初めての恋の行方は⁈

宮本 愛華

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愛華の日常

初恋の行方は⁈(1)

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営業部で働き始めて3年目の宮本 愛華。
今日も仕事で大忙し。

「宮本!何やってんだ!」

部長のその言葉に愛華は恐る恐るふり向いた。

「今月一件も契約できてないのに時計を見てボーっとするな!」

『すみません!営業行ってきます!』

そう言って愛華は急いで会社を出た。

愛華には付き合って3年になる雅人という彼氏がいる。
なんと先月プロポーズされた。
今日は雅人にプロポーズの返事をする約束だ。
そんな愛華は憂鬱そうな表情。
愛華には忘れられない初恋の人がいる。
雅人のことは愛しているけど忘れられない。
後悔、心配、気がかり。
とにかくもう一度だけでいい。
会って話がしたい。
本当にもう一度だけでいいから...
そんなことを頭の隅に抱えていた。

『そんなことより仕事だ!今日は契約とるぞ!』

そう気合を入れ愛華はクライアントの会社へ急いだ。


『やっとお昼だぁ。今日はどこで食べようかな...』

そうつぶやき、職場に戻りながら辺りを見渡す。

『あ!あそこにしよう!』

職場に戻る途中、公園を見つけた。
ベンチに座り、朝作ったお弁当を広げた。

「愛華!」

突然呼ばれ振り返ると同じ営業部の先輩の麻衣が立っていた。

「お昼一緒にいい?」

『麻衣さん!どうぞ!』

そう言って鞄をどかし麻衣と並んで座った。

「愛華さ、なんか悩んでるなら話聞くよ」

愛華は驚いた表情で麻衣を見つめた。

「愛華最近ずっとぼーっとしてでしょ。
 みんな心配してるよ。」

『あ...バレっちゃってたんですね...』

「私に話せることなら何でも言って。話したくなったらでも、他のだれかにでもいいからさ。」

麻衣はいつもこうだ。
悩んでいるとすぐに気づいて話しかけてくれる。
でも、無理に言わせようとしない。
そういうところも含めて、先輩としても人としても信頼できる。

『実は...』

愛華はすべてを話した。
雅人のこと、忘れられない初恋の人がいること、それを考え込んでしまっていること。

すべてを話し終え麻衣は少し考えて口を開いた。

「愛華に悪いけど、雅人さんがかわいそうだよ。
 愛華が初恋の人にキリをつけずに結婚するなんて可哀想。
 結婚したいと思うなら一度初恋の人に会いに行くべき。
 そのあと返事するべきだよ。」

愛華は頭では分かっていた。
でも...

『お話聞いてもらってちょっとすっきりしました。
 ありがとうございました。
 もう少し色々考えてみます!』


そう言い残し愛華は足早に公園を出た。

このまま麻衣の近くにいると泣いているのがばれてしまいそうだったから...



                                                                                                                   to be continued










この小説を読んでいただきありがとうございます。
初めて書いたので誤字・脱字等あると思いますが、気が付いた方は感想と共に教えていただくとありがたいです。

本日のみ2本公開致します。
続きは18時に公開します。
ぜひ続きも読んでいただけると嬉しいです。

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