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予知と毒
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予知と毒
一
日曜日の午後、リビングには日差しがたっぷりと差し込んでいたが、その光はみよりの冷たい視線の前では力を失っていた。
「何言ってるんです! そんなことやってないでせんたくもの畳むの手伝ってって言ってるでしょ! あんたはいつも、ぐずぐずして、役に立たないんだから。」
みよりは手に持っていたタオルを、ばさっとテーブルの上に広げた。その動作一つ一つに、感情を拒絶するような冷たさが宿っている。
五歳のめいとは、床に座り込み、小さな肩を震わせた。
(おかあさんは、ぼくのこときらいなんだ。いつも、おこってばっかり。)
めいとはうつむき、タオルの角を、必要以上に力を込めて合わせる。
「……うん。わかった、おかあさん。」 「ちゃんと、やるよ。」
みよりはめいとの表情から、彼がタオルのことではなく、何か別のことを考えているのを敏感に察知し、鋭い視線でめいとを貫いた。
「何をぼんやりしてるの? その目は、タオルの角を見てないわね。」
(冷たく、低く、しかし感情を押し殺した声。)
「余計なことを考えない。そんな暇があるなら、計算ドリルも、漢字の書き取りも、いつまで経っても終わらないわよ。」
(テーブルを手のひらで軽く叩き、洗濯物を指差す。)
「さあ。余計なことを考えない。このタオルを、三秒以内にきちんと畳んで、元の場所に戻しなさい。一秒でも遅れたら、今日の夕食まで反省よ。」
めいとの手のひらに汗が滲む。無理だ。焦りで手が震え、角が合わない。
「うっ……うう、ごめんなさい、おかあさん。うまく、うまく、たためないよぉ……!」 (涙がタオルの布地に、小さなシミを作る。) 「めいと、めいと、わるいこだ…。」
みよりはめいとの小さな謝罪も、涙も無視した。
「泣き言を言わない。そんな言い訳で、タオルが畳めるわけがないでしょう。泣いてる時間があるなら、どうすれば二秒でできるか、頭を使いなさい。」
そして、彼女は最も深い傷をつける言葉を突きつけた。
「もう二度と、お父さんみたいな、役立たずにはならないでね。あたしは、あなたに、そうなってほしくないから。」
みよりはそのままキッチンへ向かう。めいとの頭の中で、「役立たず」という言葉が響いた。
二
「もう、やだ。」
ビスケットを慌てて飲み込み、牛乳を飲み干しためいとは、机へ向かう途中で、まるで糸が切れたかのように立ち止まった。
「もうやだ! ドリルも、もう、やらない! おかあさんは、いつも、めいとをいじめる!」
めいとは机の上のドリルを床に叩きつけると、一目散に玄関へ走った。
「めいと、もう、うちにいない!」
バタン!と、ドアを開け、外へ飛び出した。
「めいと! 待ちなさい!」
みよりが追いかけようと一歩踏み出した瞬間、頭の中に激しい光と映像が流れ込んだ。
(予知映像:家からそう遠くない、あの小さな公園。めいとが、キッチンから持ち出したらしい小さな果物ナイフを手にしている。幼い顔は感情を失い、「こんな人生なら、死んだ方がマシだ!」と叫んでいる。)
「っ……あああああ!」(顔面蒼白になり、その場に崩れ落ちそうになる。)
予知は、今すぐの破滅を告げていた。
「公園! 公園に行くのね! 死なせない! あたしが、あんたの未来を、変えてみせる!」
みよりは、全てを無視し、鬼のような形相で、裸足のまま、アスファルトの上を公園へ向かって走り出した。
三
公園のベンチのそばで、めいとは立ち尽くしていた。泣き疲れて、もう声も出ない。ナイフの刃先を、自分の首に、触れるか触れないかのところまで持っていく。
(もう、どこにも、めいとのいるばしょがないんだ。おかあさんに、いらない子だって、おもわれるくらいなら……。)
その瞬間、公園の入り口から、悲鳴が聞こえた。
「やめなさい!めいと!!」
みよりはめいとに飛びつき、その小さな手に握られたナイフを、力ずくでねじり上げる。ナイフは、ガシャン!と地面に落ちた。
「何をしようとしてるの! 馬鹿なことを!」
「はなして! いたっ! おかあさんの、バカ! めいと、いらない子なんでしょ!? なら、いなくなっちゃう!」
