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天使王編
神は語る
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しばらくの沈黙が続いた後に神は厳かな声で私に向かって告げた。
「怖がらなくていい。ぼくはぼくだ。ずっとキミの味方だ。キミが何度唾を吐いても、キミが何度ぼくに悪態を吐いてもぼくはキミを守り続けていく……いいや、キミだけじゃあない。人間たちをずっと見守り続けていくんだ。そのためにボクはキミを……ルシフェルをこの世界に呼んだ」
「じゃあ、なんでこの世界の人間を滅亡させようとしてたの?それにさっきの攻撃で天使だけじゃなく人間も大勢死んだよ」
「……成り行きでそうなってしまった。本当に申し訳ない」
青年は深々と頭を下げていく。その後で顔を上げて私を視線に捉えながら話を続けていく。
「ルシフェル……あの本を通してキミをこの世界に呼んだのはキミにこの世界を救ってもらうためだ」
「私を救世主として?」
「……その通りだ。私は本来の筋書きを知っている。今この場に居合わせたキミたちに見せてあげるよ」
青年は大きく腕を突き出して私たち三人を眩い光のなかへと包み込む。
その中で私は見た。私がこの世界に来なかった場合の世界を。
その世界ではビレニアなどの裏切り者による呼応によってミーティア王国は天使たちによって占拠され、国民の命を救う代償として前の国王はその首を刎ね飛ばされてしまっていた。
王女もとそれに伴う形で処刑され、ノーブも臣下の身に落ちていたとはいえ追随する形で処刑されてしまっていた。
ブレードは仲間たちを連れて逃亡するものの、その途中で盗賊に腹を刺されて死亡してしまった。
他の仲間たちも次々と天使たちとの戦闘でその命を散らしていく。
唯一タンプルだけは途中で自身の正体を明かして戦っていたものの最後には彼もあの婦人によってその命を散らす羽目になった。まさしく絶望そのものともいえる世界だった。
こんな世界があっていいはずがない。私は必死になって首を横に動かしていく。
だが、青年は無情にも告げた。
「これが現実だ。キミがこの世界にやってこなかった世界の記憶だ」
その後で青年はブレードを見据える。その視線は突き刺すかのように鋭かった。
「さてと……キミは死ぬ予定だったというのが見てわかったろ?」
「け、けど、それは別の世界でも?」
「いいや。梟の天使が乱入したあの日……キミは死んだんだよ。剣で刺されてね……だが、ルシフェルが眷属にしたことでその命を取り戻した。ただし、人間としてじゃあない。エンジェリオンとしてだ。この意味がわかるかい?」
「いいや」
「なら、教えよう。キミはルシフェルが死ぬとキミ自身も死ぬ。それが眷属というものだ」
「そ、そんな……」
ブレードは信じられないという態度だった。顔を青ざめその表情を絶望の色に染まらせていた。
「次にタンプル……キミは我々を裏切った。人間を愛し人間のために戦った」
「……オレはそのことを悔いていない。それであんたに処刑されることも覚悟している」
「……処刑?誤解してもらっては困る。それは王の仕事だ。ぼくにはやらなくてはいけないことがある」
「やらなくてはいけないことだと?」
「その通り、それは救済だよ」
「救済?誰を救済するっていうの?」
「……人類だよ。この世界のね」
その言葉を聞いた途端に私は無意識のうちにその概念に、絶対的な存在に向かって殴り掛かっていた。叶わないでもせめて一矢報いてやりたいという思いだった。
だが、私の拳はあっさりと交わされた上に青年は周りを天使たちに守護されてしまい手を出すことも不可能になってしまった。
青年の周りを囲む天使によって私は自らの体を拘束されてしまうことになってしまった。
「ぐっ、は、離せッ!」
「人間は天使に反逆できない。……だから、この世界の人間も魔法という創造主の置き土産で多少その時間を延ばすことはできたが、結局それは避けられなかった。より強力な天使の前で滅亡に追い込まれたに違いない。だからぼくが救済に乗り出そうとした。だが、その前にも人類は救い出された。救世主の手によってね。その救世主というのはキミだ。ルシフェル」
「私?」
「その通りだ。新たにルシフェルとなったキミに記憶は残っていないだろうが、この世界の人間に魔法を与え、存在を守護し、他の生物たちよりも上位に立たせたのは他ならぬキミ自身だ」
青年の言葉によればかつてこの世界に住まう人類はこの世の中でも貧弱の存在であったとされている。
ゴブリンのような邪悪な知能も持たなければエルフのような知性も狩人としての腕も持たない。最弱でそれでいて小動物や魚なの自分たちよりも弱い存在には強く出るような存在で、多くの生物たちから忌み嫌われていたという。
