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フォー・カントリー・クロスレース編
井戸前の決闘
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流石に重い。やはり、このようなものを自分一人だけで運ぶのは幾ら何でも無茶があっただろうか。
だが、これだけは自分の手で運ばなければならない。私は歯を食い縛りながら、武器屋さんが隠していた武器を運ぶ。
そして、井戸の存在する広場に辿り着くと、目の前には五十人ばかりのガンマンを揃えた男達が私を待ちわびていた。
彼らは口をゴモゴモと動かしながら、私を嘲笑しているのが目に見えた。
「さてと、朝に集合って言っていた癖に、随分と朝寝坊だな。お嬢さん」
と、保安官が言う。
だが、私は涼しい顔でそれを受け流し、憤怒の代わりに冷笑を浮かべて、
「そう?でも、これを見たら、あなたのその余裕もなくなるんじゃあないの?」
そう言って、私は運んで来たマシンガンのカーテンを取っ払い、彼らに見せびらかす。
「さてと、悪いけれど、これで邪魔者を少し片付けさせてもらうわ」
そう言うと、私は台の上に飛び込み、マシンガンを持って、集まった用心棒達を撃ち殺していく。
全ての弾を撃ち尽くした時、井戸の前の広場に残っていた数は五人。
どうやら、物陰に隠れたり、その場から尻尾を巻いて逃げたりして難を逃れたらしい。
私はマシンガンの台の上から降りて、残った五人の男と対峙していく。
銃を突き付けると、三人の男は震えていたのだが、他の二人の男は怯えるどころか、余裕の表情を見せていた。特に私と同じ年と思われるレースの参加賞である馬のバッジを身に付けた男は銃を突き付けて、
「確かに、お前の言う通りだ。お前のお陰で邪魔な人間を始末できたからな。邪魔な奴が死んだお陰であんたをあんなチンピラどものおもちゃにされずに済んだよ」
「この男と同意見だ。お前を始末するためだけなら、あんな人数は要らんからな。それに、オレはお前に自分の仲間を殺された仇があるからな。自らの手でお前を撃ち殺してやりたいと思ってたんだ」
眼鏡をかけた男は鋭い目から赤い光を放つ。
だが、私は白く輝く左手を使って赤い光を吸収し、あの男に向かって放ち返す。
あの男は光が当てられるのと同時に、両眼を大きく閉ざす。
その事から、私はあの男の扱う魔法が『目』にまつわる魔法だという事を知った。恐らく、目の前の眼鏡の男は目を潰されて何もできない筈だ。
私は銃を男に突き付けるが、その前に私と同い年の子が立ち塞がり、私に向かって銃を突き付ける。
だが、私は目の前の男が引き金を引く前に頭を下げた事により、私は難を逃れた。
男はもう一度拳銃を突き付けたが、その前に私は男の右腕に向かって銃を突き付けて引き金を引く。
乾いた音が井戸の前の広場に響き渡り、男の右腕から血が溢れ出た、かと思われたが、男はギリギリの所で銃弾を交わし、もう一度私に向かって銃口を向け、同時に周囲に万華鏡を思わせるような綺麗な紋章を浮かべていく。
すると、そこから拳銃のようなものが出てきて、私を狙っていく。
それを見て私は慌てた様子で、後ろへと引く。
男が空間に作り出した紋章からは銃は一度発射すると止められなかったのか、何もない地面に向かって銃弾が放たれていく。
それを見た男は舌を打ったが、次に怯えている自分と眼鏡の男の雇用主を激昂して、
「何をやってるッ!撃て!その女の脚を撃ちぬけ!」
心臓や頭などの急所を撃ち抜けと命令しなかったのはこの後に私に何か別の事を告げさせるためだったのだろう。
だが、私は彼らが拳銃を抜いた隙を狙って、有無を言わす事なく三人の頭を撃ち抜いていく。
それこそ、魔法や銃を抜く前に、何も言わさせる事なく撃ち抜いたのだ。
乾いた音が荒野の街に鳴り響き、この街を支配していた悪党が倒れる音が市民にも聞こえているだろう。
私は満面の笑みを浮かべていたが、目の前の男はもう一度忌々しそうに痰を吐き捨て、
「役に立たないチンピラめ、所詮は格好だけかよ」
「かもね、でも、そんなチンピラを手下にした時点であなたの命運も決まっているわ」
私は悪党と手を組んだ優等生に向かって得意げに呟く。
男はもう一度舌を打って、私に向かって攻撃を繰り広げていく。
男が空間に広げた紋章からは銃口が向いていくのだが、代わりに私は左腕を広げて、その男の紋章から出た銃口を奪っていく。
男は私が自身の魔法を奪おうとする様子を見て、歓喜に満ちた表情を浮かべて、
