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第一部『人界の秩序と魔界の理屈』
マイケル・スパルタニアという男
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過去に残した遺恨にケリを付けなくてはならない。コクランはアレム王国を乗っ取り、軍備を揃えて人間に宣戦布告を行ったマイケルと彼が束ねるコミューン『妖霊軍』を討つことを決意したのである。
「こうしてはいられない」と、コクランは慌てて当面の間の事務所休止案内や魔界に従軍許可をもらった上で彼は戦場に向かうことに決めた。
わざわざ武器を揃えて慣れない馬を操り、戦地となるアレム王国にまで足を踏み入れたのはマイケルとの決着を付けるためなのだ。
マイケル・スパルタニアという男とは絶対に白黒を付けなくてはならなかった。
二人の助手にも万全の装備を施し、馬術の指南までしたのはそのためだった。
そのためにわざわざこうも弓と矢を雨嵐のように降り注がれてしまっては近寄ろうにも近寄ることができない。
マイケルはそんなコクランの戸惑った様子を見るのが楽しいのか、大きな笑い声を上げながら叫んでいく。
「フハハハ、聞こえているかッ! コクラン!?」
「聞こえてるさ、そんなバカでかい声を出されたら嫌でも耳に残るっつーの」
だが、コクランの言葉が聞こえることはない。というのもコクランは大きな声で喋るマイケルに対し、自分たちの周辺にしか聞こえないような小さな声でしか喋っていなかったからだ。
この声を聞いたのはレイチェルやルイスといった一部の馴染みの顔触れ、そして新たに助手として名乗りを上げ、こちらに引き取ったリザードマンの少年ジオのみだった。
コクランとしてはマイケルに自身の声が聞こえなくても問題はなかったようだが、マイケルはコクランの声が聞こえようが聞こえまいが塔の上から大声を上げて呼び掛けていく。
「オレは決意したッ! あの戦いで築いてしまった遺恨は今ここで始末せねばならんとなッ! 」
「なるほど、それであんな手荒い歓迎をしてくれたっていうのか」
コクランは馬の上で忌々しげに吐き捨てた。
「オレは今日ここに貴様と人間たち全員に宣戦布告するのと同時に新たなコミューンの成立を宣言しようではないかッ! 」
マイケルは背後に控えていた仲間に何やら耳打ちを行うと、両手いっぱいに旗を広げてコクランや周りに集まった兵士や騎士たちに向かって叫んでいく。
「新たな国の名は『妖霊国』であるッ! アレム王国は今より地上の魔族たちによる楽園となったのだッ! 」
マイケルの宣言を聞いて周囲に集まっていた人間の騎士や兵士たちからはその一方的な独立宣言に向かって次々と罵声を浴びせていく。
「ふざけるなッ! 」
「これ以上人界を化け物どもの好き勝手にさせてたまるもんかッ! 」
「そんなに魔族だけで集まりたいんなら魔界にでも帰りやがれッ! 」
あまりにも好き勝手な罵声を前にマイケルも堪忍袋の尾が切れたのだろう。
眉間に皺を寄せながら塔の下に集まった騎士や兵士たちに向かって叫び声を上げていく。
「やかましいッや! 」
周辺の音が静まり返るほどの大きな声だった。それを聞いた兵士や騎士たちは先ほどの勢いを消し、黙ってマイケルのいる塔の上を見上げていた。
集まった人間たちから罵声が聞こえてこなくなるのを確認してからマイケルは六つの腕を振り上げて演説を始めていく。
「お前たち人間は我々魔族に対して好き勝手なことばかりを言いやがるッ! 事情があり、魔界に居られなくなった我々に対して気軽に『帰れ』などとほざき、我々を抑圧しようとしているんだッ! それから次は魔族には何をしても許されるのだという驕りをなくせ! そうすることで我々は初めて友好的になり、共に手を携える存在となるんだよッ! 」
マイケルの演説はもっともだった。
人界と魔界とが友好関係を結んでからの百年間、常に人間は魔族たちよりも上位の位置にあった。コクランは敵ながらこの議論はマイケルが勝っていると確信した。
というのも、本来魔界の住民である魔族が人間よりも弱い立場にあるのは人間の世界を借りているという後ろめたさからきたものだった。
自分たちよりも上位の存在、それが下に見られるのだ。人間たちにとってこれ程愉悦感を強調するものはなかったに違いない。
そして調子に乗ってこき使っていくうちに人間たちは魔族の強さを忘れていってしまう。
そのため魔族の堪忍袋の尾が切れて人間たちから受けた迫害や差別を水に流せなくなった時になってようやくその強さを思い出すというのが人間の愚かなところだ。
