94 / 424
第七章 黄昏往く国
9-1 不穏な提案
しおりを挟む
初めて口内をなぶられる感触にローウェンは体を硬直させた。そんな、慣れないローウェンと違い、アルティスの導きは巧みだった。熱い口づけと、強まっていく抱擁に、ローウェンの体は小刻みに震え、足からも腕からも力が抜けていくようだ。
背筋がゾクゾクして、なんだか変な気分。
(やっ、怖い)
ローウェンは力の入らない腕を上げると、兄の胸を強く押した。
「っ?」
唐突に胸を押され、口づけを一方的に解かれたアルティスは、驚きに目を見張って、目の前で顔を真赤にして涙ぐんでいる弟を見下ろす。
「ロー?」
不思議そうな兄の声に、ローウェンは右手の甲で、今まで塞がれていた唇を隠しながら言った。
「やだっ!」
ローウェンの拒絶の言葉に眉を寄せると、アルティスは弟の頬に触れた。
「背中がゾクゾクして、変な気持ちになるからやだ」
その言葉に、アルティスはローウェンの幼さを実感する。
王子として最上の教育を受けてきたアルティスは、閨での教育も受けてきたし、何せ、男兄弟が多いのだ。そういう知識は兄達から教わってきた。(特にレインにだが)
しかし、兄弟からも敬遠され、王子としての教育を一切受けてこなかったローウェンは、性に対してまったくの無知だったのである。
(こやつ、陰の日がきおったら、どうなってしまうのだろうか)
自分達、女神の子供にとっての、いわゆる、発情期のようなもの。強制的に体を発情させる、やっかいなものだ。
アルティスは、一年程前に一度終わらせているから、後五年はないだろうが……。
(少しずつ、教えていくしかあるまい)
大変かもしれないが、それが嬉しくもある。
「やだ。ではないであろう?」
怒られると思ったのか、ローウェンはビクリと一瞬体を震わせた。
「だって……」
上目遣いに上気した顔で見つめられて、アルティスの自制心はかなり揺らいだ。
「……お主、わざとか?」
つい恨めしい声を出して、小首を傾げている弟を睨みつけてしまう。
何故か脱力してしまった様子のアルティスを、一方のローウェンは、ハラハラしながら見守っていた。
(何か、いけない事をしてしまったのかな)
せっかく和解して、仲良く(?)なってきているのに、また冷たくされたらどうしよう。
演技とはいえ、冷たい無関心の対応を長年されてきたローウェンは、半身たる兄に対して、臆病になっていた。
これは、もう、時が解決するしかないだろう。
「ア、アル? あの、なんだかわかんないケド、ごめんね」
悲しそうに眉を寄せるローウェンにアルティスは首を振った。
「お主が謝る事ではない。よいのだ、これから少しずつ、我が色々と教えてやる故」
ふふふと、最後に妖しい笑みをこぼしたアルティスを見つめ、ローウェンは小さく頷く。
「う、うん」
何を教えてくれるんだろう。とのん気に考えていると、部屋の扉が荒々しく開かれた。
「たのも~~~~!」
「道場破りか、お前は」
弟のボケに、冷たいつっこみを入れる兄。兄弟漫才のようだが、二人共、見目麗し過ぎて、そう表現するのも憚られる。
着替えを終えて、今後の事を話す為に戻ってきた、リュセルとレオンハルトだった。
「リュセル兄さん、レオンハルト兄さん……、さっきはごめんなさい」
自分でも忌んでいた左目をさらしてしまい、取り乱した自分の愚行を止める為に、確か、リュセルは素手で短剣の刃を掴んだはずだ。
「リュセル兄さん、怪我は平気?」
レオンハルトが手当てしたのか、右手の包帯が痛々しいリュセルに、ローウェンはシュンとしながら聞いた。
「大丈夫、かすり傷だ」
そう言って右手を振るリュセルの右腕を、咄嗟にレオンハルトは掴んだ。
「振るな」
「本当に、ごめんなさい」
肩を落とすローウェンに、リュセルとレオンハルトは目を見合わせた。
「なら、もうあのような事はしないと、約束してくれ」
リュセルの真摯な声に、ローウェンは大きく頷く。
「いい子だ」
そして、次にレオンハルトに頭を撫でられて、ローウェンはやっとにっこりと笑ったのだった。
「大好きだよ。リュセル兄さん、レオンハルト兄さん」
ズッキューン
リュセルは、ハートを打ち抜かれた。
はにかむような笑顔で告げられて、咄嗟にローウェンの華奢な体を抱きしめてしまう。
「父上も、お前の事が大好きだぞ!」
「父上、大好き!」
今までと違い、その様子を面白くなさそうに見ているアルティスに対し、リュセルは宣言した。
「俺は、お前を、娘婿とはまだ認めていないからな」
ビシッと、アルティスを指差して叫んだリュセルに対し、レオンハルトは感心したように頷く。
「なる程、そういう設定か。よく、考え付くものだ」
父親=リュセル
母親=レオンハルト
娘=ローウェン
娘婿=アルティス
という配役の元、今度は家族ネタを披露したリュセルである。しかし、そんな愉快な設定に、アルティスはのってはこなかった。
(ローの初恋の相手とは、もしやリュセル殿では……?)
