂く必要が御座います。ですが、私達からそれを申すのは……」
「あ、今じゃなくていいの! 今度、この子がもう少し大きくなったらで……その、ご主人様という方に聞いておいて貰えると。えへへ」
「は、はぁ……」
言いたいことを言ったファイは、満足して脚を進めていく。獣人からすれば、主人への交渉は自分でやるようにと伝えたつもりだったが──
ファイが去ったのを見て、再度彼女らは集まった。
「<四神闘気>が来て下さるのは、隣国との戦争が終わってからだ。助けはまだ先になるな」
「その情報は?」
「先日入荷した奴隷の内、本国からの密偵が紛れてた」
「わざわざこの程度の情報を届けに奴隷落ちしたのか……?」
「いや、向こうにもそれなりのメリットがあるらしい。ここで研究しているデータとかな」
「それをどうやって外に流す」
「詳しくは教えられないそうだ。村の外に出た時に、こっそり後を残すとは言っていたが」
「同胞がもうそんなに近くに……」
「とはいえ、外敵が多すぎて数日と滞在出来ないらしいがな」
「そ、そうか──」
「私たちに大事なのは希望を絶やすのこと。恐らく殆どが死んでいるだろうが、残ったものが必ず成し遂げてくれる」
「その為にも、慎重に意思を繋いで行くんだ。<農園育ち>から情報が漏れるケースは多い」
「分かった」
変わって──
散歩を続けている最中、キャビーはついウトウトしてしまっていた。
眠るのは赤ん坊の宿命なのだが、ふとした瞬間、奇妙な感覚に陥ることがあった。
それは特に、今のような眠たい時、感覚が鈍っている時だ。
ファイの腕の中はとても暖かく、そして心地良い。
これも悪くない、といった魔族としての決心が揺らぎかねない感覚。もしくは感情なのだろうか。
「あら、眠たくなったの? おねんねする?」
ファイに頭を撫でられ、ついにキャビーは眼を閉じてしまう。彼女の呼吸が子守唄のように聴こえ、キャビーは丸くなって眠ってしまうのだった。
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悪魔という概念があるにはあるのですが、ここでいう悪魔は魔族を指してます。
因みに、人間にも魔族の血が流れているとか、いないとか……
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