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第二部『共存と憎悪の狭間で』
終わりの始まり
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妖霊大帝の死によって魔族の反抗並びに妖霊国は終わるように思われた。
だが、人界に住まう魔族は人間と戦うことを覚えた。一度牙を剥いた狼を手懐けることは困難であるかのように、一度人間に対する遠慮がなくなった魔族たちを人間が再び支配するというのはもう不可能に近かった。
今では多くの魔族たちが人間に対する反抗へと加担し、魔族を使役して利益を上げていた農場や牧場、そして工場というのは遠い昔のこととなっていた。
これは魔界執行官コクラン・ネロス並びに妖霊大帝ヴィンセント・オドホムルゲンの死後から十年が経ってからのことだった。
「魔族は出ていけ!」
「オレたちは怒っていい!」
こうした人間側の意見と魔族側の意見が人界各地でぶつかり合い、今や人と魔族との争いは人界において欠かせない存在となっていた。
こうした人間と亜種族との間に起きる諍いはリーデルバウム王国において辺境地を治めるバーグ男爵家においても無関係ではなかった。
父親の死後に男爵家の女当主に就任したレイチェルは領地内でも繰り広げられる人と魔族との争いの報告を記した書類を読んで大きな溜息を吐いていた。
どうして人と魔族との間にはこのようなことが起きてしまうのだろうか。
どうして人と魔族とはこうして諍いを起こしてしまうのだろうか。
為政者の側となったレイチェルはかつて自身がコクラン・ネロスに仕えていた時のことを思い返し、人と魔族とが争うことに虚しさを感じていた。
そのため自身の執務室で長椅子の上に腰掛けながら一人でお茶を飲んでいると、窓を叩く音が聞こえてきた。
レイチェルが窓を開くと、そこには昔懐かしいドガの姿が見えた。
「久し振りだな。レイチェル」
「お久し振りです。ドガさん」
レイチェルは久しい友人に向かって丁寧に頭を下げた。
「そういうあんたも随分と領主っぷりが板についたみたいだな」
ドガはかつて着ていたような緑色のメイド服ではなく、鮮やかな絹糸で織られた光沢の目立つ水色のドレスを着たレイチェルを見つめながら言った。
「そうでもありませんよ」
レイチェルは自嘲した。そうは言ったもののレイチェル自身も自分が変わってしまったと受け入れざるを得なかった。
レイチェルは五年前に父親の死をきっかけにかつての魔界執行官事務所からバーグ男爵家から呼び戻され、バーグ男爵家の党首となっていたのだ。
これまでメイドとして過ごしてきたレイチェルにとって貴族の家長に相応しい学問を教養を学び直すことは困難ことであったが、それでも五年の間にそれらしくは振る舞えるようになっていたし、他の領地に比べれば比較的にマシな統治であったということなどが評価されている。
実際に魔族を含む領民からは評判の良い声を聞くし、まれに用事で王都に足を踏み入れた時などは貴公子たちから積極的に声をかけられている。
それでもレイチェルの心はもう一度コクランが死亡した十年前から一切変わっていないのだ。
現に今日もレイチェルを相手に長椅子を進め、そして手ずからでお茶を淹れていた。鮮やかな手つきは十年前から少しも変わっていない。
「まだ、メイドだった頃の癖が抜けないみたいだな」
「えぇ、ずっとこの仕事をしてましたからね。分かっています。私が自分一人で動くことでお付きのメイドが困ってしまうということも、男爵夫人に似つかわしくない振る舞いだということも……」
「けど、いわゆる癖ってやつは抜けきれない。昔魔界で小耳に挟んだぜ。あんたみたいな状況に陥っている人のことを『職業病』というらしいな」
その言葉に対して躊躇うことなくレイチェルは首肯した。
「職業病……確かに、私はその病気を患ってしまっているのかもしれませんね」
レイチェルは自虐めいた笑みを浮かべながら答えた。
「……けどな、それをいつまでも引き摺ってちゃあならねぇ。旦那にも申し訳が立たねぇ」
「分かっています。そんなことは」
レイチェルは悲しげな顔を浮かべて言った。
「まぁ、世の中は変わってくってことだ。新しい妖霊国と各国との交渉はまだ続いてるが、進捗もあったしな」
「えぇ、妖霊国の存在は認めないものの、自治は認めるってことでしたね?」
そういった情報にも精通しており、流石は貴族だとドガは関心を示したものである。