見当違いの疑いの眼差しを向けるのに忙しかったのだ。
「なんか、睨まれてないか?」
「くっつき過ぎなんだ、お前は。少しローウェンから離れなさい」
無理矢理兄によってローウェンから引き離されて、リュセルは残念そうな顔をした。
(確かに、リュセル殿は、男の目から見ても羨望の気持ちを抱いてしまうような、魅力的な方だが……。我と違い、度量も広いようだし)
「いや、何も考えていないだけさ」と、今ここでジュリナがアルティスの心の声を聞いたら、そうつっこんだだろう。
「離れても、睨まれているようなんだが」
じっと自分を見つめるアルティスの視線を感じ、リュセルは困ったように小声でレオンハルトにささやく。
レオンハルトはそれに小さくため息をつくと、アルティスに言った。
「アルティス、今後の事を話し合いたい。とりあえず、座って話したいのだが……」
その言葉を聞いたアルティスも、同意するように大きく頷いた。
「我もそう思っていた。ロー暗殺が失敗したと知れたら、お祖父様はローが死ぬまで刺客を放ってくるだろう」
アルティスの言葉にローウェンは悲しそうに目を伏せる。
実の祖父に命を狙われるという事実は、十三歳の少年が受け入れるには重過ぎたのだ。
「僕が危篤状態に!?」
とりあえず、四人テーブルについてテディベア軍団が作ってくれた遅めの朝食をとり終えた後、レオンハルトがそんな不穏な提案をしてきたのだ。
「今回の、服毒を原因とした危篤状態という事にして、医者以外、面会謝絶にすれば、しばらくは安心だ」
「まあ、すぐ死ななかったのは、女神の子供だからとか、なんとか、言い訳がきくからな。俺達は……」
兄の言葉に続くようにしてリュセルが頷くと、アルティスも言った。
「では、医者はこちらで手配しよう。ローはこの城では冷遇されておるからな。王宮典医の治療は受けられぬだろうから、かえって好都合だ。信頼のおける者を知っておる」
「じゃあ、僕はずっと、この部屋に缶詰な訳?」
今までの話を総合させ、今後の自分を予測したローウェンが不満そうな声を出すと、アルティスは言った。
「仕方なかろう? お主は狙われておるのだから」
しかし、意外な事に、レオンハルトがそれに異を唱えたのだ。
「いや、ローウェンの戦力は貴重だ。ルルドの木を浄化する為にはね。……ローウェンの身代わりをこの部屋に置く事にしてはどうだろうか?」
「身代わり?」
リュセルの疑問の声にレオンハルトは頷き、ローウェンに目を向けた。
「”変装眼鏡”。まだ、持っているね?」
「……ん? うん。学塔に行く時に使ってるから……って、レオンハルト兄さん、もしかして!」
その思いつきを肯定するように深く頷いたレオンハルトを見たローウェンは慌てて立ち上がると、部屋の奥の箪笥の引き出しを漁って、何の変哲もない眼鏡を持ってきた。
「じゃ~ん! 変装眼鏡!」
「……って、何だ?」
リュセルは胡乱げな視線をローウェンと彼が掲げた縁なしの眼鏡に向ける。
「これは、トラキアの学塔なんていう、世界のいろんな人達がたくさん集う場に通う事になったのが決まった時に、僕が作ったんだけど。……ほら、僕達の顔って目立つじゃない? これをかけると、設定した相手に対して自分が思った通りの姿になれるんだ」
さすが、転移装置を造った超天才。
「お前、何でも作れるんだな」
感心したようなリュセルの言葉にローウェンは照れたように笑った。
「それがあれば、身代わりが作れるのはよいが、一体誰を身代わりにするんだ?」
続いて放たれたアルティスの疑問に対し、レオンハルトは静かな声で答える。
「あてがある」
背筋がゾクゾクして、なんだか変な気分。
(やっ、怖い)
ローウェンは力の入らない腕を上げると、兄の胸を強く押した。
「っ?」
唐突に胸を押され、口づけを一方的に解かれたアルティスは、驚きに目を見張って、目の前で顔を真赤にして涙ぐんでいる弟を見下ろす。
「ロー?」
不思議そうな兄の声に、ローウェンは右手の甲で、今まで塞がれていた唇を隠しながら言った。
「やだっ!」
ローウェンの拒絶の言葉に眉を寄せると、アルティスは弟の頬に触れた。
