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「本当によろしいのですね」
「あぁ,もちろん」
「じゃあ,いきますよーってダメでしょう!何させるんですか御坊ちゃま」
おぉ!いいノリツッコミだって感心している場合ではない今は戻ることが最優先だ。まぁ死にはしないだろう。多分……大丈夫。
「セバス早くしろ」
「いや,でも私はただの使用人で執事だし貴族の坊ちゃんを鈍器で殴って殺したって記事に載りたくないですしまだ死にたくないのでやめましょう?」
は?何を言ってるんだ俺は今すぐにでも戻りたいんだ!戻れる保証はないが悪役として生きるなんて真っ平ごめんだ。
俺とセバスは鈍器で俺を殴る殴らないで揉めている間扉がノックされたことに気づかなかった。
「だから——」
「失礼するよ」
「俺をその手に持ってるもので殴れって言ってるだろ!」
バサッ
何かが落ちる音がし俺たちは音のする方に目をやった。そこには黒髪に紫色の瞳を持つイケメンが立っていた。地面に目をやると花束が落ちていた。あのバサッは花束の落ちる音がだったのか。
そして誰だこのイケメンは?セバスに聞こうとセバスに目をやるとセバスの顔は真っ青になっていた。
「セ,セバスだいじょ——」
「ロシェス様……い,いついらしたのですか」
「僕がいつきたかはどうでもいいだろ?で,今その鈍器でルーカスを殴ろうとしたのかい?僕はルーカスが怪我をしたと聞いてきたのだけど君が怪我させたということなのか?」
ロシェス?うーん聞いたことあるえーと確かえーここまではきてるんだよ確か——
俺が思い出そうとしている間セバスの顔は青を通り越して紫になりつつことを俺は気づかなかった。
「ご,誤解です!これはルーカス様の悪ふざけで……そう!殴って欲しいと頼まれたのです!!」
「は?頼まれた……頼まれただと……のに……ないのに……僕もルーカスから頼まれたことないのに,貴様ぁ」
「へ,いや,殴るのですよ!って襟を掴まないでください!ちょっ!なんですか!?その魔法陣!マジで!やめてください!た,助けてくださいルーカス様!!」
あの二人……仲がいいのだな。だが思い出せんあとちょっとで出そうなんだよな~
「あの,ロシェス様,魔法陣を……ぎゃぁぁぁぁぁ」
その後セバスを見たものはいなかった……ちゃんちゃん
「私を勝手に消さないでください!まだ生きてます!」
はっ!思い出した。ロシェスそうロシェスは攻略対象で悪役令息ルーカスの婚約者じゃないか!クソッまさかこんな形で会うだなんて……俺悪役どころか完全に変人じゃないか。ズビッグスン
うん?何処かから鳴き声が……
「ルーカス様」
「うわぁ!?誰だ!ってセバスかどうしたんだその顔?」
セバスは見ればわかるでしょう!あんたの婚約者がやったんだよと言わんばかりの顔で俺を見た。なんかすごく申し訳ない。
「なんか……ごめん」
セバスの顔の怪我の具合を確認しようとした途端ロシェスに背後から抱きしめられ態勢を崩してしまってロシェスの懐に収まる
形になってしまった。
「ルーカス~次誰かに頼むときは相手を選んでね!僕とか,僕とか,僕とか!」
俺の肩に顔をスリスリと擦り付けそう言ったロシェスはまるで自分以外の人には頼むなと念を押しているようだった。
「え~と,ロシェスさん?離してくんない?ちょっとくるシッ」
こいつ見た目の割に力強い苦しい。し,死ぬ。
「あの!ロシェスさん!マジで苦しい!離して!!」
「……なんでロシェスさんなんだ?いつものようにロシェスって呼んでよ」
は?ロシェスとルーカスは結構親しい感じ?でもなんか仲が悪いみたいなこと聞いたことあるような……グエッ
「わかった,わかったから!ロシェス離して内臓出るって!」
俺がロシェスと呼ぶとすぐに離してくれた。そして満面の笑みで落とした花束を拾いそれをセバスに渡した。
「ならなんですかその笑み,キモイッグハッ」
満面の笑みでセバスに腹パンをした。
「十歳児とは思えない威力……」
「全く,君は一言余計なんだよ」
は!思い出した。妹がこの腹黒公爵って怒りながらゲームをしてるところを
「じゃ,僕は帰るよルーカス。バカなことをするほど元気なのはわかったしじゃあねまたくるよ」
と言い俺の手の甲にキスをし出ていった。
「あぁ,もちろん」
「じゃあ,いきますよーってダメでしょう!何させるんですか御坊ちゃま」
おぉ!いいノリツッコミだって感心している場合ではない今は戻ることが最優先だ。まぁ死にはしないだろう。多分……大丈夫。
「セバス早くしろ」