実際今人間たちは先ほどのマイケルの演説が終わった後にマイケルの提示する条件に逆上し、一斉にアレム王国の城へと攻め入っていく。
だが、矢や弾丸によって勇敢な命たちは儚く散っていったのである。
マイケルは塔の上で愚かな人間たちを酒の肴にしていた。
「見ろッ! 人間どもの醜態をッ! 普段はあんなに偉ぶっておいて、いざオレたちと戦いになったらこの様だぜッ! 」
マイケルは背後にいた仲間を呼び出し、単発式の長銃を受け取り、集まっていた騎士の一人を射殺したのである。
反動による被害も黒煙による被害もマイケルは受けなかった。
マイケルの中に長銃を持っていられる筋力や同時に銃声や煙にも驚かないという鋼鉄の意思が備わっていたということを示している。
『妖霊軍』の幹部であった時はラルフやアンドリューといった強い癖を持つ幹部たちの陰に隠れていたが、いざ彼がそういった光を持った存在に変わり、反乱の首謀者となると、これ程までに厄介な敵はいないだろう。人間側も厄介な相手を敵に回したものだ。
コクランが苦笑していると、鎖が引かれていく音が聞こえてきた。よく目を凝らすと、城門が開けられているのが見えた。
先ほどの強固な姿勢から一転して、降伏でも行うのかと思われたが、状況は違った。
なんと、十体ほどの巨大な蜘蛛の怪物が門から出現したのである。大きな口を開いて巨大な糸を吐いて馬ごと人を絡ませると、そのまま引っ張っていく。
そしてその蜘蛛の怪物は巨大な口で馬と人を呑み込んだのである。
それを見た兵士や騎士たちに同様の声が上がっていく。そこから先は魔物と魔族の組み合わせによる一方的な虐殺が始まった。
兵士はともかく騎士は騎士という人界の中でも選ばれた身分ということはあり、強い魔法を使うことができた。
それ故に魔物など簡単に倒せるはずだったのだ。しかし城壁からの矢や弾丸の嵐、それに加えて魔物の後続として繰り出してきた部隊の支援により、包囲を行っていた軍は大きな被害を受けてしまったのである。魔法を使って蜘蛛の怪物に対抗することもできなかったのだ。
そのため各国の隊長たちは翌日の軍評では力攻めではなく、兵糧攻めに切り替えようという意見を出したが、蜘蛛の魔物に包囲網を荒らされてしまい、戦闘にならざるを得なかった。
コクランたちはなんとか二日にわたる戦闘を耐え抜き、その日はテントの中に転がり込んでいた。
「クソッ、あんな魔物がいたんじゃ勝てるはずがないッ! 」
「……それでもういいような気がしてきました」
ジオがポツリと吐き捨てた。
「……かもね。いつも人間たちが魔族を虐げてきたし、もしかしたら人間がこれまで魔族を馬鹿にしてきた報いを受ける時が来たのかもしれないね」
ジオの言葉に人間であるルイスが同意した。人界執行官として人間の嫌な面を見てきたルイスであったからこそ人間に虐げられる魔族の気持ちが分かるのかもしれない。
「……とは言っても奴らの暴走を止め、治安を維持するのがオレたちに課せられた使命だからな。これを無視するわけにはいかん。無給の仕事ならそれでも良いが、オレたちには魔界と人界から給料が出てンだからな」
コクランの言葉は正論だった。ジオもルイスも首肯せざるを得なかった。
「しかしそれはいいとして、一体でも苦戦するような魔物なのに、それが十体もいたんじゃどうしようもありませんよ」
「それに加えて、後続に軍隊が来る。更に城壁からも援護射撃がくるんじゃお手上げかもな」
コクランの声は諦めに近いものがあった。マイケルは人質もそうだが、立て篭もるばかりではないのだ。
時には魔物や部下を繰り出し、討って出ることによって敵を翻弄させている。それが毎日続けば第一陣も次第に弱っていく。そして、そのまま殲滅を図るつもりでいるのだ。
第一陣を撃破した後にマイケルは人界の諸王国に交渉を持ち掛けるつもりでいるのだ。
そこまで考えて動いているとするのならばなかなかの策士である。
政治家としても軍指導者としてもマイケルは相当な腕があることは確かだ。
これ程周到な策士を相手に立ち回ることは不可能かもしれない。コクランは思わず苦笑した。
こうなればお手上げだ。妙案も思い付かない。どうすればいいのか教えてくれる者がいるのならば教えてもらいたいものだ。
コクランは堪らなくなって苦笑した。
その時だ。レイチェルが教師に向かってするようにコクランへと手を挙げた。
「なんだ?レイチェル?」
「あの、確か、あの魔物はだいぶ前に私とコクラン様とで倒した魔物と同じ種類の魔物ですよね?」
「あぁ、そうだな」
「もしかすればですが、あの時のように頭に矢を当てれば何か変わるかもしれません」
レイチェルの言葉を聞いてコクランが微笑みを浮かべていく。
