26 / 44
魔王の娘と花見
しおりを挟む
数日後、勇者とマーナ、それにマーナの幼馴染スイレイはこないだと同じ場所に花見をしにに来ていた。綺麗な世界を見つめて大きんな目が二対輝いていた。
「凄いね。マーナちゃん外ってすごく綺麗だね」
「そうでしょう」
にこにこと笑うその笑顔は今まで見ていた者よりずっと明るいもののように思えた。
「スイレイ見てあの花もキレイ」
小さな腕を一杯に伸ばして自分が気に入ったものを友達に見てもらおうとしていてそれがとても子供らしい姿で勇者の目には愛らしく映る。
「本当だ。凄い綺麗。あ、マーナちゃんみてあれもきれいだよ」
「本当! 凄いわ」
きらきらとまばゆいぐらいに二人は輝いている。それをはたから見ながら勇者は昼食の準備を整えっていた。勇者の視線は子供二人にずっと向き続けていた。無邪気に笑っている二人は暫く周りの景色を見て楽しんだ後勇者様と勇者の方を振り向いていた。明るい笑顔を浮かべて駆け寄ってくる。
「今日は連れてきてくれてありがとうございます。とても綺麗ですわ。勇者様も後で一緒に見ましょう」
「勇者様も僕まで連れてきてもらって本当にありがとうございます。まさか魔界の中だけじゃなくこっちの世界までで歩けると思ってなくてとても嬉しいです」
きらきらとした眼差しが勇者に向けられる。二人の頬は赤くなっており興奮しているのが伝わってきた。本当に幸せそうなのに俺こそ二人が楽しそうでよかったよなんて言いながら勇者は少し引き攣った顔でじゃあそろそろ昼食を食べようかとも言っていた。
二人がうんと頷く。行儀よく座って勇者が準備していた弁当を見てわーースイレイが声を上げていた。
「魔界弁当ですね。とても美味しそうです」
「これはお父様がいつも勇者様に準備してもらっているからって用意してくれたものなの。凄く美味しいよ」
「魔王様料理旨いもんね」
にこにことマーナとスイレイの二人が弁当を嬉しそうに見ている。二人の顔だけ見つつ勇者生え、嘘と心の中で騒いでいた。お父様からとマーナから預かっていたがまさか本当に魔王が作ったものだとは思っていなかったのだ。シャフとかがいてその人たちが作っていたと思っていた
余計に恐ろしく感じて勇者は二人から顔をそらせない。そらせないでいたけど次の瞬間にはそらしていた。
いただきますと言った二人がやたら大きなスプーンを手にして赤と紫が混じったグニャグニャ動くものを口に入れたのだ。二人とももぐもぐと美味しそうにそれを頬張っているのが伝わってくるものの出来れば勇者はそんなところ見たくなかった。
「? 勇者様どうかしましたか」
不思議に思ったのかスイレイが問いかけてくる。えっと勇者からは戸惑ったような声が出る。何と言っていいのか分からない勇者はちらりとだけスイレイを見た。大きくうごうご動いていた何かを食べるのはそれなりに苦労しただろう。口周りに赤と紫が付着してなんかやばいことになっている。
下を見ればうごめく弁当。
最初見た時気絶しそうになった景色から目をそらして何にもないよと笑った。魔族ってこんなもの食べているんだって恐怖を覚えたことを幼い子供に言えるはずもない。だがどうにも子供のわりにはさとい所のあるマーナは気付いてしまったのか、あの、そのと落ち込んだような声が聞こえてきて勇者の罪悪感が刺激されていく。
何でもないんだよなんて笑うけどもそれでいい筈もなかった。
勇者様は何て小さな声が聞こえてくる。どうしたのマーナちゃんと不思議そうにスイレイがマーナの方を見ていた。マーナの目がスイレイを見て唇が閉じられる。気にはなるけど気付いてない彼を前にしてどういえばいいのかわからない。そんな感じだった。このままではいけないと覚悟を決めて勇者は美味しそうな弁当だねと弁当を見た。着いているスプーンを手に取る。明らかに一口サイズではないスプーンでどう食べればいいのか全く分からないが弁当の中からうごめく中身をすくって口元に持っていていた。
止まりそうになる腕を目をつぶることで動かし、そして口を開ける。
ぶにりとなんかよく分からない触感がした。柔らかいかと思ったら固くてかみちぎることができない。しかも全部を口にすることはできずばたばたと外で暴れて顔にソースだろう液体が付着していく。二人こんな風に食べていたと思うが、これで本当にあっているのか聞きたくなる食べ方だった。
何十分もかけて口に入れた者だけでも飲み込んだ勇者は美味しいねと笑っていた。
マーナとスイレイがそんな勇者をじっと見てくる。マーナの目はちょっと潤んでいて、スイレイの目が大きくなっていた。唇が震えてあのと何かを言おうとしたスイレイの手をマーナが握りしめた。にっこりと笑ってからマーナはそうでしょうとそう笑った。
「私たちこれ大好きなんです。滅多に食べられないから今日はたくさん食べよう」
「あ、うん」
