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第2章
第40話:ディルジェア
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私は今、『千里眼』、『看破』、『広域探知』の三つのスキルを併用しつつ、連峰を見下ろしながら、飛行している。
すると、広域探知スキルに反応が示された。私はそこへと向かい進路を変える。
看破スキルで、隠蔽された場所を発見した。探知スキルには生物反応がある。私は少し離れた所に、着陸した。
人間の姿になり、着陸したところから歩く。そして、何やらゆらゆらと空気の壁のようなものが見える。
(これが住処を隠蔽している所かな?)
一度、看破スキルを解除してみる。すると、空気の壁のようなものは、見えなくなった。探知スキルにも、生物反応は見当たらない。
ポムの話だと、人間でも看破スキルと探知スキルを持つ者もいるらしいが、併用して利用することが、そうそうなくてディルジェアたちは、見つからないのかもしれない。
とりあえず、空気の壁のようなものがあった場所を、通ってみる……が、何もいないし、建物も見えない。
不思議に感じながら、看破スキルを再び使うと、探知スキルの反応があった場所を、住処に気づくこともなく、通り過ぎていた。
「……不思議だな……」
今度は看破スキルを使用したまま、入り込む。すると、またゆらゆらとした空気の壁が現れる。
(これって看破スキルがあると、中を見ることができるってだけだよね? でも、不思議な結界みたいのが張られているのか、住処に入り込めない……)
私は、ゆらゆらとした壁をぐるりと回ってみる。すると、一か所だけ空気の壁のないところがあった。
(これが出入り口かな?)
そこから中を隠れるように覗いてみた。すると、子供くらいの背の小人や、それよりももっと背の低い小人が歩いている。大人と子供か?
『人間から隠れて生活をしている』
それを考えると、ディルジェアが私を受け入れてくれるか、分からない。
勇気を出して、中に足を踏み入れる。
すると、今度は中の様子が見えるし、通過してしまうことがない。
結界のことに感心していると、騒ぎが起き始めた。
「「「人間が来たぞ!!」」」
辺りの人々は、逃げるように隠れている。子供を連れていた人は、子供を抱えて逃げている。子供を連れて逃げるということは、以前、人間に誘拐されたことでもあるのかな? 私は思わず冷や汗を垂らす。
(あ~、人間はダメなんだ……)
私は焦り、女神の姿になって見せる。
「翼……の生えた人間?」
今度は戸惑いが漂っている。うん、まあ翼を持つ人間はいないはずだよね。
私はおろおろしつつ、近くにいる人に声をかける。
「私は人間ではなく、女神です。この世界の管理者となって、まだ日は浅いですが、よろしくお願いします」
本当のことを説明することにした。小人族なら、妖精族や精霊族と似たようなものだろう。自分の中でそういう位置づけにした。実際の所は分からないけど、女神として接することでしか、ディルジェア達は受け入れてくれないだろう。
「女神?」
「この世界の管理者?」
辺りが騒めいている。正体不明の扱いなのか、相手もどうしていいか分からないらしい。
私は正直にお願いを切り出す。
「え~っと……実はディルジェアの皆さんに、お願いがあります」
そう言うと、ディルジェアは警戒したのか、じりじりと下がる。私はその分だけ焦る。
「天界! 天界の管理をして欲しいんですよ! 要するに天界に住んで欲しいって話なんですが……」
あ~、言い方が悪かったかな……。これじゃあ、奴隷として使いたいみたいに囚われても仕方がない。
そう思っていたが、ディルジェア達は、目を輝かせて、好奇心に満ちた表情をしている。
「天界?」
再び辺りが騒めく。
(あ! これ、いけそうだ。天界に憧れを持っていそう)
一人の住人が声をかけてきた。
「今、長老をお連れするので、お待ち下さい」
長老が出てくるのならば、どうやら交渉して貰えそうだ。
すると、広域探知スキルに反応が示された。私はそこへと向かい進路を変える。
看破スキルで、隠蔽された場所を発見した。探知スキルには生物反応がある。私は少し離れた所に、着陸した。
人間の姿になり、着陸したところから歩く。そして、何やらゆらゆらと空気の壁のようなものが見える。
(これが住処を隠蔽している所かな?)
一度、看破スキルを解除してみる。すると、空気の壁のようなものは、見えなくなった。探知スキルにも、生物反応は見当たらない。
ポムの話だと、人間でも看破スキルと探知スキルを持つ者もいるらしいが、併用して利用することが、そうそうなくてディルジェアたちは、見つからないのかもしれない。
とりあえず、空気の壁のようなものがあった場所を、通ってみる……が、何もいないし、建物も見えない。
不思議に感じながら、看破スキルを再び使うと、探知スキルの反応があった場所を、住処に気づくこともなく、通り過ぎていた。
「……不思議だな……」
今度は看破スキルを使用したまま、入り込む。すると、またゆらゆらとした空気の壁が現れる。
(これって看破スキルがあると、中を見ることができるってだけだよね? でも、不思議な結界みたいのが張られているのか、住処に入り込めない……)
私は、ゆらゆらとした壁をぐるりと回ってみる。すると、一か所だけ空気の壁のないところがあった。
(これが出入り口かな?)
そこから中を隠れるように覗いてみた。すると、子供くらいの背の小人や、それよりももっと背の低い小人が歩いている。大人と子供か?
『人間から隠れて生活をしている』
それを考えると、ディルジェアが私を受け入れてくれるか、分からない。
勇気を出して、中に足を踏み入れる。
すると、今度は中の様子が見えるし、通過してしまうことがない。
結界のことに感心していると、騒ぎが起き始めた。
「「「人間が来たぞ!!」」」
辺りの人々は、逃げるように隠れている。子供を連れていた人は、子供を抱えて逃げている。子供を連れて逃げるということは、以前、人間に誘拐されたことでもあるのかな? 私は思わず冷や汗を垂らす。
(あ~、人間はダメなんだ……)
私は焦り、女神の姿になって見せる。
「翼……の生えた人間?」
今度は戸惑いが漂っている。うん、まあ翼を持つ人間はいないはずだよね。
私はおろおろしつつ、近くにいる人に声をかける。
「私は人間ではなく、女神です。この世界の管理者となって、まだ日は浅いですが、よろしくお願いします」
本当のことを説明することにした。小人族なら、妖精族や精霊族と似たようなものだろう。自分の中でそういう位置づけにした。実際の所は分からないけど、女神として接することでしか、ディルジェア達は受け入れてくれないだろう。
「女神?」
「この世界の管理者?」
辺りが騒めいている。正体不明の扱いなのか、相手もどうしていいか分からないらしい。
私は正直にお願いを切り出す。
「え~っと……実はディルジェアの皆さんに、お願いがあります」
そう言うと、ディルジェアは警戒したのか、じりじりと下がる。私はその分だけ焦る。
「天界! 天界の管理をして欲しいんですよ! 要するに天界に住んで欲しいって話なんですが……」
あ~、言い方が悪かったかな……。これじゃあ、奴隷として使いたいみたいに囚われても仕方がない。
そう思っていたが、ディルジェア達は、目を輝かせて、好奇心に満ちた表情をしている。
「天界?」
再び辺りが騒めく。
(あ! これ、いけそうだ。天界に憧れを持っていそう)
一人の住人が声をかけてきた。
「今、長老をお連れするので、お待ち下さい」
長老が出てくるのならば、どうやら交渉して貰えそうだ。
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