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第一部 四章 女王陛下の騎士たち
即位の儀式
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あの襲撃から三ヶ月程が経ったが、ザビーネがその間に攻撃を仕掛ける事はなかった。ガラドリエルはドラゴンと荒くれ者の傭兵を使用し、北部の貴族や諸侯を倒し、北部を掌握していった。
殆どの家の領主が戦死または投獄されたために、生き残った当主や跡を継いだ当主はガラドリエルに向かって忠誠を誓うために北部一の街に建てられた大きな城にて彼らはガラドリエル女王の仮初の即位式を祝うために集まった。
ディリオニスとマートニアの双子の騎士はその日は正式な鎧を身に付けなければならないために、その日の朝から従者に導かれ用意を施されていた。
ディリオニスは透明の盾を持つ剣士達に任じられていた。
ガラスのソードと呼ばれる王の近衛兵団には王の最も信頼する騎士しか選ばれないために、これに選ばれるのは騎士にとっての最大の栄誉とも言えるだろう。
だが、異なる世界から現れたディリオニスやマートニアからすれば、いまいちピンとこない言葉であるとも言えるだろう。
二人が銀細工やら金細工が施された豪勢な金の鎧に身を包んでいると、扉の周りの従者から出番だと呼ばれ、王の就任式に呼ばれる事になった。
城の臣下と北部の諸侯や有力貴族を招いたこの儀式の参列者は五百人を容易に収容できる広間の外に参列者が溢れ出していたくらいであった。
それだけ、ドラゴンを従え、荒くれ者の傭兵達を従えていた女王に全員が従っていたと言う事だろうか。
ディリオニスはそんな事を考えながら、用意された城の控え室から廊下を渡り、他の透明の盾を持つ剣士達に混ざり、廊下の中を行進していた。
隣には妹にして最愛の人間、マートニアの姿。そして、目の前にして団の先頭を率いるのはガートールード・ムーンが騎士団の先頭に立っていた。
ガートールードは胸に何やら意思のような物を感じながら、歩いているようにディリオニスには思われた。
ディリオニスは新しく出来た仲間と共に王の式へと向かっていく。
広間の天井は大きく吹け抜けていたが、同時に大きな広さを保ってもいた。
広間の中心には三つの段差が用意されており、王のための玉座は段差の一番上に設置されていた。
二段目に文官達が王の前に控え、三段目に王の近衛兵団である透明の盾を持つ剣士達の軍団が待機しているのである。
そして、その前に多くの参列者が王の即位を祝うために集まっているのであった。
双子の騎士は仲間と共に三段目に辿り着き、文官達が二段目に到着するのを見届けてから、ふと横に視線をやると、近衛兵団の騎士団長を務める麗しき女団長は感極まって泣いているらしい。
マートニアは溜まりかねて麗しき女団長に何故泣いているのかを尋ねる。
「あの……どうして泣いているんですか?」
「あ、あ、あぁ、かつての陛下の即位の式の事を思い出してな、懐かしい思い出だ。私もあの日は護衛として陛下の即位する式を見守らせて頂いたのを覚えている」
マートニアの言葉に双子の騎士は顔を見合わせて首を傾げる。
ガートールード・ムーンの顔には皺一つない。彼女の年齢は明らかに30以下だろう。もしかしたら、それ以下かもしれないが、少なくとも後からユーノ・キルケから聞いた情報を尋ねると、彼女の父親が王の地位に就いたのは三十年前だと聞いた。彼は僅か10代で王になったと聞くので、彼女がそれに参列していたとは考えにくい。
二人がいつの即位式で護衛を務めたのかを尋ねると、マートニアは笑いながら、
「そうだったな、お前達二人には話してなかったと思うが、私はかつて……」
ガートールードが二人に向かって話し掛けようとした時だ。その時に他の騎士達が見事なまでの金色のラッパを宙に掲げる。
そして三人も慌てて宙に向かってラッパを吹き鳴らす。
双子の騎士は一週間前からずっと行ってきた練習の成果を発揮させるために、必死にラッパを吹いていた。
そして、見事なラッパの音と共に黒色のローブを身に纏い、いつも着ていた白色のドレスよりも贅を尽くした赤い色のドレスを身に纏ったガラドリエルが現れた。
ガラドリエルは王の頭脳と呼ばれる王の相談役に就任した偉大なる魔道士、ユーノ・キルケに導かれ、玉座の上に座る。
ユーノは例の全ての人々の殆どを癒しかねない素晴らしい声で女王への祝辞を述べていく。
ユーノは演説を終えると、女王の側で畏る。
玉座の前で恭しい態度を取る偉大なる魔道士の姿を見て、諸侯や有力貴族達は歓声を上げる。
