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第十二章 月華の乙女
1-1 グレン・ケイフォスタン
しおりを挟むそれは、不幸な事故だった。
彼がそこに立ち寄ったのは偶然だったからだ。裕福な家の者だという事が一見してわかる出で立ちの、育ちの良さそうな凡庸な男。仕事外となると、彼は周囲にそんな風にしか見えていなかった。いつも傍でアシストしてくれている弟子であり一人息子でもあるジュニアは傍におらず、別の用事に出している最中だったのである。
それも、その事故が起きてしまう大きな要因だっただろう。
彼の名は、グレン・ケイフォスタン。
「彼の描く人物画は、それ自体が息をしているかのように精巧で、まるで魂が宿っているようである」
多くの高名な芸術評論家達にそのように称えられ、見る者に感動を与える才能の主。
その稀有な才は、師から弟子、または親より子へと受け継がれ、初代グレン・ケイフォスタンが歴史の表舞台に出てきてから四百年、常に芸術という歴史の中にその名を刻んできたのである。それは存在自体をディエラ王家に保護される程に大変な才能だった。
現代のグレン・ケイフォスタンは十七代目。
そんな国宝級に価値のある男が誰一人供もつけずに、何故その喫茶店に立ち寄ったのかというと……。
決して短くない時間をかけて完全に完成させた作品を城に献上する為に家を出、途中喉が渇いたのがそもそもの始まりだった。
「申し訳ございません、お客様。本日この通り混雑しておりまして、合い席でよろしければご案内出来るのですが……」
本日ケーキ食べ放題!
そう書かれた大きな看板が店の入口に貼りだされていたその店は、店員の女性の言葉通り、ひどく混雑しているようだった。店の中にいる客のほとんどが女性のようだ。
「ええ、全然構いませんよ」
他の店にしようとも思ったが、ケーキ食べ放題に心惹かれたグレンはにっこりと笑って答える。
「恐れ入ります、お客様。」
深々と頭を下げた店員の案内を受けて通された席は外のテラス席だった。本日は良い天気の為、外でのお茶も気持ちいい事だろう。
「合い席お願いします」
女性の言葉を聞いて読んでいた聖書から顔を上げたのは、まだ十代と思える程に若い青年だ。
「いいですよ、どうぞ」
柔らかな声と、優しい眼差し。着ている漆黒の衣装と首元に下げたレイデの葉の模様が刻まれたクルスから、それは容易に察しがつく。
「失礼します、神父様」
そう言って彼の向かいの席に腰を下ろすと、青年はにっこりと笑った。
「ここのケーキはおいしいんですよ」
「そうなんですか。それは楽しみだなあ」
やっぱりヒノエも連れてくればよかったかな。と、置いてきた息子の事を思い出しながら、グレンは店員にオーダーを出した。そうして、大切に持ってきたそれも隣の席に置く事にする。
(あれ?)
置こうとした場所に同じような布で包まれた絵画と思われる荷物がある事に気づき、グレンは目を見張る。
「それは絵ですか?」
「ええ。このディエラ王都の中で僕の思い入れの強い場所の風景画です。実は、神官としてセイントクロス神殿のアシェイラ支部に上がる事が決まりまして、故郷の思い出に持っていこうかと……」
一介の教会の神父から創世の女神と聖なる神子に仕える神官に。その転職は、聖職者達の間では大変な出世を表していた。
「それは、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
そんな風に、偶然合い席となった名前も分からぬ聖職者の若者とお茶をしながらケーキを食べた後、ディエラ王都を発つという彼と店の前で別れた。
「では、神父様もお元気で」
「あなたこそ、創世の女神の導きがあらんことを……」
聖職者特有の祈りの印を慣れた仕草で組んで別れの形にした青年が立ち去るのを見送り、喉も潤い、お腹も膨れたグレンは再びディエラ城に向かう事とする。
「早く行かねば。ジュリナ様が首を長くしてお待ちになっている」
歩きだしたグレンはまったく気づいていなかった。彼の持つ荷物を包む布の色が喫茶店に入る前よりも若干暗い事に……。
あるうららかな日の午後。アシェイラ国第一王子の執務室に、天気に似合わぬ程重い声が響いた。
「叛逆者の烙印を穿たれ、国外追放。あれらの処遇はやはり、その程度にとどまったか」
レオンハルトはそう呟くと、冷ややかな眼差しを目の前のソファに座るジュリナに向けた。
「仕方ないだろう? 結果的に奴らは、邪鬼……、サイレンに操られていたに過ぎないのだからさ」
そう言って肩をすくめたジュリナは、レオンハルトが手ずから淹れた紅茶を一口飲んだ。
ディエラ国でのヒューマン達の神への叛逆事件が決着したと報告に訪れたジュリナの話を聞いたレオンハルトは、わかっていた事とはいえ、リュセルをあのような目に遭わせた者達に対する軽い処罰に怒りを隠しきれなかった。
「………………やめろ。無言の圧力が怖過ぎる」
決して声を荒げず、態度も変えず、表情すら無表情のまま、自分を見つめる幼なじみのかけてくるプレッシャーが重過ぎて、ジュリナは早々に降参して両手を上げる。
「私も気持ちはお前と一緒だ。あの子の苦しむ様を見てきた訳だしな。でもね、レオンハルト」
「分かっている。シルヴィア女王が決めた事に口を挟むつもりも権利も私にはない」
金の色に鈍く変化しかけていた瞳が段々と落ち付きを見せるのを見てとると、ジュリナはほっと胸を撫で下ろした。
「たかが国外追放と言っても、今回の事件に関連したディエラとアシェイラ、両国からの永久追放だからねぇ。刑はそうそう軽いものじゃないよ。残るサンジェイラにしか居場所はなくなってしまったんだからさ」
「向こうに連絡は?」
「お祖母様がアサギ王に手紙を書いて送ったそうだ。私は直接ローウェンとアルティスに説明して来た。戻った時にまだ2人とも滞在してたんだろう?」
「ああ。ローウェンの陰の日は去った後のようだったが、帰りの遅い私達を心配して待っていてくれたらしい」
事件の後の慌ただしい日々を思い出してため息をついたレオンハルトを見つめ、ジュリナは深紅の瞳を細めて頷いた。
「リュセルの熱が下がったと同時にディエラ王都への帰還の途についたからねぇ……。王都に着いたら着いたで、すぐにお前達はアシェイラに帰国しちまうし、ティアもお祖母様もすごく心配しているんだぞ」
「それは申し訳なかったと思っている。だが、リュセルがあの状態だったからね。すぐにでもアシェイラに戻りたかったのだよ」
転移装置発動の為、ディエラの封印の間で別れた時、ジュリナの妹の婚約者はまだ体調が優れない状態だった。それ故に、ほとんどレオンハルトに抱えられるようにしながら、アシェイラに戻っていったのだ。
「リュセルは? もう大丈夫なのかい?」
あれから約半月。
あと一か月足らずで十八になる青年の状態が心配で、ジュリナは眉根を寄せて尋ねた。
自分達の時のように盛大な誕生舞踏会を催す予定のない、この金銀の王子達は、親しい身内のみを集めてお祝いするらしく、その招待状をジュリナもティアラも既にもらっていたのだ。それに、女神の子供達の生誕日には、神殿で盛大な式典も催される。それ故、お祝い会は誕生日の夜か次の日になる事が予測されるのだが。
「あんな状態でお祝いどころじゃないだろう? 神殿での式典だって、出席できるか危ういんじゃないか?」
最後に見たリュセルの姿は、レオンハルトに支えられなければ普通に歩くのも危うい状態だったのだから。熱は下がっても、その身を襲った災難は、後々までリュセル自身の精神を苛んでいた。
「…………………………」
リュセルの体調の話になった途端、レオンハルトは無言になった。
「な、なんだい? そんなに悪いのかい?」
幼なじみの反応にジュリナが慌てると、レオンハルトはため息交じりに答える。
「気になるなら、直接尋ねるがいい。リュセルは今も部屋で休養中だ。……表向きはね」
無表情の裏に疲労の色の濃いレオンハルトは看病疲れだろうか?
「ところで、用はそれだけか?」
今だ床に伏せたままらしいリュセルの状態を心配していたジュリナは、不意にかけられたレオンハルトの言葉を聞いた途端、狼狽える素振りを見せた。
「う……うん? え~~っと…………、いやいや、まだ、あるにはあるんだが」
「なんだ?」
歯切れの悪い言い方に対し、不快そうに眉をひそめたレオンハルトを見返すと、ジュリナは小さく首を振る。
「い、いや、まあ、たいした事じゃないからいいさ」
リュセルの事で大変な状態の幼なじみの負担を軽減する為、例の事は自分達で解決しようとジュリナは思ったのだった。
「やあ、君、可愛いね。その侍女の制服、よく似合っているよ」
執務室から自室へと戻る道すがら、王族に道を譲る使用人達の中から侍女のみを選び、綺麗にマニュキィアが塗られた指先を少女達の華奢な顎にかけて顔を上げさせるジュリナは、完璧な誑しモードになっていた。
「…………」
そんな幼なじみを完全無視してレオンハルトはスタスタと廊下を進んでいた。
「なあなあ、レオンハルト、前から思っていたんだが、アシェイラ城って可愛い娘(こ)が多くないか?」
「お前の気の所為だろう。我が城の雇用の採用条件に容姿に関する事は一切記述していない」
「そうなのか~って事は、アシェイラの娘に可愛い子が多いって事なのか」
興味のないレオンハルトに絡みながら廊下を進むジュリナの目は、道の脇に控える侍女達に常にロックオン状態だ。あんなに大変な目に遭った後だというのに、まったく変わらぬ様子のジュリナにレオンハルトはほっとしつつも呆れてしまう。
ジュリナといい、リュセルといい、立ち直りが早過ぎる。いやいや、立ち直りが早い事自体はいい事なのだ。熱と悪夢にうなされ、心身共に辛そうな弟の姿など見たい兄がいるものか。
アシェイラに戻ったばかりのリュセルは、熱は下がったものの、その体調はまだ予断を許さぬ状態だった。夜になると、再び熱が上がっていたのである。リュセルの看護の為、常に傍から離れなかったレオンハルトだから分かる。
夜になるとひどく怯えた様子を見せていた弟は、眠ると夢を見ていたようだった。そのあまりにもひどいうなされ様に、眠るリュセルを何度も無理矢理起こしてきたのだから。
うなされる弟は常に同じ名を口にしていた。
スノー
スノーデューク。
それは、自分達の敵。
邪神の名。
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