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第一部 『白籠町のアンタッチャブル (決して触れられないもの達)』
第五話 激突 刈谷組!
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もう一人のアンタッチャブルのメンバーである財務省から派遣されたチームの会計係を務める倉山明美は写真通り才女の印象を全員に与えたが、もう一つ彼女がチーム全員に与えた印象は思ったよりも勇敢だという性格であった。
彼女は赤い髪の丸メガネをかけたいかにも大人しそうな人物であり、尚且つ小柄な体格であったために戦闘には向かないと絵里子や孝太郎も説得したのだが、彼女は言うことを聞かない。
自分も役に立つ。必ず実戦でも足手まといにはならない。
何度も繰り返し言ったために、絵里子と孝太郎は明美の情熱に負け、刈谷が密造タバコを生産していると言われる工場があると思われる刈谷が経営している倉庫群へと足を踏み入れる。
「いいか、ここに足を踏み入れれば、もう後戻りはできんぞ! これからは刈谷の奴らとの激しい戦いが待っている! 」
孝太郎の演説に全員が怖気付くまでもなく、拳を宙に挙げる。
「あたし達は怖くねえぜ! こっちは四人の強力な魔法師がいるんだぜッ!この倉庫の向こうにいる奴らの何人が強力な魔法師なんだよ! 」
聡子は自分を勇気付けるためなのか、拳を震わせながら叫ぶ。
「聡子の言う通りです! わたしはともかく他のお三方の魔法の能力は未知数だし、充分に勝機はあると言えます! 」
明美の言葉に絵里子は首を縦に振る。
「そうね、中にいるヤクザだって初期型の魔法しか使えない奴が大半だわ! そうに決まっているわ! 」
絵里子の言葉に全員が笑う。
「その通り! 刈谷の奴は魔法を使えない無能を手下にしたんだ! そんな無能にオレ達は負けないそうだろ! 」
孝太郎は同意を取るように自分以外が女性である白籠市のアンタッチャブル のメンバーを見渡す。
「そうね! 早速行きましょう! 」
絵里子がそう叫んだ直後に孝太郎は倉庫群の扉を自分の魔法で破壊する。
なんと全ての倉庫群はバラバラになっているようで、全て繋がっていたのだ。
そこでは、孝太郎の睨んだ通りに密造タバコの製造が行われていた。
突然倉庫の扉が開けられた衝撃に驚いた複数の男女の視線が一斉に絵里子たちを驚きいた表情で見つめる。
「動くな! 白籠署公安部だ! 貴様ら全員密造容疑で逮捕する! 」
これが現行犯でなければ、誰かが孝太郎の言葉に不当逮捕だと叫んだだろう。
だが、今は現行犯。突然反論できるわけもない。
だが、一人の男は諦めていないようだ。こちらに向かって真っ直ぐ向かってくる。
「おいおい、若僧……オレたちに喧嘩を売ろうって言うのか?えっ?」
ヤクザ風のサングラスとネクタイの無い派手なスーツを着た男が孝太郎に叫ぶ。
「そのつもりだが、いけないのか?」
孝太郎の何を言っているのか分からないと言わんばかりの言葉にヤクザの男は笑い出す。
「お前のやっている事は刈組に喧嘩を売るって事だと言ってんだよ、オレたちをおちょくると容赦せんぞ」
男は右手に魔法を纏わせ、その右手を孝太郎に向ける。
「面白いやる気か……」
孝太郎は右手に自分の魔法を纏わせる。
まさに一触触発の状態だ。
ヤクザの男もそれに応えたのか、何も無いところから拳銃を取り出す。
これは初級魔法の一つで、武器保存だ。これは、21世紀の初頭に流行ったゲームからヒントを得て、人間が発展させた魔法である。
武器として登録したものを、魔法の空間に保存し、いざとなれば取り出せるという仕組みであり、これにより一般の警察官はもとより、日本特殊部隊や旧自衛隊。つまり、現共和国軍の兵士たちは重たい銃器を持ち運ぶコストが減ったのだ。
勿論、問題もあった。それが、ヤクザによる魔法の悪用と違法武器の使用だ。
現在日本各地に点在しているヤクザ組織による銃器類の密造は跡を絶たない。