「その存在に目を付けたのがルシフェル。キミだ。キミはそのルシフェルを哀れに思ったのか、はたまたその最弱な存在を強くすれば面白いと感じたのか、キミは人類に文字と言語、炎、そして魔法を与えた」
青年の話によればルシフェルは白き翼の天使たちとして原始的な生活を送る人間たちの前に現れてそれらの力を授けたのだという。
その代償としてルシフェルは天使たちの王からの怒りを買い、深く傷付けられて力を削がれた上に彼が構築したのとは別の世界へと追放されたのだという。その別の世界でルシフェルは倉持波瑠という少女を依代にして力を蓄えていった。それからその少女を自身の次の肉体と定め彼女を次代のルシフェルに任命したのであった。
その過程でルシフェルは自らが築き上げた世界に危機が迫っていることを知り、倉持波瑠の意識を図書館に誘導し、この世界の人類を救いたかった青年の意思に波長を合わせ、この世界に潜り込んだのだという。
「……なるほどそういうわけだったのか」
私は納得するように言った。
「思い出したかな?キミの罪を……キミがいかに重いことをしたのかを」
「なるほどね。確かに人類は調子に乗って他の種族を絶滅させた。それは全て私によるものだった……」
「……話に割り込ませてもらって申し訳ないけれど、やはりぼくたち人間は他の種族を滅亡に追いやったんだな……」
ブレードが口をどもらせながら言った。その表情には陰が見えた。
「その通りだ。キミたち人間はルシフェルから与えたれた魔法や火を使ってこれまで自分たちを虐げてきた存在に復讐を始めたんだ」
その言葉に冗談は含まれていなかった。ブレードは少しでもそのことを期待していたのだが、目の前の青年は真剣であった。
他の三人が沈黙を続けているのをいいことに青年は話を続けていく。
「まずゴブリンがその毒牙にかかり、次にドラゴンと呼ばれる種族を攻撃した。次は巨人。その次が小人。それからエルフにドワーフ。みんな魔法の前に殺されていった。それを扇動したのがデストリアの初代皇帝の祖先だ。つまり、この子のルーツというわけになる」
青年は地上に向かって掌を突き出し、地上にいたはずのティーとモギーを引っ張り上げていく。
引っ張り上げられた両名は不思議な力で宙の上に浮いていたが、青年の気まぐれで簡単にその力が剥奪されて地面へと落とされることは明白である。
私は冷や汗を流しながら青年に向かって言った。「二人を元の場所に生きたまま返して」と。
だが、青年は不敵に笑うばかりであった。
「怖がらなくていい。ぼくはぼくだ。ずっとキミの味方だ。キミが何度唾を吐いても、キミが何度ぼくに悪態を吐いてもぼくはキミを守り続けていく……いいや、キミだけじゃあない。人間たちをずっと見守り続けていくんだ。そのためにボクはキミを……ルシフェルをこの世界に呼んだ」
「じゃあ、なんでこの世界の人間を滅亡させようとしてたの?それにさっきの攻撃で天使だけじゃなく人間も大勢死んだよ」
「……成り行きでそうなってしまった。本当に申し訳ない」
青年は深々と頭を下げていく。その後で顔を上げて私を視線に捉えながら話を続けていく。
「ルシフェル……あの本を通してキミをこの世界に呼んだのはキミにこの世界を救ってもらうためだ」
「私を救世主として?」
「……その通りだ。私は本来の筋書きを知っている。今この場に居合わせたキミたちに見せてあげるよ」
青年は大きく腕を突き出して私たち三人を眩い光のなかへと包み込む。
その中で私は見た。私がこの世界に来なかった場合の世界を。
その世界ではビレニアなどの裏切り者による呼応によってミーティア王国は天使たちによって占拠され、国民の命を救う代償として前の国王はその首を刎ね飛ばされてしまっていた。
王女もとそれに伴う形で処刑され、ノーブも臣下の身に落ちていたとはいえ追随する形で処刑されてしまっていた。
ブレードは仲間たちを連れて逃亡するものの、その途中で盗賊に腹を刺されて死亡してしまった。
他の仲間たちも次々と天使たちとの戦闘でその命を散らしていく。
唯一タンプルだけは途中で自身の正体を明かして戦っていたものの最後には彼もあの婦人によってその命を散らす羽目になった。まさしく絶望そのものともいえる世界だった。
こんな世界があっていいはずがない。私は必死になって首を横に動かしていく。
だが、青年は無情にも告げた。
「これが現実だ。キミがこの世界にやってこなかった世界の記憶だ」
その後で青年はブレードを見据える。その視線は突き刺すかのように鋭かった。
「さてと……キミは死ぬ予定だったというのが見てわかったろ?」
「け、けど、それは別の世界でも?」
「いいや。梟の天使が乱入したあの日……キミは死んだんだよ。剣で刺されてね……だが、ルシフェルが眷属にしたことでその命を取り戻した。ただし、人間としてじゃあない。エンジェリオンとしてだ。この意味がわかるかい?」
「いいや」
「なら、教えよう。キミはルシフェルが死ぬとキミ自身も死ぬ。それが眷属というものだ」
「そ、そんな……」
ブレードは信じられないという態度だった。顔を青ざめその表情を絶望の色に染まらせていた。
「次にタンプル……キミは我々を裏切った。人間を愛し人間のために戦った」
「……オレはそのことを悔いていない。それであんたに処刑されることも覚悟している」
「……処刑?誤解してもらっては困る。それは王の仕事だ。ぼくにはやらなくてはいけないことがある」
「やらなくてはいけないことだと?」
「その通り、それは救済だよ」
「救済?誰を救済するっていうの?」
「……人類だよ。この世界のね」
その言葉を聞いた途端に私は無意識のうちにその概念に、絶対的な存在に向かって殴り掛かっていた。叶わないでもせめて一矢報いてやりたいという思いだった。
だが、私の拳はあっさりと交わされた上に青年は周りを天使たちに守護されてしまい手を出すことも不可能になってしまった。
青年の周りを囲む天使によって私は自らの体を拘束されてしまうことになってしまった。
「ぐっ、は、離せッ!」
「人間は天使に反逆できない。……だから、この世界の人間も魔法という創造主の置き土産で多少その時間を延ばすことはできたが、結局それは避けられなかった。より強力な天使の前で滅亡に追い込まれたに違いない。だからぼくが救済に乗り出そうとした。だが、その前にも人類は救い出された。救世主の手によってね。その救世主というのはキミだ。ルシフェル」
「私?」
「その通りだ。新たにルシフェルとなったキミに記憶は残っていないだろうが、この世界の人間に魔法を与え、存在を守護し、他の生物たちよりも上位に立たせたのは他ならぬキミ自身だ」
青年の言葉によればかつてこの世界に住まう人類はこの世の中でも貧弱の存在であったとされている。
ゴブリンのような邪悪な知能も持たなければエルフのような知性も狩人としての腕も持たない。最弱でそれでいて小動物や魚なの自分たちよりも弱い存在には強く出るような存在で、多くの生物たちから忌み嫌われていたという。
「その存在に目を付けたのがルシフェル。キミだ。キミはそのルシフェルを哀れに思ったのか、はたまたその最弱な存在を強くすれば面白いと感じたのか、キミは人類に文字と言語、炎、そして魔法を与えた」
青年の話によればルシフェルは白き翼の天使たちとして原始的な生活を送る人間たちの前に現れてそれらの力を授けたのだという。
その代償としてルシフェルは天使たちの王からの怒りを買い、深く傷付けられて力を削がれた上に彼が構築したのとは別の世界へと追放されたのだという。その別の世界でルシフェルは倉持波瑠という少女を依代にして力を蓄えていった。それからその少女を自身の次の肉体と定め彼女を次代のルシフェルに任命したのであった。
その過程でルシフェルは自らが築き上げた世界に危機が迫っていることを知り、倉持波瑠の意識を図書館に誘導し、この世界の人類を救いたかった青年の意思に波長を合わせ、この世界に潜り込んだのだという。
「……なるほどそういうわけだったのか」
私は納得するように言った。
「思い出したかな?キミの罪を……キミがいかに重いことをしたのかを」
「なるほどね。確かに人類は調子に乗って他の種族を絶滅させた。それは全て私によるものだった……」
「……話に割り込ませてもらって申し訳ないけれど、やはりぼくたち人間は他の種族を滅亡に追いやったんだな……」
ブレードが口をどもらせながら言った。その表情には陰が見えた。
「その通りだ。キミたち人間はルシフェルから与えたれた魔法や火を使ってこれまで自分たちを虐げてきた存在に復讐を始めたんだ」
その言葉に冗談は含まれていなかった。ブレードは少しでもそのことを期待していたのだが、目の前の青年は真剣であった。
他の三人が沈黙を続けているのをいいことに青年は話を続けていく。
「まずゴブリンがその毒牙にかかり、次にドラゴンと呼ばれる種族を攻撃した。次は巨人。その次が小人。それからエルフにドワーフ。みんな魔法の前に殺されていった。それを扇動したのがデストリアの初代皇帝の祖先だ。つまり、この子のルーツというわけになる」
青年は地上に向かって掌を突き出し、地上にいたはずのティーとモギーを引っ張り上げていく。
引っ張り上げられた両名は不思議な力で宙の上に浮いていたが、青年の気まぐれで簡単にその力が剥奪されて地面へと落とされることは明白である。
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