「背中がゾクゾクして、変な気持ちになるからやだ」
その言葉に、アルティスはローウェンの幼さを実感する。
王子として最上の教育を受けてきたアルティスは、閨での教育も受けてきたし、何せ、男兄弟が多いのだ。そういう知識は兄達から教わってきた。(特にレインにだが)
しかし、兄弟からも敬遠され、王子としての教育を一切受けてこなかったローウェンは、性に対してまったくの無知だったのである。
(こやつ、陰の日がきおったら、どうなってしまうのだろうか)
自分達、女神の子供にとっての、いわゆる、発情期のようなもの。強制的に体を発情させる、やっかいなものだ。
アルティスは、一年程前に一度終わらせているから、後五年はないだろうが……。
(少しずつ、教えていくしかあるまい)
大変かもしれないが、それが嬉しくもある。
「やだ。ではないであろう?」
怒られると思ったのか、ローウェンはビクリと一瞬体を震わせた。
「だって……」
上目遣いに上気した顔で見つめられて、アルティスの自制心はかなり揺らいだ。
「……お主、わざとか?」
つい恨めしい声を出して、小首を傾げている弟を睨みつけてしまう。
何故か脱力してしまった様子のアルティスを、一方のローウェンは、ハラハラしながら見守っていた。
(何か、いけない事をしてしまったのかな)
せっかく和解して、仲良く(?)なってきているのに、また冷たくされたらどうしよう。
演技とはいえ、冷たい無関心の対応を長年されてきたローウェンは、半身たる兄に対して、臆病になっていた。
これは、もう、時が解決するしかないだろう。
「ア、アル? あの、なんだかわかんないケド、ごめんね」
悲しそうに眉を寄せるローウェンにアルティスは首を振った。
「お主が謝る事ではない。よいのだ、これから少しずつ、我が色々と教えてやる故」
ふふふと、最後に妖しい笑みをこぼしたアルティスを見つめ、ローウェンは小さく頷く。
「う、うん」
何を教えてくれるんだろう。とのん気に考えていると、部屋の扉が荒々しく開かれた。
「たのも~~~~!」
「道場破りか、お前は」
弟のボケに、冷たいつっこみを入れる兄。兄弟漫才のようだが、二人共、見目麗し過ぎて、そう表現するのも憚られる。
着替えを終えて、今後の事を話す為に戻ってきた、リュセルとレオンハルトだった。
「リュセル兄さん、レオンハルト兄さん……、さっきはごめんなさい」
自分でも忌んでいた左目をさらしてしまい、取り乱した自分の愚行を止める為に、確か、リュセルは素手で短剣の刃を掴んだはずだ。
「リュセル兄さん、怪我は平気?」
レオンハルトが手当てしたのか、右手の包帯が痛々しいリュセルに、ローウェンはシュンとしながら聞いた。
「大丈夫、かすり傷だ」
そう言って右手を振るリュセルの右腕を、咄嗟にレオンハルトは掴んだ。
「振るな」
「本当に、ごめんなさい」
肩を落とすローウェンに、リュセルとレオンハルトは目を見合わせた。
「なら、もうあのような事はしないと、約束してくれ」
リュセルの真摯な声に、ローウェンは大きく頷く。
「いい子だ」
そして、次にレオンハルトに頭を撫でられて、ローウェンはやっとにっこりと笑ったのだった。
「大好きだよ。リュセル兄さん、レオンハルト兄さん」
ズッキューン
リュセルは、ハートを打ち抜かれた。
はにかむような笑顔で告げられて、咄嗟にローウェンの華奢な体を抱きしめてしまう。
「父上も、お前の事が大好きだぞ!」
「父上、大好き!」
今までと違い、その様子を面白くなさそうに見ているアルティスに対し、リュセルは宣言した。
「俺は、お前を、娘婿とはまだ認めていないからな」
ビシッと、アルティスを指差して叫んだリュセルに対し、レオンハルトは感心したように頷く。
「なる程、そういう設定か。よく、考え付くものだ」
父親=リュセル
母親=レオンハルト
娘=ローウェン
娘婿=アルティス
という配役の元、今度は家族ネタを披露したリュセルである。しかし、そんな愉快な設定に、アルティスはのってはこなかった。
(ローの初恋の相手とは、もしやリュセル殿では……?)
