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第1章
第57話:プロポーズ!?
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私はベビーラッシュの話を聞いたことを、教会のみんなに話そうと、急ぎ足で戻る。
途中でリアムに出会った。
「あ! リアム! 聞いて聞いて、マーニャさんに赤ちゃんができたの! しかも他の村の女性も赤ちゃんいるんだよ!」
「知ってるよ。うちの母ちゃんだって、お腹に赤ちゃんいるから」
「え? そうなの?」
「ああ、弟だったらいいなぁ~。一緒に剣術の練習したりできるしな」
「妹でもいいんじゃない? 別に剣術に性別は関係ないでしょ?」
「いや、女の子だと手加減をしないとならない」
「え~、男の子でも手加減してあげなよ」
「それにしても楽しみだな。家族が増えるの」
それを聞いて、私は気分が落ち込む。
私は記憶がないことになっているが、家族は元の世界に置いてきた。そして二度と会えない。
悲しくなって俯いていたら、リアムが焦るように話しかけてきた。
「あ! ごめん! 無神経なことを言って……」
謝った後に、すごいことを言い出した。
「……なあ、サオリ……大人になったら、俺と家族にならないか……?」
「え?」
私はその言葉を聞いて、驚きつつ顔を上げる。告……白?
頭の中が真っ白になり、その反面頬は赤くなっていることだろう。
「え、えっと」
私が言葉に困っていると、リアムは付け足した。
「サ、サオリのことが好きなんだよ! それでその……もし、サオリが家族が欲しいと思っているのならと思って……」
リアム! すごいストレートな告白!
もじもじした感じが可愛らしく見えてしまうが、他の人から見たら、今の私も、もじもじしているだろう。
「えっと、その……」
言い淀んでいると、リアムが残念そうに答える。
「お、大人になってから、お互いに恋人がいなかったらの話だよ!」
「あ、う、うん。大人になってからの話ね」
そういうと、リアムは恥ずかしさに負けたのか、走って去って行った。
私はぼーっとしつつ、教会に戻る。
「ただいま~」
「あら、おかえりなさい。今日は帰りが早いわね? なんか顔赤い?」
「き、気のせいだよ」
私は慌てて否定する。そして、本来話そうとした話題を思い出し、興奮しつつ、ミシアさんに話す。
「ねえねえ、マーニャさんのお腹に、赤ちゃんがいたよ! 他の女の人たちもお腹に赤ちゃんがいる人がいるみたい! ベビーラッシュだよ!」
それを聞いたミシアさんがふふっと笑う。
「え? 何か笑うところあった?」
「だって知っているもの」
「え?」
何で知っているんだ? マーニャさんは体調不良ということで、家の中にこもっていたはずなのに?
その回答をミシアさんが口にした。
「この村で知らない人はサオリくらいじゃない? サオリったら、いつもどこかに行ってしまうんだもの。街に行ったり、他にもどこかに出かけたりしていたじゃない。他の村人は、村の中で活動しているから、口伝いで広まって知ってるわよ」
(あー、なるほど。確かに私は村の中にいないで、出歩いていることが多かったです。知っていたのなら教えてくれればよかったのに)
私はがっくりと項垂れる。最高のゴシップネタを見つけたと思ったら、それを知ったのは自分が最後であったという……。
そんな私に、ミシアさんが声をかけてくれる。
「これもサオリのおかげよね。そうやって、あちこちに出歩いていたおかげで、色々なものを発見してくれて、この村は成長していった。改めてサオリ、ありがとうね」
私はこの言葉に、自分が言い出すべき言葉を言えなくなった。
ミシアさんだけでなく、他の村人も、私がずっとこの村にいるものだと思っているであろう。
私の心の中を、喜びと悲しみが駆け巡った。
途中でリアムに出会った。
「あ! リアム! 聞いて聞いて、マーニャさんに赤ちゃんができたの! しかも他の村の女性も赤ちゃんいるんだよ!」
「知ってるよ。うちの母ちゃんだって、お腹に赤ちゃんいるから」
「え? そうなの?」
「ああ、弟だったらいいなぁ~。一緒に剣術の練習したりできるしな」
「妹でもいいんじゃない? 別に剣術に性別は関係ないでしょ?」
「いや、女の子だと手加減をしないとならない」
「え~、男の子でも手加減してあげなよ」
「それにしても楽しみだな。家族が増えるの」
それを聞いて、私は気分が落ち込む。
私は記憶がないことになっているが、家族は元の世界に置いてきた。そして二度と会えない。
悲しくなって俯いていたら、リアムが焦るように話しかけてきた。
「あ! ごめん! 無神経なことを言って……」
謝った後に、すごいことを言い出した。
「……なあ、サオリ……大人になったら、俺と家族にならないか……?」
「え?」
私はその言葉を聞いて、驚きつつ顔を上げる。告……白?
頭の中が真っ白になり、その反面頬は赤くなっていることだろう。
「え、えっと」
私が言葉に困っていると、リアムは付け足した。
「サ、サオリのことが好きなんだよ! それでその……もし、サオリが家族が欲しいと思っているのならと思って……」
リアム! すごいストレートな告白!
もじもじした感じが可愛らしく見えてしまうが、他の人から見たら、今の私も、もじもじしているだろう。
「えっと、その……」
言い淀んでいると、リアムが残念そうに答える。
「お、大人になってから、お互いに恋人がいなかったらの話だよ!」
「あ、う、うん。大人になってからの話ね」
そういうと、リアムは恥ずかしさに負けたのか、走って去って行った。
私はぼーっとしつつ、教会に戻る。
「ただいま~」
「あら、おかえりなさい。今日は帰りが早いわね? なんか顔赤い?」
「き、気のせいだよ」
私は慌てて否定する。そして、本来話そうとした話題を思い出し、興奮しつつ、ミシアさんに話す。
「ねえねえ、マーニャさんのお腹に、赤ちゃんがいたよ! 他の女の人たちもお腹に赤ちゃんがいる人がいるみたい! ベビーラッシュだよ!」
それを聞いたミシアさんがふふっと笑う。
「え? 何か笑うところあった?」
「だって知っているもの」
「え?」
何で知っているんだ? マーニャさんは体調不良ということで、家の中にこもっていたはずなのに?
その回答をミシアさんが口にした。
「この村で知らない人はサオリくらいじゃない? サオリったら、いつもどこかに行ってしまうんだもの。街に行ったり、他にもどこかに出かけたりしていたじゃない。他の村人は、村の中で活動しているから、口伝いで広まって知ってるわよ」
(あー、なるほど。確かに私は村の中にいないで、出歩いていることが多かったです。知っていたのなら教えてくれればよかったのに)
私はがっくりと項垂れる。最高のゴシップネタを見つけたと思ったら、それを知ったのは自分が最後であったという……。
そんな私に、ミシアさんが声をかけてくれる。
「これもサオリのおかげよね。そうやって、あちこちに出歩いていたおかげで、色々なものを発見してくれて、この村は成長していった。改めてサオリ、ありがとうね」
私はこの言葉に、自分が言い出すべき言葉を言えなくなった。
ミシアさんだけでなく、他の村人も、私がずっとこの村にいるものだと思っているであろう。
私の心の中を、喜びと悲しみが駆け巡った。
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