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2章

2‐7 三人で狩り ☆

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「おはよう、ナツキ。」

 朝から俺のイチモツをもぐもぐしているナツキに挨拶をして頭を撫でる。

 上目遣いでこちらを見ると、物欲しそうに下で先端を刺激する。

 俺も寝起きで膀胱がパンパンなので、抵抗せずにナツキの口内へと放出を始める。

「んっ…」

 勢いを調節しながらゆっくりと飲んでいく。
 今日から飲める量が減るので、味わっているのだろう。

 ナツキの頭を撫でながら、気が済むまで味わってもらう。

 だが頭では、どうやってアンナに量を飲ませるかを考えていた。

ーーーーーーーーー

 結局飲み終えてももぐもぐし続けるナツキを、無理やり引きはがしてテントを出る。

 すでに俺とナツキ以外の三人は朝食をとっていた。

 ここ最近の主食は狩った魔物肉と少しだけとれる小さな果実。

 料理が出来るメンバーがいない為基本的には肉を焼く、果実をかじる、それだけ。

 アンナは器用だから料理の基本さえ覚えたらすぐにモノにできそうだが。

「おはよう、皆。」

「おはよー!
 今日は三人で狩りに行くことになったよ!」

 すっかり俺たちを育成する「教官」になったリーズの方針だろう。

「分かった、朝飯を食べたらすぐ行こうか。」

 昨日は久々にナツキを抱きながら寝た為(文字通り)、睡眠はばっちりだ。

「そ、その…
 聖水は、どうする?」

 初期のナツキのように初々しいアンナ。

「悪い、朝の分はもう出しちゃったから後で支給する。」

 ミーシャの分も、と付け加えて食事を取る。

 飲み水は俺一人に大半が割り当てられているとはいえ、無駄遣いする訳にもいかない。
 それに、大量に水を飲むと聖水が薄くなると言われたので、飲む量にも気を使わなければならない。

ーーーーーーーーー

 食事を終えた後、少量出た尿はアンナとミーシャに分け、二人はそれを薄めて飲む。

 一応二人とも慣れてきたのか、ためらうことなく普通に飲み干す。

 そのまま三人で森へと入っていく、しばらく歩くと村の近くでは聞こえていた騎士団の作業音が聞こえなくなる。

 隊列は、俺・アンナ・ミーシャだ。

 この森でよく見る魔物の特徴は、ヤギによく似た四足歩行の魔物。
 臆病なのか単体だと襲ってこないが、5体以上集まると狼のように連携して襲ってくる。

 鋭い牙はワニのように鋭利で、噛まれたらひとたまりもないだろう。

 警戒しながら進み、「ヤギ」の痕跡を探す。

ーーーーーーーーー

「見つからないね~」

 しばらく捜し歩いたが、他の魔物にも遭遇することが無かった。
 今日はハズレかもしれない。

「少し休憩しようか。」

 そう言って太い木の傍に座る。

 そういえば、朝の少量しかアンナには飲ませてなかった。
 今日の目的の一つでもある。

「アンナ、実験の為にも多めに飲もうか。」

 そう言ってミーシャを残し、アンナを木の裏へと誘う。

「ごめんミーシャ、少しだけ外す。」

「気にしないで!
 頑張ってね!」

 すっかり聖水と長い付き合いのミーシャは慣れていた。
 アンナを快く送り出す。
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