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第九章 怪盗イチゴミルク
9-1 仕置きの合図
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侍女でも小姓でもない者。それも、実兄に夜着を着せつけられるなんて、まるで小さな子供になったかのようだ。
着替えを済ませてすっかりピカピカになり(元々ピカピカだが)、他の男の匂い(レオンハルト談)を消した弟に満足したのか、兄はそのままリュセルの腕を引いて寝台に導いた。
そして……
カッシャン
「!?」
このままなし崩しに事に及ぶのかと、覚悟を決めようとしていたリュセルは、急に響いた音に目を見開いた。
そして、再び……
カシャン
「ッレ……、レオン?」
「なんだ?」
素知らぬ顔で、つないだ鎖の長さを調節していたレオンハルトは、そっけない口調でそう返す。
そう……、寝台に弟が腰かけたと同時に、この鬼畜で麗しいお兄様は、その両足に用意していた手枷と同じデザインの足枷をはめやがったのだ。
そして、足枷同士を鎖で繋ぎ、繋いだ鎖を更に寝台の天蓋を支える柱の一つにくくりつける。
これではどこへも行けない。
「用を足しに行ける位の長さに調節しておいたからね」
確かに、トイレにはギリギリで行ける長さだが……。
(ここまでするか?)
だが、ここまでレオンハルトを追い込んだのは自分の嘘だ。リュセルには何も言う資格もない……と思う。…………たぶん。
「さて、私はお前の仕出かした茶番劇の事後処理があるから、また戻らなくてはならないが、いい子にしているのだよ」
(!? 何もしないのか!?)
いや、別にして欲しい訳ではないのだが。何故だ。この兄が何もしてこないなど(鎖で繋がれはしたが)、ありえない。
何かの罠か!?
あんなに瞳を金に染め上げて怒っていたというのに。いや、今もわずかに金色を帯びている為、現在進行形で怒っている。
この静寂さ、優しさが…………
(不気味過ぎるぞ)
「どうした、顔色が悪いぞ?」
リュセルが内心ビクビクしているのをわかっているのかいないのか、レオンハルトはそう言って弟の頬を撫で上げる。
「ふふふ、怯えているのか?」
ビクンッと震えたリュセルの体に気づき、レオンハルトはうっそりと微笑みながらそうささやきかける。
「そんなに怖がらずとも、この前のように媚薬香を使ったりなどせんよ。意識がなくなっては意味がないと気づいたし。それに、私も反省した事だしね」
(反省!?)
反省だと!?唯我独尊、怖いもの知らず、後悔反省とは無縁と思われるこの兄が!?
「お前を縛り過ぎた」
次の瞬間、ため息のように紡がれた声。リュセルは目を見開いてレオンハルトを見つめるしかなかった。
「これからは良い兄でいられるように努力するよ」
今まですまなかったね。そう言って弟の額に口づけ、部屋を出て行こうとしたレオンハルトは、茫然としている様子のリュセルを振りかえり言った。
「そういえば、言った事はなかったが、この塔のこの部屋は、昔、塔を建設した当時の王が自分の愛人を囲っていた塔なのだが……」
「は!?」
いきなり話題を変えたレオンハルトにリュセルはついていけない。
「王を嫌ったその愛人が、窓から身投げしたといういわくありの部屋なのだよ。……気をつけなさい」
パタンッ
…………って、一体何に~~~~~~っ!?