見当違いの疑いの眼差しを向けるのに忙しかったのだ。
「なんか、睨まれてないか?」
「くっつき過ぎなんだ、お前は。少しローウェンから離れなさい」
無理矢理兄によってローウェンから引き離されて、リュセルは残念そうな顔をした。
(確かに、リュセル殿は、男の目から見ても羨望の気持ちを抱いてしまうような、魅力的な方だが……。我と違い、度量も広いようだし)
「いや、何も考えていないだけさ」と、今ここでジュリナがアルティスの心の声を聞いたら、そうつっこんだだろう。
「離れても、睨まれているようなんだが」
じっと自分を見つめるアルティスの視線を感じ、リュセルは困ったように小声でレオンハルトにささやく。
レオンハルトはそれに小さくため息をつくと、アルティスに言った。
「アルティス、今後の事を話し合いたい。とりあえず、座って話したいのだが……」
その言葉を聞いたアルティスも、同意するように大きく頷いた。
「我もそう思っていた。ロー暗殺が失敗したと知れたら、お祖父様はローが死ぬまで刺客を放ってくるだろう」
アルティスの言葉にローウェンは悲しそうに目を伏せる。
実の祖父に命を狙われるという事実は、十三歳の少年が受け入れるには重過ぎたのだ。
「僕が危篤状態に!?」
とりあえず、四人テーブルについてテディベア軍団が作ってくれた遅めの朝食をとり終えた後、レオンハルトがそんな不穏な提案をしてきたのだ。
「今回の、服毒を原因とした危篤状態という事にして、医者以外、面会謝絶にすれば、しばらくは安心だ」
「まあ、すぐ死ななかったのは、女神の子供だからとか、なんとか、言い訳がきくからな。俺達は……」
兄の言葉に続くようにしてリュセルが頷くと、アルティスも言った。
「では、医者はこちらで手配しよう。ローはこの城では冷遇されておるからな。王宮典医の治療は受けられぬだろうから、かえって好都合だ。信頼のおける者を知っておる」
「じゃあ、僕はずっと、この部屋に缶詰な訳?」
今までの話を総合させ、今後の自分を予測したローウェンが不満そうな声を出すと、アルティスは言った。
「仕方なかろう? お主は狙われておるのだから」
しかし、意外な事に、レオンハルトがそれに異を唱えたのだ。
「いや、ローウェンの戦力は貴重だ。ルルドの木を浄化する為にはね。……ローウェンの身代わりをこの部屋に置く事にしてはどうだろうか?」
「身代わり?」
リュセルの疑問の声にレオンハルトは頷き、ローウェンに目を向けた。
「”変装眼鏡”。まだ、持っているね?」
「……ん? うん。学塔に行く時に使ってるから……って、レオンハルト兄さん、もしかして!」
その思いつきを肯定するように深く頷いたレオンハルトを見たローウェンは慌てて立ち上がると、部屋の奥の箪笥の引き出しを漁って、何の変哲もない眼鏡を持ってきた。
「じゃ~ん! 変装眼鏡!」
「……って、何だ?」
リュセルは胡乱げな視線をローウェンと彼が掲げた縁なしの眼鏡に向ける。
「これは、トラキアの学塔なんていう、世界のいろんな人達がたくさん集う場に通う事になったのが決まった時に、僕が作ったんだけど。……ほら、僕達の顔って目立つじゃない? これをかけると、設定した相手に対して自分が思った通りの姿になれるんだ」
さすが、転移装置を造った超天才。
「お前、何でも作れるんだな」
感心したようなリュセルの言葉にローウェンは照れたように笑った。
「それがあれば、身代わりが作れるのはよいが、一体誰を身代わりにするんだ?」
続いて放たれたアルティスの疑問に対し、レオンハルトは静かな声で答える。
「あてがある」
15
あなたにおすすめの小説
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
【3/11書籍発売】麗しの大公閣下は今日も憂鬱です。
天城
BL
【第12回BL大賞 奨励賞頂きました!ありがとうございます!!3/11に発売になります、よろしくお願いします!】
さえないサラリーマンだったオジサンは、家柄・財力・才能と類い稀なる美貌も持ち合わせた大公閣下ルシェール・ド・ヴォリスに転生した。
英雄の華々しい生活に突然放り込まれて中の人は毎日憂鬱だった。腐男子だった彼は知っている。
この世界、Dom/Subユニバースってやつだよね……。
「さあ気に入ったsubを娶れ」
「パートナーはいいぞ」
とDomの親兄弟から散々言われ、交友関係も護衛騎士もメイド含む屋敷内の使用人全てがSubで構成されたヴォリス家。
待って待って情報量が多い。現実に疲れたおっさんを転生後まで追い込まないでくれ。
平凡が一番だし、優しく気立のいいsubのお嫁さんもらって隠居したいんだよ。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる