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第二話
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それからひと月。
わたしは幾人かの哀れな侍女や護衛騎士たちとともに、ヴィストラリアの王家へ嫁いでいた。
本来であれば、王子との結婚なのだから、この程度の顔ぶれでは済まず、またそれなりの持参金も持っていかなければならないはずである。
しかし、両親はそのような「無駄」を望まなかった。あたりまえのことであったかもしれない。いったい、だれがくず籠に捨てる雑草を、お金をかけて飾りたてるだろうか。
初めて訪れるヴィストラリアは、いたって暖かい国だった。わたしが嫁いだのは春のことだったが、これが夏ともなると炎熱が耐えられないほどになるという。
その一方で冬も暖かいままで、凍える心配はないとのことだった。わたしは寒いことが苦手だったので、助かると思った。いままで、両親はわたしの部屋に隙間風が吹いても素知らぬ顔だったのだ。
そして、ようやくわたしは自分の結婚相手、この国の第三王子に逢うことができた。いかにもエキゾティックな、寝そべる女の乳のように丸い壮麗な建物の奥の奥で、わたしは薄い面紗を通し、かれの顔を見た。
その人、ヴィストラリア国のシャガーン王子は、よく日に焼けた、まだどこかに少年らしさを残した秀麗な顔立ちの人だった。
かれはそれこそ子供のようにひとなつこく笑って、わたしの手を取った。
「おお、あなたがわたしの花嫁どのか。これから長い付き合いになる。よろしく頼む!」
「はい」
わたしは静々とうなずいた。面紗があるおかげで、顔が紅潮しているところを見られずに済んだことは幸いだった。
結婚相手がこのような美男だとは聞いていなかった。たしかに異国風の顔立ちではあるが、それがまた強くわたしの心を惹きつけた。
わたしはそれまでひと目惚れなどということを信じてはいなかったが、このとき、初めて、そのようなこともありえるかもしれないと思ったものである。
とにかくわたしの心には、王子の幼くすら見える若々しさが強く印象に刻まれたのだった。
それから、ヴィストラリアでの日々が開始した。わたしはすぐにこの辺境の蛮地と嘲られていた遠い国が、じつはわが祖国以上に高度な文明を誇っていることに気付いた。
たしかに異端の文化、異質な宗教ではあったが、かずかずの不思議な魔法のような技術がこの国を支えているのだった。
わたしはときに人力車に乗り、また、ときに神を礼賛する白く細い塔へ登ったりした。
この国の文化文物は、かぎりなくわたしの心を引き寄せた。まるで、そもそもこの国の産まれであり、ただ誤ってあの故郷の国へ送られたかのように。
さらに半年が経つ頃には、わたしは顔に不可思議な模様を描き、胸に小さな刺青さえ入れて、すっかりヴィストラリアの人間と化していた。初めて、深く呼吸ができる気がした。
シャガーン王子はまさに不思議なほどわたしをいとしんでくれた。かれのたくましい胸に抱かれて眠るとき、わたしは故郷も、元の家族のことも忘れることができた。
生まれて初めて、どこまでも癒やされない渇きのような寂しさが埋められていくのを感じた。
あるいは、これが話に聴く幸せというものなのだろうか。わたしはそのように思い、驚いた。わたしには決して縁がないものだと思っていたのに。
しかし、わたしにはまだひとつ、不安が残っていた。王子はいつかこのようなわたしに飽きて他の女性のところへ行くのではないか。何しろ、わたしはまるで可愛くない女なのだから。
あるとき、下僕たちに大きな羽根扇であおがれながら本を読んでいると、王子は面白そうにわたしのその様子を眺めた。
「奥方どのはよく勉強するなあ。おれは、まったく本など読む気になれぬ」
「――さかしらで可愛げがないと、お思いでしょうか」
思わず不安がこみ上げて来て、そう小声で呟くと、シャガーンはきょとんとした表情になった。
「何だ、それは? 奥方どのは聡明で知識があり、また勉強が好きなだけだろう。可愛げがないなどと、そのようなことまさか思うはずもない。なぜそんなふうに思ったのだ?」
「それは――」
わたしは言葉に詰まった。はたして、故郷の家族のことを、この素直な王子に話したものだろうか。話したところで理解されないかもしれない。自分自身が幸福な家庭で育った人は、往々にして不幸な家庭への想像力を持たないものだ。
しかし、わたしは結局、かれにすべてを話したのだった。理解してもらいたい、共感してほしいという想いが、不安を上回ったのだ。
それは、二十年に及ぶ、ある〈孤児〉の半生の物語であった。長い話になってしまったが、すべてを聴き終えると、王子は見たこともないような真剣な表情になっていた。かれは低く呟いた。
「何ということだ、そのような家があるとは」
そして、かれは自分のてのひらに強く拳を叩きつけた。
「赦せぬ! このように賢く美しい奥方どのをそのように冷遇するとはありえぬことだ。むろん、親子とはいえ、好き嫌いはあろう。しかし、せめて愛せるよう努力は怠らぬべきではないか。しかも、生来の天才の閃き、底知れぬ聡明さを、よりにもよってさかしらなどと謗るとは。わたしの大切な奥方どの親御とはいえ、とても認められる気がせぬ。ええい、どうしてくれようか!」
「良いのです、シャガーンさま」
わたしは王子の怒りに強く感動させられながら、あえて云った。
「いま、わたしにはあなたがいます。それで十分すぎるほどなのです。わたしにとってのあなたは、魚にとっての水、花にとっての太陽のようなお方。もうあなたなしでは生きていくことはできません。云い換えるなら、わたしにはあなたさえいてくれれば他に何もいらないということ。どうか、お怒りをお鎮めください」
「ダニエラ……」
王子は無言でわたしを抱き締めると、力強くくちびるを奪った。甘い、陶然となるようなくちづけだった。わたしのなかの渇きが見る見ると癒えてゆく。
わたしはきっとこのいたずらっ子のような王子の妃として、かれを補佐し生きるためにこそ産まれてきたのだ、と思った。幸せだった。恐ろしいほどに。ほんとうに幸せであることは怖いことなのだと、初めて心から悟っていた。
それから、さらに数年が経った。あるとき、祖国の実家から一通の手紙がとどいた。何と借財の申し出だった。
あれから、わがままな妹の散財が問題となり、いまでは侯爵家は経済的に困窮しているということらしかった。あれほどの大貴族の家を傾かせるとは、メアリーはどのような無駄遣いをしたのだろう。
わたしは、しばらく考え込んだあと、下僕に蝋燭を持って来させた。そうしてその火に手紙をかざし、それを燃やし尽くしてしまう。
べつだん、親や妹への恨みからではない。そのような想い、疾うに消え失せた。ただ、この上、かれらと関わりを持ちたくない。それだけのことなのだ。
わたしはいま、幸せだ。これからも幸せに生きてゆきたい。そのためにかつての家族の存在は不要だった。このとき、わたしは完全に両親と妹のことを棄てたのだと思う。
わたしは愛する王子のことを思い浮かべながら、自分の腹を撫ぜた。もう少ししたら、家族がひとり増える。
どんな子であれ、わたしに叶うかぎり慈しんで育てたい。その子はわたしがかつて望んでも得られないと思っていたものを、生まれながらに豊穣に与えられて育つことだろう。それで良い。それが正しいことなのだ。
わたしは読みかけの本に栞を挟みながら、その子の名前を何としようか考えた。
この子が産まれて来るまであと半年。待ちきれぬ日々がまだ続く。それはまさに幸せの日常だ。わたしは幸せを手に入れ、不幸を棄てた。
わたしをさかしらと蔑む者は、もういない。
わたしは幾人かの哀れな侍女や護衛騎士たちとともに、ヴィストラリアの王家へ嫁いでいた。
本来であれば、王子との結婚なのだから、この程度の顔ぶれでは済まず、またそれなりの持参金も持っていかなければならないはずである。
しかし、両親はそのような「無駄」を望まなかった。あたりまえのことであったかもしれない。いったい、だれがくず籠に捨てる雑草を、お金をかけて飾りたてるだろうか。
初めて訪れるヴィストラリアは、いたって暖かい国だった。わたしが嫁いだのは春のことだったが、これが夏ともなると炎熱が耐えられないほどになるという。
その一方で冬も暖かいままで、凍える心配はないとのことだった。わたしは寒いことが苦手だったので、助かると思った。いままで、両親はわたしの部屋に隙間風が吹いても素知らぬ顔だったのだ。
そして、ようやくわたしは自分の結婚相手、この国の第三王子に逢うことができた。いかにもエキゾティックな、寝そべる女の乳のように丸い壮麗な建物の奥の奥で、わたしは薄い面紗を通し、かれの顔を見た。
その人、ヴィストラリア国のシャガーン王子は、よく日に焼けた、まだどこかに少年らしさを残した秀麗な顔立ちの人だった。
かれはそれこそ子供のようにひとなつこく笑って、わたしの手を取った。
「おお、あなたがわたしの花嫁どのか。これから長い付き合いになる。よろしく頼む!」
「はい」
わたしは静々とうなずいた。面紗があるおかげで、顔が紅潮しているところを見られずに済んだことは幸いだった。
結婚相手がこのような美男だとは聞いていなかった。たしかに異国風の顔立ちではあるが、それがまた強くわたしの心を惹きつけた。
わたしはそれまでひと目惚れなどということを信じてはいなかったが、このとき、初めて、そのようなこともありえるかもしれないと思ったものである。
とにかくわたしの心には、王子の幼くすら見える若々しさが強く印象に刻まれたのだった。
それから、ヴィストラリアでの日々が開始した。わたしはすぐにこの辺境の蛮地と嘲られていた遠い国が、じつはわが祖国以上に高度な文明を誇っていることに気付いた。
たしかに異端の文化、異質な宗教ではあったが、かずかずの不思議な魔法のような技術がこの国を支えているのだった。
わたしはときに人力車に乗り、また、ときに神を礼賛する白く細い塔へ登ったりした。
この国の文化文物は、かぎりなくわたしの心を引き寄せた。まるで、そもそもこの国の産まれであり、ただ誤ってあの故郷の国へ送られたかのように。
さらに半年が経つ頃には、わたしは顔に不可思議な模様を描き、胸に小さな刺青さえ入れて、すっかりヴィストラリアの人間と化していた。初めて、深く呼吸ができる気がした。
シャガーン王子はまさに不思議なほどわたしをいとしんでくれた。かれのたくましい胸に抱かれて眠るとき、わたしは故郷も、元の家族のことも忘れることができた。
生まれて初めて、どこまでも癒やされない渇きのような寂しさが埋められていくのを感じた。
あるいは、これが話に聴く幸せというものなのだろうか。わたしはそのように思い、驚いた。わたしには決して縁がないものだと思っていたのに。
しかし、わたしにはまだひとつ、不安が残っていた。王子はいつかこのようなわたしに飽きて他の女性のところへ行くのではないか。何しろ、わたしはまるで可愛くない女なのだから。
あるとき、下僕たちに大きな羽根扇であおがれながら本を読んでいると、王子は面白そうにわたしのその様子を眺めた。
「奥方どのはよく勉強するなあ。おれは、まったく本など読む気になれぬ」
「――さかしらで可愛げがないと、お思いでしょうか」
思わず不安がこみ上げて来て、そう小声で呟くと、シャガーンはきょとんとした表情になった。
「何だ、それは? 奥方どのは聡明で知識があり、また勉強が好きなだけだろう。可愛げがないなどと、そのようなことまさか思うはずもない。なぜそんなふうに思ったのだ?」
「それは――」
わたしは言葉に詰まった。はたして、故郷の家族のことを、この素直な王子に話したものだろうか。話したところで理解されないかもしれない。自分自身が幸福な家庭で育った人は、往々にして不幸な家庭への想像力を持たないものだ。
しかし、わたしは結局、かれにすべてを話したのだった。理解してもらいたい、共感してほしいという想いが、不安を上回ったのだ。
それは、二十年に及ぶ、ある〈孤児〉の半生の物語であった。長い話になってしまったが、すべてを聴き終えると、王子は見たこともないような真剣な表情になっていた。かれは低く呟いた。
「何ということだ、そのような家があるとは」
そして、かれは自分のてのひらに強く拳を叩きつけた。
「赦せぬ! このように賢く美しい奥方どのをそのように冷遇するとはありえぬことだ。むろん、親子とはいえ、好き嫌いはあろう。しかし、せめて愛せるよう努力は怠らぬべきではないか。しかも、生来の天才の閃き、底知れぬ聡明さを、よりにもよってさかしらなどと謗るとは。わたしの大切な奥方どの親御とはいえ、とても認められる気がせぬ。ええい、どうしてくれようか!」
「良いのです、シャガーンさま」
わたしは王子の怒りに強く感動させられながら、あえて云った。
「いま、わたしにはあなたがいます。それで十分すぎるほどなのです。わたしにとってのあなたは、魚にとっての水、花にとっての太陽のようなお方。もうあなたなしでは生きていくことはできません。云い換えるなら、わたしにはあなたさえいてくれれば他に何もいらないということ。どうか、お怒りをお鎮めください」
「ダニエラ……」
王子は無言でわたしを抱き締めると、力強くくちびるを奪った。甘い、陶然となるようなくちづけだった。わたしのなかの渇きが見る見ると癒えてゆく。
わたしはきっとこのいたずらっ子のような王子の妃として、かれを補佐し生きるためにこそ産まれてきたのだ、と思った。幸せだった。恐ろしいほどに。ほんとうに幸せであることは怖いことなのだと、初めて心から悟っていた。
それから、さらに数年が経った。あるとき、祖国の実家から一通の手紙がとどいた。何と借財の申し出だった。
あれから、わがままな妹の散財が問題となり、いまでは侯爵家は経済的に困窮しているということらしかった。あれほどの大貴族の家を傾かせるとは、メアリーはどのような無駄遣いをしたのだろう。
わたしは、しばらく考え込んだあと、下僕に蝋燭を持って来させた。そうしてその火に手紙をかざし、それを燃やし尽くしてしまう。
べつだん、親や妹への恨みからではない。そのような想い、疾うに消え失せた。ただ、この上、かれらと関わりを持ちたくない。それだけのことなのだ。
わたしはいま、幸せだ。これからも幸せに生きてゆきたい。そのためにかつての家族の存在は不要だった。このとき、わたしは完全に両親と妹のことを棄てたのだと思う。
わたしは愛する王子のことを思い浮かべながら、自分の腹を撫ぜた。もう少ししたら、家族がひとり増える。
どんな子であれ、わたしに叶うかぎり慈しんで育てたい。その子はわたしがかつて望んでも得られないと思っていたものを、生まれながらに豊穣に与えられて育つことだろう。それで良い。それが正しいことなのだ。
わたしは読みかけの本に栞を挟みながら、その子の名前を何としようか考えた。
この子が産まれて来るまであと半年。待ちきれぬ日々がまだ続く。それはまさに幸せの日常だ。わたしは幸せを手に入れ、不幸を棄てた。
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