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第二部
2回の来客③(東弥side)
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「…きょうは、おきゃくさんがおおいね…?」
「確かに。」
不思議そうに紡ぐ静留の頭を撫でながら、東弥はインターホンを確認した。
「はい。」
「あっ、本当に東弥だ!サークルのみんなからのお見舞い持ってきたから開けてー!!!」
__…誰?
インターホン越しに人懐っこそうな笑みを浮かべる彼女の姿に東弥は見覚えがない。
サークルからの見舞いと言っていたが普通こんなところまで来るものなのだろうか。
__そもそもなんでこの家の場所を知っているんだ…?
いくつもの疑念を浮かべながら、とりあえず静留に頼んで鍵をとドアを開けてもらう。
「東弥ひさしぶりー!!お見舞い持ってきたよ!今動けないんでしょ?夕飯作ってあげるよ。」
ドアが開くと同時に躊躇なく玄関に入ってきた彼女は、やけに馴れ馴れしくそう言って、そのまま家にも上がろうとした。
隣で静留が泣きそうな目をしているので東弥はひとまず彼女の動きを手で遮る。
「…あの、ありがたい申し出だけど夕飯の心配は大丈夫だから。それに、わざわざここまで来てもらって悪いんだけど、怪我のことはサークルと関係ないし見舞いも受け取れない。」
追い返そうとすると彼女はあからさまに嫌そうな顔をしたが、東弥の背中にしがみついている静留を一瞥し、“ああなるほどね”、といった様子で頷き口を開いた。
「その子が今日の相手?大丈夫。邪魔しないよー!本当に作るだけだから!」
今日の相手?言っている意味がよくわからない。彼女の学部特有の言い回しだろうか?
「いや、本当に必要ないから。」
ひとまずもう一度断ると、彼女は今度は静留の両手を取って静留に対して微笑みかけた。
「ここまで車で結構かかったんだ。せっかく来たし、ご飯作って行かせてよ。ね、貴方もその方がいいよね?」
「う、うん…。」
気圧されて静留が首を縦に振る。
__初対面の人を静留が家に入れたがるなんて…。
「わかった、上がって…。」
静留が彼女を受け入れたことに多少ショックを受けながらも、東弥は仕方なく家に彼女を通した。
「ね、私も一緒にご飯食べていい?みんなで食べた方が美味しいよね??」
キッチンに向かいながら彼女が静留にそう尋ねると、また静留はコクリと頷く。
「えっ…。」
「えっ…、じゃないわよひどいなぁー。ていうか東弥私の名前覚えてないでしょ。」
戸惑うあまり思わず声を漏らした東弥を笑い飛ばしながら彼女がそう問いかけてきた。
「うん。」
「だよねー!」
嘘をついても仕方がないので正直に肯定すると、特に気にした様子もなく彼女は手を洗いキッチンに立つ。
しばらくしてとんとんと手際よく野菜を切る音がしてきた。
__本当になんなんだ…。
何か嫌な予感がするがその正体がわからず、東弥は彼女の後ろ姿を見て大きくため息をついた。
「確かに。」
不思議そうに紡ぐ静留の頭を撫でながら、東弥はインターホンを確認した。
「はい。」
「あっ、本当に東弥だ!サークルのみんなからのお見舞い持ってきたから開けてー!!!」
__…誰?
インターホン越しに人懐っこそうな笑みを浮かべる彼女の姿に東弥は見覚えがない。
サークルからの見舞いと言っていたが普通こんなところまで来るものなのだろうか。
__そもそもなんでこの家の場所を知っているんだ…?
いくつもの疑念を浮かべながら、とりあえず静留に頼んで鍵をとドアを開けてもらう。
「東弥ひさしぶりー!!お見舞い持ってきたよ!今動けないんでしょ?夕飯作ってあげるよ。」
ドアが開くと同時に躊躇なく玄関に入ってきた彼女は、やけに馴れ馴れしくそう言って、そのまま家にも上がろうとした。
隣で静留が泣きそうな目をしているので東弥はひとまず彼女の動きを手で遮る。
「…あの、ありがたい申し出だけど夕飯の心配は大丈夫だから。それに、わざわざここまで来てもらって悪いんだけど、怪我のことはサークルと関係ないし見舞いも受け取れない。」
追い返そうとすると彼女はあからさまに嫌そうな顔をしたが、東弥の背中にしがみついている静留を一瞥し、“ああなるほどね”、といった様子で頷き口を開いた。
「その子が今日の相手?大丈夫。邪魔しないよー!本当に作るだけだから!」
今日の相手?言っている意味がよくわからない。彼女の学部特有の言い回しだろうか?
「いや、本当に必要ないから。」
ひとまずもう一度断ると、彼女は今度は静留の両手を取って静留に対して微笑みかけた。
「ここまで車で結構かかったんだ。せっかく来たし、ご飯作って行かせてよ。ね、貴方もその方がいいよね?」
「う、うん…。」
気圧されて静留が首を縦に振る。
__初対面の人を静留が家に入れたがるなんて…。
「わかった、上がって…。」
静留が彼女を受け入れたことに多少ショックを受けながらも、東弥は仕方なく家に彼女を通した。
「ね、私も一緒にご飯食べていい?みんなで食べた方が美味しいよね??」
キッチンに向かいながら彼女が静留にそう尋ねると、また静留はコクリと頷く。
「えっ…。」
「えっ…、じゃないわよひどいなぁー。ていうか東弥私の名前覚えてないでしょ。」
戸惑うあまり思わず声を漏らした東弥を笑い飛ばしながら彼女がそう問いかけてきた。
「うん。」
「だよねー!」
嘘をついても仕方がないので正直に肯定すると、特に気にした様子もなく彼女は手を洗いキッチンに立つ。
しばらくしてとんとんと手際よく野菜を切る音がしてきた。
__本当になんなんだ…。
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