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第2章
第39話:どこにいる?
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そして、次の休暇が訪れた。
領主様、かなりホワイト企業並みである。だがまあ、人間の仕事と女神の仕事の両方をしているという点では、かなりブラックだが……。
私は今日もこっそりと女神の姿になり、リンドン村の北にある山へと向かった。
どうせなら、リンドン村経由で行こうと、上空を通過する。
(懐かしいな……みんな元気にしているかな……)
そう思うと切なくなる。あの頃に戻りたいという気持ちがこみあげる。一番に浮かんだのはミシアさん、二番目はハイトさん、そして三番目はリアム。
思い出したら、リアムのことが可哀そうになってきた。
(私のことをあんなに想ってくれているのに、三番目とは……)
自分の考えに自嘲する。そんなうちに丘も通り過ぎて、すぐに山に着いた。
再び、こっそりと人間へと変身をする。
「キャル、ポム、ただいま」
ついつい『我が家族』に会いに来たように挨拶をする。すると二人の精霊が現れた。
「「お久しぶりです、エレメリス様」」
他人行儀。そこは「おかえりなさい」と言って欲しかったな。
まあ、私が女神ということで、仕方がないことか。どこかの天使たちには、この精霊たちの従順さを見習ってほしいものだ。
「ねえ、キャル、ポム、ディルジェアって小人知らない?」
二人は顔を見合わせて、考え込んでいる。
「「えっと……ディルジェアは、まだここには住み付いていませんね。ディルジェアは人目を避けて生活しています。ここには村人が来る頻度が増えたので、ここには住むことはないと思います」」
私はがっくりと項垂れる。ここまで来て会うことができないとは……。
どうしたら会えるか、山の精霊キャルに聞いてみた。
「ねえ、キャル。人間だけでなく、精霊が住んでいてもだめってことはある?」
「いえ、むしろ精霊が住んでいるところに住み付きます。その方が恩恵を受けられますから。ただ、ここの場合は人間が来るということが問題で、人間が来ない所でしたら、ディルジェアは住み付くと思います」
私は今、怪訝な顔をしているだろう。
「つまり、人間の来ないような山に、また精霊を宿さないといけないということ?」
「そうなりますね」
藁にもすがりつく思いで、キャルに聞く。
「どこかに山があるとかわからない?」
「この山は連峰です。僕の能力の範囲外を越えれば、ディルジェアに会えるかもしれません」
「でも、精霊は私が創造しないと、いないんじゃないの?」
「そうです。だから、ディルジェアたちの生活も衰退しています。エレメリス様の手助けを必要としているでしょう」
「そっか……」
私は顎に手をあてて、思案した。
すると、ポムが注意事項を説明してくれた。
「ディルジェアの里は、人間には見えません。不思議な技術力を備えており、里を丸ごと隠蔽しています。その為、エレメリス様は、スキルが必要になります。『看破スキル』と『探知スキル』の二つです。二つを同時に使わないと、里を見つけることは出来ません。両スキルとも人間が持つことができるスキルですが、エレメリス様がスキルを作るなら、例えば『広域探知スキル』とかを作ってみるのはいかがでしょう?」
なるほど。ディルジェアたちは、人間に見つからないように暮らしている。その為、人間の目では探しにくいようにしてあると。絵本に出てきたのは、はぐれて人間に見つかったディルジェアとかかな?
ポムの進言通りに、『広域探知スキル』と『看破スキル』、そして、人間の姿の時に使う『探知スキル』を作ることにした。
領主様、かなりホワイト企業並みである。だがまあ、人間の仕事と女神の仕事の両方をしているという点では、かなりブラックだが……。
私は今日もこっそりと女神の姿になり、リンドン村の北にある山へと向かった。
どうせなら、リンドン村経由で行こうと、上空を通過する。
(懐かしいな……みんな元気にしているかな……)
そう思うと切なくなる。あの頃に戻りたいという気持ちがこみあげる。一番に浮かんだのはミシアさん、二番目はハイトさん、そして三番目はリアム。
思い出したら、リアムのことが可哀そうになってきた。
(私のことをあんなに想ってくれているのに、三番目とは……)
自分の考えに自嘲する。そんなうちに丘も通り過ぎて、すぐに山に着いた。
再び、こっそりと人間へと変身をする。
「キャル、ポム、ただいま」
ついつい『我が家族』に会いに来たように挨拶をする。すると二人の精霊が現れた。
「「お久しぶりです、エレメリス様」」
他人行儀。そこは「おかえりなさい」と言って欲しかったな。
まあ、私が女神ということで、仕方がないことか。どこかの天使たちには、この精霊たちの従順さを見習ってほしいものだ。
「ねえ、キャル、ポム、ディルジェアって小人知らない?」
二人は顔を見合わせて、考え込んでいる。
「「えっと……ディルジェアは、まだここには住み付いていませんね。ディルジェアは人目を避けて生活しています。ここには村人が来る頻度が増えたので、ここには住むことはないと思います」」
私はがっくりと項垂れる。ここまで来て会うことができないとは……。
どうしたら会えるか、山の精霊キャルに聞いてみた。
「ねえ、キャル。人間だけでなく、精霊が住んでいてもだめってことはある?」
「いえ、むしろ精霊が住んでいるところに住み付きます。その方が恩恵を受けられますから。ただ、ここの場合は人間が来るということが問題で、人間が来ない所でしたら、ディルジェアは住み付くと思います」
私は今、怪訝な顔をしているだろう。
「つまり、人間の来ないような山に、また精霊を宿さないといけないということ?」
「そうなりますね」
藁にもすがりつく思いで、キャルに聞く。
「どこかに山があるとかわからない?」
「この山は連峰です。僕の能力の範囲外を越えれば、ディルジェアに会えるかもしれません」
「でも、精霊は私が創造しないと、いないんじゃないの?」
「そうです。だから、ディルジェアたちの生活も衰退しています。エレメリス様の手助けを必要としているでしょう」
「そっか……」
私は顎に手をあてて、思案した。
すると、ポムが注意事項を説明してくれた。
「ディルジェアの里は、人間には見えません。不思議な技術力を備えており、里を丸ごと隠蔽しています。その為、エレメリス様は、スキルが必要になります。『看破スキル』と『探知スキル』の二つです。二つを同時に使わないと、里を見つけることは出来ません。両スキルとも人間が持つことができるスキルですが、エレメリス様がスキルを作るなら、例えば『広域探知スキル』とかを作ってみるのはいかがでしょう?」
なるほど。ディルジェアたちは、人間に見つからないように暮らしている。その為、人間の目では探しにくいようにしてあると。絵本に出てきたのは、はぐれて人間に見つかったディルジェアとかかな?
ポムの進言通りに、『広域探知スキル』と『看破スキル』、そして、人間の姿の時に使う『探知スキル』を作ることにした。
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