感情の無い少年死ねない少女

ゆっくり白霊

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美奈の過去【始まりの幸せ】 

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私は孤児でとある施設に預かってもらっている。
その施設の名前は「丸北養護施設」。
そこで私は生まれたときから過ごしている。
ここには私と同じ待遇の子や家庭の事情により家に住めない子などが住んでいる。
私はそこの皆が大好きだ。
だから絵を書いてその題名を「みんな」にした。
自分的には自信作だ。
そして私は暇なので外を歩く。
本来は駄目なんだがまあ……いいだろう。
そして歩いていると。
キキッーー!!
と凄まじい音がする。
音のした方向を見るとそこには車が、そこで私は後悔した。
ちゃんと言いつけを守っておけば良かった……
すると私は何者かに突き飛ばされる。
そこで謎の浮遊感を味わいそして体には突き飛ばしたと思われる人物が私に巻き付いて私が落下したときにその人物がクッションとなり私は無事だった。
「痛い。」
そのクッションとなった人は私と同じくらいの身長で、船員のような帽子を被っており、黒髪だった。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫だな。」
カッコつけているが凄い膝が血塗れだった。
「さてと少女よ気をつけるんだぞ。」
と言って去っていく子、私はその子を呼び止める。
「待って。」
「?」
「あの…その…助けてくれてありがとう。」
「まぁな人を助けるのがヒーローだからな。また困ったことがあったら呼んでくれ。」
そしてその子は去っていく。
私はその子をかっこよく思い、その子にまた会いたいとおもった。
そして私は幼稚園に通うようになった。
しかし私は周りと馴染めずに金髪の髪でいじめられていた。
そして皆にいじめられてるときに私はあの子の言っていた言葉を思い出した。
「また困ったことがあったら呼んでくれ」と言っていた。
しかし私はあの子の名前も知らない、しかし私にはたよりはその子だけだった。
孤児院の人には迷惑を掛けたくない、だから私は届くはずの無いその子に
「助けて。」
とそう言った。
そして私をいじめてくる奴の拳がこちらをめがけて飛んでくる。
それに思わず目を瞑る。
………しかしその拳は私に当たることなく止まる。
「?」
疑問に思い目を開けるとその子の拳は誰かの手によって止められていた。
その誰かとは……
「おい、何でこいつをいじめてる?」
その拳を止めた子は昔私を助けてくれて子だった。
その子の登場により辺りはざわつく。
「誰だよお前?」
「私はん~ん誰だろうな。」
「こいついじめてんだよとめんなよ。」
「何でいじめてんだ?」
「こいつ金髪で気持ち悪いからだよ。」
「お前それだけで人をいじめていいと思うのか?」
その子の声に怒気がはらんだ。
この場を凍らせてくるような冷たい声だ。
正直私も怯えていた。
「な…何なんだよお前?お…お前には関係ないだろう。」
怯えた声で言ういじめっ子。
「関係あるんだよ。私はそいつの知り合いなんでな。あっ!あとお前ら今度こいついじめたら…」
「タダジャオカナイカラナ。」
その子は笑顔でそう告げたが目は笑っておらずそれが怖かった。
「ヒッッ。」
周りの奴らはとても怯えていた、私を殴ろうとした奴に至っては涙まで流している。
「さてと大丈夫か?」
その子は私を心配する。
「大丈夫…です。」
「です?まあいいやそれより4歳の部屋どこ?妹迎えに来たんだけど。」
「あぁ4歳の部屋なら。」
と私はその子を案内する。
「渚~迎えに来たぞ。」
「お兄~。」
とその子に抱きつく子、顔は少し似ていた。
そして驚く事に、
「男なの?」
「え?男だけど。」
「え?めっちゃかわいいじゃん。」
「顔はこうでも私は男だ。」
「一人称「私」じゃん。」
「一人称くらい何でもいいだろう。」
驚いた正直女の子だと思っていた。
「はぁー何で私は女だと間違われるんだ。」
「「可愛いから。」」
「屈辱でしかない。あと渚お前も乗っかるな。」
「え~だってお兄かわいいもん。」
「渚、お前のほうが可愛いよ。」
「ヤッター!!お兄に褒められた。」
「さてと…帰るか私は眠い。」
「待って。」
「「?」」
「今日も助けてくれてありがとう。」
「なぁにヒーローとして当然のことしただけさ。」
「友達になってくれない。」
「友達……?いいけど。」
「ヤッター!!私の名前は佐藤美奈。」
「私の名前は村雨誠だ。」
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