「まままままさか、こここの塔って、……出るのか!?」
幽霊が。
サーーーッと一瞬で顔を青くしたリュセルは、去り際にそんな事を言ったレオンハルトの底意地の悪さに腹を立てながらも、ふいに先程の言葉を思い出した。
これからは良い兄になると言ったレオンハルトは、もしかしたら、今までのように自分に触れて来ないのかもしれない。
(別に、触れて来なくなったっていいにはいいが……)
毎晩とまでいかないが、かなりのペースで、傍若無人なまでの勢いで今まで触れられてきたが故にかなり戸惑った。
(レオン)
落ち込み気味のリュセルは不意に窓を叩きつける風の音が響き、ビクッと身を震わせた。
「あ……」
暗い室内。
真夜中。
いわくありの塔。
自分一人。
「ぎゃあああああああっ」
リュセルは悲鳴(雄叫び?)を上げると、ベッドの上の掛布を被り目を固く閉じる。
(大丈夫、大丈夫だ。このまま眠ってしまえば、すぐ朝だ)
……って無理だ。
「レオンもレオン人形もいないのでは眠れん!」
ギンギラギンに冴えている目を見開きながら、リュセルは悲しい現実を痛感する。
「……どうすればいいんだ」
レオンハルトが事後処理を終えて帰ってくるまで恐怖に耐えているしかない悲しい事実。まさかの事態にリュセルは絶望するしかない。
実は怖がりのリュセルの性格を知るが故の、レオンハルトのお仕置きの一貫であったのだが、恐怖に震え、兄が自分から離れるかもしれないという焦燥感に苛まれているリュセルには、そこまで考えが及ぶ余裕がなかった。
(大体愛人を塔で囲うってどうなんだ!? 何だ、そのマニアックな王は。そんな変態王が過去にアシェイラにいたというのか? …………うううううう)
怒りで誤魔化そうとするが、決して嘘をつかないレオンハルトの話なだけに怖さ倍増で、リュセルは泣きたい気持ちをぐっと抑えるのが精一杯だった。
その後、レオンハルトがようやく事後処理を終えて、リュセルのいる塔(いわくつき)に戻る頃には、真夜中になろうとしている時間になってしまっていた。
(ずいぶん遅くなってしまったが、リュセルは眠って……いる訳ないな)
人形も渡してこなかったし、自分も傍にいないのでは、怖がりなあの弟は、レオンハルトが言った話を気にして恐怖に震えているに違いない。
だが、それ位の意趣返しはいいだろう?
何せ今回は、塔に閉じ込めて鎖で繋ぐだけで、前回のように無理矢理抱くつもりはないのだから……。
そう……無理には。
そんな事を考えながら、階段を昇り終え、部屋の鍵を開けて室内に入ると、部屋の奥にある寝台に横たわっていたリュセルが、案の定起きていたのか起き上がるのが見えた。
「レオンか?」
「ああ、遅くなってすまなかった」
そう言いながら、着ていた宮廷服を脱いで、自分も夜着に着替えると、起き上がっていたリュセルの顔色の悪さに気づきながらも、そのまま寝台の上に上がり仰向けに横たわった。
「お前も疲れただろう、ゆっくりおやすみ」
そっけないその言葉に、リュセルの瞳が動揺したように揺れるのをわずかに視界に入れる。
予測通りの、反応過ぎだった。
「レオン」
いつものリュセルらしくない、弱弱しい響きの声を聞いて、閉じていた目を開くと、レオンハルトは半身を起き上がらせる。
「どうした?」
寛大でおおらかな兄のように優しく微笑むと、それを見たリュセルは目を見開いたまま固まってしまう。
「早く眠らんと、明日起きられないぞ」
そう言うレオンハルトを睨みつけ、リュセルは鋭い声で怒鳴った。
「よせっ!」
「何をだ?」
「それを止めろ、距離を感じる……」
そう言って、目の前の兄の夜着を掴んで肩口に顔を伏せたから、レオンハルトの麗しの美貌に仮面のように浮かんでいた微笑が一瞬でなくなり、表情すらなくなった事にリュセルは気づかなかった。
「…………今まで通りの、私でいいのかい? 私はお前を束縛するよ」
「いい。ただ、少しだけ俺を信頼してくれれば……、それでいい。」
「そうか」
そんな短い返事が聞こえたと思った瞬間、レオンハルトの薄い唇に満足そうな笑みが浮かぶ……のも、リュセルは気づけなかった。
ただ、強く抱き寄せてくるレオンハルトの腕の力の確かさに安心しているだけである。
「レオン」
「ふふ、どうした? 小さな子供のように甘えて」
自分の名を呼びながら縋りついてくる弟が愛おしくてたまらない。信頼していない訳ではない。もっと手を離すべきだとも思う。でも、狂おしいまでのこの執着をどうする事も出来ないのが現実だ。
「っ!?」
ガタンッ
不意に手枷の鎖を引っ張られて、リュセルはかなり乱暴に引き倒された。下になった右肩が少々痛い。
「レオン」
衝撃にわずかに眉をひそめ、兄を見上げたリュセルは、爛々と妖しく輝く金の瞳にゾクリと背筋が震え、肌が泡立つのを感じる。
そうしてレオンハルトは、そのまま弟の足首を覆う銀の足枷を撫でながら低い声でささやいた。
「私の仕置きが欲しいか?」
言葉の意味を理解すると共に、リュセルの銀の瞳が小さく見開かれる。
そしてしばしの逡巡の後、わずかに顔を赤く染めた彼は、レオンハルトから視線を逸らし、羞恥と屈辱を耐えながら小さく頷く。
「いじめてくれ、兄さん」
その言葉が合図になったのだった。
着替えを済ませてすっかりピカピカになり(元々ピカピカだが)、他の男の匂い(レオンハルト談)を消した弟に満足したのか、兄はそのままリュセルの腕を引いて寝台に導いた。
そして……
カッシャン
「!?」
このままなし崩しに事に及ぶのかと、覚悟を決めようとしていたリュセルは、急に響いた音に目を見開いた。
そして、再び……
カシャン
「ッレ……、レオン?」
「なんだ?」
素知らぬ顔で、つないだ鎖の長さを調節していたレオンハルトは、そっけない口調でそう返す。
そう……、寝台に弟が腰かけたと同時に、この鬼畜で麗しいお兄様は、その両足に用意していた手枷と同じデザインの足枷をはめやがったのだ。
そして、足枷同士を鎖で繋ぎ、繋いだ鎖を更に寝台の天蓋を支える柱の一つにくくりつける。
これではどこへも行けない。
「用を足しに行ける位の長さに調節しておいたからね」
確かに、トイレにはギリギリで行ける長さだが……。
(ここまでするか?)
