王立魔法学院の落第生〜王宮を追放されし、王女の双子の姉、その弱い力で世界を変える〜
剣と銃と魔法が世界を支配するも、かつての地球上における西部開拓時代に匹敵する高度な文明レベルを持つ異世界。
この奇妙な世界は現実の地球と似ているように思われるのだが、その実は地球とは大きく異なり、四つの大きな大陸の上に様々な国や民族が住んでいるという事だろう。
一つはアメリカ大陸に類似した上・下に分かれた強大な大陸『バレルア』
一つは世界最大のユラーシア大陸に類似し、バレリアとはスパイスシーという広大な海を西に渡った先に存在する強大な二つの帝国の存在する『バームレリア』
更に『バームレリア』の東端に存在し、オーストラリア大陸を連想させる、四大大陸の中における最弱の面積を誇る『キャメロリアン』
この四つの大陸に分かれた人類はそれぞれの大陸において、不毛な争いを繰り広げていたが、世界の発展により、彼らは内側に籠っての戦いを辞め、それぞれの国が世界を手に入れるべく互いに目を光らせていく。
その中、北バレリア大陸を二分する強大な国の一つ、ウィンストン・セイライム王国に生まれた15歳の少女、ウェンディ・スペンサーは王立の魔法学院に入学する前日に父親から与えられた屋敷に執事のピーターを引き連れて引っ越して来る。
彼女は入学試験の際に基礎魔法が使えず、学校の落第生の象徴である本来ならば生徒証明のバッジに存在する筈の杖の無いいわゆる〈杖無し〉のバッジを渡されたものの、入学式の日に、自分と同じ〈杖無し〉の同級生を辱めようとした通常生の女子生徒二人を裁いた事により、クラスメイトの人望を得る事に成功する。
そして、その翌日に報復に訪れた同級生とその二人が頼りにする先輩が迫った際に、彼女は学園の中でも上位に入る実力者、エマ・ダーリングに見出され、学校の部活の中でも生徒会に並ぶ組織〈賞金稼ぎ部〉への入部を許可される。
彼女は賞金稼ぎ部のガンマンとして、そして、王女の〈影〉として王国の危機を救っていく。
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