「そうッ。それだよッ!オレが見たかったのはその魔法だッ!ブラック姉弟をぶっ殺したその魔法をもっとオレに見せてみろよォォォォォ~!!!」
男は大きく両腕を広げると、私に向かって紋章から出た銃口を繰り広げる。
私も右腕を広げて、彼に対抗するように銃を放っていく。
空中で弾丸と弾丸とがぶつかり合う音が私の耳に響く。
いや、それは男も聞いていたのだろう。ニヤニヤと笑う姿が目に見える。
しばらくの間は互いに笑い合いながら、空間に出した紋章から出た銃弾をぶつけ合っていたのだが、当然ながら、そんな茶番に満足しない人間もいた。
そう、先程、私によって目を奪われた例の男だった。
例の男は歯を噛み締めながら、大きく両眼を広げて、小さな声で何やら呟いていく。
そして、両眼を広げて私とそしてもう一人の男とを攻撃しようと目で攻撃をしようとしたのだが、その男は攻撃を仕掛けようとした眼鏡の男を一喝して、
「黙れッ!オレは今、この女と銃弾をぶつけ合って楽しんでいるのだッ!余計な事はするなッ!」
「余計な事……余計な事だと?キミはどの口でそんな事を言うんだ?オレはもう判断したんだ。あの女を生かしている限り、エリィにチャンスは無いってな……あのクソ女がマシンガンを引っ張り出した時に判断したよ。生かしておいては害になる。それは分かるよな?」
「エリィ」というのは恐らく、エリアーナの愛称だろう。テロリストで、エリアーナというのならば、あのエリアーナに他ならない。
私は眼鏡の男に向かって問い掛けようとした瞬間に、眉間に皺を寄せた男が眼鏡の男を撃ち殺してしまう。
「黙れ、戦いの邪魔をするんじゃあない」
男は眼鏡の男を始末すると、同時に私の方向を向いて、
「さてと、先程の勝負の続きだ。勝った方が負けた方の言う事をなんでも聞くっていうのはどうだ?」
「面白いわね。良いでしょう!私がこの決闘に勝ったら、あなたはちゃんとレースに戻るっていうのはどう?」
「いいだろうッ!その代わり、オレがこの決闘に勝ったら、お前はオレのモノになってもらおうじゃあないかッ!」
男はもう一度空間に例の紋章を広げて、銃口を私に向けた。
私はもう一度、左腕を白く光らせて、その魔法を奪う。
すると、目の前の男はもう一度、紋章を周辺の空間に広げて、私と対峙していく。
不思議な事に、私はこの決闘を楽しくさえ思っていた。決着が付かなければ良い、と。
そんな事を考えながら、私は目の前の男に紋章から出た銃口を向ける。
だが、これだけは自分の手で運ばなければならない。私は歯を食い縛りながら、武器屋さんが隠していた武器を運ぶ。
そして、井戸の存在する広場に辿り着くと、目の前には五十人ばかりのガンマンを揃えた男達が私を待ちわびていた。
彼らは口をゴモゴモと動かしながら、私を嘲笑しているのが目に見えた。
「さてと、朝に集合って言っていた癖に、随分と朝寝坊だな。お嬢さん」
と、保安官が言う。
だが、私は涼しい顔でそれを受け流し、憤怒の代わりに冷笑を浮かべて、
「そう?でも、これを見たら、あなたのその余裕もなくなるんじゃあないの?」
そう言って、私は運んで来たマシンガンのカーテンを取っ払い、彼らに見せびらかす。
「さてと、悪いけれど、これで邪魔者を少し片付けさせてもらうわ」
そう言うと、私は台の上に飛び込み、マシンガンを持って、集まった用心棒達を撃ち殺していく。
全ての弾を撃ち尽くした時、井戸の前の広場に残っていた数は五人。
どうやら、物陰に隠れたり、その場から尻尾を巻いて逃げたりして難を逃れたらしい。
私はマシンガンの台の上から降りて、残った五人の男と対峙していく。
銃を突き付けると、三人の男は震えていたのだが、他の二人の男は怯えるどころか、余裕の表情を見せていた。特に私と同じ年と思われるレースの参加賞である馬のバッジを身に付けた男は銃を突き付けて、
「確かに、お前の言う通りだ。お前のお陰で邪魔な人間を始末できたからな。邪魔な奴が死んだお陰であんたをあんなチンピラどものおもちゃにされずに済んだよ」
「この男と同意見だ。お前を始末するためだけなら、あんな人数は要らんからな。それに、オレはお前に自分の仲間を殺された仇があるからな。自らの手でお前を撃ち殺してやりたいと思ってたんだ」
眼鏡をかけた男は鋭い目から赤い光を放つ。
だが、私は白く輝く左手を使って赤い光を吸収し、あの男に向かって放ち返す。
あの男は光が当てられるのと同時に、両眼を大きく閉ざす。