「その通り、しかし矛盾もいいところだよな。存在は認めないのに自治は認めるって」
ドガの言葉は尤もだった。レイチェルは自分で言っていて各国が言い放った妖霊国への処分に対して整合性が取れていないことは明らかだった。
「まぁ、うるさく言ってくる上に反抗してくるから仕方なく自治を認めてやるということでしょう」
「そんな行き当たりばったりの処分じゃあヴィンスも報われねぇよ」
ドガはかつてのコクランと同様にヴィンセントを愛称で呼んでいた。恐らく彼自身も後で帰って記録を振り返り、ヴィンセントの偉業に気が付いたのだろう。
「けど、大帝の意思は新たに皇帝に即位されたトムという方やロゼ皇妃に引き継がれたからよろしいのでは?」
「……かもな」
ドガは暗い表情を浮かべて答えた。二人にとって数年ぶりの再会だというのにこのままではいけない。
レイチェルは慌てて話題を変えた。
「そういえばドガさんは魔界執行官のお仕事はいかがですか?」
「あぁ、オレかい? ぼちぼちってところかな」
どこか曖昧な言い方だった。もしかすれば昨今の物騒な情勢も合わさって、上手くいっていないのかもしれない。
この話題もいけなかった。慌ててレイチェルが今度は無難な話題に変えようとした時だ。
「魔界でこんなものを見つけたんだ」
と、突然ドガが背中に括り付けていたと思われる剣を机の上に置いた。
「これは!?」
レイチェルは思わず目を見張った。というのも、そこに置いてあったのはかつてコクランが愛用していた謎めいた剣ーー日本刀であったからだ。
「コクラン様の形見でこの世に唯一のものだと思っていたのに……どうして」
「魔界ではかつてこの妙な剣を持った奴が突然現れたかと思うといきなり死んでしまったようだぜ。それで魔界の方で研究を行い、この剣を何本か複製したんだそうだ。しかしそのほとんどが持ち去られ、人界に流れたそうだ」
「なるほど、それでラルフの騒動の時に人界の、それも一介の町長の家にあったんですね」
「あぁ、あの町長がどこかで手に入れたんだろうな。けど、残りの剣は何かの理由があって紛失、もしくは破損して人界では消えてしまったということか」
ドガの言葉を聞いてレイチェルは納得がいった。
あの精巧な剣が魔界よりも技術が劣る人界で作れるわけがない。それで人界に流れた剣が全てなくなってしまえば人界ではもう見ることができない。
その最後の一本をコクランが手に入れたのだと思えば辻褄が合う。
レイチェルは一人で納得した。それからしばらくの間は無言で奇妙な剣もとい刀を見つめていた。
が、何か思うところがあったのかコクランに向かって一つのことを願った。
「ねぇ、ドガさん。その刀もう一度見せていただけません?」
「いいよ」
ドガは丁寧に刀をレイチェルに手渡した。レイチェルは刀を手に取ると、その重みに思わず息を切らしてしまった。
かつてレイチェルが仕えた主人はこんな重いものを握って戦っていたというのだ。レイチェルは感心してしまった。
ある程度握り締めた後でレイチェルはドガに刀を返していった。
そして、今度はドガの目を黙って見つめながら言った。
「ねぇ、ドガさん。魔族と人間が手を取り合えるようになる日が来るのはいつのことになるんでしょうね」
「……遥か遠くの未来だ、としか言えないな。少なくともリタの言っているようなことが実現するのは今の時代じゃ難しいよ」
ドガは虚しげな顔を浮かべて椅子の上を立ち上がると、また窓の側へと向かい、その姿を消していく。
恐らく、彼は今後も魔界執行官として戦い続けていくのだろう。
彼に負けてはいられない。自身も貴族としての身分を活かし、その位を利用して自分の役に立つことをしなくてはならない。それこそが死んでしまったコクランに対するせめてもの手向ではないだろうか。
レイチェルは窓を閉めながら今後の自身の身のあり方を考えていた。
それからゆっくりと一人でお茶を片付け、ゆっくりと椅子の上で深い息を吐き出していく。
同時に窓の外を強い風が叩いていった。
それは今後のレイチェルに押し寄せてくる辛い人生を現すかのような風だった。
当然王族や貴族の大半は魔族に対していい感情を抱いていない。そんな中で人間の自分が魔族を擁護するような真似を行えば逆風に晒されていくのは必至である。
だが、それでも魔族の解放のためには動くしかないのだ。
この時レイチェルはかつてのヴィンセントが既に亡くなった偉大な指導者たちに祈りを行ったように死亡したコクランに祈りを捧げていった。
前途多難な状況ではあるが、コクランのことを胸に秘めれば前に進んでいけるように思えた。