マーナとスイレイの二人が弁当の中身を少し早いスピードで食べていく。勇者はありがたく感じながら自分がすくったスプーンの中のものだけはちゃんと食べようと食べていた。
相変わらずうごめいていて何の味かも分からないようなものだが、噛みしめているとそう悪いような味でもないように思えた。食べながら勇者はだけ思う。
魔族って顎の力も強いんだな。って。
勇者がスプーンにすくったものだけ食べている間に二人は弁当の中のものをすべて食べ終えていた。
ごちそうさまでしたと三人で手を合わせる。食べ終わったら片づけをしてまた景色を見始めていた。スイレイがあれは何ですかと聞いてくるのを勇者が答えていた。
「勇者様、本当にありがとうございました。僕すごく楽しかったです。それとこれからもマーナちゃんの事よろしくお願いしますね。僕といる時よりずっと楽しそうだったから傍にいてあげてください」
花見の終わった帰り際、マーナが少し離れたところでスイレイから言われた言葉にゆうしゃはへっとその口を開けていた。
え、そうかななんて戸惑った声が出ていく。どう見ても今日のマーナが一番子供らしくて勇者の傍にいるよりこの子の傍にいる方が勇者にはマーナが楽しめるように思えたのだ。だけどスイレイははいと元気よく答えていた。
ええと勇者が怪訝に顔を歪めるが、会話を続ける前にマーナが戻ってきていてそれ以上話すことはなかった。
「ありがとうございました」
そうスイレイが笑った。
「凄いね。マーナちゃん外ってすごく綺麗だね」
「そうでしょう」
にこにこと笑うその笑顔は今まで見ていた者よりずっと明るいもののように思えた。
「スイレイ見てあの花もキレイ」
小さな腕を一杯に伸ばして自分が気に入ったものを友達に見てもらおうとしていてそれがとても子供らしい姿で勇者の目には愛らしく映る。
「本当だ。凄い綺麗。あ、マーナちゃんみてあれもきれいだよ」
「本当! 凄いわ」
きらきらとまばゆいぐらいに二人は輝いている。それをはたから見ながら勇者は昼食の準備を整えっていた。勇者の視線は子供二人にずっと向き続けていた。無邪気に笑っている二人は暫く周りの景色を見て楽しんだ後勇者様と勇者の方を振り向いていた。明るい笑顔を浮かべて駆け寄ってくる。
「今日は連れてきてくれてありがとうございます。とても綺麗ですわ。勇者様も後で一緒に見ましょう」
「勇者様も僕まで連れてきてもらって本当にありがとうございます。まさか魔界の中だけじゃなくこっちの世界までで歩けると思ってなくてとても嬉しいです」
きらきらとした眼差しが勇者に向けられる。二人の頬は赤くなっており興奮しているのが伝わってきた。本当に幸せそうなのに俺こそ二人が楽しそうでよかったよなんて言いながら勇者は少し引き攣った顔でじゃあそろそろ昼食を食べようかとも言っていた。
二人がうんと頷く。行儀よく座って勇者が準備していた弁当を見てわーースイレイが声を上げていた。
「魔界弁当ですね。とても美味しそうです」
「これはお父様がいつも勇者様に準備してもらっているからって用意してくれたものなの。凄く美味しいよ」
「魔王様料理旨いもんね」
にこにことマーナとスイレイの二人が弁当を嬉しそうに見ている。二人の顔だけ見つつ勇者生え、嘘と心の中で騒いでいた。お父様からとマーナから預かっていたがまさか本当に魔王が作ったものだとは思っていなかったのだ。シャフとかがいてその人たちが作っていたと思っていた
余計に恐ろしく感じて勇者は二人から顔をそらせない。そらせないでいたけど次の瞬間にはそらしていた。
いただきますと言った二人がやたら大きなスプーンを手にして赤と紫が混じったグニャグニャ動くものを口に入れたのだ。二人とももぐもぐと美味しそうにそれを頬張っているのが伝わってくるものの出来れば勇者はそんなところ見たくなかった。
「? 勇者様どうかしましたか」
不思議に思ったのかスイレイが問いかけてくる。えっと勇者からは戸惑ったような声が出る。何と言っていいのか分からない勇者はちらりとだけスイレイを見た。大きくうごうご動いていた何かを食べるのはそれなりに苦労しただろう。口周りに赤と紫が付着してなんかやばいことになっている。
下を見ればうごめく弁当。
最初見た時気絶しそうになった景色から目をそらして何にもないよと笑った。魔族ってこんなもの食べているんだって恐怖を覚えたことを幼い子供に言えるはずもない。だがどうにも子供のわりにはさとい所のあるマーナは気付いてしまったのか、あの、そのと落ち込んだような声が聞こえてきて勇者の罪悪感が刺激されていく。
何でもないんだよなんて笑うけどもそれでいい筈もなかった。