だが、ここまでレオンハルトを追い込んだのは自分の嘘だ。リュセルには何も言う資格もない……と思う。…………たぶん。
「さて、私はお前の仕出かした茶番劇の事後処理があるから、また戻らなくてはならないが、いい子にしているのだよ」
(!? 何もしないのか!?)
いや、別にして欲しい訳ではないのだが。何故だ。この兄が何もしてこないなど(鎖で繋がれはしたが)、ありえない。
何かの罠か!?
あんなに瞳を金に染め上げて怒っていたというのに。いや、今もわずかに金色を帯びている為、現在進行形で怒っている。
この静寂さ、優しさが…………
(不気味過ぎるぞ)
「どうした、顔色が悪いぞ?」
リュセルが内心ビクビクしているのをわかっているのかいないのか、レオンハルトはそう言って弟の頬を撫で上げる。
「ふふふ、怯えているのか?」
ビクンッと震えたリュセルの体に気づき、レオンハルトはうっそりと微笑みながらそうささやきかける。
「そんなに怖がらずとも、この前のように媚薬香を使ったりなどせんよ。意識がなくなっては意味がないと気づいたし。それに、私も反省した事だしね」
(反省!?)
反省だと!?唯我独尊、怖いもの知らず、後悔反省とは無縁と思われるこの兄が!?
「お前を縛り過ぎた」
次の瞬間、ため息のように紡がれた声。リュセルは目を見開いてレオンハルトを見つめるしかなかった。
「これからは良い兄でいられるように努力するよ」
今まですまなかったね。そう言って弟の額に口づけ、部屋を出て行こうとしたレオンハルトは、茫然としている様子のリュセルを振りかえり言った。
「そういえば、言った事はなかったが、この塔のこの部屋は、昔、塔を建設した当時の王が自分の愛人を囲っていた塔なのだが……」
「は!?」
いきなり話題を変えたレオンハルトにリュセルはついていけない。
「王を嫌ったその愛人が、窓から身投げしたといういわくありの部屋なのだよ。……気をつけなさい」
パタンッ
…………って、一体何に~~~~~~っ!?