めいとは拒絶するように暴れた。しかし、みよりの抱きしめる腕は強く、その胸は、めいとよりも激しく震えていた。
「っ、違う! 違うのよ、めいと!」
冷酷な「毒親」の仮面が完全に崩壊する。みよりの目からは、とめどなく涙が溢れ出していた。
「あなたが、いらない子なわけないでしょう! あなたは、この世で、たった一人、あたしが、命懸けで、救いたいと思ってる子なのよ!」
みよりは、ついに真実を語り始めた。
「あたしにはね、見えるの。 少し先の、未来が。あなたのお父さんとの離婚も、あなたが殴られる未来が見えたからよ。」
みよりはめいとの目をまっすぐ見据えさせた。
「そして……今、あたしが見た未来は、あなたが、この公園で、自分で自分をいじめてしまう姿だった。だから、あたしは鬼になった。最高の人間にしなければ、大学に落ちて自殺する未来が変わらないと思ったからよ!」
四
めいとは、みよりの手の甲に、ナイフを奪う時に切った赤い傷が滲んでいるのを見た。
「おかあさん、て……て、あかくなってる……。ごめんね……。」
みよりは自分の傷など気にも留めず、力なく笑う。
「いいのよ、これは。どうせすぐに治るわ。」
(めいとを抱きしめ直す。その手つきは、今までで一番優しかった。)
「……でもね、めいと。あたしは、間違っていたわ。」
みよりは嗚咽混じりに続けた。
「完璧を教えることが、あなたを救う道だと思った。でも、あなたは、**『完璧じゃないと生きる価値がない』**と思ってしまった。だから、今、こんなことになったのね。」
「……ごめんなさい。めいと。あなたの人生は、あたしの予知のためにあるんじゃない。あなたの、好きなように生きるためにあるのよ。」
めいとの心に、張り詰めていた緊張が溶けていく。
「じゃあ……もう、ドリル、ぜんぶやらなくても、いい?」
みよりは鼻をすすり、力強く、そして優しく頷いた。
「いいわ。ドリルも、全部じゃなくていい。やりたくないなら、やらなくていい。 一緒に、ゆっくり、あなたが好きなことを見つけましょう。」
みよりは、冷たい視線を捨て、ただ一人の母親として、めいとの体をしっかりと抱きしめた。
エピローグ
それから数週間後の、日曜日の午後。
リビングには相変わらず穏やかな日差しが差し込んでいたが、以前とは明らかに空気の匂いが違っていた。みよりはソファに座って、静かに本を読んでいる。めいとは床に広げた大きな紙の上で、自由に絵を描いていた。ドリルは、部屋の隅の箱の中にしまわれたままだ。
めいとが、ふいにクレヨンを置いて立ち上がった。
めいと(セリフ) 「おかあさん、できたよ!」
みよりはゆっくりと本を閉じ、微笑んでめいとを見る。
みより(お母さん) 「見せてごらん、めいと。今日は何を描いたの?」
めいとが差し出した紙には、**カラフルで、少し歪な形の「大きな怪獣」**が、楽しそうに笑っている絵が描かれていた。その怪獣の横には、もっと小さな怪獣が寄り添っている。
めいと(セリフ) 「これはね、**『まもる怪獣』**だよ! おおきいのが、おかあさんでね。ちっちゃいのが、めいと! おかあさん、ぜんぜんおこってないから、つよくて、やさしい怪獣なの!」
めいとは、自信たっぷりに胸を張る。以前のような、失敗を恐れる怯えは、どこにもない。
みより(お母さん) (みよりの目頭が熱くなる。以前の自分は、「鬼」や「役立たず」の怪獣だっただろう。) 「まぁ。そうね、本当に強くて優しい怪獣だわ。」
みよりは絵を受け取り、めいとの頭を、ごく自然に、そっと撫でた。
「あのね、めいと。おかあさんね、今、思ったの。」
めいと(セリフ) 「なに?」
みより(お母さん) 「絵を描くのって、すごく集中力が必要なのね。これだけ大きな絵を、こんなに細かく仕上げられるなんて、めいとは本当にすごい力を持っているわ。ドリルなんかで測れない、めいとだけの力よ。」
めいと(セリフ) (顔をパッと輝かせる。) 「へへ! そうでしょ! だからね、つぎは、もっとおおきい、そらを飛べる怪獣も描きたい!」
みより(お母さん) 「ええ、いいわね。もっと大きな紙を買ってきましょう。おかあさん、その空を飛ぶ怪獣、すごく楽しみだわ。」
みよりは立ち上がり、めいとを抱きしめる。その抱擁に、最早、強制や支配の力はない。ただ、温かい愛情と、未来への希望だけが満ちていた。
みより(心の声) (未来の予知なんて、もういらない。あなたを信じる。それが、あなたを本当に救う、たった一つの道だったのね。)
(完)
一
日曜日の午後、リビングには日差しがたっぷりと差し込んでいたが、その光はみよりの冷たい視線の前では力を失っていた。
「何言ってるんです! そんなことやってないでせんたくもの畳むの手伝ってって言ってるでしょ! あんたはいつも、ぐずぐずして、役に立たないんだから。」
みよりは手に持っていたタオルを、ばさっとテーブルの上に広げた。その動作一つ一つに、感情を拒絶するような冷たさが宿っている。
五歳のめいとは、床に座り込み、小さな肩を震わせた。
(おかあさんは、ぼくのこときらいなんだ。いつも、おこってばっかり。)
めいとはうつむき、タオルの角を、必要以上に力を込めて合わせる。
「……うん。わかった、おかあさん。」 「ちゃんと、やるよ。」
みよりはめいとの表情から、彼がタオルのことではなく、何か別のことを考えているのを敏感に察知し、鋭い視線でめいとを貫いた。
「何をぼんやりしてるの? その目は、タオルの角を見てないわね。」
(冷たく、低く、しかし感情を押し殺した声。)
「余計なことを考えない。そんな暇があるなら、計算ドリルも、漢字の書き取りも、いつまで経っても終わらないわよ。」
(テーブルを手のひらで軽く叩き、洗濯物を指差す。)
「さあ。余計なことを考えない。このタオルを、三秒以内にきちんと畳んで、元の場所に戻しなさい。一秒でも遅れたら、今日の夕食まで反省よ。」
めいとの手のひらに汗が滲む。無理だ。焦りで手が震え、角が合わない。
「うっ……うう、ごめんなさい、おかあさん。うまく、うまく、たためないよぉ……!」 (涙がタオルの布地に、小さなシミを作る。) 「めいと、めいと、わるいこだ…。」
みよりはめいとの小さな謝罪も、涙も無視した。
「泣き言を言わない。そんな言い訳で、タオルが畳めるわけがないでしょう。泣いてる時間があるなら、どうすれば二秒でできるか、頭を使いなさい。」
そして、彼女は最も深い傷をつける言葉を突きつけた。
「もう二度と、お父さんみたいな、役立たずにはならないでね。あたしは、あなたに、そうなってほしくないから。」
みよりはそのままキッチンへ向かう。めいとの頭の中で、「役立たず」という言葉が響いた。
二
「もう、やだ。」
ビスケットを慌てて飲み込み、牛乳を飲み干しためいとは、机へ向かう途中で、まるで糸が切れたかのように立ち止まった。
「もうやだ! ドリルも、もう、やらない! おかあさんは、いつも、めいとをいじめる!」
めいとは机の上のドリルを床に叩きつけると、一目散に玄関へ走った。
「めいと、もう、うちにいない!」
バタン!と、ドアを開け、外へ飛び出した。
「めいと! 待ちなさい!」
みよりが追いかけようと一歩踏み出した瞬間、頭の中に激しい光と映像が流れ込んだ。
(予知映像:家からそう遠くない、あの小さな公園。めいとが、キッチンから持ち出したらしい小さな果物ナイフを手にしている。幼い顔は感情を失い、「こんな人生なら、死んだ方がマシだ!」と叫んでいる。)
「っ……あああああ!」(顔面蒼白になり、その場に崩れ落ちそうになる。)
予知は、今すぐの破滅を告げていた。
「公園! 公園に行くのね! 死なせない! あたしが、あんたの未来を、変えてみせる!」
みよりは、全てを無視し、鬼のような形相で、裸足のまま、アスファルトの上を公園へ向かって走り出した。
三
公園のベンチのそばで、めいとは立ち尽くしていた。泣き疲れて、もう声も出ない。ナイフの刃先を、自分の首に、触れるか触れないかのところまで持っていく。
(もう、どこにも、めいとのいるばしょがないんだ。おかあさんに、いらない子だって、おもわれるくらいなら……。)
その瞬間、公園の入り口から、悲鳴が聞こえた。
「やめなさい!めいと!!」
みよりはめいとに飛びつき、その小さな手に握られたナイフを、力ずくでねじり上げる。ナイフは、ガシャン!と地面に落ちた。
「何をしようとしてるの! 馬鹿なことを!」
「はなして! いたっ! おかあさんの、バカ! めいと、いらない子なんでしょ!? なら、いなくなっちゃう!」
めいとは拒絶するように暴れた。しかし、みよりの抱きしめる腕は強く、その胸は、めいとよりも激しく震えていた。
「っ、違う! 違うのよ、めいと!」
冷酷な「毒親」の仮面が完全に崩壊する。みよりの目からは、とめどなく涙が溢れ出していた。
