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2.黄金の夜鳴鶯
(外伝)あなたとともに作るシュガークラフト
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変わらない街並み。変わらない人通り。
だけども、その一角だけは数年前とは違って、全く表情が違っていた。
「お嬢様、看板を出しておきますねぇ」
使用人の女性が店主に確認して、店先に看板を出し、そこに置いてある陶製の置物をきれいに掃除した。
「綺麗ね」
中から出てきたのは紺色の髪をした女性。彼女も使用人の女性もつい先日、第一級認定調香師試験に合格したばかりだった。紺色の髪の女性は彼女たちがここに越してきた時には置かれていた置物を見て、うっとりとため息をついた。
「でも、これを見るとあの方たちのことを思い出してしまいます」
使用人の女性が言ったのは、この店を数年前まで切り盛りしていた女性のことだった。彼女はかつて二人、クララとアリーナもお世話になったことのある女性で、彼女に憧れて調香師の資格を取ったのだ。
「ええ、そうね」
だけれど、すでに彼女はある事情でこの国にはいなかった。そして、彼女の『幼馴染』という青年もいない。
「本当は『ステルラ』っていう名前くらいは残したかったんですけどねぇ」
二人が去ったと同時に『ステルラ』という看板を下ろすことになったこの店は、心なしか少しだけ寂しそうな雰囲気だった。
「そうね。私たちの一存じゃ決められなかったからね」
クララは二人のことを思い出しながら、ため息をつく。
「本当です。お嬢様のためにまさか、使われていた器具を一式、残されるとは思いませんでした」
アリーナは店内にある器具を思い浮かべながらそう涙ぐむ。かつての女主人はこの店を出るときに、『これを持っていくのは難しいので、どうか活用してください』と言って彼女たちに器具類は残した。
二人が過去を懐かしんでいるとき、後ろから足音が聞こえた。
「お嬢様」
真っ先に気付いたのはアリーナ。クララの背後を見て、口をパクパクさせていた。
「へ?」
気の抜けた返事とともに振り返ったクララも正体に驚く。五年後にと言ったのは自分だけれど、本当にちょうど五年後に来るとは思わなかった。でも、どうやって自分たちがここにいるのを知ったのだろうか。まあ隠れていなかったから、両親や調香院長が教えたのかもしれないし、先日、理事となった彼ならば、知っていてもおかしくはないだろうが。
「やぁ、久しぶり」
五年越しに見るその姿は変わっていなかった。
「お、お久しぶりです」
一瞬、彼の兄のほうを思い浮かべてしまったが、間違いなく彼だ。雰囲気が違うし、なにより彼の兄はこの世にはいない。
「君は誰か好きな人がいるのか?」
再会したばかりなのに、そんなことを聞く人がいるものか。心の中で少し呆れながらも、あのときの言葉を忘れていなかったんだと嬉しくなり、迷わずあなたです、と答えたクララ。調香院にいる間、彼のことを忘れることはなく、むしろ、彼のためにもいつかアロマクラフトを作りたいと思っていたくらいだ。
「あのあとずっと、ずっと考えてました。あなたがなんで私を突き放したのか。でも、ようやくわかったような気がします」
皮肉にもそれは、この店のかつての主が去ることになった事件だった。彼女もそれで苦しんでいたから、クララにも分かってしまった。
「もし、よければ中でシュガークラフトを作りませんか?」
少し間を開けてしまったうえ、クララはうっかりそう言ってしまった。別に普通の料理でもいいのに、選んだものは今の自分の職業に関わるものだった。でも、彼は嫌な顔一つせず、頷いた。
「もちろんだよ、クララ」
彼に駆けよった彼女は彼の手を引き、店の中に入っていった。置いてきぼりにされたアリーナだったが、これでドーラさんも喜びますでしょうねぇと呟いて、彼女たちの後を追って店に入った。
二人で並んで朝に仕入れたばかりの新鮮なハーブを水に浸し、洗っていく。
水気を取ったハーブを綿布の上に置いていく。そして、砂糖を水に溶かしたものを調理用の筆につけ、慎重にハーブの葉の表面をなぞっていく。最初は二人ともそれぞれ自分の分を受け持っていたが、気づくと砂糖水をなぞるのはクララの役割で、それを何もつかないように木箱に入れていくのは彼の役割になっていた。
