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第7話 満州要塞線の建設
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ヨーロッパにおいてナチス・ドイツが増長を続ける。大陸の反対側である極東も緊張が高まっていた。極東は数年前から満蒙国境線で小競り合いが勃発している。銃撃戦は毎日のことであり、偶に航空隊や砲兵隊の出動が見受けられたが、現場単位で不拡大の努力が重ねられた。
しかし、ソ連軍による一方的な攻撃が相次いで兵士の拉致事件も発生している。これ以上は看過できなかった。関東軍の独断専行を防ぐためにも日本陸軍単位で要塞線の建設が始まる。要塞線というがマジノ線など古典的と性質は異なった。機動的な防御を掲げて荘厳な防壁は建てない。その代わり、各所に拠点を設けて航空隊の前線飛行場、機甲部隊の補給所など機動力を重視した。ソ連軍の南下に対して柔軟に対応する用意を進める。
「歩兵戦車か。確かに遅いが乗り心地は悪くなさそうだな」
「こんな珍妙な要塞線の貴重な機甲戦力です。チハは快速ですが脆かった。しかし、歩兵戦車は鈍足だが強固な装甲を有する。柔と剛を併せ持ちました」
「あんな履帯で戦えるのか不安だがイギリス製品を信用したい」
「お~い! なんか言ったか!」
「いいや! 何にも!」
「この履帯のおかげで急勾配も走れるんだ! 侮ってもらっちゃ困る!」
「聞いてるじゃないか」
「速射砲を磨いてきます」
「おう、気をつけてな」
前線では工事が現在進行形で行われた。あまりにも広大な大地に工作部隊が展開するには困難が呈される。したがって、現地の兵士が簡単に工作できる簡易的な要塞線の構築が求められた。前述の通りで機動的な防御に機甲部隊が走り回る。それと別個に対戦車と対歩兵の陣地を構築した。しかし、現地の指導監督に訪れた内地上がりの将校や観戦武官のイギリス軍将校は苦笑いを隠せない。
「こんな陣地があったか。八九式と九五式の砲塔が並んでる。きちんと砲も換装しおってからに」
「合理的ではありますな。日本の工夫には驚かされるばかり」
「お恥ずかしい限りだ」
「いやぁ、よく考えている。侮れん」
彼らの視線の先には伝統的な塹壕に戦車の砲塔が連なっていた。塹壕は古来より防御的な陣地だが珍妙な格好で進化を遂げる。すでに旧式となりつつある八九式中戦車と九五式軽戦車をかき集めた。これらの砲塔と車体を分離すると砲塔を前線に送り、車体は満州や内地の工場に送り、それぞれ有効活用を図っている。
砲塔は無線機など不要な装備を取り外した上で塹壕にポンと設置した。手動旋回装置で限定的ながら旋回可能だが事実上のトーチカである。軽装甲だが機関銃の弾を防ぐことができた。そもそもの正面の面積も小さいため被弾しづらい。敵弾は防ぎながら戦車譲りの火力を投射した。しかし、八九式の57mm砲と九五式の37mm砲は対歩兵は十分だが対戦車に不足が否めない。
イギリスの情報部によればシベリア鉄道にのって様々な重火器が極東に向かっているようだ。その中にBT快速戦車やT-26、水陸両用戦車などソ連自慢の戦車隊を視認する。イギリスがソ連へ戦車技術を一部輸出したことのお詫びのようだ。現在は対ソ輸出を禁止して日本に切り替わっている。実際に試作車両が満州の大地で試験と改修に明け暮れた。
「新型の長砲身57mm砲ならば遠距離から撃破できるはずだ」
「75mm級の火器も作りたい。野砲では混同を招く」
「おっしゃる通り。我々は長らく野砲が対戦車を兼ねて来たが分離せねばなるまい」
八九式中戦車の砲塔は新型の長砲身57mm砲に換装されている。これはイギリスのオードナンスと一緒に開発した。イギリス軍ではオードナンス6ポンド砲と採用される。小型で軽量ながら高い貫徹力を有して500mで100mmの垂直装甲を食い破った。徹甲弾の技術も吸収して旧態依然とした徹甲榴弾から純粋な徹甲弾に移行する。同じ距離でも装甲の硬さにより砕けて無力化される問題を解決した。現在は帽子を被せて確実性を高める研究を行っている。