ガラドリエルは興奮する聴取が収まるのを待ってから、演説を始めた。
「諸君!私はここに北部を手中に収めた事をここに宣言しよう!そして、諸君達にもう一度宣言しておこう!私は北部のみの王に留まるつもりはないッ!私はいすれは、この世界を治める女王へと就任するつもりであるッ!そして、そのためには北部の力を結集し、民からの作物を搾取し、自らの快楽のために税を徴収する腐り切った二つの家を打破し、私は来るべき北の国との戦争に備えようと思う!」
ガラドリエルはユーノに呼び掛け、彼女に一本の立派な形の剣を作り出させ、自分の元へと投げさせた。
ガラドリエルは渡された剣を鞘から引き抜き、キラキラと光る剣を宙に掲げて叫ぶ。
「集えよッ!北部の諸侯達よッ!我が剣の元で内部の腐敗した敵と外部の脅威の二つを討ち滅ぼそうではないかッ!」
ガラドリエルの剣の動きに合わせ、各地の諸侯達も剣を宙に掲げて北部の敵と二つの貴族の家を打ち滅ぼす事を宣言していく。
ガラドリエル女王への忠誠を誓う言葉に満たされる中で、司祭と思しき男がガラドリエルの元へと向かう。
ガラドリエルは司祭の前に跪き、王冠を頭の上に被った。
ガラドリエルの頭に飾られた王冠は見事なまでに輝いていた。
大きな歓声に包まれる中で、即位の式は終了した。
参列者達が頭を下げ、広間から退出するのをディリオニスとマートニアは眺めていた。
透明の盾を持つ剣士達に所属する騎士達は隊列を組み、回れ右をして兵舎へと戻っていく。
文官もそれに続いて広間を後にしていく。
司祭やら王の頭脳やら王はその後に帰るのだろうかと考えていると、目の前に肝心の女王が現れていた。
「疲れただろうな?ディリオニス」
ついさっきまで威厳に満ちた表情で式を行なっていた女王がからかうように笑いながら、近衛兵団とは言え一騎士の両頬をポンポンと優しく叩いていたのだった。
ディリオニスは思わず顔を真っ赤にして叫んでしまう。
「い、いや、そんな事はないけれど……」
「ならば良かった。今宵は私が参列者を労う宴がある。その際にはお前の好物も入っているだろう。好きなだけ食うと良いぞ」
ガラドリエルはそこで帰るかと思ったが、今度はマートニアとガートールードに向かって笑いかけ、
「マートニアの分も作らせてあるぞ、酒は遠慮すると言うのなら、葡萄の液体を飲むと良いぞ、お前もだ。ガートールード。肩の力を抜いて楽しむと良い」
マートニアの肩に手を置いて自室へと去っていく満足そうに笑いながら、自室へと戻っていくガラドリエルを眺めながら、双子の騎士と団長は周りの唖然とした態度に何やら後ろめたいものを感じていた。
殆どの家の領主が戦死または投獄されたために、生き残った当主や跡を継いだ当主はガラドリエルに向かって忠誠を誓うために北部一の街に建てられた大きな城にて彼らはガラドリエル女王の仮初の即位式を祝うために集まった。
ディリオニスとマートニアの双子の騎士はその日は正式な鎧を身に付けなければならないために、その日の朝から従者に導かれ用意を施されていた。
ディリオニスは透明の盾を持つ剣士達に任じられていた。
ガラスのソードと呼ばれる王の近衛兵団には王の最も信頼する騎士しか選ばれないために、これに選ばれるのは騎士にとっての最大の栄誉とも言えるだろう。
だが、異なる世界から現れたディリオニスやマートニアからすれば、いまいちピンとこない言葉であるとも言えるだろう。
二人が銀細工やら金細工が施された豪勢な金の鎧に身を包んでいると、扉の周りの従者から出番だと呼ばれ、王の就任式に呼ばれる事になった。
城の臣下と北部の諸侯や有力貴族を招いたこの儀式の参列者は五百人を容易に収容できる広間の外に参列者が溢れ出していたくらいであった。
それだけ、ドラゴンを従え、荒くれ者の傭兵達を従えていた女王に全員が従っていたと言う事だろうか。
ディリオニスはそんな事を考えながら、用意された城の控え室から廊下を渡り、他の透明の盾を持つ剣士達に混ざり、廊下の中を行進していた。
隣には妹にして最愛の人間、マートニアの姿。そして、目の前にして団の先頭を率いるのはガートールード・ムーンが騎士団の先頭に立っていた。
ガートールードは胸に何やら意思のような物を感じながら、歩いているようにディリオニスには思われた。
ディリオニスは新しく出来た仲間と共に王の式へと向かっていく。
広間の天井は大きく吹け抜けていたが、同時に大きな広さを保ってもいた。
広間の中心には三つの段差が用意されており、王のための玉座は段差の一番上に設置されていた。
二段目に文官達が王の前に控え、三段目に王の近衛兵団である透明の盾を持つ剣士達の軍団が待機しているのである。
