感情の無い少年死ねない少女

ゆっくり白霊

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誠の友人関係は……

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私達は学校に向かう。 
いや…人数多いな姉さん、兄さん、渚、美奈、私の5人…いやほんと多いな。
なかなかこんな人数で高校は登校しないのでは?
ちなみにそれぞれがそれぞれで喋っており、話しかけれない。
私はこういう空気は苦手なんだ。
どうするか、知り合いとか私いないんだよなぁ。
美奈としか喋っていない。
依存しすぎだな私。
知り合い……バイト先の人か。
いや、全員年上だし。
はぁー本格的に知り合いつくらなきゃな。
クラス……駄目だ私なんか会話から避けられるし、そもそも感情無いつまらない奴だと思われてるし、別のクラス…駄目だ噂が広まっているし。
はぁーと考え事をしながら歩いていると
「ん?」
近くに誰もいない。
無意識のうちにおいてったか?
まぁ…いいや。
学校までの道を進む。
はぁーなんか自分が惨めになってきた。
すると、
「あの、すいません?」
とこちらに向けて声をかけてくる少女がいる。
この辺りの誰かさん呼ばれてるぞ。
だがそこには私と呼んできた少女ぐらいしかいない。
「もしかして私の事か?」
と振り向いて答える。
「いや、貴方以外誰もいませんよ。」
「で、私に何の用だ、私はこれから学校に行かなきゃいけないんだが。」
「いや、私もですから。で要件は貴方、私と会ったことありますか?」
と聞いてくる。
だが、私は考える素振りをして答える。
「残念ながら私はあんたみたいな可愛い子は覚えていない。」
「か…かわいい?」
「そうだ、じゃあお前の要件は済んだ帰らせてもらう。」
そして、私は学校に向かう。
「誠~おいてったのに遅かったじゃん。」
「おいてって悪かった。」
「別にいいけど今度からはなにか言っててね。」
「わかってる。」
そして時間は進んでいき放課後。
私は一人帰宅をしていた、美奈は先に帰ったし。
そしたら、
「誠~」
と兄さんがきた。
「何の用だ?」
「いやぁ暇だからさ一緒に帰ろうぜ。」
「あぁいいけど。」
そして帰路を辿る。
「なぁ誠一つ気になる事がある。」
「なんだ?」
「お前はなぜあの本を読みだしたんだ?」
「特に理由は無い。暇だったから少し読んでるだけさ。」
「そうか…困ったことがあったら相談しろよ。」
「どうした、急に?」
「何でもない、ただ前救ってもらったからな恩返しがしたいだけさ。」
「そうか。」
ーー誠、嘘はついてほしくは無いな。
あの本見てみたけど…とんでもないほどの筆記があったぞ。
誠一体お前は何を調べてんだ。
ーー私は家に帰りのんびりと過ごし明日のデートの準備をする。
いやぁめっちゃ楽しみだ。
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