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2章
2-9 グラッツとその仲間達
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グラッツたちはグリーグ島で生活するために家族でパーティーを組んでいるらしい。
全員が褐色肌の美男美女だ。
一応リーダーはグラッツ、パーティでは唯一の男でなんと18歳。
剣と盾を使うゴリゴリの前衛タイプ。
彼の妻「クーリズ」は数少ない水系統魔法の使い手、グラッツと同じ18歳。
もしかして飲み水に困らないのでは…
グラッツの妹の「シファン」は風系統の魔法を使う弓使い、15歳だがレベル28と侮れない。
そしてパーティで一番強いのは彼の母の「サラ」、カルドラのギルドに所属する上級冒険者で、年齢は驚きの33歳。
主な拠点はカルドラで、船の護衛で生計を立てていたそうだ。
そして、かつてこの島で生活していた民族「グーラ族」の子孫だとか。
「私たちのご先祖様こそ、この島から逃げ出した張本人。
国から正式な許可が頂けるのなら、この島の奪還に全力を尽くします。」
話によると、現在この島にいる冒険者の約半数はこの島でかつて暮らしていた人たちの子孫らしい。
「僕たち「グーラ族」はかつて暮らしていた村の跡地を見つけて、拠点として整備しているところなんだ。」
そう言ってグラッツは地図を取り出し、島の西側を指さす。
この島を取り戻すなら騎士団と協力したほうがよさそうだが。
「もちろん協力はしてる。
騎士団の拠点とは定期的に連絡を取り合っているし、島の調査報告もしてる。
カリーナさんからは、好きにやっていいと許可をもらってる。」
カリーナの方針としては過剰な干渉はしない、だからな。
「今、僕たちの村には20人の冒険者が生活してるんだ。
良ければ君たちも来るかい?」
興味はあるが、距離的にも今日はやめておこう。
「誘いはありがたいんだけど、俺たち後2人仲間がいて拠点で待ってるんだ。
また今度行かせてもらうよ。」
「そうか。
いつでも来てくれ、村の皆にも説明しておくからさ。」
ーーーーーーーーー
グラッツたちと別れて帰路に就く。
「結局聖水の力は試せなかったな。」
アンナは少し残念そうだ。
「飲んだ直後と、今とでは何か違う?」
「飲んだ直後は力がみなぎって、斧もいつもより軽く感じたが今はそれほどでもない。」
完全に効果がなくなった訳ではないだろうが、飲んだ直後は実感できる程力がみなぎるのか。
ーーーーーーーーー
「おかえりなさい。」
拠点には机や調理用の大など、木製の家具が出来上がっている。
「うん、問題ない。」
それを見てアンナは合格を出す。
昨日のうちにアンナが揃えてくれた木材と設計図を使って2人が組んでくれていたのだ。
ナツキとリーズに今日の出来事を離しながら、みんなで食事を取る。
全員が褐色肌の美男美女だ。
一応リーダーはグラッツ、パーティでは唯一の男でなんと18歳。
剣と盾を使うゴリゴリの前衛タイプ。
彼の妻「クーリズ」は数少ない水系統魔法の使い手、グラッツと同じ18歳。
もしかして飲み水に困らないのでは…
グラッツの妹の「シファン」は風系統の魔法を使う弓使い、15歳だがレベル28と侮れない。
そしてパーティで一番強いのは彼の母の「サラ」、カルドラのギルドに所属する上級冒険者で、年齢は驚きの33歳。
主な拠点はカルドラで、船の護衛で生計を立てていたそうだ。
そして、かつてこの島で生活していた民族「グーラ族」の子孫だとか。
「私たちのご先祖様こそ、この島から逃げ出した張本人。
国から正式な許可が頂けるのなら、この島の奪還に全力を尽くします。」
話によると、現在この島にいる冒険者の約半数はこの島でかつて暮らしていた人たちの子孫らしい。
「僕たち「グーラ族」はかつて暮らしていた村の跡地を見つけて、拠点として整備しているところなんだ。」
そう言ってグラッツは地図を取り出し、島の西側を指さす。
この島を取り戻すなら騎士団と協力したほうがよさそうだが。
「もちろん協力はしてる。
騎士団の拠点とは定期的に連絡を取り合っているし、島の調査報告もしてる。
カリーナさんからは、好きにやっていいと許可をもらってる。」
カリーナの方針としては過剰な干渉はしない、だからな。
「今、僕たちの村には20人の冒険者が生活してるんだ。
良ければ君たちも来るかい?」
興味はあるが、距離的にも今日はやめておこう。
「誘いはありがたいんだけど、俺たち後2人仲間がいて拠点で待ってるんだ。
また今度行かせてもらうよ。」
「そうか。
いつでも来てくれ、村の皆にも説明しておくからさ。」
ーーーーーーーーー
グラッツたちと別れて帰路に就く。
「結局聖水の力は試せなかったな。」
アンナは少し残念そうだ。
「飲んだ直後と、今とでは何か違う?」
「飲んだ直後は力がみなぎって、斧もいつもより軽く感じたが今はそれほどでもない。」
完全に効果がなくなった訳ではないだろうが、飲んだ直後は実感できる程力がみなぎるのか。
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「おかえりなさい。」
拠点には机や調理用の大など、木製の家具が出来上がっている。
「うん、問題ない。」
それを見てアンナは合格を出す。
昨日のうちにアンナが揃えてくれた木材と設計図を使って2人が組んでくれていたのだ。
ナツキとリーズに今日の出来事を離しながら、みんなで食事を取る。
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