そして、その前に多くの参列者が王の即位を祝うために集まっているのであった。
双子の騎士は仲間と共に三段目に辿り着き、文官達が二段目に到着するのを見届けてから、ふと横に視線をやると、近衛兵団の騎士団長を務める麗しき女団長は感極まって泣いているらしい。
マートニアは溜まりかねて麗しき女団長に何故泣いているのかを尋ねる。
「あの……どうして泣いているんですか?」
「あ、あ、あぁ、かつての陛下の即位の式の事を思い出してな、懐かしい思い出だ。私もあの日は護衛として陛下の即位する式を見守らせて頂いたのを覚えている」
マートニアの言葉に双子の騎士は顔を見合わせて首を傾げる。
ガートールード・ムーンの顔には皺一つない。彼女の年齢は明らかに30以下だろう。もしかしたら、それ以下かもしれないが、少なくとも後からユーノ・キルケから聞いた情報を尋ねると、彼女の父親が王の地位に就いたのは三十年前だと聞いた。彼は僅か10代で王になったと聞くので、彼女がそれに参列していたとは考えにくい。
二人がいつの即位式で護衛を務めたのかを尋ねると、マートニアは笑いながら、
「そうだったな、お前達二人には話してなかったと思うが、私はかつて……」
ガートールードが二人に向かって話し掛けようとした時だ。その時に他の騎士達が見事なまでの金色のラッパを宙に掲げる。
そして三人も慌てて宙に向かってラッパを吹き鳴らす。
双子の騎士は一週間前からずっと行ってきた練習の成果を発揮させるために、必死にラッパを吹いていた。
そして、見事なラッパの音と共に黒色のローブを身に纏い、いつも着ていた白色のドレスよりも贅を尽くした赤い色のドレスを身に纏ったガラドリエルが現れた。
ガラドリエルは王の頭脳と呼ばれる王の相談役に就任した偉大なる魔道士、ユーノ・キルケに導かれ、玉座の上に座る。
ユーノは例の全ての人々の殆どを癒しかねない素晴らしい声で女王への祝辞を述べていく。
ユーノは演説を終えると、女王の側で畏る。
玉座の前で恭しい態度を取る偉大なる魔道士の姿を見て、諸侯や有力貴族達は歓声を上げる。
ガラドリエルは興奮する聴取が収まるのを待ってから、演説を始めた。
「諸君!私はここに北部を手中に収めた事をここに宣言しよう!そして、諸君達にもう一度宣言しておこう!私は北部のみの王に留まるつもりはないッ!私はいすれは、この世界を治める女王へと就任するつもりであるッ!そして、そのためには北部の力を結集し、民からの作物を搾取し、自らの快楽のために税を徴収する腐り切った二つの家を打破し、私は来るべき北の国との戦争に備えようと思う!」
ガラドリエルはユーノに呼び掛け、彼女に一本の立派な形の剣を作り出させ、自分の元へと投げさせた。
ガラドリエルは渡された剣を鞘から引き抜き、キラキラと光る剣を宙に掲げて叫ぶ。
「集えよッ!北部の諸侯達よッ!我が剣の元で内部の腐敗した敵と外部の脅威の二つを討ち滅ぼそうではないかッ!」
ガラドリエルの剣の動きに合わせ、各地の諸侯達も剣を宙に掲げて北部の敵と二つの貴族の家を打ち滅ぼす事を宣言していく。
ガラドリエル女王への忠誠を誓う言葉に満たされる中で、司祭と思しき男がガラドリエルの元へと向かう。
ガラドリエルは司祭の前に跪き、王冠を頭の上に被った。
ガラドリエルの頭に飾られた王冠は見事なまでに輝いていた。
大きな歓声に包まれる中で、即位の式は終了した。
参列者達が頭を下げ、広間から退出するのをディリオニスとマートニアは眺めていた。
透明の盾を持つ剣士達に所属する騎士達は隊列を組み、回れ右をして兵舎へと戻っていく。
文官もそれに続いて広間を後にしていく。
司祭やら王の頭脳やら王はその後に帰るのだろうかと考えていると、目の前に肝心の女王が現れていた。
「疲れただろうな?ディリオニス」
ついさっきまで威厳に満ちた表情で式を行なっていた女王がからかうように笑いながら、近衛兵団とは言え一騎士の両頬をポンポンと優しく叩いていたのだった。
ディリオニスは思わず顔を真っ赤にして叫んでしまう。
「い、いや、そんな事はないけれど……」
「ならば良かった。今宵は私が参列者を労う宴がある。その際にはお前の好物も入っているだろう。好きなだけ食うと良いぞ」
ガラドリエルはそこで帰るかと思ったが、今度はマートニアとガートールードに向かって笑いかけ、
「マートニアの分も作らせてあるぞ、酒は遠慮すると言うのなら、葡萄の液体を飲むと良いぞ、お前もだ。ガートールード。肩の力を抜いて楽しむと良い」
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