それが、特に活発に銃器の製造を行っていたのは、刈谷組であり、日本共和国の中で、最も銃事件が多発しているのが、白籠市なのであった。
アンタッチャブル の参謀こと、中村孝太郎が頭を目の前の威勢だけのヤクザにあれ程強い恐喝を行なったのは、自分を怯え、銃やその他の武器を出させないという配慮からだったのだが。
こうなってしまってはもう遅いだろう。孝太郎は咄嗟に武器保存を使い、自分自身も21世紀からの遺物と称されるポンプ式のショットガンをヤクザの男の目と鼻の先に突きつける。
「お前の銃とオレのショットガン……どっちが早いか試してみようぜ?」
若年の猛将に凄まれ、若いヤクザの男は一瞬たじろいだ様子を見せたが、何くそとばかりに拳銃の引き金を引こうとしたが……。
孝太郎は一瞬のうちにショットガンの台尻をヤクザの男の顔面に充てる。
ヤクザの男は思わぬ衝撃によって出血した鼻を必死に抑えている。
「どうだ! まだやるかッ!?」
孝太郎の言葉にヤクザ風の男は怯えていたが、背後から銃声が発射され、ヤクザ風の男は黙ってその場に崩れ落ちた。
「やれやれ、情けない奴だ……仮にも刈谷組の看板を背負っている奴がこれじゃあな……」
45口径のオート拳銃で男を射殺したのは、サングラスのような黒色のメガネをかけた中年の男であった。
男は名前通りの中肉中背であり、容姿も平凡な顔だ。
「お前らか?この街で刈谷さんに逆らう愚かな奴らは?」
男は自分のメガネを右手の指でズレるのを抑えながら、至極冷静な調子で問いかける。
「そうだが、問題でもあるのか?」
孝太郎はそんな男の問いかけに怯えるまでもなく、若いヤクザの男に向けていたショットガンの銃口を今度はメガネをかけた中年の男に向ける。
「やる気らしいな、クソガキが……」
男は右手を炎に包ませ、それから右手を勢いよく振り、燃やすものが何もないところで炎を作り上げた。
「それが、お前さんの魔法か?」
孝太郎の問いかけに男は口元を緩ませて答える。
「その通りさ! オレの魔法はチョイと強力でね、普通自然物を操る魔法は中級魔法にくるだろ?だけどな、オレの魔法は上級魔法に分類されるのさッ!」
男は炎に覆われている右手を孝太郎及びアンタッチャブル のメンバーに向けた。
どうやら、彼の戦闘態勢は万全らしい。
彼女は赤い髪の丸メガネをかけたいかにも大人しそうな人物であり、尚且つ小柄な体格であったために戦闘には向かないと絵里子や孝太郎も説得したのだが、彼女は言うことを聞かない。
自分も役に立つ。必ず実戦でも足手まといにはならない。
何度も繰り返し言ったために、絵里子と孝太郎は明美の情熱に負け、刈谷が密造タバコを生産していると言われる工場があると思われる刈谷が経営している倉庫群へと足を踏み入れる。
「いいか、ここに足を踏み入れれば、もう後戻りはできんぞ! これからは刈谷の奴らとの激しい戦いが待っている! 」
孝太郎の演説に全員が怖気付くまでもなく、拳を宙に挙げる。
「あたし達は怖くねえぜ! こっちは四人の強力な魔法師がいるんだぜッ!この倉庫の向こうにいる奴らの何人が強力な魔法師なんだよ! 」
聡子は自分を勇気付けるためなのか、拳を震わせながら叫ぶ。
「聡子の言う通りです! わたしはともかく他のお三方の魔法の能力は未知数だし、充分に勝機はあると言えます! 」
明美の言葉に絵里子は首を縦に振る。
「そうね、中にいるヤクザだって初期型の魔法しか使えない奴が大半だわ! そうに決まっているわ! 」
絵里子の言葉に全員が笑う。
「その通り! 刈谷の奴は魔法を使えない無能を手下にしたんだ! そんな無能にオレ達は負けないそうだろ! 」
孝太郎は同意を取るように自分以外が女性である白籠市のアンタッチャブル のメンバーを見渡す。
「そうね! 早速行きましょう! 」
絵里子がそう叫んだ直後に孝太郎は倉庫群の扉を自分の魔法で破壊する。
なんと全ての倉庫群はバラバラになっているようで、全て繋がっていたのだ。