「いや,でも私はただの使用人で執事だし貴族の坊ちゃんを鈍器で殴って殺したって記事に載りたくないですしまだ死にたくないのでやめましょう?」
は?何を言ってるんだ俺は今すぐにでも戻りたいんだ!戻れる保証はないが悪役として生きるなんて真っ平ごめんだ。
俺とセバスは鈍器で俺を殴る殴らないで揉めている間扉がノックされたことに気づかなかった。
「だから——」
「失礼するよ」
「俺をその手に持ってるもので殴れって言ってるだろ!」
バサッ
何かが落ちる音がし俺たちは音のする方に目をやった。そこには黒髪に紫色の瞳を持つイケメンが立っていた。地面に目をやると花束が落ちていた。あのバサッは花束の落ちる音がだったのか。
そして誰だこのイケメンは?セバスに聞こうとセバスに目をやるとセバスの顔は真っ青になっていた。
「セ,セバスだいじょ——」
「ロシェス様……い,いついらしたのですか」
「僕がいつきたかはどうでもいいだろ?で,今その鈍器でルーカスを殴ろうとしたのかい?僕はルーカスが怪我をしたと聞いてきたのだけど君が怪我させたということなのか?」
ロシェス?うーん聞いたことあるえーと確かえーここまではきてるんだよ確か——
俺が思い出そうとしている間セバスの顔は青を通り越して紫になりつつことを俺は気づかなかった。
「ご,誤解です!これはルーカス様の悪ふざけで……そう!殴って欲しいと頼まれたのです!!」
「は?頼まれた……頼まれただと……のに……ないのに……僕もルーカスから頼まれたことないのに,貴様ぁ」
「へ,いや,殴るのですよ!って襟を掴まないでください!ちょっ!なんですか!?その魔法陣!マジで!やめてください!た,助けてくださいルーカス様!!」
あの二人……仲がいいのだな。だが思い出せんあとちょっとで出そうなんだよな~
「あの,ロシェス様,魔法陣を……ぎゃぁぁぁぁぁ」
その後セバスを見たものはいなかった……ちゃんちゃん
「私を勝手に消さないでください!まだ生きてます!」
はっ!思い出した。ロシェスそうロシェスは攻略対象で悪役令息ルーカスの婚約者じゃないか!クソッまさかこんな形で会うだなんて……俺悪役どころか完全に変人じゃないか。ズビッグスン
うん?何処かから鳴き声が……
「ルーカス様」
「うわぁ!?誰だ!ってセバスかどうしたんだその顔?」
セバスは見ればわかるでしょう!あんたの婚約者がやったんだよと言わんばかりの顔で俺を見た。なんかすごく申し訳ない。
「なんか……ごめん」
セバスの顔の怪我の具合を確認しようとした途端ロシェスに背後から抱きしめられ態勢を崩してしまってロシェスの懐に収まる
形になってしまった。
「ルーカス~次誰かに頼むときは相手を選んでね!僕とか,僕とか,僕とか!」
俺の肩に顔をスリスリと擦り付けそう言ったロシェスはまるで自分以外の人には頼むなと念を押しているようだった。
「え~と,ロシェスさん?離してくんない?ちょっとくるシッ」
こいつ見た目の割に力強い苦しい。し,死ぬ。
「あの!ロシェスさん!マジで苦しい!離して!!」
「……なんでロシェスさんなんだ?いつものようにロシェスって呼んでよ」
は?ロシェスとルーカスは結構親しい感じ?でもなんか仲が悪いみたいなこと聞いたことあるような……グエッ
「わかった,わかったから!ロシェス離して内臓出るって!」
俺がロシェスと呼ぶとすぐに離してくれた。そして満面の笑みで落とした花束を拾いそれをセバスに渡した。
「ならなんですかその笑み,キモイッグハッ」
満面の笑みでセバスに腹パンをした。
「十歳児とは思えない威力……」
「全く,君は一言余計なんだよ」
は!思い出した。妹がこの腹黒公爵って怒りながらゲームをしてるところを
「じゃ,僕は帰るよルーカス。バカなことをするほど元気なのはわかったしじゃあねまたくるよ」
と言い俺の手の甲にキスをし出ていった。
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続きがとても気になります……!
ここからどういう展開になっていくのか楽しみに更新お待ちしています!
感想ありがとうございます。
楽しみにしといてください!!
そう言うことか💦最高だァ🥺😎😎大好きだぜェマイハニー♡♡
感想ありがとうございます😊
そういうことでございます👍
ふぁこれ読んで読書感想文にしたいと思います(๑ 👁ټ 👁)ヘヘッこの小説舐めましたい💦💦💦💦💦😊(˘ਊ˘)
www感想ありがとうございます😂どうぞ舐めてください!読書感想文にはちょっと向いてないと思いますけど…