それは自身の思い上がりかもしれない。
だが、それでも上手くやっていけるような気がしたのだ。
だが、人界に住まう魔族は人間と戦うことを覚えた。一度牙を剥いた狼を手懐けることは困難であるかのように、一度人間に対する遠慮がなくなった魔族たちを人間が再び支配するというのはもう不可能に近かった。
今では多くの魔族たちが人間に対する反抗へと加担し、魔族を使役して利益を上げていた農場や牧場、そして工場というのは遠い昔のこととなっていた。
これは魔界執行官コクラン・ネロス並びに妖霊大帝ヴィンセント・オドホムルゲンの死後から十年が経ってからのことだった。
「魔族は出ていけ!」
「オレたちは怒っていい!」
こうした人間側の意見と魔族側の意見が人界各地でぶつかり合い、今や人と魔族との争いは人界において欠かせない存在となっていた。
こうした人間と亜種族との間に起きる諍いはリーデルバウム王国において辺境地を治めるバーグ男爵家においても無関係ではなかった。
父親の死後に男爵家の女当主に就任したレイチェルは領地内でも繰り広げられる人と魔族との争いの報告を記した書類を読んで大きな溜息を吐いていた。
どうして人と魔族との間にはこのようなことが起きてしまうのだろうか。
どうして人と魔族とはこうして諍いを起こしてしまうのだろうか。
為政者の側となったレイチェルはかつて自身がコクラン・ネロスに仕えていた時のことを思い返し、人と魔族とが争うことに虚しさを感じていた。
そのため自身の執務室で長椅子の上に腰掛けながら一人でお茶を飲んでいると、窓を叩く音が聞こえてきた。
レイチェルが窓を開くと、そこには昔懐かしいドガの姿が見えた。
「久し振りだな。レイチェル」
「お久し振りです。ドガさん」
レイチェルは久しい友人に向かって丁寧に頭を下げた。
「そういうあんたも随分と領主っぷりが板についたみたいだな」
ドガはかつて着ていたような緑色のメイド服ではなく、鮮やかな絹糸で織られた光沢の目立つ水色のドレスを着たレイチェルを見つめながら言った。
「そうでもありませんよ」
レイチェルは自嘲した。そうは言ったもののレイチェル自身も自分が変わってしまったと受け入れざるを得なかった。
レイチェルは五年前に父親の死をきっかけにかつての魔界執行官事務所からバーグ男爵家から呼び戻され、バーグ男爵家の党首となっていたのだ。
これまでメイドとして過ごしてきたレイチェルにとって貴族の家長に相応しい学問を教養を学び直すことは困難ことであったが、それでも五年の間にそれらしくは振る舞えるようになっていたし、他の領地に比べれば比較的にマシな統治であったということなどが評価されている。
実際に魔族を含む領民からは評判の良い声を聞くし、まれに用事で王都に足を踏み入れた時などは貴公子たちから積極的に声をかけられている。
それでもレイチェルの心はもう一度コクランが死亡した十年前から一切変わっていないのだ。
現に今日もレイチェルを相手に長椅子を進め、そして手ずからでお茶を淹れていた。鮮やかな手つきは十年前から少しも変わっていない。
「まだ、メイドだった頃の癖が抜けないみたいだな」
「えぇ、ずっとこの仕事をしてましたからね。分かっています。私が自分一人で動くことでお付きのメイドが困ってしまうということも、男爵夫人に似つかわしくない振る舞いだということも……」
「けど、いわゆる癖ってやつは抜けきれない。昔魔界で小耳に挟んだぜ。あんたみたいな状況に陥っている人のことを『職業病』というらしいな」
その言葉に対して躊躇うことなくレイチェルは首肯した。
「職業病……確かに、私はその病気を患ってしまっているのかもしれませんね」
レイチェルは自虐めいた笑みを浮かべながら答えた。
「……けどな、それをいつまでも引き摺ってちゃあならねぇ。旦那にも申し訳が立たねぇ」
「分かっています。そんなことは」
レイチェルは悲しげな顔を浮かべて言った。
「まぁ、世の中は変わってくってことだ。新しい妖霊国と各国との交渉はまだ続いてるが、進捗もあったしな」
「えぇ、妖霊国の存在は認めないものの、自治は認めるってことでしたね?」
そういった情報にも精通しており、流石は貴族だとドガは関心を示したものである。
「その通り、しかし矛盾もいいところだよな。存在は認めないのに自治は認めるって」
ドガの言葉は尤もだった。レイチェルは自分で言っていて各国が言い放った妖霊国への処分に対して整合性が取れていないことは明らかだった。