九五式軽戦車の砲塔はオードナンス2ポンド砲こと40mm砲に変えた。砲塔の容積から57mm砲は厳しく高い貫徹力の40mm砲に決める。イギリス軍主力速射砲で使い勝手に優れた。ただし、榴弾が存在しない致命的な弱点を有する。新たに榴弾を製造して配備していた。軽量な砲弾を用いるため速射に優れて弾幕を形成する。
この砲塔を用いた即席トーチカは意外と理にかなっていた。まず兵士は砲手と装填手の2名のみで済む。塹壕に設けられた都合で風雨を凌ぐこともできた。万が一に撃破されても空きの砲塔へ移動する。軽装甲というが明確な盾があるに越したことはなかった。砲塔によっては軽機関銃を突き出す穴が用意されている。これにより砲撃と銃撃を切り替えてソ連軍伝統の突撃を食い止めた。
「どいてくれ~装甲車が走るぞ~」
「元気そうで何よりだ。我が子のように思われる」
「装輪装甲車ですね。さすがイギリス製で壊れない。どれだけ走っても構わないと好評です」
「自動車は速ければ速い方が良い。間違いありませんよ」
「なるほど」
日英将校の視察中に装輪装甲車が爆走している。40mm砲か重機関銃を装備した装輪装甲車は偵察と観測を主とした。時には快速を活かした奇襲攻撃に用いる。主戦場が大陸を想定しているため、戦車を圧倒する快速を以て駆け回り、潜入と偵察から敵陣をつぶさに観察した。イギリスのダイムラーやハンバーは戦車と比べて故障が少ないことから軽戦車を代替する。もっとも、不整地では自慢の快速を発揮できず、戦場は選ぶことに注意が求められた。九五式の後継たる軽戦車は安心と信頼のビッカース社からテトラークを導入する。
このような要塞線を構築したが防御だけで勝てる戦争はなかった。さらに、防御は受けるだけでなく攻めることもあり得る。敵戦車の突破を絡めとるべく機甲部隊を現在進行形で整備した。九七式中戦車は試作と少数生産に終わる。巡航戦車を素体に新型中戦車を開発中だ。その間を埋めるはイギリス軍の歩兵戦車と巡航戦車である。国産戦車は未熟が否めなかった。イギリス製を輸入して独自改良を施して国産化する流れが存在する。
満州の前線ではバレンタイン歩兵戦車と試製A22歩兵戦車が動いた。バレンタインは最新型にして重装甲の歩兵戦車である。初期型を満洲でライセンス生産したがオリジナルと異なる点が多かった。まず主砲は57mm砲に変えて装甲も最大60mmと分厚い。エンジンは九七式中戦車で採用した統制ディーゼルの170馬力だ。57mm砲の火力と60mmの装甲を押し立てる。その代わりに時速20キロと低速を極めており、機動戦には適さないが不整地走破能力は高く、シベリアの大地をゆっくりと確実に走破した。A22に関しては試作車両で未完成のため完成次第にご案内しよう。
「乗りますか?」
「歩くには大変ですな」
「えぇ、ここは乗っていきましょう」
「ご案内します。かなり揺れますがご容赦ください」
「かまわん」
「結構です」
ちょうどよく装軌式輸送車が通りかかってタクシーと使用した。前線用輸送車と履帯を履いている。元々が豆戦車のため信頼性に優れて何を積載してもよかった。本来は憚られることだが現場で改造が広く行われている。偵察仕様は重機関銃か軽機関銃をハリネズミと装備し、ゲリラ的な奇襲仕様は重擲弾筒複数個又は60mm軽迫撃砲を載せ、即席戦車仕様は速射砲や山砲(歩兵砲)をポン付けした。拡張性に優れた設計のおかげである。
「まだ無人の大地で良いですが市民の生活するところへは…」
「イギリス軍として精一杯やらせてもらいます」
続く
しかし、ソ連軍による一方的な攻撃が相次いで兵士の拉致事件も発生している。これ以上は看過できなかった。関東軍の独断専行を防ぐためにも日本陸軍単位で要塞線の建設が始まる。要塞線というがマジノ線など古典的と性質は異なった。機動的な防御を掲げて荘厳な防壁は建てない。その代わり、各所に拠点を設けて航空隊の前線飛行場、機甲部隊の補給所など機動力を重視した。ソ連軍の南下に対して柔軟に対応する用意を進める。