そこでは、孝太郎の睨んだ通りに密造タバコの製造が行われていた。
突然倉庫の扉が開けられた衝撃に驚いた複数の男女の視線が一斉に絵里子たちを驚きいた表情で見つめる。
「動くな! 白籠署公安部だ! 貴様ら全員密造容疑で逮捕する! 」
これが現行犯でなければ、誰かが孝太郎の言葉に不当逮捕だと叫んだだろう。
だが、今は現行犯。突然反論できるわけもない。
だが、一人の男は諦めていないようだ。こちらに向かって真っ直ぐ向かってくる。
「おいおい、若僧……オレたちに喧嘩を売ろうって言うのか?えっ?」
ヤクザ風のサングラスとネクタイの無い派手なスーツを着た男が孝太郎に叫ぶ。
「そのつもりだが、いけないのか?」
孝太郎の何を言っているのか分からないと言わんばかりの言葉にヤクザの男は笑い出す。
「お前のやっている事は刈組に喧嘩を売るって事だと言ってんだよ、オレたちをおちょくると容赦せんぞ」
男は右手に魔法を纏わせ、その右手を孝太郎に向ける。
「面白いやる気か……」
孝太郎は右手に自分の魔法を纏わせる。
まさに一触触発の状態だ。
ヤクザの男もそれに応えたのか、何も無いところから拳銃を取り出す。
これは初級魔法の一つで、武器保存だ。これは、21世紀の初頭に流行ったゲームからヒントを得て、人間が発展させた魔法である。
武器として登録したものを、魔法の空間に保存し、いざとなれば取り出せるという仕組みであり、これにより一般の警察官はもとより、日本特殊部隊や旧自衛隊。つまり、現共和国軍の兵士たちは重たい銃器を持ち運ぶコストが減ったのだ。
勿論、問題もあった。それが、ヤクザによる魔法の悪用と違法武器の使用だ。
現在日本各地に点在しているヤクザ組織による銃器類の密造は跡を絶たない。
それが、特に活発に銃器の製造を行っていたのは、刈谷組であり、日本共和国の中で、最も銃事件が多発しているのが、白籠市なのであった。
アンタッチャブル の参謀こと、中村孝太郎が頭を目の前の威勢だけのヤクザにあれ程強い恐喝を行なったのは、自分を怯え、銃やその他の武器を出させないという配慮からだったのだが。
こうなってしまってはもう遅いだろう。孝太郎は咄嗟に武器保存を使い、自分自身も21世紀からの遺物と称されるポンプ式のショットガンをヤクザの男の目と鼻の先に突きつける。
「お前の銃とオレのショットガン……どっちが早いか試してみようぜ?」
若年の猛将に凄まれ、若いヤクザの男は一瞬たじろいだ様子を見せたが、何くそとばかりに拳銃の引き金を引こうとしたが……。
孝太郎は一瞬のうちにショットガンの台尻をヤクザの男の顔面に充てる。
ヤクザの男は思わぬ衝撃によって出血した鼻を必死に抑えている。
「どうだ! まだやるかッ!?」
孝太郎の言葉にヤクザ風の男は怯えていたが、背後から銃声が発射され、ヤクザ風の男は黙ってその場に崩れ落ちた。
「やれやれ、情けない奴だ……仮にも刈谷組の看板を背負っている奴がこれじゃあな……」
45口径のオート拳銃で男を射殺したのは、サングラスのような黒色のメガネをかけた中年の男であった。
男は名前通りの中肉中背であり、容姿も平凡な顔だ。
「お前らか?この街で刈谷さんに逆らう愚かな奴らは?」
男は自分のメガネを右手の指でズレるのを抑えながら、至極冷静な調子で問いかける。
「そうだが、問題でもあるのか?」
孝太郎はそんな男の問いかけに怯えるまでもなく、若いヤクザの男に向けていたショットガンの銃口を今度はメガネをかけた中年の男に向ける。
「やる気らしいな、クソガキが……」
男は右手を炎に包ませ、それから右手を勢いよく振り、燃やすものが何もないところで炎を作り上げた。
「それが、お前さんの魔法か?」
孝太郎の問いかけに男は口元を緩ませて答える。
「その通りさ! オレの魔法はチョイと強力でね、普通自然物を操る魔法は中級魔法にくるだろ?だけどな、オレの魔法は上級魔法に分類されるのさッ!」
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