感情の無い少年死ねない少女

ゆっくり白霊

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クリスマス【中編】不穏な空気

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私達は授業が終わり早速商店街に向かった。
商店街では夕方の寒い時期でありながらも沢山の人達がいた。
「いやー人多いな。」
「ほんと、何でこんなに多いかなぁ?」
「クリスマスだから?」
「クリスマスねぇ、前までは忌まわしい事としか思っていなかったけど、今は誠と一緒に過ごせて楽しい時間だよ。」
その急な発言に私は
「急にやめてくれ恥ずかしい。」
「はは、そうかな?」
「だが、私も同じ気持ちだ、昔はクリスマスの何が楽しいと考えていたのだけれど今こうして美奈と過ごせているから大切な人がいると視点が変わるのだなと気づいたよ。」
「恥ずかしい、さっきの仕返し?」
「それもあるが、本心からそう思っているよ。」
そして私達は近くのカフェに入る。
そこは何度か美奈と行った場所であった。
そして空いてるテーブル席に座り注文を決める。
「うーん、夕飯前だしコーヒーゼリーと特製ドリンクで。」
「じゃあ、私はパンケーキと紅茶で。」
そして私達は注文を待つ。
「いや~誠と再会してもう3ヶ月ぐらいかぁ。」
「そうなのか、もう一年ぐらいの感覚なんだが。」
「まじでわかる。色々とあったからね。」
「いじめ問題に私の問題、美奈の問題に家族の問題、小説作れるぞこんなにも濃い内容だと。」
「ほんと、でもこの3ヶ月間が今までの人生の中で一番楽しいよ。」
「そうだな、私もだ。」
「この幸せをずっと維持したいなぁ。」
「はは、頑張らないとな。」
と談笑していると、注文が届く。
「来たか。」
そこにはコーヒーゼリーと赤い特製ドリンクと美奈のほうにパンケーキと紅茶。
「このメニュー…」
私は思った。
「初デートのときと同じだね。」
「はぁーまぁいいか。」
「「いただきます。」」
そして、食べ始める。
「うまい。」
どことなく一番最初のときのと似た味がする。
「ほんと?食べさせて。」
「いいぞ。」
と言い、スプーンと皿を渡す。
「はぁー初デートの時と同じだね。」
「ん?」
「あーんさせてよ。」
「な!!」
「勿論できるよね~前やったから。」
「も…も…も…もちろんさぁ。」
そして食べさせる。
「うん、美味しいしなんかあのときのと似た味がする。」
「それな。」
「あの、昔の誠は神の作品と言っても過言ではないって言ってた奴。」
「懐かしいな。」
言った本人すらも忘れてたぞ。
「あれだったら私のパンケーキも食べていいよ。」
「まじで、頂くわ。」
「じゃあはい、あーん。」
「え?なぜあーん?」
「いいじゃんはい、あーん。」
「いや普通にく…」
すると美奈が恐ろしい顔をして、
「私はやったんだよ、誠もできるよね?」
「え…いやその…」
「ね?」
「はい、させていただきます。」
そして笑顔に戻り。
「はい、あーん。」
「あ…あーん。」
そしてパンケーキを食べる。
めっちゃ美味かったぜ。
そしてコーヒーゼリーを食べ終わり。
そこで、思い出す。
「そうだ、美奈お前に渡すものがあるんだよ。」
「え?私も。」
「え?」
美奈も?
そして鞄から同じ袋をだす。
「「へ?」」
そして中身を一斉に出して驚く。
なんと同じ物が出てきた。
「「へ?」」
そして二人で笑う。
そして笑い終わった後。
「にしても美奈、男に女物のアクセサリーって…」
「いいじゃん。誠、見た目女だし。」
「これでも最近鍛えたぞ。」
「へぇー外見全く変わってないよ。」
「グハっ!!」
心にダメージが…
「それにしても、可愛いプレゼントありがとう。」
「こちらも気持ちがこもったプレゼントをありがとう。」
そして私達はカフェを出て山へ向かおうとする。
すると、キキッーと自動車がこちらに向かってくる。
ーーやばい、自動車がこちらに向かってくる。
避けなきゃ体ではそうわかっているのに恐怖で動かない。
「美奈、生きろよ。」
「え?」
突如強い力に突き飛ばされる。
私を突き飛ばしたのは誠だ。
「誠…何を?」
そして彼はこちらに笑顔を向けて、数秒後自動車に突き飛ばされる。
「誠!!!!!!!!」
私はすぐさま彼のもとに向かう。
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