「いいな、そいつは……早速、明日の戦いで試してみることにしようか」
レイチェルはコクランが元気を取り戻したのを確認し、密かに拳を握った。
「こうしてはいられない」と、コクランは慌てて当面の間の事務所休止案内や魔界に従軍許可をもらった上で彼は戦場に向かうことに決めた。
わざわざ武器を揃えて慣れない馬を操り、戦地となるアレム王国にまで足を踏み入れたのはマイケルとの決着を付けるためなのだ。
マイケル・スパルタニアという男とは絶対に白黒を付けなくてはならなかった。
二人の助手にも万全の装備を施し、馬術の指南までしたのはそのためだった。
そのためにわざわざこうも弓と矢を雨嵐のように降り注がれてしまっては近寄ろうにも近寄ることができない。
マイケルはそんなコクランの戸惑った様子を見るのが楽しいのか、大きな笑い声を上げながら叫んでいく。
「フハハハ、聞こえているかッ! コクラン!?」
「聞こえてるさ、そんなバカでかい声を出されたら嫌でも耳に残るっつーの」
だが、コクランの言葉が聞こえることはない。というのもコクランは大きな声で喋るマイケルに対し、自分たちの周辺にしか聞こえないような小さな声でしか喋っていなかったからだ。
この声を聞いたのはレイチェルやルイスといった一部の馴染みの顔触れ、そして新たに助手として名乗りを上げ、こちらに引き取ったリザードマンの少年ジオのみだった。
コクランとしてはマイケルに自身の声が聞こえなくても問題はなかったようだが、マイケルはコクランの声が聞こえようが聞こえまいが塔の上から大声を上げて呼び掛けていく。
「オレは決意したッ! あの戦いで築いてしまった遺恨は今ここで始末せねばならんとなッ! 」
「なるほど、それであんな手荒い歓迎をしてくれたっていうのか」
コクランは馬の上で忌々しげに吐き捨てた。
「オレは今日ここに貴様と人間たち全員に宣戦布告するのと同時に新たなコミューンの成立を宣言しようではないかッ! 」
マイケルは背後に控えていた仲間に何やら耳打ちを行うと、両手いっぱいに旗を広げてコクランや周りに集まった兵士や騎士たちに向かって叫んでいく。
「新たな国の名は『妖霊国』であるッ! アレム王国は今より地上の魔族たちによる楽園となったのだッ! 」
マイケルの宣言を聞いて周囲に集まっていた人間の騎士や兵士たちからはその一方的な独立宣言に向かって次々と罵声を浴びせていく。
「ふざけるなッ! 」
「これ以上人界を化け物どもの好き勝手にさせてたまるもんかッ! 」
「そんなに魔族だけで集まりたいんなら魔界にでも帰りやがれッ! 」
あまりにも好き勝手な罵声を前にマイケルも堪忍袋の尾が切れたのだろう。
眉間に皺を寄せながら塔の下に集まった騎士や兵士たちに向かって叫び声を上げていく。
「やかましいッや! 」
周辺の音が静まり返るほどの大きな声だった。それを聞いた兵士や騎士たちは先ほどの勢いを消し、黙ってマイケルのいる塔の上を見上げていた。
集まった人間たちから罵声が聞こえてこなくなるのを確認してからマイケルは六つの腕を振り上げて演説を始めていく。
「お前たち人間は我々魔族に対して好き勝手なことばかりを言いやがるッ! 事情があり、魔界に居られなくなった我々に対して気軽に『帰れ』などとほざき、我々を抑圧しようとしているんだッ! それから次は魔族には何をしても許されるのだという驕りをなくせ! そうすることで我々は初めて友好的になり、共に手を携える存在となるんだよッ! 」
マイケルの演説はもっともだった。
人界と魔界とが友好関係を結んでからの百年間、常に人間は魔族たちよりも上位の位置にあった。コクランは敵ながらこの議論はマイケルが勝っていると確信した。
というのも、本来魔界の住民である魔族が人間よりも弱い立場にあるのは人間の世界を借りているという後ろめたさからきたものだった。
自分たちよりも上位の存在、それが下に見られるのだ。人間たちにとってこれ程愉悦感を強調するものはなかったに違いない。
そして調子に乗ってこき使っていくうちに人間たちは魔族の強さを忘れていってしまう。
そのため魔族の堪忍袋の尾が切れて人間たちから受けた迫害や差別を水に流せなくなった時になってようやくその強さを思い出すというのが人間の愚かなところだ。
実際今人間たちは先ほどのマイケルの演説が終わった後にマイケルの提示する条件に逆上し、一斉にアレム王国の城へと攻め入っていく。
だが、矢や弾丸によって勇敢な命たちは儚く散っていったのである。
マイケルは塔の上で愚かな人間たちを酒の肴にしていた。
「見ろッ! 人間どもの醜態をッ! 普段はあんなに偉ぶっておいて、いざオレたちと戦いになったらこの様だぜッ! 」
マイケルは背後にいた仲間を呼び出し、単発式の長銃を受け取り、集まっていた騎士の一人を射殺したのである。
反動による被害も黒煙による被害もマイケルは受けなかった。
マイケルの中に長銃を持っていられる筋力や同時に銃声や煙にも驚かないという鋼鉄の意思が備わっていたということを示している。
『妖霊軍』の幹部であった時はラルフやアンドリューといった強い癖を持つ幹部たちの陰に隠れていたが、いざ彼がそういった光を持った存在に変わり、反乱の首謀者となると、これ程までに厄介な敵はいないだろう。人間側も厄介な相手を敵に回したものだ。
コクランが苦笑していると、鎖が引かれていく音が聞こえてきた。よく目を凝らすと、城門が開けられているのが見えた。
先ほどの強固な姿勢から一転して、降伏でも行うのかと思われたが、状況は違った。
なんと、十体ほどの巨大な蜘蛛の怪物が門から出現したのである。大きな口を開いて巨大な糸を吐いて馬ごと人を絡ませると、そのまま引っ張っていく。
そしてその蜘蛛の怪物は巨大な口で馬と人を呑み込んだのである。
それを見た兵士や騎士たちに同様の声が上がっていく。そこから先は魔物と魔族の組み合わせによる一方的な虐殺が始まった。
兵士はともかく騎士は騎士という人界の中でも選ばれた身分ということはあり、強い魔法を使うことができた。
それ故に魔物など簡単に倒せるはずだったのだ。しかし城壁からの矢や弾丸の嵐、それに加えて魔物の後続として繰り出してきた部隊の支援により、包囲を行っていた軍は大きな被害を受けてしまったのである。魔法を使って蜘蛛の怪物に対抗することもできなかったのだ。
そのため各国の隊長たちは翌日の軍評では力攻めではなく、兵糧攻めに切り替えようという意見を出したが、蜘蛛の魔物に包囲網を荒らされてしまい、戦闘にならざるを得なかった。
コクランたちはなんとか二日にわたる戦闘を耐え抜き、その日はテントの中に転がり込んでいた。
「クソッ、あんな魔物がいたんじゃ勝てるはずがないッ! 」
「……それでもういいような気がしてきました」
ジオがポツリと吐き捨てた。
「……かもね。いつも人間たちが魔族を虐げてきたし、もしかしたら人間がこれまで魔族を馬鹿にしてきた報いを受ける時が来たのかもしれないね」
ジオの言葉に人間であるルイスが同意した。人界執行官として人間の嫌な面を見てきたルイスであったからこそ人間に虐げられる魔族の気持ちが分かるのかもしれない。
「……とは言っても奴らの暴走を止め、治安を維持するのがオレたちに課せられた使命だからな。これを無視するわけにはいかん。無給の仕事ならそれでも良いが、オレたちには魔界と人界から給料が出てンだからな」
コクランの言葉は正論だった。ジオもルイスも首肯せざるを得なかった。
「しかしそれはいいとして、一体でも苦戦するような魔物なのに、それが十体もいたんじゃどうしようもありませんよ」
「それに加えて、後続に軍隊が来る。更に城壁からも援護射撃がくるんじゃお手上げかもな」
コクランの声は諦めに近いものがあった。マイケルは人質もそうだが、立て篭もるばかりではないのだ。
時には魔物や部下を繰り出し、討って出ることによって敵を翻弄させている。それが毎日続けば第一陣も次第に弱っていく。そして、そのまま殲滅を図るつもりでいるのだ。
第一陣を撃破した後にマイケルは人界の諸王国に交渉を持ち掛けるつもりでいるのだ。
そこまで考えて動いているとするのならばなかなかの策士である。
政治家としても軍指導者としてもマイケルは相当な腕があることは確かだ。
これ程周到な策士を相手に立ち回ることは不可能かもしれない。コクランは思わず苦笑した。
こうなればお手上げだ。妙案も思い付かない。どうすればいいのか教えてくれる者がいるのならば教えてもらいたいものだ。
コクランは堪らなくなって苦笑した。
その時だ。レイチェルが教師に向かってするようにコクランへと手を挙げた。
「なんだ?レイチェル?」
「あの、確か、あの魔物はだいぶ前に私とコクラン様とで倒した魔物と同じ種類の魔物ですよね?」
「あぁ、そうだな」
「もしかすればですが、あの時のように頭に矢を当てれば何か変わるかもしれません」
レイチェルの言葉を聞いてコクランが微笑みを浮かべていく。
「いいな、そいつは……早速、明日の戦いで試してみることにしようか」
レイチェルはコクランが元気を取り戻したのを確認し、密かに拳を握った。
応援ありがとうございます!
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