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「こんな珍妙な要塞線の貴重な機甲戦力です。チハは快速ですが脆かった。しかし、歩兵戦車は鈍足だが強固な装甲を有する。柔と剛を併せ持ちました」
「あんな履帯で戦えるのか不安だがイギリス製品を信用したい」
「お~い! なんか言ったか!」
「いいや! 何にも!」
「この履帯のおかげで急勾配も走れるんだ! 侮ってもらっちゃ困る!」
「聞いてるじゃないか」
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「おう、気をつけてな」
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「こんな陣地があったか。八九式と九五式の砲塔が並んでる。きちんと砲も換装しおってからに」
「合理的ではありますな。日本の工夫には驚かされるばかり」
「お恥ずかしい限りだ」
「いやぁ、よく考えている。侮れん」
彼らの視線の先には伝統的な塹壕に戦車の砲塔が連なっていた。塹壕は古来より防御的な陣地だが珍妙な格好で進化を遂げる。すでに旧式となりつつある八九式中戦車と九五式軽戦車をかき集めた。これらの砲塔と車体を分離すると砲塔を前線に送り、車体は満州や内地の工場に送り、それぞれ有効活用を図っている。
砲塔は無線機など不要な装備を取り外した上で塹壕にポンと設置した。手動旋回装置で限定的ながら旋回可能だが事実上のトーチカである。軽装甲だが機関銃の弾を防ぐことができた。そもそもの正面の面積も小さいため被弾しづらい。敵弾は防ぎながら戦車譲りの火力を投射した。しかし、八九式の57mm砲と九五式の37mm砲は対歩兵は十分だが対戦車に不足が否めない。
イギリスの情報部によればシベリア鉄道にのって様々な重火器が極東に向かっているようだ。その中にBT快速戦車やT-26、水陸両用戦車などソ連自慢の戦車隊を視認する。イギリスがソ連へ戦車技術を一部輸出したことのお詫びのようだ。現在は対ソ輸出を禁止して日本に切り替わっている。実際に試作車両が満州の大地で試験と改修に明け暮れた。
「新型の長砲身57mm砲ならば遠距離から撃破できるはずだ」
「75mm級の火器も作りたい。野砲では混同を招く」
「おっしゃる通り。我々は長らく野砲が対戦車を兼ねて来たが分離せねばなるまい」
八九式中戦車の砲塔は新型の長砲身57mm砲に換装されている。これはイギリスのオードナンスと一緒に開発した。イギリス軍ではオードナンス6ポンド砲と採用される。小型で軽量ながら高い貫徹力を有して500mで100mmの垂直装甲を食い破った。徹甲弾の技術も吸収して旧態依然とした徹甲榴弾から純粋な徹甲弾に移行する。同じ距離でも装甲の硬さにより砕けて無力化される問題を解決した。現在は帽子を被せて確実性を高める研究を行っている。
九五式軽戦車の砲塔はオードナンス2ポンド砲こと40mm砲に変えた。砲塔の容積から57mm砲は厳しく高い貫徹力の40mm砲に決める。イギリス軍主力速射砲で使い勝手に優れた。ただし、榴弾が存在しない致命的な弱点を有する。新たに榴弾を製造して配備していた。軽量な砲弾を用いるため速射に優れて弾幕を形成する。
この砲塔を用いた即席トーチカは意外と理にかなっていた。まず兵士は砲手と装填手の2名のみで済む。塹壕に設けられた都合で風雨を凌ぐこともできた。万が一に撃破されても空きの砲塔へ移動する。軽装甲というが明確な盾があるに越したことはなかった。砲塔によっては軽機関銃を突き出す穴が用意されている。これにより砲撃と銃撃を切り替えてソ連軍伝統の突撃を食い止めた。
「どいてくれ~装甲車が走るぞ~」
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「装輪装甲車ですね。さすがイギリス製で壊れない。どれだけ走っても構わないと好評です」
「自動車は速ければ速い方が良い。間違いありませんよ」
「なるほど」
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