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ホープ・オブ・マジシャンスクール編
宮中晩餐会とその後に起きた出来事
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「陛下!お待ちくださいませ!おね……アビゲイルはちゃんとマルセラ王女の身を賊からお守りになりましたわ!それなのに、責め立てるつもりなのですが!?」
「だが、その際に怪我をしたと言うておる。当然、その責は守り切れなかった小娘にあるわけでーー」
「その責を負うのは襲撃した人間ですわ!」
妹の声が広間の中に響き渡っていく。あまりの激しい声に両親も周りの貴族も、そして肝心の王女でさえ黙っている事に気が付く。
だが、妹はそんな彼らの沈黙などものともせずに話を続けていく。
「第一、今回の件におきましてはその襲撃した人間のせいで我が国の兵士にも被害が出ていますのよ!それなのに、我が国のそれも、私の従者ばかりが一方的に責任を被せられるのは甚だ不愉快ですわ!」
「陛下!幾ら、王女とはいえ自分の部下可愛さにここまで露骨な庇護を与えるのは変です!それに、私はーー」
「もう良い」
父はここでマルセラ王女の直訴を退け、その瞳で私と妹、それに王女の三人を射抜くように見つめる。
「まずは王女殿下が無事で良かった。それだけはハッキリと申し上げよう。それに、我が娘の言う通りだ。ここでアビゲイルを有罪にしたとしても、後にその襲撃者はやって来る可能性が高い……その際にこの小娘が居なければ、我が娘が不安となろう。なので、この件は不問にしよう。良いな?」
マルセラ王女はまだ講義をしようとしたのだが、父がジロリと睨んだ事により、大人しく席に座り、出された料理を眺めていく。
その後にようやく仕切り直し。格貴族方が各々の周辺の貴族と交遊を深めていき、ある者は貴族同士の会話のみならず、領民の上手い接し方などを聞いたりしていた。
我が国では実力不足と見られれば、領地と爵位を取り上げられ、更には平民の最後の権利として『決闘』が認められているのだから、彼らは不安で仕方なかろう。
他所の国ならばいざ知らずこの国で貴族になるのにはこういったデメリットもあるのだ。貴族優位にある他の国と我が国との違いが明白に出ているような気がした。
私は妹のグラスにワインを注いだり、妹の料理皿を片付けたりする傍にそういう話を聞いていたが、途中で看過できない事態に陥ってしまう。
それはあの忌々しい緑髪の妨害であった。彼女は両親にわざと私の嫌味を告げ口したり、どうして顔がそっくりなのかと聞いていたのを覚えている。
その度に両親が明らかに私を揶揄していた事も不快だ。その度に妹が私を気遣ってくれたので、それだけが嬉しかった。
そろそろ宮廷晩餐会も終了に近付いてきた頃だ。
デザートを食べ終わった父は席から立ち上がり、それぞれの国の国家を歌うように各貴族たちに指示を出す。
晩餐会に出席した貴族たちは我が王国の『親愛なる国民へ国王より』という国歌を歌った後に海の向こうの大陸の国歌を歌い始めていく。
『国王陛下万歳』という国歌を晩餐会に出席した貴族一同が歌う事により、主賓席の王女を愉快にさせていた。
やがて両国の友好の式を終わらせると晩餐会はお開きとなり、妹に連れられてマルセラ王女が出て行くのが解散のタイミングとなり、貴族たちもそれぞれ自分の宿舎へと戻っていく。
私とケネス、それに広間に集った宮殿使用人たちは国王夫妻が席を立ち、部屋から退出したのを見届けてから、皿の上の料理を片付けていく。
どの皿も殆どが綺麗に片付けられている中でマラセラ王女の皿だけが随分と量が残っている事に気が付く。
しかも、殆どが口を付けていない。全くもったいない話だ。ケネスがそう愚痴を吐きながら、皿を片付けていくのを見届けた。
皿を持って帰り、その後は宮殿使用人による厨房でのささやかな夕食会が行われた。
そこで私は彼女の歯形が残る箇所だけを包丁で切り落としてもらい余ったデザートを口に運ぶ。
中々に美味しい焼き菓子である。それから、二人で料理長にお礼を言って妹の部屋へと戻っていく。
宮殿は広いが、少し前まで住んでいた事と追放されてからも、何度か宮殿を訪れていたために、私は迷う事なく妹の個室にまでケネスを引っ張っていく。
だが、ケネスが私に手を握られて少し気恥ずかしそうにしていたのはどうしてなのだろう。
女の子に手を握られるのがそんなに嬉しいのだろうか。
そんな事を考えていると、宮殿の広い廊下の中でケネスが突然、私を背後に寄せると、慌てて足に隠し持っている拳銃を抜く。
そして両手で銃口を構えて、
「待てェ!例え闇の中に隠れていたとしてもオレの目はごまかせんぞ、出てこい!ゲスめ!」
その言葉を聞いて昼間の騎士が姿を表す。
騎士は黙って剣を抜いてケネスに斬りかかっていく。
ケネスは拳銃を構えて彼女の喉を狙うものの、見事に見切られてしまう。
私は慌てた。あの女騎士の剣がケネスの体を斬ってしまわないかと。
幸いにも、その前に私の銃が火を吹き、女騎士の鎧に当たったために、女騎士は標的をケネスから私に変えたのだった。
女騎士は私に向かって剣を振るって襲い掛かったが、その前にケネスが彼女の脇腹に向かって銃を放ったために私は何とか助かった。
だが、銃弾は脇腹には食い込まなかったらしく、彼女の鎧から薬莢が落ちる音が聞こえると私は慌てて彼女の喉元に銃口を突きつけたが、彼女はその前に私の銃に向かって剣を振るい銃を破壊しようと試みた。
彼女の意図を察した私は慌てて拳銃を引っ込んだ後に素早く身を背後に逸らし、彼女の剣を避ける事に成功する。
だが、彼女は私を逃すつもりはなかったのだろう。白と黒に光る剣を両手で持った後に空中に向かってその光を放ち、光の刃を雨霰のように降らせていく。
私は避けようと背後に向かったが、間に合わずに降り注ぐ刃の餌食にされるのかと思われたが、私の上にケネスが覆い被さり、私は事なき事を得る事が出来た。
ケネスは負傷こそしたものの、特に大きな怪我を負ったわけでもなかったので、彼は私を安心させるべく笑顔を向けた。
何という素敵な笑顔だろう。こんな状況でなければ私は絆されていたかもしれない。
そんな私の思いも虚しく騎士は私に剣を持って襲い掛かる。
ケネスは私の前から素早く立ち退き、私も銃を持って襲い掛かる騎士に向かって銃口を構える。
倒れたままの私は寝そべったまま彼女の喉元を撃つ算段だ。
いかに彼女の鎧が固かろうと喉までは防ぎ切れまい。
私は地面の上に倒れた私に斬りかかろうとする騎士に向かって笑い掛けた。
「だが、その際に怪我をしたと言うておる。当然、その責は守り切れなかった小娘にあるわけでーー」
「その責を負うのは襲撃した人間ですわ!」
妹の声が広間の中に響き渡っていく。あまりの激しい声に両親も周りの貴族も、そして肝心の王女でさえ黙っている事に気が付く。
だが、妹はそんな彼らの沈黙などものともせずに話を続けていく。
「第一、今回の件におきましてはその襲撃した人間のせいで我が国の兵士にも被害が出ていますのよ!それなのに、我が国のそれも、私の従者ばかりが一方的に責任を被せられるのは甚だ不愉快ですわ!」
「陛下!幾ら、王女とはいえ自分の部下可愛さにここまで露骨な庇護を与えるのは変です!それに、私はーー」
「もう良い」
父はここでマルセラ王女の直訴を退け、その瞳で私と妹、それに王女の三人を射抜くように見つめる。
「まずは王女殿下が無事で良かった。それだけはハッキリと申し上げよう。それに、我が娘の言う通りだ。ここでアビゲイルを有罪にしたとしても、後にその襲撃者はやって来る可能性が高い……その際にこの小娘が居なければ、我が娘が不安となろう。なので、この件は不問にしよう。良いな?」
マルセラ王女はまだ講義をしようとしたのだが、父がジロリと睨んだ事により、大人しく席に座り、出された料理を眺めていく。
その後にようやく仕切り直し。格貴族方が各々の周辺の貴族と交遊を深めていき、ある者は貴族同士の会話のみならず、領民の上手い接し方などを聞いたりしていた。
我が国では実力不足と見られれば、領地と爵位を取り上げられ、更には平民の最後の権利として『決闘』が認められているのだから、彼らは不安で仕方なかろう。
他所の国ならばいざ知らずこの国で貴族になるのにはこういったデメリットもあるのだ。貴族優位にある他の国と我が国との違いが明白に出ているような気がした。
私は妹のグラスにワインを注いだり、妹の料理皿を片付けたりする傍にそういう話を聞いていたが、途中で看過できない事態に陥ってしまう。
それはあの忌々しい緑髪の妨害であった。彼女は両親にわざと私の嫌味を告げ口したり、どうして顔がそっくりなのかと聞いていたのを覚えている。
その度に両親が明らかに私を揶揄していた事も不快だ。その度に妹が私を気遣ってくれたので、それだけが嬉しかった。
そろそろ宮廷晩餐会も終了に近付いてきた頃だ。
デザートを食べ終わった父は席から立ち上がり、それぞれの国の国家を歌うように各貴族たちに指示を出す。
晩餐会に出席した貴族たちは我が王国の『親愛なる国民へ国王より』という国歌を歌った後に海の向こうの大陸の国歌を歌い始めていく。
『国王陛下万歳』という国歌を晩餐会に出席した貴族一同が歌う事により、主賓席の王女を愉快にさせていた。
やがて両国の友好の式を終わらせると晩餐会はお開きとなり、妹に連れられてマルセラ王女が出て行くのが解散のタイミングとなり、貴族たちもそれぞれ自分の宿舎へと戻っていく。
私とケネス、それに広間に集った宮殿使用人たちは国王夫妻が席を立ち、部屋から退出したのを見届けてから、皿の上の料理を片付けていく。
どの皿も殆どが綺麗に片付けられている中でマラセラ王女の皿だけが随分と量が残っている事に気が付く。
しかも、殆どが口を付けていない。全くもったいない話だ。ケネスがそう愚痴を吐きながら、皿を片付けていくのを見届けた。
皿を持って帰り、その後は宮殿使用人による厨房でのささやかな夕食会が行われた。
そこで私は彼女の歯形が残る箇所だけを包丁で切り落としてもらい余ったデザートを口に運ぶ。
中々に美味しい焼き菓子である。それから、二人で料理長にお礼を言って妹の部屋へと戻っていく。
宮殿は広いが、少し前まで住んでいた事と追放されてからも、何度か宮殿を訪れていたために、私は迷う事なく妹の個室にまでケネスを引っ張っていく。
だが、ケネスが私に手を握られて少し気恥ずかしそうにしていたのはどうしてなのだろう。
女の子に手を握られるのがそんなに嬉しいのだろうか。
そんな事を考えていると、宮殿の広い廊下の中でケネスが突然、私を背後に寄せると、慌てて足に隠し持っている拳銃を抜く。
そして両手で銃口を構えて、
「待てェ!例え闇の中に隠れていたとしてもオレの目はごまかせんぞ、出てこい!ゲスめ!」
その言葉を聞いて昼間の騎士が姿を表す。
騎士は黙って剣を抜いてケネスに斬りかかっていく。
ケネスは拳銃を構えて彼女の喉を狙うものの、見事に見切られてしまう。
私は慌てた。あの女騎士の剣がケネスの体を斬ってしまわないかと。
幸いにも、その前に私の銃が火を吹き、女騎士の鎧に当たったために、女騎士は標的をケネスから私に変えたのだった。
女騎士は私に向かって剣を振るって襲い掛かったが、その前にケネスが彼女の脇腹に向かって銃を放ったために私は何とか助かった。
だが、銃弾は脇腹には食い込まなかったらしく、彼女の鎧から薬莢が落ちる音が聞こえると私は慌てて彼女の喉元に銃口を突きつけたが、彼女はその前に私の銃に向かって剣を振るい銃を破壊しようと試みた。
彼女の意図を察した私は慌てて拳銃を引っ込んだ後に素早く身を背後に逸らし、彼女の剣を避ける事に成功する。
だが、彼女は私を逃すつもりはなかったのだろう。白と黒に光る剣を両手で持った後に空中に向かってその光を放ち、光の刃を雨霰のように降らせていく。
私は避けようと背後に向かったが、間に合わずに降り注ぐ刃の餌食にされるのかと思われたが、私の上にケネスが覆い被さり、私は事なき事を得る事が出来た。
ケネスは負傷こそしたものの、特に大きな怪我を負ったわけでもなかったので、彼は私を安心させるべく笑顔を向けた。
何という素敵な笑顔だろう。こんな状況でなければ私は絆されていたかもしれない。
そんな私の思いも虚しく騎士は私に剣を持って襲い掛かる。
ケネスは私の前から素早く立ち退き、私も銃を持って襲い掛かる騎士に向かって銃口を構える。
倒れたままの私は寝そべったまま彼女の喉元を撃つ算段だ。
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