勇者様は何て小さな声が聞こえてくる。どうしたのマーナちゃんと不思議そうにスイレイがマーナの方を見ていた。マーナの目がスイレイを見て唇が閉じられる。気にはなるけど気付いてない彼を前にしてどういえばいいのかわからない。そんな感じだった。このままではいけないと覚悟を決めて勇者は美味しそうな弁当だねと弁当を見た。着いているスプーンを手に取る。明らかに一口サイズではないスプーンでどう食べればいいのか全く分からないが弁当の中からうごめく中身をすくって口元に持っていていた。
止まりそうになる腕を目をつぶることで動かし、そして口を開ける。
ぶにりとなんかよく分からない触感がした。柔らかいかと思ったら固くてかみちぎることができない。しかも全部を口にすることはできずばたばたと外で暴れて顔にソースだろう液体が付着していく。二人こんな風に食べていたと思うが、これで本当にあっているのか聞きたくなる食べ方だった。
何十分もかけて口に入れた者だけでも飲み込んだ勇者は美味しいねと笑っていた。
マーナとスイレイがそんな勇者をじっと見てくる。マーナの目はちょっと潤んでいて、スイレイの目が大きくなっていた。唇が震えてあのと何かを言おうとしたスイレイの手をマーナが握りしめた。にっこりと笑ってからマーナはそうでしょうとそう笑った。
「私たちこれ大好きなんです。滅多に食べられないから今日はたくさん食べよう」
「あ、うん」
マーナとスイレイの二人が弁当の中身を少し早いスピードで食べていく。勇者はありがたく感じながら自分がすくったスプーンの中のものだけはちゃんと食べようと食べていた。
相変わらずうごめいていて何の味かも分からないようなものだが、噛みしめているとそう悪いような味でもないように思えた。食べながら勇者はだけ思う。
魔族って顎の力も強いんだな。って。
勇者がスプーンにすくったものだけ食べている間に二人は弁当の中のものをすべて食べ終えていた。
ごちそうさまでしたと三人で手を合わせる。食べ終わったら片づけをしてまた景色を見始めていた。スイレイがあれは何ですかと聞いてくるのを勇者が答えていた。
「勇者様、本当にありがとうございました。僕すごく楽しかったです。それとこれからもマーナちゃんの事よろしくお願いしますね。僕といる時よりずっと楽しそうだったから傍にいてあげてください」
花見の終わった帰り際、マーナが少し離れたところでスイレイから言われた言葉にゆうしゃはへっとその口を開けていた。
え、そうかななんて戸惑った声が出ていく。どう見ても今日のマーナが一番子供らしくて勇者の傍にいるよりこの子の傍にいる方が勇者にはマーナが楽しめるように思えたのだ。だけどスイレイははいと元気よく答えていた。
ええと勇者が怪訝に顔を歪めるが、会話を続ける前にマーナが戻ってきていてそれ以上話すことはなかった。
「ありがとうございました」
そうスイレイが笑った。
0
あなたにおすすめの小説
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
王宮に薬を届けに行ったなら
佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。
カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。
この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。
慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。
弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。
「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」
驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。
「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」
※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
やけに居心地がいいと思ったら、私のための愛の巣でした。~いつの間にか約束された精霊婚~
小桜
恋愛
ルディエル・アレンフォードは森に住む麗しの精霊守。
そんな彼が、いよいよ伴侶を迎えようと準備を始めているらしい。
幼馴染という関係に甘んじていたネネリア・ソルシェは、密かにショックを受けていた。
そろそろ彼との関係も終わらせなければならないけれど、ルディエルも精霊達もネネリアだけに優しくて――?
「大丈夫。ずっと居たいと思えるような場所にしてみせるから」
鈍感なネネリアと、一途で奥手なルディエル。
精霊に導かれた恋は、本人だけが気づかない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる