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その他恋愛小説
離したくないよ
しおりを挟む「今日は、一緒に寝よう」
「い、嫌だよ」
恥ずかしくてついつい強がり。
あなたに興味のないふりしちゃう。
だけどあなたも負けちゃいない。
「君がいない間寂しかったよ」
そんな事、子犬のおめめで
言われたらついつい本音が
喉を震わせた。
「……私だって、寂しかった」
するとあなたは
とても嬉しそうに
目を細めて笑ってくれる。
目じりの皺が
とてもかわいい。
「おいで?」
優しく私の手をとり
あなたの側へ誘う。
椅子に掛けたあなたの顔が
私の下腹部にくっついた。
ゆっくり
左右に首を振られると
くすぐったい。
「今夜はずっと君と一緒にいたい」
声をくぐもらせて
「離したくないよ」
超反則級の禁止用語言われた。
「…レッドカードだよ」
「ドキドキした?」
「うん…」
あなたは嬉しそうに私を見上げて
また、尋ねる。
「…ねえ、今日は一緒に寝よう?」
ああ、もう。
この人には敵わない。
言葉にするのはどうしても恥ずかしくて
私は、頷くだけの返事をした。
あなたの顔を見つめると
満足気な表情を浮かべてる。
「寝よっか」
「もう、眠い?」
「忙しかったから疲れちゃった」
「そうだね、今日はありがとう」
「こちらこそ」
そんな言葉を
掛け合いながら
私たちは吸い寄せられるように
あなたのベッドへ潜り込む。
後ろから抱きつかれると
あなたの温もりを感じた。
それだけでとても幸せ。
それなのに
「いたずらしてもいい?」
そんなこと聴くあなたは
私を幸せの海で
窒息させたいみたい。
「だめ」
だって、心臓
もう壊れそう。
声にならない本音を
胸にしまい込んで
さらさらしたあなたの
髪をすいた。
あなたの隣で目覚めた朝。
寝惚けるあなたの間抜け面。
可愛くて、愛しくて
たまらない。
しっかり寝ていることを確認して
そっと抱き締めてみたら
「……大胆だね」
ああ、狸寝入り。
やっぱりこの人には
敵わない。
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