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2章
2‐21 『把握』
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レベル上げの戦闘前にやっておきたいことがある。
新スキルの獲得だ。
新しくスキルを取れるくらいには「経験」がたまっているはずだ。
これからダンジョンに潜るときに必要なのはどう考えても探索系か鑑定系のスキル。
スキルは「想像力」だ。
出来るだけ具体的にやりたいことをイメージする。
キールの「サーチ」のように使い方次第では他のも応用の聞く能力を。
対象の強さは詳細に分かったほうが良い、戦うか逃げるかの判断に使える。
仲間の状態も分かれば、進むか退くかの判断も下せる。
弱い俺をリーダーと立ててくれるリーズとナツキの為にも、最適な決断を下す必要がある。
すると頭に言葉が浮かぶ『把握』
そのままだ。
迷わずそのスキルを獲得する。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
特殊スキル 『把握』
現状を把握する。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
恐ろしくシンプルだ、その分使い方は無限大。
早速使ってみる。
イメージだ、シルフィの事を『把握』
すると頭に情報が浮かぶ。
シルフィ シーズグリフォン
2歳 Lv10
風系統魔法適性
うーん、さっき聞いた情報しかない…
俺の理解している現状を分かりやすく並べたって感じだ。
優秀な秘書がいると思えばいいか、他にも試したいがまずはシルフィのレベル上げだな。
ーーーーーーーーー
「『把握』ね、聞いた事無いわね…
でもあんたのイメージしたことが全くできないってことはないと思うわ…
スキルレベルが上がるまで、そっちも様子を見ましょう。」
リーズに話すとそんな返事が返ってくる。
「でも、今までと違ってスキルにレベル表示はないんだよ。」
「『環境依存型』スキルなのね…」
初めて聞く言葉だ。
「環境依存型?」
「ええ、スキル単体のレベルを上げることは出来ないけど、あんたの知識・経験・他には周囲の環境なんかで効力が変化する。
そうね、例えば…」
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
普通のスキル、例えば『鉄壁』はスキルのレベルが上がればそのまま強さに直結する。
小さな子供でも『鉄壁』が有れば大人より耐久が高くなる。
反対にミーシャの『獣人化』は本人の強さによって能力で出来る事が増える。
『獣人化』の能力を完全に引き出すためには、使用者が強くなる必要がある。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
「つまり今の俺の能力自体が『把握』に見合ってないって訳だな…」
「そうゆう事ね。
でもあんたの場合、すぐ使いこなせるようになるわよ。
私が保証してあげる。」
心強いな…
「スキルの確認はこれくらいにしましょう、お出ましみたい。」
前方からやってくる大きな「大蛇」を見て戦闘態勢に入る。
新スキルの獲得だ。
新しくスキルを取れるくらいには「経験」がたまっているはずだ。
これからダンジョンに潜るときに必要なのはどう考えても探索系か鑑定系のスキル。
スキルは「想像力」だ。
出来るだけ具体的にやりたいことをイメージする。
キールの「サーチ」のように使い方次第では他のも応用の聞く能力を。
対象の強さは詳細に分かったほうが良い、戦うか逃げるかの判断に使える。
仲間の状態も分かれば、進むか退くかの判断も下せる。
弱い俺をリーダーと立ててくれるリーズとナツキの為にも、最適な決断を下す必要がある。
すると頭に言葉が浮かぶ『把握』
そのままだ。
迷わずそのスキルを獲得する。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
特殊スキル 『把握』
現状を把握する。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
恐ろしくシンプルだ、その分使い方は無限大。
早速使ってみる。
イメージだ、シルフィの事を『把握』
すると頭に情報が浮かぶ。
シルフィ シーズグリフォン
2歳 Lv10
風系統魔法適性
うーん、さっき聞いた情報しかない…
俺の理解している現状を分かりやすく並べたって感じだ。
優秀な秘書がいると思えばいいか、他にも試したいがまずはシルフィのレベル上げだな。
ーーーーーーーーー
「『把握』ね、聞いた事無いわね…
でもあんたのイメージしたことが全くできないってことはないと思うわ…
スキルレベルが上がるまで、そっちも様子を見ましょう。」
リーズに話すとそんな返事が返ってくる。
「でも、今までと違ってスキルにレベル表示はないんだよ。」
「『環境依存型』スキルなのね…」
初めて聞く言葉だ。
「環境依存型?」
「ええ、スキル単体のレベルを上げることは出来ないけど、あんたの知識・経験・他には周囲の環境なんかで効力が変化する。
そうね、例えば…」
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
普通のスキル、例えば『鉄壁』はスキルのレベルが上がればそのまま強さに直結する。
小さな子供でも『鉄壁』が有れば大人より耐久が高くなる。
反対にミーシャの『獣人化』は本人の強さによって能力で出来る事が増える。
『獣人化』の能力を完全に引き出すためには、使用者が強くなる必要がある。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
「つまり今の俺の能力自体が『把握』に見合ってないって訳だな…」
「そうゆう事ね。
でもあんたの場合、すぐ使いこなせるようになるわよ。
私が保証してあげる。」
心強いな…
「スキルの確認はこれくらいにしましょう、お出ましみたい。」
前方からやってくる大きな「大蛇」を見て戦闘態勢に入る。
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