静かに並んで作業しているのを見ると、まるで長年連れ添った夫婦のようだ。二人が離れていた時間は短くないが、やはり小さい時から一緒にいるだけのことはある。アリーナは彼らの間に割って入ることができなかったし、するだけ野暮なことは分かっていたから、静かに二階に上がり、夕食や追加のベッドの準備をすることにした。
「君はこの店を引き継いでいくのか?」
夕食後、彼はアリーナの淹れたハーブティーを飲みながらそう尋ねたが、クララは首を横に振る。
「もちろん、フェオドーラさんが遺していったものを守りたい。でも、あの方がいなければ、ここは続けていても意味がない。彼女あってこその『ステルラ』だったし、ここに通うお客さんもいた」
彼女が去ることになって、多くの顧客の元へ挨拶回りに行ったフェオドーラに顧客の一人として会ったとき、ほとんどの客に『自分がいなければ調香店に通うことがないだろう』と言われたという。実際、この店に引っ越してきてから、一度も客が来たことはない。彼女自身は気づいていなかったようだが、それだけドーラの実力があったということであり、同業者となったクララとしては悔しいが、(心の)師匠として誇れる部分でもある。
だから、この店を引き継いだはいいもの、どうしようかと思っていたところだったのだ。
それを説明すると、ドミトリーも確かにそうだよね、と同意した。彼もドーラやミールが去るきっかけとなった事件を知っているし、なにより彼が調香院の理事になったのは、『ステルラ』のパトロンであったポローシェ侯爵が理事を辞したからだ。だから、彼にもそれが理解できた。
「でも、あと少しだけ待ってほしい。そしたら、きちんと答えを出すから」
すでにどうすればよいのかなんて明白だ。だけども心の整理がついてないだけ。そう言うと、そうかとわかってくれ、じゃあまた迎えに来るからと言って、泊まらずに帰っていった。
それから二か月後。
クララと彼、ドミトリーは結婚し、ハヴルスク侯爵家に移ることになった。
旧『ステルラ』は再び閉店して、中にあった器具類をすべて運び出した後、建物は取り壊された。
いつしかその店の跡地に行くと恋が成就すると言われ、多くの若者たちが訪れるようになったのはまた別の話。
だけども、その一角だけは数年前とは違って、全く表情が違っていた。
「お嬢様、看板を出しておきますねぇ」
使用人の女性が店主に確認して、店先に看板を出し、そこに置いてある陶製の置物をきれいに掃除した。
「綺麗ね」
中から出てきたのは紺色の髪をした女性。彼女も使用人の女性もつい先日、第一級認定調香師試験に合格したばかりだった。紺色の髪の女性は彼女たちがここに越してきた時には置かれていた置物を見て、うっとりとため息をついた。
「でも、これを見るとあの方たちのことを思い出してしまいます」
使用人の女性が言ったのは、この店を数年前まで切り盛りしていた女性のことだった。彼女はかつて二人、クララとアリーナもお世話になったことのある女性で、彼女に憧れて調香師の資格を取ったのだ。
「ええ、そうね」
だけれど、すでに彼女はある事情でこの国にはいなかった。そして、彼女の『幼馴染』という青年もいない。
「本当は『ステルラ』っていう名前くらいは残したかったんですけどねぇ」
二人が去ったと同時に『ステルラ』という看板を下ろすことになったこの店は、心なしか少しだけ寂しそうな雰囲気だった。
「そうね。私たちの一存じゃ決められなかったからね」
クララは二人のことを思い出しながら、ため息をつく。
「本当です。お嬢様のためにまさか、使われていた器具を一式、残されるとは思いませんでした」
アリーナは店内にある器具を思い浮かべながらそう涙ぐむ。かつての女主人はこの店を出るときに、『これを持っていくのは難しいので、どうか活用してください』と言って彼女たちに器具類は残した。
二人が過去を懐かしんでいるとき、後ろから足音が聞こえた。
「お嬢様」
真っ先に気付いたのはアリーナ。クララの背後を見て、口をパクパクさせていた。
「へ?」
気の抜けた返事とともに振り返ったクララも正体に驚く。五年後にと言ったのは自分だけれど、本当にちょうど五年後に来るとは思わなかった。でも、どうやって自分たちがここにいるのを知ったのだろうか。まあ隠れていなかったから、両親や調香院長が教えたのかもしれないし、先日、理事となった彼ならば、知っていてもおかしくはないだろうが。
「やぁ、久しぶり」
五年越しに見るその姿は変わっていなかった。
「お、お久しぶりです」
一瞬、彼の兄のほうを思い浮かべてしまったが、間違いなく彼だ。雰囲気が違うし、なにより彼の兄はこの世にはいない。
「君は誰か好きな人がいるのか?」
再会したばかりなのに、そんなことを聞く人がいるものか。心の中で少し呆れながらも、あのときの言葉を忘れていなかったんだと嬉しくなり、迷わずあなたです、と答えたクララ。調香院にいる間、彼のことを忘れることはなく、むしろ、彼のためにもいつかアロマクラフトを作りたいと思っていたくらいだ。
「あのあとずっと、ずっと考えてました。あなたがなんで私を突き放したのか。でも、ようやくわかったような気がします」
皮肉にもそれは、この店のかつての主が去ることになった事件だった。彼女もそれで苦しんでいたから、クララにも分かってしまった。
「もし、よければ中でシュガークラフトを作りませんか?」
少し間を開けてしまったうえ、クララはうっかりそう言ってしまった。別に普通の料理でもいいのに、選んだものは今の自分の職業に関わるものだった。でも、彼は嫌な顔一つせず、頷いた。
「もちろんだよ、クララ」
彼に駆けよった彼女は彼の手を引き、店の中に入っていった。置いてきぼりにされたアリーナだったが、これでドーラさんも喜びますでしょうねぇと呟いて、彼女たちの後を追って店に入った。
二人で並んで朝に仕入れたばかりの新鮮なハーブを水に浸し、洗っていく。
水気を取ったハーブを綿布の上に置いていく。そして、砂糖を水に溶かしたものを調理用の筆につけ、慎重にハーブの葉の表面をなぞっていく。最初は二人ともそれぞれ自分の分を受け持っていたが、気づくと砂糖水をなぞるのはクララの役割で、それを何もつかないように木箱に入れていくのは彼の役割になっていた。
静かに並んで作業しているのを見ると、まるで長年連れ添った夫婦のようだ。二人が離れていた時間は短くないが、やはり小さい時から一緒にいるだけのことはある。アリーナは彼らの間に割って入ることができなかったし、するだけ野暮なことは分かっていたから、静かに二階に上がり、夕食や追加のベッドの準備をすることにした。
「君はこの店を引き継いでいくのか?」
夕食後、彼はアリーナの淹れたハーブティーを飲みながらそう尋ねたが、クララは首を横に振る。
「もちろん、フェオドーラさんが遺していったものを守りたい。でも、あの方がいなければ、ここは続けていても意味がない。彼女あってこその『ステルラ』だったし、ここに通うお客さんもいた」
彼女が去ることになって、多くの顧客の元へ挨拶回りに行ったフェオドーラに顧客の一人として会ったとき、ほとんどの客に『自分がいなければ調香店に通うことがないだろう』と言われたという。実際、この店に引っ越してきてから、一度も客が来たことはない。彼女自身は気づいていなかったようだが、それだけドーラの実力があったということであり、同業者となったクララとしては悔しいが、(心の)師匠として誇れる部分でもある。
だから、この店を引き継いだはいいもの、どうしようかと思っていたところだったのだ。
それを説明すると、ドミトリーも確かにそうだよね、と同意した。彼もドーラやミールが去るきっかけとなった事件を知っているし、なにより彼が調香院の理事になったのは、『ステルラ』のパトロンであったポローシェ侯爵が理事を辞したからだ。だから、彼にもそれが理解できた。
「でも、あと少しだけ待ってほしい。そしたら、きちんと答えを出すから」
すでにどうすればよいのかなんて明白だ。だけども心の整理がついてないだけ。そう言うと、そうかとわかってくれ、じゃあまた迎えに来るからと言って、泊まらずに帰っていった。
それから二か月後。
クララと彼、ドミトリーは結婚し、ハヴルスク侯爵家に移ることになった。
旧『ステルラ』は再び閉店して、中にあった器具類をすべて運び出した後、建物は取り壊された。
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