その事から、私はあの男の扱う魔法が『目』にまつわる魔法だという事を知った。恐らく、目の前の眼鏡の男は目を潰されて何もできない筈だ。
私は銃を男に突き付けるが、その前に私と同い年の子が立ち塞がり、私に向かって銃を突き付ける。
だが、私は目の前の男が引き金を引く前に頭を下げた事により、私は難を逃れた。
男はもう一度拳銃を突き付けたが、その前に私は男の右腕に向かって銃を突き付けて引き金を引く。
乾いた音が井戸の前の広場に響き渡り、男の右腕から血が溢れ出た、かと思われたが、男はギリギリの所で銃弾を交わし、もう一度私に向かって銃口を向け、同時に周囲に万華鏡を思わせるような綺麗な紋章を浮かべていく。
すると、そこから拳銃のようなものが出てきて、私を狙っていく。
それを見て私は慌てた様子で、後ろへと引く。
男が空間に作り出した紋章からは銃は一度発射すると止められなかったのか、何もない地面に向かって銃弾が放たれていく。
それを見た男は舌を打ったが、次に怯えている自分と眼鏡の男の雇用主を激昂して、
「何をやってるッ!撃て!その女の脚を撃ちぬけ!」
心臓や頭などの急所を撃ち抜けと命令しなかったのはこの後に私に何か別の事を告げさせるためだったのだろう。
だが、私は彼らが拳銃を抜いた隙を狙って、有無を言わす事なく三人の頭を撃ち抜いていく。
それこそ、魔法や銃を抜く前に、何も言わさせる事なく撃ち抜いたのだ。
乾いた音が荒野の街に鳴り響き、この街を支配していた悪党が倒れる音が市民にも聞こえているだろう。
私は満面の笑みを浮かべていたが、目の前の男はもう一度忌々しそうに痰を吐き捨て、
「役に立たないチンピラめ、所詮は格好だけかよ」
「かもね、でも、そんなチンピラを手下にした時点であなたの命運も決まっているわ」
私は悪党と手を組んだ優等生に向かって得意げに呟く。
男はもう一度舌を打って、私に向かって攻撃を繰り広げていく。
男が空間に広げた紋章からは銃口が向いていくのだが、代わりに私は左腕を広げて、その男の紋章から出た銃口を奪っていく。
男は私が自身の魔法を奪おうとする様子を見て、歓喜に満ちた表情を浮かべて、
「そうッ。それだよッ!オレが見たかったのはその魔法だッ!ブラック姉弟をぶっ殺したその魔法をもっとオレに見せてみろよォォォォォ~!!!」
男は大きく両腕を広げると、私に向かって紋章から出た銃口を繰り広げる。
私も右腕を広げて、彼に対抗するように銃を放っていく。
空中で弾丸と弾丸とがぶつかり合う音が私の耳に響く。
いや、それは男も聞いていたのだろう。ニヤニヤと笑う姿が目に見える。
しばらくの間は互いに笑い合いながら、空間に出した紋章から出た銃弾をぶつけ合っていたのだが、当然ながら、そんな茶番に満足しない人間もいた。
そう、先程、私によって目を奪われた例の男だった。
例の男は歯を噛み締めながら、大きく両眼を広げて、小さな声で何やら呟いていく。
そして、両眼を広げて私とそしてもう一人の男とを攻撃しようと目で攻撃をしようとしたのだが、その男は攻撃を仕掛けようとした眼鏡の男を一喝して、
「黙れッ!オレは今、この女と銃弾をぶつけ合って楽しんでいるのだッ!余計な事はするなッ!」
「余計な事……余計な事だと?キミはどの口でそんな事を言うんだ?オレはもう判断したんだ。あの女を生かしている限り、エリィにチャンスは無いってな……あのクソ女がマシンガンを引っ張り出した時に判断したよ。生かしておいては害になる。それは分かるよな?」
「エリィ」というのは恐らく、エリアーナの愛称だろう。テロリストで、エリアーナというのならば、あのエリアーナに他ならない。
私は眼鏡の男に向かって問い掛けようとした瞬間に、眉間に皺を寄せた男が眼鏡の男を撃ち殺してしまう。
「黙れ、戦いの邪魔をするんじゃあない」
男は眼鏡の男を始末すると、同時に私の方向を向いて、
「さてと、先程の勝負の続きだ。勝った方が負けた方の言う事をなんでも聞くっていうのはどうだ?」
「面白いわね。良いでしょう!私がこの決闘に勝ったら、あなたはちゃんとレースに戻るっていうのはどう?」
「いいだろうッ!その代わり、オレがこの決闘に勝ったら、お前はオレのモノになってもらおうじゃあないかッ!」
男はもう一度空間に例の紋章を広げて、銃口を私に向けた。
私はもう一度、左腕を白く光らせて、その魔法を奪う。
すると、目の前の男はもう一度、紋章を周辺の空間に広げて、私と対峙していく。
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