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第一部『人界の秩序と魔界の理屈』
クライシス・コミューン
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「おはようございます。コクラン様、本日の朝食でございます」
コクランはベッドの上で起き上がるなり、目の前に豪華な朝食が運ばれたことに驚きを隠せなかった。
コクランの自宅は魔界執行官任命当初と同じく執行官事務所である。仕事場兼自宅として用いられている場所であるため狭い部屋となっている。
本来であるのならばメイドが居るような場所ではない上に何もしなくても朝食がベッドの上にまで運ばれてくるような環境でもなかった。
だが、レイチェルという元メイドが来てからというものの、コクランの生活は貴族のそれと同様の水準にまで高まったといっても過言ではない。
レタスやトマトを使ったサラダの他に四角い形をした食用のパン、それから目玉焼きにベーコンという組み合わせの料理である。そして極め付けは切り立てのカットフルーツと淹れ立てで湯気が出ている紅茶の存在である。
更に朝食を食べながら朝のニュースを知れるように新聞紙まで後から持ってきてくれた。いたせり尽せりとはこのことであろう。
結果としてコクランの日常における私生活は非常に堕落したものとならざるを得なかった。コクランもその状況から脱出するつもりがないから尚更である。コクランがその日もいつも通りに食パンを齧っていると、新聞紙の紙面に興味深いニュースが載っていたことに気が付いた。
それは七十年前に世界を騒がせたコミューンなる独立勢力が新たにヴェストリア帝国のストックラルムという田舎町で騒動を引き起こしているというものだった。
コクランはその言葉を見て思わず食パンを手から落としてしまった。
幸いにも食パンは皿の上に落ちたのでベッドが汚れる心配はなかった。
だらしない主人に代わって密かに胸を撫で下ろしていたレイチェルだったが、新聞紙を握ったまま固まっている主人の様子が気になり、何を見て固まっているのかということが気になってその新聞紙を覗いてみることにした。
しかしどうもコクランが固まっている理由が分からなかったのだ。
何故にこの『コミューン』という文字がここまで彼を固まらせてしまったのか理解に苦しんでいた。
レイチェルが質問してもコクランは頑なに答えようとしない。困ったものだ。
このまま主人のためにも引き下がった方が良いのが正しい判断といったところなのだろう。
だが、一度刺激されてしまった知識欲というのは止めようと思っても止められないアルコールのように依存性の高いものだったのだ。
そのためレイチェルはあらゆる手段を使って主人から『コミューン』という単語のことを聞き出そうと試みていた。
そのため渋々コクランは『コミューン』についての説明を始めた。
『コミューン』というのは今から四十年程前に当時のリーデルバウム王国に発生した魔族たちの独立勢力が名乗った名前であるそうだ。
彼らは『クライシス・コミューン』と名乗り、リーダー不在の独立勢力を起こして人間たちからの独立を試みていたのだ。
結果としてこの戦争は失敗に終わった。人間たちによる大規模な軍隊がコミューンの元へと派遣されたことも大きかったが、何より人界との友好を重んじる魔界の上層部が人界の軍隊たちに力を貸したということも大きかった。
その時に魔界から派遣された魔界執行官としてコクランも鎮圧戦に参加していた。
結果は人界側が勝利を収めた。『クライシス・コミューン』は解体に追い込まれ、主だった首謀者は処刑された。
こうして危機は去ったものだと思われたのも束の間。以降魔族の間には人間に対する闘争心のようなものが湧き起こり、各地で反乱が多発することになった。
これらの魔族たちの反乱の鎮圧にもコクランは駆り出されたということからその時に生じた疲労で辛かったことから思い出したくないのだ、とレイチェルは考えた。
確認を求めると、コクランは両目を閉じて首を横に振った。
「違うな。オレが嫌なのはあいつらがせっかく居場所を作ることができたかもしれないっていうのにおれがその場所を奪っちまったことだよ……」
コクランは鎮痛な表情を浮かべて言った。魔界執行官という役割を担っているということもあって、人界で騒動を起こす魔族たちの気持ちは痛いほど分かるのかもしれない。
しばらくの間コクランは新聞の表題を黙って見守っていたが、やがて新聞を閉じるとベッドの上から起き上がっていった。
「こうしちゃあいられない。一刻も早くそいつらの元に向かわないと」
「お待ちください……コクラン様はどのようになさるおつもりですか?」
そう問い掛けたレイチェルの目は真剣だった。真っ直ぐな視線がコクランを射抜いている。レイチェルはコクランに忠誠を誓い、従っているといっても彼女は人間。
やはり人間社会の秩序を乱すような存在に自身の主人が力を貸すことは反対だと考えていた。
そんな彼女の意思が現れてしまったのか、質問の答えを待つレイチェルの両足は無意識のうちに震えていた。
そんな不安がるレイチェルを安心させるようにコクランは言った。
「大丈夫だ。オレは魔界執行官……テロリストなんぞに加担するような愚かな真似はしないよ」
