感情の無い少年死ねない少女

不老不死

私は本を読む、不老不死のページをだ。
解読は中々難しいが少しずつわかってきている。
まず不老不死はその名の通り永遠に老いる事も無いし、死ぬ事も無い。　
不老不死の妖怪はいかなるウイルスにもかからない。
不老不死の血を飲むと非常に回復力が高まりいかなる怪我も治る。
しかし体の成分、外見はほとんど人間と同じ。
後はうーん今はまだ解読できないな。
にしても不老不死かぁ。
政府とかに情報が広まれば美奈は捕らえられて実験の日々みたいなのになるであろう。
ふざけるな！！美奈は普通の女の子なのに何でこんな運命に…あんまりにも酷い。
だが、私が挫けてはいけない、辛いのはあいつなのだから。
私にできる事はあいつの為に側にいてやる事だな。
そして私は本にしおりを挟む。
さてと散歩にでも行くか。
そして私は散歩をする。
やはり自然は美しい、冬だから花とかの景色は少ないけど池などの景色が透き通っていてきれいなのである。
そして私は山に登っていく。
そして頂上について街の景色を見る。
夜に来ればもっといい景色が見れるかもしれない。
そういえばあの本に載っていた「季節島」だったかな、そこでは季節ならでは景色が見れるそうだ。
「行ってみたいなぁ。」
「何に？」
「！？」
すると後ろに美奈がいた。
「やぁ、誠。」
「お前かびっくりさせやがって。」
「で？どこに行きたいの？」
「あの本に載っている季節島ってところがあるんだよ。」
「へぇーどんなところなの。」
「季節ならではの景色が見えるそうだ。」
「へぇー行ってみたいなぁ。」
「だろ、またいつか行こうぜ。」
「うんうん行こう。」
そう私達は約束をした。
さてこの約束はいつ果たされるかな？
そして私達は帰路をたどる。
「ねぇ、誠どんな事があっても私を守ってくれる？」
「ああ勿論だ、何があろうとお前を守る…例え私の命がつき…」
「それだよ、それ。私は死なないのだから命を懸けてでも守ろうとはしないで。」
「だが…」
「いい、守ってくれるのはとても嬉しい、だけどそのせいで貴方を失うのは嫌だ、だから約束して誠。」
「……わかったよ。だがお前も約束して自分の命を犠牲にするような事はしないでくれ。」
「わかってる。」
まぁ…私はその約束を守れる自信はないな。
そう思い帰路をたどる。
そして家につくと辺りは暗くなっていた。
本格的な冬が近づいてきたということか。
帰ると美奈は本を読んでいた。
さてと私は何しよう？最近あの本ぐらいしか読んでないからな。
何をしようか？今日は12月23日明日はクリスマスイブか。
クリスマスは美奈とデートする予定だし、イブは暇だな。
まぁ学校あるんだけど。
何であるの？普通は無いんじゃないの？
そして私はため息をつきながら明日の用意をする。