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初恋の行方は⁈(2)
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泣いていることがばれないように公園を出た愛華は少し遠回りをして会社に戻った。
『戻りましたー!』
元気を装って会社に戻った。
心配させたくなかった。
「おかえり!」
先に戻っていた麻衣が心配そうにこちらを見ている。
「おかえりー」
「おかえりなさい!」
「お疲れー契約とれた?」
私たちの声を聞いて同僚達が話しかけてきた。
『ただいまー!契約はあと一歩って感じです!
また話を聞かせてほしいって。』
「その調子で頑張ってよー」
『頑張ります!』
午後の内勤のため、愛華はコーヒーを淹れデスクについた。
(雅人への返事どうしよう...)
考えながら仕事をしていてもやっぱり仕事は捗らない。
「よし!じゃあみんな帰ろうか!」
部長の言葉に愛華は驚いた。
(全然仕事が終わってない!)
「宮本!帰らないのか?顔色悪いし今日は帰るか?仕事が残ってても明日でいいぞ。」
(この量なら待ち合わせには間に合うな)
『あと少しなので終わらせて帰ります!』
「そうか。あんまり無理するなよ」
『ありがとうございます!お疲れさまでした!』
「お疲れー」
一人で部署に残って残業。こんなこと久しぶりだ。
雅人との待ち合わせは8時。
今は6時だ。
(頑張れば間に合うな)
急いで仕事を済ませる。
もう決意は固まっていた。
おかげで仕事が捗り、7時30分に仕事を終え気合を入れて会社を出た。
(あ!電車が出ちゃう。)
待ち合わせは、雅人の会社の最寄り駅。
この電車に乗らないと待ち合わせに間に合わない。
(走れば間に合う!)
そう思って走り始めたとき、見覚えのある人とすれっ違った。
人ごみの中で。いろんな人がいるのに、たった一人だけに目が留まった。
もう走れなかった。何も考えられなかった。
すれ違っただけなのに誰なのかがすぐに分かった。
雅人に連絡するのも忘れて急いで自宅に帰って、古い卒業アルバムを取り出した。
(やっぱりそうだ...)
急いで母に電話した。
「もしも」
『聞きたいことがあるんだけど』
母の声を遮って話した。
「なに?」
『中学の同級生の○○って今何やってたっけ?』
「はあ...」
母はため息をついて話し始めた。
「○○君は中学の時、亡くなったじゃない...」
そう私の記憶でも亡くなったはずだ。
彼、轟 春来は中学1年生の時転校して、2年生の時自殺をして亡くなったはず。
『どうゆうことなの...』
つい口に出してしまい慌てて電話を切った。
春来がいるわけがない。
でも駅で見かけた彼はどう考えても春来だ。
トゥルルルル~
突然スマホが鳴った。
公衆電話と書いてある。
恐る恐る電話に出た。
『もしもし』
「もしもし」
電話の向こうで春来の声がする。
声の高さなんて昔と全然違う。
それでも癖でわかる。
この声は春来だ。
「久しぶり(笑)」
彼は笑ながらそう言う。
息をのんで勇気を出して聞いてみることにした。
『春来...?』
「そうだよ。良くわかったね(笑)
今から○○公園来れる?」
その公園は、昔春来と良く会っていた公園だった。
『すぐ行く!』
だって聞きたいことが山ほどある。
なんでこの番号知ってるの?
ずっと生きていたの?
ずっとどこにいたの?
なんで死んだことになってるの?
本当に春来なの?
いろんな思いを抱えて走って家を出た。
to be continued
泣いていることがばれないように公園を出た愛華は少し遠回りをして会社に戻った。
『戻りましたー!』
元気を装って会社に戻った。
心配させたくなかった。
「おかえり!」
先に戻っていた麻衣が心配そうにこちらを見ている。
「おかえりー」
「おかえりなさい!」
「お疲れー契約とれた?」
私たちの声を聞いて同僚達が話しかけてきた。
『ただいまー!契約はあと一歩って感じです!
また話を聞かせてほしいって。』
「その調子で頑張ってよー」
『頑張ります!』
午後の内勤のため、愛華はコーヒーを淹れデスクについた。
(雅人への返事どうしよう...)
考えながら仕事をしていてもやっぱり仕事は捗らない。
「よし!じゃあみんな帰ろうか!」
部長の言葉に愛華は驚いた。
(全然仕事が終わってない!)
「宮本!帰らないのか?顔色悪いし今日は帰るか?仕事が残ってても明日でいいぞ。」
(この量なら待ち合わせには間に合うな)
『あと少しなので終わらせて帰ります!』
「そうか。あんまり無理するなよ」
『ありがとうございます!お疲れさまでした!』
「お疲れー」
一人で部署に残って残業。こんなこと久しぶりだ。
雅人との待ち合わせは8時。
今は6時だ。
(頑張れば間に合うな)
急いで仕事を済ませる。
もう決意は固まっていた。
おかげで仕事が捗り、7時30分に仕事を終え気合を入れて会社を出た。
(あ!電車が出ちゃう。)
待ち合わせは、雅人の会社の最寄り駅。
この電車に乗らないと待ち合わせに間に合わない。
(走れば間に合う!)
そう思って走り始めたとき、見覚えのある人とすれっ違った。
人ごみの中で。いろんな人がいるのに、たった一人だけに目が留まった。
もう走れなかった。何も考えられなかった。
すれ違っただけなのに誰なのかがすぐに分かった。
雅人に連絡するのも忘れて急いで自宅に帰って、古い卒業アルバムを取り出した。
(やっぱりそうだ...)
急いで母に電話した。
「もしも」
『聞きたいことがあるんだけど』
母の声を遮って話した。
「なに?」
『中学の同級生の○○って今何やってたっけ?』
「はあ...」
母はため息をついて話し始めた。
「○○君は中学の時、亡くなったじゃない...」
そう私の記憶でも亡くなったはずだ。
彼、轟 春来は中学1年生の時転校して、2年生の時自殺をして亡くなったはず。
『どうゆうことなの...』
つい口に出してしまい慌てて電話を切った。
春来がいるわけがない。
でも駅で見かけた彼はどう考えても春来だ。
トゥルルルル~
突然スマホが鳴った。
公衆電話と書いてある。
恐る恐る電話に出た。
『もしもし』
「もしもし」
電話の向こうで春来の声がする。
声の高さなんて昔と全然違う。
それでも癖でわかる。
この声は春来だ。
「久しぶり(笑)」
彼は笑ながらそう言う。
息をのんで勇気を出して聞いてみることにした。
『春来...?』
「そうだよ。良くわかったね(笑)
今から○○公園来れる?」
その公園は、昔春来と良く会っていた公園だった。
『すぐ行く!』
だって聞きたいことが山ほどある。
なんでこの番号知ってるの?
ずっと生きていたの?
ずっとどこにいたの?
なんで死んだことになってるの?
本当に春来なの?
いろんな思いを抱えて走って家を出た。
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