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5 12月25日
推しみたいな感じ?
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いつものように教室に入ると、すぐに一条さんがやってくる。
「ニコりんおはよーっ!」
やっぱり、一条の背景にはきゃぴるんっと弾むような文字が現れて見えるような気がするのはあたしだけなのか。
「おはよう、ございます」
かしこまったように挨拶を返してしまうのは、やっぱりまだこの陽気な雰囲気にあたしが線引きしているせいかもしれない。だからって、あたしも突然「おっはよぉー!」なんて元気に挨拶できるわけもないから。申し訳ない。
「ニコりん、ゆっくりでいいからさ、敬語なくしてこうね」
「あ、は……うん」
「あはは、ない時はないんだもん。慣れだよね、こればかりはね。そんな申し訳ないって顔しないでいいから!」
ねっと笑ってくれる一条さんが、今日も可愛くて優しい。
「おはよう」
「あ! おっはよー、椿くんっ」
一条さんの後ろから現れたのは椿くん。
すぐに一条さんは小さく胸の前で手を振りながら挨拶を返す。
あたしは、椿くんの姿を視界に捉えてすぐに視線を外してしまった。
「おはよう、如月さん」
柔らかくて優しい椿くんの声に、胸が高跳びする。上手く言葉が出てこなくて、顔も上げられなくて、精一杯にあたしは何度か頷いた。
「もう、ニコりんってば、かわいいー!」
一条さんが嬉しそうに大きな声で言うから、ますます恥ずかしくて顔に熱が上がってくる。
「如月さん、昨日の返信嬉しかった。また後でメッセージするね」
「え!?」
思わず顔を上げれば、椿くんの尊い笑顔が目の前にある。ふらりと脳が目眩を起こす。現実から遠のきそうになる意識をなんとか取り戻して、あたしは頷いた。
「ふっ、じゃあ」
あたしの変な行動を笑ったのだろうか?
漏れたような息遣いの笑いに、胸を撃ち抜かれる。何をしてもかっこいいのは反則です。眩しくて、やっぱり直視できない。なんだかキラキラ度が増している気がするのは気のせいかな。サングラスでもかけないとあたしには椿くんオーラが太陽よりも光り輝きすぎて目が焼け死ぬ。
しばらく目を閉じて瞑想してしまう。
そんなあたしに、一条さんまで面白そうに笑いながら去って行く足音が聞こえた。
本当にあたしはクリスマスを無事に迎えて過ごせるのか、やっぱり不安しかない。
窓の外を見上げれば、重たい雲が広がっている。雪でも降ってきそうな怪しい空に身が震えるけれど、さっきの椿くんの笑顔を思い出して、じんわり心があったまる。
放課後になると、一条さんと一緒に学校から帰っている構図にまだ慣れずになんだか歩き方もぎこちない気がする。
「ニコりんのうちもリヒんちと近いの?」
「え、あ、うん」
近いと言えば近い。うちから一番近い商店街で、昔ながらの通りにヘアーサロンまりあがある。うちはそこから歩いて10分ほどの場所に家があるから、近所と言えば近所だ。
「そっかぁ。こんな近くにいたなんて、リヒがニコりんを好きにならなくてよかったぁ」
「え?」
胸を撫で下ろすように安心したと微笑む一条さん。あたしは何を言っているんだろうと首を傾げてしまう。
もし、あたしが理人先輩ともっと前から知り合いだったとしても、先輩があたしなんかを好きになったりしないだろうに。
「あ、ちょっと今、あたしなんかって思ったでしょ!?」
「えぇ!?」
一条さんが、目を細めてあたしを見てくる。それに驚いて、思わず声が出てしまった。やっぱり一条さん、エスパーだ。
「ニコりん鈍いって言ったじゃん? あたし」
なんだか説教のようにはじまる一条さんの言葉に、反射的にあたしは頷く。
「リヒね、ニコりんを可愛くしてあげられたら美容師継ぐ権利が与えられるような気がするとか言って、最初は自分の目的のために始めたことだったんだよね。でも、ニコりんの素直さやたまに頑固だったりする性格を知って、本気でかわいさに目覚めさせたくなったって急にやる気になっちゃってさぁ」
嫉妬するみたいに頬を膨らませる一条さん。
「あたし、このままリヒがニコりんのこと好きになったりしたらヤダなぁって、今まであんまり彼氏に執着とかしたことなかったんだけど、初めて思ったの。だから、最初はあたしもどんな子なのか興味本位で近づいたんだけどね、ニコりんってさ、なんっか憎めないというか、かわいいんだよね」
「……え」
そんなこと、ないと思う。なのに、一条さんはあたしのことを何度も「かわいい」と言ってくれる。一条さんの言葉が嬉しいのに、うまく受け止められずに困ってしまった。
「だから、リヒの気持ちも分かるかなって。そこからはあたしも応援しようって思ったんだ。ニコりんがかわいくなるなら、あたしも手伝うし、ついでにあたしもかわいくなる! って、競争心も芽生えたしね」
いやいやいや、あたしと競争とか意味がわからないの。でも、一条さんがそんなふうに思ってくれてあたしに声をかけてくれたことを知って、なんだかますます一条さんのことが好きになりそうだ。
「あたしもリヒもニコりんのこと好きなのよ。まぁ、推しみたいな感じ? みんながまだ知らないダイヤの原石をあたし達で磨いている感覚がたまらなく楽しいのよ」
キラキラと輝くオーラを放ちながら、本当に楽しそうに一条さんは跳ねながら歩く。
推しと言う言葉に、あたしは驚きつつも自分がその対象になっていることに信じられない気持ちだ。
「……あたし、ダイヤになれるのかな」
ううん。ダイヤモンドなんてそこまでの輝きはいらない。だけど、今の自分から一歩。輝きたい。
「なれるよー! だって、最高のセンスを持ったリヒとあたしがついてるじゃん!」
自信たっぷりにまかせなさいと胸を叩く一条さんに、あたしはあっけに取られると共に湧き上がってきた笑いが止められずに笑ってしまった。
「……っは、あははっ」
「あー、ニコりんめっちゃ笑ってくれてるー!」
「あはははっ」
もう、なんだかごちゃごちゃ考えるのはやめよう。あたし、たぶんみんなといれば変われる気がしてきた。
きっと、椿くんの前でも緊張しないで話せるようになれるかもしれない。
希望が見えてきた気がして、あたしは一条さんと歩く商店街がこれまで歩いてきた道の何倍も楽しく感じていた。
「ニコりんおはよーっ!」
やっぱり、一条の背景にはきゃぴるんっと弾むような文字が現れて見えるような気がするのはあたしだけなのか。
「おはよう、ございます」
かしこまったように挨拶を返してしまうのは、やっぱりまだこの陽気な雰囲気にあたしが線引きしているせいかもしれない。だからって、あたしも突然「おっはよぉー!」なんて元気に挨拶できるわけもないから。申し訳ない。
「ニコりん、ゆっくりでいいからさ、敬語なくしてこうね」
「あ、は……うん」
「あはは、ない時はないんだもん。慣れだよね、こればかりはね。そんな申し訳ないって顔しないでいいから!」
ねっと笑ってくれる一条さんが、今日も可愛くて優しい。
「おはよう」
「あ! おっはよー、椿くんっ」
一条さんの後ろから現れたのは椿くん。
すぐに一条さんは小さく胸の前で手を振りながら挨拶を返す。
あたしは、椿くんの姿を視界に捉えてすぐに視線を外してしまった。
「おはよう、如月さん」
柔らかくて優しい椿くんの声に、胸が高跳びする。上手く言葉が出てこなくて、顔も上げられなくて、精一杯にあたしは何度か頷いた。
「もう、ニコりんってば、かわいいー!」
一条さんが嬉しそうに大きな声で言うから、ますます恥ずかしくて顔に熱が上がってくる。
「如月さん、昨日の返信嬉しかった。また後でメッセージするね」
「え!?」
思わず顔を上げれば、椿くんの尊い笑顔が目の前にある。ふらりと脳が目眩を起こす。現実から遠のきそうになる意識をなんとか取り戻して、あたしは頷いた。
「ふっ、じゃあ」
あたしの変な行動を笑ったのだろうか?
漏れたような息遣いの笑いに、胸を撃ち抜かれる。何をしてもかっこいいのは反則です。眩しくて、やっぱり直視できない。なんだかキラキラ度が増している気がするのは気のせいかな。サングラスでもかけないとあたしには椿くんオーラが太陽よりも光り輝きすぎて目が焼け死ぬ。
しばらく目を閉じて瞑想してしまう。
そんなあたしに、一条さんまで面白そうに笑いながら去って行く足音が聞こえた。
本当にあたしはクリスマスを無事に迎えて過ごせるのか、やっぱり不安しかない。
窓の外を見上げれば、重たい雲が広がっている。雪でも降ってきそうな怪しい空に身が震えるけれど、さっきの椿くんの笑顔を思い出して、じんわり心があったまる。
放課後になると、一条さんと一緒に学校から帰っている構図にまだ慣れずになんだか歩き方もぎこちない気がする。
「ニコりんのうちもリヒんちと近いの?」
「え、あ、うん」
近いと言えば近い。うちから一番近い商店街で、昔ながらの通りにヘアーサロンまりあがある。うちはそこから歩いて10分ほどの場所に家があるから、近所と言えば近所だ。
「そっかぁ。こんな近くにいたなんて、リヒがニコりんを好きにならなくてよかったぁ」
「え?」
胸を撫で下ろすように安心したと微笑む一条さん。あたしは何を言っているんだろうと首を傾げてしまう。
もし、あたしが理人先輩ともっと前から知り合いだったとしても、先輩があたしなんかを好きになったりしないだろうに。
「あ、ちょっと今、あたしなんかって思ったでしょ!?」
「えぇ!?」
一条さんが、目を細めてあたしを見てくる。それに驚いて、思わず声が出てしまった。やっぱり一条さん、エスパーだ。
「ニコりん鈍いって言ったじゃん? あたし」
なんだか説教のようにはじまる一条さんの言葉に、反射的にあたしは頷く。
「リヒね、ニコりんを可愛くしてあげられたら美容師継ぐ権利が与えられるような気がするとか言って、最初は自分の目的のために始めたことだったんだよね。でも、ニコりんの素直さやたまに頑固だったりする性格を知って、本気でかわいさに目覚めさせたくなったって急にやる気になっちゃってさぁ」
嫉妬するみたいに頬を膨らませる一条さん。
「あたし、このままリヒがニコりんのこと好きになったりしたらヤダなぁって、今まであんまり彼氏に執着とかしたことなかったんだけど、初めて思ったの。だから、最初はあたしもどんな子なのか興味本位で近づいたんだけどね、ニコりんってさ、なんっか憎めないというか、かわいいんだよね」
「……え」
そんなこと、ないと思う。なのに、一条さんはあたしのことを何度も「かわいい」と言ってくれる。一条さんの言葉が嬉しいのに、うまく受け止められずに困ってしまった。
「だから、リヒの気持ちも分かるかなって。そこからはあたしも応援しようって思ったんだ。ニコりんがかわいくなるなら、あたしも手伝うし、ついでにあたしもかわいくなる! って、競争心も芽生えたしね」
いやいやいや、あたしと競争とか意味がわからないの。でも、一条さんがそんなふうに思ってくれてあたしに声をかけてくれたことを知って、なんだかますます一条さんのことが好きになりそうだ。
「あたしもリヒもニコりんのこと好きなのよ。まぁ、推しみたいな感じ? みんながまだ知らないダイヤの原石をあたし達で磨いている感覚がたまらなく楽しいのよ」
キラキラと輝くオーラを放ちながら、本当に楽しそうに一条さんは跳ねながら歩く。
推しと言う言葉に、あたしは驚きつつも自分がその対象になっていることに信じられない気持ちだ。
「……あたし、ダイヤになれるのかな」
ううん。ダイヤモンドなんてそこまでの輝きはいらない。だけど、今の自分から一歩。輝きたい。
「なれるよー! だって、最高のセンスを持ったリヒとあたしがついてるじゃん!」
自信たっぷりにまかせなさいと胸を叩く一条さんに、あたしはあっけに取られると共に湧き上がってきた笑いが止められずに笑ってしまった。
「……っは、あははっ」
「あー、ニコりんめっちゃ笑ってくれてるー!」
「あはははっ」
もう、なんだかごちゃごちゃ考えるのはやめよう。あたし、たぶんみんなといれば変われる気がしてきた。
きっと、椿くんの前でも緊張しないで話せるようになれるかもしれない。
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