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ep16
「ちょっとっ…んっ…///」
抵抗しようと動いた唇は紅司のそれに固く塞がれ、ざーっと鳴り始めた雨音に似た水音とともに、一葉の上半身にはまだ温まっていない冷たい水がかけられる。
「ひうっ!!」
「我慢しろ。すぐ温まる。」
あまりの冷たさに漏れ出た声は紅司の口内に溶けて消えて、逃げ出そうとした身体は壁に追い込まれ動けない。
紅司は逃げ場を失った一葉の、シャツのボタンを一つずつ外していった。
…恥ずかしい、と思う。先ほども見られたはずなのに、今この瞬間、彼に肌を暴かれていることにどうしようもなく胸が疼く。
きっと、彼が一葉のことだけを見ているからだ。
肌にぴったりと張り付いていたシャツの、全てのボタンが外されて、露わになった桃色の乳頭はツンと敏感に隆起している。
彼はただ一緒に温まろうとしているだけなのに、性的な反応を示す自分の身体が恥ずかしくて、
一葉は申し訳なさに目をそらした。
しかし、その考えは外れていたらしい。
紅司の熱い吐息が肌にやけに近い気がして目線を戻すと、ぴちゃ、とぬるついた感触が突起を這って、確かな快感が一葉を襲った。
「ぁっ… 」
自分のものとにわかには信じがたい甘い声がもれる。
紅司はそのままじゅ、と音をたて一葉の突起を吸っていった。
「…おやめっ…はぁっ…ください…っ!」
「だめだ。あいつにも晒したんだろう?」
先ほどの優しい表情からは一変、紅司は真っ赤な舌を一葉の突起に伸ばしながら、獲物を前にした雄のような目で一葉を見上げた。
低く唸るような声もまた、ひどく色気を帯びている。
一葉の上半身に注ぐ温かな雨に当てられ、紅司の黒髪は水を滴らせていて、
水も滴るいい男、という形容がぴったりだ。
その前髪の間から上目遣いに覗かれ、切れ長の雄の目に、胸が押しつぶされそうなほどにどくどくと高鳴った。
紅司は一葉の乳首を舌で転がしながら自分の上も脱ごうとボタンに手をかけたが、やりにくそうにしている。
「…お手伝いします。」
決して他意はない。執事としての仕事だ。
甘い吐息混じりの声でそう告げて、一葉は目の前の紅司の洋服を手早く脱がせた。
少しためらいながらも、ベルトを外し、下も取り去る。
紅司もまた一葉から舌を離し、一葉の下を脱がせていく。
生まれたままの姿で互いの服を脱衣場に放ると、がっしりとした紅司の体躯がきつく一葉を抱きしめた。
互いの雄は正直で、どちらもそれまでの行為で痛いほど芯を持っている。
2人の距離がなくなったことでそれは相手の腹部に当たり、そこだけシャワーよりはるかに暑い。
程よく筋肉質な、男らしい身体。それは力強く振られた馬鹿力の蘭の手をたやすく止めらる程に鍛えられている。
「…辛い思いをさせて、すまなかった。」
こんなに近くて、触れた部分から心臓の音が聞こえてしまわないだろうか。そんなことを考えていた一葉の耳元で低い声が囁いて。
「問題ありません。…それに全て私の責任ですから。」
一葉の言葉に続いたのは、沈黙だった。
抵抗しようと動いた唇は紅司のそれに固く塞がれ、ざーっと鳴り始めた雨音に似た水音とともに、一葉の上半身にはまだ温まっていない冷たい水がかけられる。
「ひうっ!!」
「我慢しろ。すぐ温まる。」
あまりの冷たさに漏れ出た声は紅司の口内に溶けて消えて、逃げ出そうとした身体は壁に追い込まれ動けない。
紅司は逃げ場を失った一葉の、シャツのボタンを一つずつ外していった。
…恥ずかしい、と思う。先ほども見られたはずなのに、今この瞬間、彼に肌を暴かれていることにどうしようもなく胸が疼く。
きっと、彼が一葉のことだけを見ているからだ。
肌にぴったりと張り付いていたシャツの、全てのボタンが外されて、露わになった桃色の乳頭はツンと敏感に隆起している。
彼はただ一緒に温まろうとしているだけなのに、性的な反応を示す自分の身体が恥ずかしくて、
一葉は申し訳なさに目をそらした。
しかし、その考えは外れていたらしい。
紅司の熱い吐息が肌にやけに近い気がして目線を戻すと、ぴちゃ、とぬるついた感触が突起を這って、確かな快感が一葉を襲った。
「ぁっ… 」
自分のものとにわかには信じがたい甘い声がもれる。
紅司はそのままじゅ、と音をたて一葉の突起を吸っていった。
「…おやめっ…はぁっ…ください…っ!」
「だめだ。あいつにも晒したんだろう?」
先ほどの優しい表情からは一変、紅司は真っ赤な舌を一葉の突起に伸ばしながら、獲物を前にした雄のような目で一葉を見上げた。
低く唸るような声もまた、ひどく色気を帯びている。
一葉の上半身に注ぐ温かな雨に当てられ、紅司の黒髪は水を滴らせていて、
水も滴るいい男、という形容がぴったりだ。
その前髪の間から上目遣いに覗かれ、切れ長の雄の目に、胸が押しつぶされそうなほどにどくどくと高鳴った。
紅司は一葉の乳首を舌で転がしながら自分の上も脱ごうとボタンに手をかけたが、やりにくそうにしている。
「…お手伝いします。」
決して他意はない。執事としての仕事だ。
甘い吐息混じりの声でそう告げて、一葉は目の前の紅司の洋服を手早く脱がせた。
少しためらいながらも、ベルトを外し、下も取り去る。
紅司もまた一葉から舌を離し、一葉の下を脱がせていく。
生まれたままの姿で互いの服を脱衣場に放ると、がっしりとした紅司の体躯がきつく一葉を抱きしめた。
互いの雄は正直で、どちらもそれまでの行為で痛いほど芯を持っている。
2人の距離がなくなったことでそれは相手の腹部に当たり、そこだけシャワーよりはるかに暑い。
程よく筋肉質な、男らしい身体。それは力強く振られた馬鹿力の蘭の手をたやすく止めらる程に鍛えられている。
「…辛い思いをさせて、すまなかった。」
こんなに近くて、触れた部分から心臓の音が聞こえてしまわないだろうか。そんなことを考えていた一葉の耳元で低い声が囁いて。
「問題ありません。…それに全て私の責任ですから。」
一葉の言葉に続いたのは、沈黙だった。
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