「てろ?」
コクランの放った意味不明な言葉に対してレイチェルは首を傾げていた。コクランはその時無意識のうちに『テロリスト』という前世の言葉を用いていてしまっていたことを意識させられた。
「いや、なんでもないんだ。すぐに向かうぞ」
コクランはレイチェルを引き連れ、新たなコミューンが築かれた場所へと向かっていく。
そこはヴェストリア帝国にあるストックラルムという田舎町であった。
本来であるのならば何もないような素朴な田舎町であり、資源といえば豊富な海の幸くらいのものだった。
そんな町を恐るべき暴徒たちが支配したというニュースは諸外国を震撼させた。
そのため各国の騎士がこのストックラルムという街を取り囲んでいた。
町の周りには高い城壁などない。逃げることは可能なはずだが、暴徒たちの中には優れた魔法使いがいるらしく、住民たちの行動は逐一見張られているのだそうだ。
騎士たちは密かに町の中に潜り込ませた内通者からその情報を得ていた。
内通者は優れたバルン王国の魔法師であり、暴徒たちの魔法もその魔法師が己の魔法を使って弾き返しているために内部事情を知らせることができたといってもいい。
そんな内通者がいる事など知らない暴徒たちはストックラルムを占領した魔族たちは街の高台から見える各国の騎士たちの旗を見ても何も怯む様子は見せなかった。
なぜなら彼らは町の住民たち全員を人質に取っていたからだ。
魔法によって逃亡も不可能なので勝ったも同然だった。
この暴挙の指揮を取っていたオーガのラルフは勝ち誇ったような笑みを浮かべて町を取り囲む騎士たちを見つめていた。
オーガは町の町長の家で事務用の巨大な机の上に足を置き、町長の家から持ち出した酒を啜っていた。
すると村長の家の扉が開いて同志であるエルフのアンドリューが姿を見せた。
「同志ラルフ! この町を取り囲んでいた騎士たちが矢を投げて寄越しました」
「見せろ」
ラルフはアンドリューから一枚の手紙を受け取り、じっくりと目を通していた。
やがて手紙から目を離すと、手紙を机の上に滑り落ちし、その上に足を乗せた。
「同志、なんと書かれていたのかお教え願えませんか?」
「フン、人質を解放する代わりに金貨をやると書いていたんだ。全くふざけた話だッ! 」
「その通りですッ!我々は金欲しさにやっているのではないというのに……」
「人質一人を殺せ、奴らに我々の真の目的を書いた手紙を添えてな……」
ラルフたちの真の目的、それはどこの国にも属さない魔族だけの国家を作るということだった。
統治する魔王は世襲によって決まるのではなく、その土地の魔族たちによる投票で決めるという画期的なものだった。
魔族によって選ばれた魔王は魔族のために働き、理想的な国を作るというものだった。
恐らく初代魔王はリーダーであるラルフが襲名するだろうが、そこから後は残された魔族たちで決めるのだ。
それを見届けられないのは残念だが、そうした未来が見られる可能性が作れるということだけでも戦う価値があるというものだ。
ラルフは満足気な笑みを浮かべていた。
コクランはベッドの上で起き上がるなり、目の前に豪華な朝食が運ばれたことに驚きを隠せなかった。
コクランの自宅は魔界執行官任命当初と同じく執行官事務所である。仕事場兼自宅として用いられている場所であるため狭い部屋となっている。
本来であるのならばメイドが居るような場所ではない上に何もしなくても朝食がベッドの上にまで運ばれてくるような環境でもなかった。
だが、レイチェルという元メイドが来てからというものの、コクランの生活は貴族のそれと同様の水準にまで高まったといっても過言ではない。
レタスやトマトを使ったサラダの他に四角い形をした食用のパン、それから目玉焼きにベーコンという組み合わせの料理である。そして極め付けは切り立てのカットフルーツと淹れ立てで湯気が出ている紅茶の存在である。
更に朝食を食べながら朝のニュースを知れるように新聞紙まで後から持ってきてくれた。いたせり尽せりとはこのことであろう。
結果としてコクランの日常における私生活は非常に堕落したものとならざるを得なかった。コクランもその状況から脱出するつもりがないから尚更である。コクランがその日もいつも通りに食パンを齧っていると、新聞紙の紙面に興味深いニュースが載っていたことに気が付いた。
それは七十年前に世界を騒がせたコミューンなる独立勢力が新たにヴェストリア帝国のストックラルムという田舎町で騒動を引き起こしているというものだった。
コクランはその言葉を見て思わず食パンを手から落としてしまった。
幸いにも食パンは皿の上に落ちたのでベッドが汚れる心配はなかった。
だらしない主人に代わって密かに胸を撫で下ろしていたレイチェルだったが、新聞紙を握ったまま固まっている主人の様子が気になり、何を見て固まっているのかということが気になってその新聞紙を覗いてみることにした。
しかしどうもコクランが固まっている理由が分からなかったのだ。
何故にこの『コミューン』という文字がここまで彼を固まらせてしまったのか理解に苦しんでいた。
レイチェルが質問してもコクランは頑なに答えようとしない。困ったものだ。
このまま主人のためにも引き下がった方が良いのが正しい判断といったところなのだろう。
だが、一度刺激されてしまった知識欲というのは止めようと思っても止められないアルコールのように依存性の高いものだったのだ。
そのためレイチェルはあらゆる手段を使って主人から『コミューン』という単語のことを聞き出そうと試みていた。
そのため渋々コクランは『コミューン』についての説明を始めた。
『コミューン』というのは今から四十年程前に当時のリーデルバウム王国に発生した魔族たちの独立勢力が名乗った名前であるそうだ。
彼らは『クライシス・コミューン』と名乗り、リーダー不在の独立勢力を起こして人間たちからの独立を試みていたのだ。
結果としてこの戦争は失敗に終わった。人間たちによる大規模な軍隊がコミューンの元へと派遣されたことも大きかったが、何より人界との友好を重んじる魔界の上層部が人界の軍隊たちに力を貸したということも大きかった。
その時に魔界から派遣された魔界執行官としてコクランも鎮圧戦に参加していた。
結果は人界側が勝利を収めた。『クライシス・コミューン』は解体に追い込まれ、主だった首謀者は処刑された。
こうして危機は去ったものだと思われたのも束の間。以降魔族の間には人間に対する闘争心のようなものが湧き起こり、各地で反乱が多発することになった。
これらの魔族たちの反乱の鎮圧にもコクランは駆り出されたということからその時に生じた疲労で辛かったことから思い出したくないのだ、とレイチェルは考えた。
確認を求めると、コクランは両目を閉じて首を横に振った。
「違うな。オレが嫌なのはあいつらがせっかく居場所を作ることができたかもしれないっていうのにおれがその場所を奪っちまったことだよ……」
コクランは鎮痛な表情を浮かべて言った。魔界執行官という役割を担っているということもあって、人界で騒動を起こす魔族たちの気持ちは痛いほど分かるのかもしれない。
しばらくの間コクランは新聞の表題を黙って見守っていたが、やがて新聞を閉じるとベッドの上から起き上がっていった。
「こうしちゃあいられない。一刻も早くそいつらの元に向かわないと」
「お待ちください……コクラン様はどのようになさるおつもりですか?」
そう問い掛けたレイチェルの目は真剣だった。真っ直ぐな視線がコクランを射抜いている。レイチェルはコクランに忠誠を誓い、従っているといっても彼女は人間。
やはり人間社会の秩序を乱すような存在に自身の主人が力を貸すことは反対だと考えていた。
そんな彼女の意思が現れてしまったのか、質問の答えを待つレイチェルの両足は無意識のうちに震えていた。
そんな不安がるレイチェルを安心させるようにコクランは言った。
「大丈夫だ。オレは魔界執行官……テロリストなんぞに加担するような愚かな真似はしないよ」
「てろ?」
コクランの放った意味不明な言葉に対してレイチェルは首を傾げていた。コクランはその時無意識のうちに『テロリスト』という前世の言葉を用いていてしまっていたことを意識させられた。
「いや、なんでもないんだ。すぐに向かうぞ」
コクランはレイチェルを引き連れ、新たなコミューンが築かれた場所へと向かっていく。
そこはヴェストリア帝国にあるストックラルムという田舎町であった。
本来であるのならば何もないような素朴な田舎町であり、資源といえば豊富な海の幸くらいのものだった。
そんな町を恐るべき暴徒たちが支配したというニュースは諸外国を震撼させた。
そのため各国の騎士がこのストックラルムという街を取り囲んでいた。
町の周りには高い城壁などない。逃げることは可能なはずだが、暴徒たちの中には優れた魔法使いがいるらしく、住民たちの行動は逐一見張られているのだそうだ。
騎士たちは密かに町の中に潜り込ませた内通者からその情報を得ていた。
内通者は優れたバルン王国の魔法師であり、暴徒たちの魔法もその魔法師が己の魔法を使って弾き返しているために内部事情を知らせることができたといってもいい。
そんな内通者がいる事など知らない暴徒たちはストックラルムを占領した魔族たちは街の高台から見える各国の騎士たちの旗を見ても何も怯む様子は見せなかった。
なぜなら彼らは町の住民たち全員を人質に取っていたからだ。
魔法によって逃亡も不可能なので勝ったも同然だった。
この暴挙の指揮を取っていたオーガのラルフは勝ち誇ったような笑みを浮かべて町を取り囲む騎士たちを見つめていた。
オーガは町の町長の家で事務用の巨大な机の上に足を置き、町長の家から持ち出した酒を啜っていた。
すると村長の家の扉が開いて同志であるエルフのアンドリューが姿を見せた。
「同志ラルフ! この町を取り囲んでいた騎士たちが矢を投げて寄越しました」
「見せろ」
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ラルフたちの真の目的、それはどこの国にも属さない魔族だけの国家を作るということだった。
統治する魔王は世襲によって決まるのではなく、その土地の魔族たちによる投票で決めるという画期的なものだった。
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恐らく初代魔王はリーダーであるラルフが襲名するだろうが、そこから後は残された魔族たちで決めるのだ。
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