神様のせいで運命が変わり死にました。

yumit-7

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理不尽な死

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「由香、お前、高遠透副社長と付き合っているのか?」
「そうよ、さっきも言ったけど私と透さんは、面接の時に一目惚れしていたの、それよりもううん、◯◯の人で、◯◯◯◯◯◯って言って◯◯◯◯いた事が分かった。だから離れない!何があっても!!」
和也の嫉妬は頂点まで来ていた。
まなみが居なかったらめちゃくちゃに身体を犯し孕ませて阻止した。
そうだ、まなみと由香二人を手に入れれば良い、まなみの財産を奪い、まなみの父から会社を奪い取り、由香を本妻にする。
良い考えだと思った。
「そんな世迷言を言って、お前とはセレブで住んでいる世界が違うだろ?諦めろ。身の丈に合った相手を選べよ由香。後で泣くぞ。」
バシーン!由香じゃなくまなみが和也の顔を殴った。
「今あんたと居て後悔してんだよ、別れやアホ!んで、ゆかっち副社長は優しいの?」
「うん、大切にしてくれて幸せだよ。
和也なんかとは大違い、まなみちゃん和也は亭主関白気取って何もしないし、料理はもっと沢山おかずを作れって文句ばっかりだよ。良いの?苦労するよ!?」
由香はまなみを心配した。
人の良い由香、まなみの中で微かな自分への優しさを感じ躊躇いがあった。
しかし、横の和也を見ると決断しなくてはならなかった。
「ゆかっち、これあげるお詫びだよ。
あたしは妊婦だからお酒は飲め無いでしょう、だからあげる。」
差し出されたのはワインだった。
疑う事を知らない由香は、素直に笑顔を向け受け取った。
「ありがとう、そうだよね。今更ながらおめでとう、身体に気をつけて元気な赤ちゃん産んでね。」
顔をあげ見た由香は、まなみが見た今までの人達より一番優しかった。

まなみは和也を叩き引き摺って玄関に向うと、和也の靴を持ちそのままマンションを出て行った。
「なんか、疲れた。」
由香はそれでも肩の荷がやっと降りた事にホッとした。
しかし、心配事があった。
三日前から大阪に出張に行った透から、メールが入らないからだ。
やな胸騒ぎがして居て、落ち着く為にふとワインが目に入る。

コルクの蓋を回し開けた。
簡単に空いた蓋に違和感を感じ、何気にワイングラス注ぎ、飲み干してTVを見た。

「臨時ニュースです。昨夜未明頃
高遠グループ副社長、高遠透さん(33)が乗って居たヘリコプターが何らかの故障で墜落しこれにより高遠透さん死亡との事です、また乗組員二名も死亡との事です。」
映像と名前が画面に出て震え立ちつくした。
「う、うそ、そんな、嘘!」
その直後に由香は大量の血を吐いて意識が朦朧とする。
「ゲフォッ、とお…る…さ………」
前に倒れたまた、血を吐いた。
そして、そのまま私は死んだ。
五十嵐由香、二十七歳の初夏の出来事だった。

私の人生が映画のように回って見えるろくな人生じゃなかった。
だだひとつ、透さんに会うまでは、
私と透さんは幼い頃に出会っていて、
私が幼くて名前を忘れていた。
お兄ちゃんとしか記憶に無い人は、
透さんだった、初恋の人、お兄ちゃんと言って慕った人愛してる。
愛してる。愛してる。愛してる。

何度も何度も何度も名前を呼んだ。
浮かび上がり何処までも天高く私は浮いているように思った。
そして私の身体は真っ白な雲の上の寝かされていた。






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