「まぁ、うるさく言ってくる上に反抗してくるから仕方なく自治を認めてやるということでしょう」
「そんな行き当たりばったりの処分じゃあヴィンスも報われねぇよ」
ドガはかつてのコクランと同様にヴィンセントを愛称で呼んでいた。恐らく彼自身も後で帰って記録を振り返り、ヴィンセントの偉業に気が付いたのだろう。
「けど、大帝の意思は新たに皇帝に即位されたトムという方やロゼ皇妃に引き継がれたからよろしいのでは?」
「……かもな」
ドガは暗い表情を浮かべて答えた。二人にとって数年ぶりの再会だというのにこのままではいけない。
レイチェルは慌てて話題を変えた。
「そういえばドガさんは魔界執行官のお仕事はいかがですか?」
「あぁ、オレかい? ぼちぼちってところかな」
どこか曖昧な言い方だった。もしかすれば昨今の物騒な情勢も合わさって、上手くいっていないのかもしれない。
この話題もいけなかった。慌ててレイチェルが今度は無難な話題に変えようとした時だ。
「魔界でこんなものを見つけたんだ」
と、突然ドガが背中に括り付けていたと思われる剣を机の上に置いた。
「これは!?」
レイチェルは思わず目を見張った。というのも、そこに置いてあったのはかつてコクランが愛用していた謎めいた剣ーー日本刀であったからだ。
「コクラン様の形見でこの世に唯一のものだと思っていたのに……どうして」
「魔界ではかつてこの妙な剣を持った奴が突然現れたかと思うといきなり死んでしまったようだぜ。それで魔界の方で研究を行い、この剣を何本か複製したんだそうだ。しかしそのほとんどが持ち去られ、人界に流れたそうだ」
「なるほど、それでラルフの騒動の時に人界の、それも一介の町長の家にあったんですね」
「あぁ、あの町長がどこかで手に入れたんだろうな。けど、残りの剣は何かの理由があって紛失、もしくは破損して人界では消えてしまったということか」
ドガの言葉を聞いてレイチェルは納得がいった。
あの精巧な剣が魔界よりも技術が劣る人界で作れるわけがない。それで人界に流れた剣が全てなくなってしまえば人界ではもう見ることができない。
その最後の一本をコクランが手に入れたのだと思えば辻褄が合う。
レイチェルは一人で納得した。それからしばらくの間は無言で奇妙な剣もとい刀を見つめていた。
が、何か思うところがあったのかコクランに向かって一つのことを願った。
「ねぇ、ドガさん。その刀もう一度見せていただけません?」
「いいよ」
ドガは丁寧に刀をレイチェルに手渡した。レイチェルは刀を手に取ると、その重みに思わず息を切らしてしまった。
かつてレイチェルが仕えた主人はこんな重いものを握って戦っていたというのだ。レイチェルは感心してしまった。
ある程度握り締めた後でレイチェルはドガに刀を返していった。
そして、今度はドガの目を黙って見つめながら言った。
「ねぇ、ドガさん。魔族と人間が手を取り合えるようになる日が来るのはいつのことになるんでしょうね」
「……遥か遠くの未来だ、としか言えないな。少なくともリタの言っているようなことが実現するのは今の時代じゃ難しいよ」
ドガは虚しげな顔を浮かべて椅子の上を立ち上がると、また窓の側へと向かい、その姿を消していく。
恐らく、彼は今後も魔界執行官として戦い続けていくのだろう。
彼に負けてはいられない。自身も貴族としての身分を活かし、その位を利用して自分の役に立つことをしなくてはならない。それこそが死んでしまったコクランに対するせめてもの手向ではないだろうか。
レイチェルは窓を閉めながら今後の自身の身のあり方を考えていた。
それからゆっくりと一人でお茶を片付け、ゆっくりと椅子の上で深い息を吐き出していく。
同時に窓の外を強い風が叩いていった。
それは今後のレイチェルに押し寄せてくる辛い人生を現すかのような風だった。
当然王族や貴族の大半は魔族に対していい感情を抱いていない。そんな中で人間の自分が魔族を擁護するような真似を行えば逆風に晒されていくのは必至である。
だが、それでも魔族の解放のためには動くしかないのだ。
この時レイチェルはかつてのヴィンセントが既に亡くなった偉大な指導者たちに祈りを行ったように死亡したコクランに祈りを捧げていった。
前途多難な状況ではあるが、コクランのことを胸に秘めれば前に進んでいけるように思えた。
それは自身の思い上がりかもしれない。
だが、それでも上手くやっていけるような気がしたのだ。
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