「あなたが、いらない子なわけないでしょう! あなたは、この世で、たった一人、あたしが、命懸けで、救いたいと思ってる子なのよ!」
みよりは、ついに真実を語り始めた。
「あたしにはね、見えるの。 少し先の、未来が。あなたのお父さんとの離婚も、あなたが殴られる未来が見えたからよ。」
みよりはめいとの目をまっすぐ見据えさせた。
「そして……今、あたしが見た未来は、あなたが、この公園で、自分で自分をいじめてしまう姿だった。だから、あたしは鬼になった。最高の人間にしなければ、大学に落ちて自殺する未来が変わらないと思ったからよ!」
四
めいとは、みよりの手の甲に、ナイフを奪う時に切った赤い傷が滲んでいるのを見た。
「おかあさん、て……て、あかくなってる……。ごめんね……。」
みよりは自分の傷など気にも留めず、力なく笑う。
「いいのよ、これは。どうせすぐに治るわ。」
(めいとを抱きしめ直す。その手つきは、今までで一番優しかった。)
「……でもね、めいと。あたしは、間違っていたわ。」
みよりは嗚咽混じりに続けた。
「完璧を教えることが、あなたを救う道だと思った。でも、あなたは、**『完璧じゃないと生きる価値がない』**と思ってしまった。だから、今、こんなことになったのね。」
「……ごめんなさい。めいと。あなたの人生は、あたしの予知のためにあるんじゃない。あなたの、好きなように生きるためにあるのよ。」
めいとの心に、張り詰めていた緊張が溶けていく。
「じゃあ……もう、ドリル、ぜんぶやらなくても、いい?」
みよりは鼻をすすり、力強く、そして優しく頷いた。
「いいわ。ドリルも、全部じゃなくていい。やりたくないなら、やらなくていい。 一緒に、ゆっくり、あなたが好きなことを見つけましょう。」
みよりは、冷たい視線を捨て、ただ一人の母親として、めいとの体をしっかりと抱きしめた。
エピローグ
それから数週間後の、日曜日の午後。
リビングには相変わらず穏やかな日差しが差し込んでいたが、以前とは明らかに空気の匂いが違っていた。みよりはソファに座って、静かに本を読んでいる。めいとは床に広げた大きな紙の上で、自由に絵を描いていた。ドリルは、部屋の隅の箱の中にしまわれたままだ。
めいとが、ふいにクレヨンを置いて立ち上がった。
めいと(セリフ) 「おかあさん、できたよ!」
みよりはゆっくりと本を閉じ、微笑んでめいとを見る。
みより(お母さん) 「見せてごらん、めいと。今日は何を描いたの?」
めいとが差し出した紙には、**カラフルで、少し歪な形の「大きな怪獣」**が、楽しそうに笑っている絵が描かれていた。その怪獣の横には、もっと小さな怪獣が寄り添っている。
めいと(セリフ) 「これはね、**『まもる怪獣』**だよ! おおきいのが、おかあさんでね。ちっちゃいのが、めいと! おかあさん、ぜんぜんおこってないから、つよくて、やさしい怪獣なの!」
めいとは、自信たっぷりに胸を張る。以前のような、失敗を恐れる怯えは、どこにもない。
みより(お母さん) (みよりの目頭が熱くなる。以前の自分は、「鬼」や「役立たず」の怪獣だっただろう。) 「まぁ。そうね、本当に強くて優しい怪獣だわ。」
みよりは絵を受け取り、めいとの頭を、ごく自然に、そっと撫でた。
「あのね、めいと。おかあさんね、今、思ったの。」
めいと(セリフ) 「なに?」
みより(お母さん) 「絵を描くのって、すごく集中力が必要なのね。これだけ大きな絵を、こんなに細かく仕上げられるなんて、めいとは本当にすごい力を持っているわ。ドリルなんかで測れない、めいとだけの力よ。」
めいと(セリフ) (顔をパッと輝かせる。) 「へへ! そうでしょ! だからね、つぎは、もっとおおきい、そらを飛べる怪獣も描きたい!」
みより(お母さん) 「ええ、いいわね。もっと大きな紙を買ってきましょう。おかあさん、その空を飛ぶ怪獣、すごく楽しみだわ。」
みよりは立ち上がり、めいとを抱きしめる。その抱擁に、最早、強制や支配の力はない。ただ、温かい愛情と、未来への希望だけが満ちていた。
みより(心の声) (未来の予知なんて、もういらない。あなたを信じる。それが、あなたを本当に救う、たった一つの道だったのね。)
(完)
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