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大統領の陰謀編
お姫様への憧れとそれに揺らぐ自由への葛藤と野望
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レイモンド・ストロンバーグは共和国内における海運貿易会社、カール・ストロンバーグの一人息子として生まれた。彼は父親から幼い頃から自由の素晴らしさとそして、他の三大国家への憎悪。つまり三大国家のいや、世界各地の君主制国家の君主への憎悪を刷り込まれて育っていったといっても良いだろう。
彼は西側の海をいつも父親の大きなガレオン船で渡り、船の前に広がる雄大な景色を見るたびに、老齢のカールは幼い息子、それこそ傍目から見れば祖父と孫ほどに歳の離れた息子に優しく親しげに君主への憎悪を植え付ける。
「レイ、この海を見てご覧。この海には皇帝も、王様も大統領だって存在しない。どんな生物も海の元で権力にも権威にも縛られる事なく生きているんだ。それなのに、我々の世界はどうだい?レイ」
彼は幼い息子に愛称で呼び掛け、この世界の不条理な点を挙げていく。
皇帝や国王のために西側の海の向こうでは多くの戦争が繰り広げられている事、自分たちの故郷の大陸は端にある自分たちの故郷である国、ニューロデム共和国を除いて何処の国も君主を上に敷き、その下に支配されている事に大衆は気付いていない事。
いや、稀に気付く人間もいるのだが、その人間は国王や皇帝の軍の前に潰されてしまう事などを挙げていく。
幼い日のレイモンドは涙を流し、可哀想な人々の事を思って涙を流す。
幼い息子の純粋な涙を既に年老いて黒くなった老人が拭い取る。
カールは自分の息子を抱き上げてから、自分の故郷の素晴らしさを語っていく。
自由と平等、そして愛の素晴らしさを。
後年になり、レイモンドは父と同じ年になり、その日の事を信頼する副大統領に述懐した。
彼は大統領の執務室の黒色の長椅子に腰を掛け、紅茶の入った白色のティーカップの取手を握りながら、
「父は恐らく、私に愛と自由な素晴らしさを伝えたかったのだと思うね。当時の共和国の海運貿易を主導し、海を愛し、その海の自由さと偉大さを私に教えた偉大なる父だ。断言できる。だが、その思想が偏ってしまったのは残念で仕方ないね。国王にも皇帝はいい所も沢山あるというのに」
レイモンドは意味深な表情を浮かべて紅茶を啜る。勿論、この最後の発言は後に自分の発言が公になった時の保険とも言えるべき発言であった事は間違いあるまい。だが、その時のレイモンドの表情には悲しげな表情さえ垣間見えたという。
話を受けた老齢の副大統領、ルイス・クリスタトスが大統領室を出ようとした時だ。
彼は大統領の視線が執務室の本棚に置かれた一冊の絵本に向けられている事に気が付く。
ルイスがその先を眺めると、そこには『姫に恋をした漁師』というタイトルの絵本だった。
後に気になったルイスがその絵本を取り寄せてその本をパラパラとめくると、その内容を読み、大統領があの様な表情をしていた事を察する。
これは彼の推測に過ぎないのだが、幼き日の大統領は彼の父が最も憎むべき立場の相手である王室の人間、つまりお姫様に恋をしていたのではないのだろうか。
勿論、彼が実際の王女に恋をしたのではなく、物語に登場する銀髪の美しい王女に恋をしたのではないのかという事だ。
これは自身の憶測に過ぎないのだが、我らが大統領は幼少の頃にこの絵本をねだったのか、はたまた父の気紛れの土産か何かで貰ったのだろう。
それを読み、彼は物語の美しい王女に心を惹かれたのではないのだろうか。
つまり、物語の中の相手とはいえ彼は父の敵を好きになってしまったのだ。
その事が、彼の亡き父、カールの言葉をそこまで真剣に受け取れないという事に繋がるのではないのだろうか。
最も、彼が共和国以外の全ての国をひっくり返そうという野望を抱いている点からはその様な様子は微塵にも感じられないが、クリスタトスはここである考えに至る。
大統領は他の三大国家を吸収する事により、幼少の頃に読んだお姫様を自分のものにしようという目論見ではないのか、と。
クリスタトス副大統領は礼装に身を包んだ大統領の隣に同じような紳士らしい立派な格好で臨席しながら、その事を考えた時の事を思い出す。
礼装姿の彼は本来ならば嫌っている筈の王族や貴族などにもにこやかに接し、ワイングラスを持って談笑する。
四大国家の中継地、フォー・カントリー・クロスレースでは王国最後の町、グリームショーの近くに築かれた白亜の宮殿を見て思わず息を飲む。
老齢とはいえクリスタトスがこの会合に参加したのは初めてであったために、その反応を取ったのも無理はない。
だが、驚くべきは純潔の乙女を思わせるような綺麗な外面だけではなく、その中もだった。
普段、この宮殿を管理しているのは土地の主であるグリームショー子爵らしいが、どうやら、彼の管理は隅々にまで行き渡っているらしい。
勿論、前日に掃除をしたのもあるのだろうが、宮殿の中には塵一つ落ちておらず、宮殿のホールにも外と外界とを分ける城を取り囲む壁の前に広がる庭にも食事や飲み物の載った白いテーブルクロスの掛けられた机があったのだ。
一体、どうすればこんな豪華な設備を敷けるのだろう。
クリスタトスは自由の国の副大統領としてこの国の王の横暴を許せずに震えたが、その彼の肩に大統領が優しく手を置いて、彼の耳元で囁く。
「心配するな。あの横暴な王どもの命運もここまでさ、私は既に切り札を発動させた。我が国の誇る最強のスパイと……そして」
大統領の口元が緩む。どうやら、彼はここで決着を付けるらしい。
クリスタトスは彼につられて笑い、彼のグラスに自分のグラスをぶつける。
クリスタトスはその後に自分の分の液体の入ったグラスを飲み干す。
美味い。思わず叫んでしまいたくなる。彼は勝利の美酒の味を知った様な気がした。
梟の様な形をした怪物がこの宮殿に現れたのは、彼が美酒をそのままにしておくのは勿体ないと思い口元の周りのワインを舐め回した所だ。
謎の怪物は宮殿の中へと侵入し、集まった王族や貴族に襲い掛かっていく。
銃も何も無い状態で王族や貴族たちに手出しはできないと考えた時だ。
乾いた音が鳴り響き、梟男の体を貫く。
不意を突かれた梟男は悲鳴を上げて地面へと落ちていく。
だが、直ぐに立ち上がり、自分を撃った存在を探し出す。
当然、大統領と副大統領も怪物に倣ってその存在を探す。
すると、二人の目の前にティアラを被ってはいるもののドレスの裾を破けさせた上で片手で自動式拳銃と呼ばれる大陸の最新式拳銃を握る銀色の髪の少女の姿。
クリスタトスは大統領に前のクーデター計画を阻止した女だという自身の直感を教えるべく、彼の肩を突いていたのだが、大統領はその時に呟くべき言葉とは正反対の言葉を呟く。
「なんと、美しい……」
その言葉に副大統領は思わず額を覆ってしまう。大統領はこの状況が分かっているのか、と。
彼は西側の海をいつも父親の大きなガレオン船で渡り、船の前に広がる雄大な景色を見るたびに、老齢のカールは幼い息子、それこそ傍目から見れば祖父と孫ほどに歳の離れた息子に優しく親しげに君主への憎悪を植え付ける。
「レイ、この海を見てご覧。この海には皇帝も、王様も大統領だって存在しない。どんな生物も海の元で権力にも権威にも縛られる事なく生きているんだ。それなのに、我々の世界はどうだい?レイ」
彼は幼い息子に愛称で呼び掛け、この世界の不条理な点を挙げていく。
皇帝や国王のために西側の海の向こうでは多くの戦争が繰り広げられている事、自分たちの故郷の大陸は端にある自分たちの故郷である国、ニューロデム共和国を除いて何処の国も君主を上に敷き、その下に支配されている事に大衆は気付いていない事。
いや、稀に気付く人間もいるのだが、その人間は国王や皇帝の軍の前に潰されてしまう事などを挙げていく。
幼い日のレイモンドは涙を流し、可哀想な人々の事を思って涙を流す。
幼い息子の純粋な涙を既に年老いて黒くなった老人が拭い取る。
カールは自分の息子を抱き上げてから、自分の故郷の素晴らしさを語っていく。
自由と平等、そして愛の素晴らしさを。
後年になり、レイモンドは父と同じ年になり、その日の事を信頼する副大統領に述懐した。
彼は大統領の執務室の黒色の長椅子に腰を掛け、紅茶の入った白色のティーカップの取手を握りながら、
「父は恐らく、私に愛と自由な素晴らしさを伝えたかったのだと思うね。当時の共和国の海運貿易を主導し、海を愛し、その海の自由さと偉大さを私に教えた偉大なる父だ。断言できる。だが、その思想が偏ってしまったのは残念で仕方ないね。国王にも皇帝はいい所も沢山あるというのに」
レイモンドは意味深な表情を浮かべて紅茶を啜る。勿論、この最後の発言は後に自分の発言が公になった時の保険とも言えるべき発言であった事は間違いあるまい。だが、その時のレイモンドの表情には悲しげな表情さえ垣間見えたという。
話を受けた老齢の副大統領、ルイス・クリスタトスが大統領室を出ようとした時だ。
彼は大統領の視線が執務室の本棚に置かれた一冊の絵本に向けられている事に気が付く。
ルイスがその先を眺めると、そこには『姫に恋をした漁師』というタイトルの絵本だった。
後に気になったルイスがその絵本を取り寄せてその本をパラパラとめくると、その内容を読み、大統領があの様な表情をしていた事を察する。
これは彼の推測に過ぎないのだが、幼き日の大統領は彼の父が最も憎むべき立場の相手である王室の人間、つまりお姫様に恋をしていたのではないのだろうか。
勿論、彼が実際の王女に恋をしたのではなく、物語に登場する銀髪の美しい王女に恋をしたのではないのかという事だ。
これは自身の憶測に過ぎないのだが、我らが大統領は幼少の頃にこの絵本をねだったのか、はたまた父の気紛れの土産か何かで貰ったのだろう。
それを読み、彼は物語の美しい王女に心を惹かれたのではないのだろうか。
つまり、物語の中の相手とはいえ彼は父の敵を好きになってしまったのだ。
その事が、彼の亡き父、カールの言葉をそこまで真剣に受け取れないという事に繋がるのではないのだろうか。
最も、彼が共和国以外の全ての国をひっくり返そうという野望を抱いている点からはその様な様子は微塵にも感じられないが、クリスタトスはここである考えに至る。
大統領は他の三大国家を吸収する事により、幼少の頃に読んだお姫様を自分のものにしようという目論見ではないのか、と。
クリスタトス副大統領は礼装に身を包んだ大統領の隣に同じような紳士らしい立派な格好で臨席しながら、その事を考えた時の事を思い出す。
礼装姿の彼は本来ならば嫌っている筈の王族や貴族などにもにこやかに接し、ワイングラスを持って談笑する。
四大国家の中継地、フォー・カントリー・クロスレースでは王国最後の町、グリームショーの近くに築かれた白亜の宮殿を見て思わず息を飲む。
老齢とはいえクリスタトスがこの会合に参加したのは初めてであったために、その反応を取ったのも無理はない。
だが、驚くべきは純潔の乙女を思わせるような綺麗な外面だけではなく、その中もだった。
普段、この宮殿を管理しているのは土地の主であるグリームショー子爵らしいが、どうやら、彼の管理は隅々にまで行き渡っているらしい。
勿論、前日に掃除をしたのもあるのだろうが、宮殿の中には塵一つ落ちておらず、宮殿のホールにも外と外界とを分ける城を取り囲む壁の前に広がる庭にも食事や飲み物の載った白いテーブルクロスの掛けられた机があったのだ。
一体、どうすればこんな豪華な設備を敷けるのだろう。
クリスタトスは自由の国の副大統領としてこの国の王の横暴を許せずに震えたが、その彼の肩に大統領が優しく手を置いて、彼の耳元で囁く。
「心配するな。あの横暴な王どもの命運もここまでさ、私は既に切り札を発動させた。我が国の誇る最強のスパイと……そして」
大統領の口元が緩む。どうやら、彼はここで決着を付けるらしい。
クリスタトスは彼につられて笑い、彼のグラスに自分のグラスをぶつける。
クリスタトスはその後に自分の分の液体の入ったグラスを飲み干す。
美味い。思わず叫んでしまいたくなる。彼は勝利の美酒の味を知った様な気がした。
梟の様な形をした怪物がこの宮殿に現れたのは、彼が美酒をそのままにしておくのは勿体ないと思い口元の周りのワインを舐め回した所だ。
謎の怪物は宮殿の中へと侵入し、集まった王族や貴族に襲い掛かっていく。
銃も何も無い状態で王族や貴族たちに手出しはできないと考えた時だ。
乾いた音が鳴り響き、梟男の体を貫く。
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だが、直ぐに立ち上がり、自分を撃った存在を探し出す。
当然、大統領と副大統領も怪物に倣ってその存在を探す。
すると、二人の目の前にティアラを被ってはいるもののドレスの裾を破けさせた上で片手で自動式拳銃と呼ばれる大陸の最新式拳銃を握る銀色の髪の少女の姿。
クリスタトスは大統領に前のクーデター計画を阻止した女だという自身の直感を教えるべく、彼の肩を突いていたのだが、大統領はその時に呟くべき言葉とは正反対の言葉を呟く。
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