「まままままさか、こここの塔って、……出るのか!?」
幽霊が。
サーーーッと一瞬で顔を青くしたリュセルは、去り際にそんな事を言ったレオンハルトの底意地の悪さに腹を立てながらも、ふいに先程の言葉を思い出した。
これからは良い兄になると言ったレオンハルトは、もしかしたら、今までのように自分に触れて来ないのかもしれない。
(別に、触れて来なくなったっていいにはいいが……)
毎晩とまでいかないが、かなりのペースで、傍若無人なまでの勢いで今まで触れられてきたが故にかなり戸惑った。
(レオン)
落ち込み気味のリュセルは不意に窓を叩きつける風の音が響き、ビクッと身を震わせた。
「あ……」
暗い室内。
真夜中。
いわくありの塔。
自分一人。
「ぎゃあああああああっ」
リュセルは悲鳴(雄叫び?)を上げると、ベッドの上の掛布を被り目を固く閉じる。
(大丈夫、大丈夫だ。このまま眠ってしまえば、すぐ朝だ)
……って無理だ。
「レオンもレオン人形もいないのでは眠れん!」
ギンギラギンに冴えている目を見開きながら、リュセルは悲しい現実を痛感する。
「……どうすればいいんだ」
レオンハルトが事後処理を終えて帰ってくるまで恐怖に耐えているしかない悲しい事実。まさかの事態にリュセルは絶望するしかない。
実は怖がりのリュセルの性格を知るが故の、レオンハルトのお仕置きの一貫であったのだが、恐怖に震え、兄が自分から離れるかもしれないという焦燥感に苛まれているリュセルには、そこまで考えが及ぶ余裕がなかった。
(大体愛人を塔で囲うってどうなんだ!? 何だ、そのマニアックな王は。そんな変態王が過去にアシェイラにいたというのか? …………うううううう)
怒りで誤魔化そうとするが、決して嘘をつかないレオンハルトの話なだけに怖さ倍増で、リュセルは泣きたい気持ちをぐっと抑えるのが精一杯だった。
その後、レオンハルトがようやく事後処理を終えて、リュセルのいる塔(いわくつき)に戻る頃には、真夜中になろうとしている時間になってしまっていた。
(ずいぶん遅くなってしまったが、リュセルは眠って……いる訳ないな)
人形も渡してこなかったし、自分も傍にいないのでは、怖がりなあの弟は、レオンハルトが言った話を気にして恐怖に震えているに違いない。
だが、それ位の意趣返しはいいだろう?
何せ今回は、塔に閉じ込めて鎖で繋ぐだけで、前回のように無理矢理抱くつもりはないのだから……。
そう……無理には。
そんな事を考えながら、階段を昇り終え、部屋の鍵を開けて室内に入ると、部屋の奥にある寝台に横たわっていたリュセルが、案の定起きていたのか起き上がるのが見えた。
「レオンか?」
「ああ、遅くなってすまなかった」
そう言いながら、着ていた宮廷服を脱いで、自分も夜着に着替えると、起き上がっていたリュセルの顔色の悪さに気づきながらも、そのまま寝台の上に上がり仰向けに横たわった。
「お前も疲れただろう、ゆっくりおやすみ」
そっけないその言葉に、リュセルの瞳が動揺したように揺れるのをわずかに視界に入れる。
予測通りの、反応過ぎだった。
「レオン」
いつものリュセルらしくない、弱弱しい響きの声を聞いて、閉じていた目を開くと、レオンハルトは半身を起き上がらせる。
「どうした?」
寛大でおおらかな兄のように優しく微笑むと、それを見たリュセルは目を見開いたまま固まってしまう。
「早く眠らんと、明日起きられないぞ」
そう言うレオンハルトを睨みつけ、リュセルは鋭い声で怒鳴った。
「よせっ!」
「何をだ?」
「それを止めろ、距離を感じる……」
そう言って、目の前の兄の夜着を掴んで肩口に顔を伏せたから、レオンハルトの麗しの美貌に仮面のように浮かんでいた微笑が一瞬でなくなり、表情すらなくなった事にリュセルは気づかなかった。
「…………今まで通りの、私でいいのかい? 私はお前を束縛するよ」
「いい。ただ、少しだけ俺を信頼してくれれば……、それでいい。」
「そうか」
そんな短い返事が聞こえたと思った瞬間、レオンハルトの薄い唇に満足そうな笑みが浮かぶ……のも、リュセルは気づけなかった。
ただ、強く抱き寄せてくるレオンハルトの腕の力の確かさに安心しているだけである。
「レオン」
「ふふ、どうした? 小さな子供のように甘えて」
自分の名を呼びながら縋りついてくる弟が愛おしくてたまらない。信頼していない訳ではない。もっと手を離すべきだとも思う。でも、狂おしいまでのこの執着をどうする事も出来ないのが現実だ。
「っ!?」
ガタンッ
不意に手枷の鎖を引っ張られて、リュセルはかなり乱暴に引き倒された。下になった右肩が少々痛い。
「レオン」
衝撃にわずかに眉をひそめ、兄を見上げたリュセルは、爛々と妖しく輝く金の瞳にゾクリと背筋が震え、肌が泡立つのを感じる。
そうしてレオンハルトは、そのまま弟の足首を覆う銀の足枷を撫でながら低い声でささやいた。
「私の仕置きが欲しいか?」
言葉の意味を理解すると共に、リュセルの銀の瞳が小さく見開かれる。
そしてしばしの逡巡の後、わずかに顔を赤く染めた彼は、レオンハルトから視線を逸らし、羞恥と屈辱を耐えながら小さく頷く。
「いじめてくれ、兄さん」
その言葉が合図になったのだった。
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