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二話
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選挙が決まって二十五日後・・・
一般人A「なぁなぁ!あいつしってるか?あのマサノリっていう途中参加のやつ!」
一般人B「知ってる!知ってる!あの自称天才のやつだろ?」
一般人C「あいつってニホンってとこから来たんだろ?はっはっニホンってどこだよ(笑)」
ざわざわ
「街がざわついているわね、え?マサノリって言う名前がよく聞こえる?マサノリってサクラバ?あいつなにやらかしたのかしら」
フィグネリアはマサノリに事情聴取を行いにマサノリの部屋に向かった
え?何故マーリン邸にマサノリの部屋が有るのかって?それはマサノリの住む所が無いから心優しいフィグネリア様が貸してあげたのだ。
「マサノリ!貴方何やらかしたの!」
「僕が何かやりましたか?」
「すっとぼけないで!街であんたの事が噂になってるわよ!」
「はあ、僕が噂に...そんな噂になるような事しましたかね」
「したんでしょ。じゃないと噂何かにならないわよ」
「うーん、何かしましたかね...思い付くのと言えば違う国の領主と遊戯をしました。そこで勝って、僕の駒になったということ位ですね、その程度で噂になりますかね」
「え!ど、どこの国なの!」
「え、えーと、世界十位、ビーストの所です」
「び、ビースト!?本当に!な、なら領主と遊戯をして勝ったのなら、領主から王駒をもらったはずよね?」
「王駒?もしかしてこれのことですか?」
そういって将棋ににたような駒を取り出した。
「え...嘘...本当に勝ってる...あのビースト達の先読み能力から勝てるなんて...貴方、本当は神に近い存在なんじゃ...」
「そんなことがあれば良いですね。因みに僕は普通に勝ちましたよ?フィグネリア様に勝った時と同じように」
「私と...同じよう...」
「何も考えず、直感だけで勝つ。これが僕のやり方です」
話の途中だが、説明しよう!え?何をだって?それは王駒の事だ!け、決してネタが思いつかなかったから適当に入れた訳じゃないぞ!では、説明しよう。王駒とは将棋の駒のような物だ。この駒は全ての生き物に与えられる。
身分が低いと歩兵のような駒を与えられ、身分が高いと王将のような駒が渡される。
例えば、マサノリなら将棋で言うところの銀将。フィグネリア様なら、王将が与えられる
この駒を規定の物、20個を集めて緑色のドラゴンを呼び出せば...的な展開ではなく、四天王と神に挑戦することができる物だ。
ただ、遊戯に負けるとその駒を自分が負けた相手に差し出し、自分が負けた相手の手駒になる。勝てば、自分が勝った相手から駒を貰い、その相手を自分の手駒に出来るというものだ。この世界ではこのルールが誕生してからずっと適応されているという。この世界を作った神が決めたそうだ。因みにマサノリとフィグネリア様が戦った時に何故王駒をマサノリに渡さなかったのかはマサノリが自分から拒否したそうだ。何か企みでもあるのだろうか。では質問を受け付けるぞ。...え?私が誰だって?それはいずれ分かるさ。それでは、サラダバー!
「凄いわね、貴方、もしかして神の座を狙いに行くのかしら。もしそうだとしたら、私も一緒に連れていってもらえないかな?い、いや、タダでとは言わないわ。貴方が良ければの話よ」
「....決めました。僕はその神の座?ってのを今から狙う事にしました。なのでフィグネリア様。貴女がよろしければどうか共に...」
「えっ!いいの!やったー!私がついて行くからには絶対勝利が当たり前になるわね。マサノリのその頭脳と私のチート能力で最強だわ!」
「チートがあるのに、僕に負けたと申されるのですか?」
「なっ...そ、そんな事は、き、きき、気にしたら負けよ!」
「ははっ、そうですか。ならそこは無視の方向で行かせてもらいます」
「な、何か、マサノリと会話するのが苦手だわ...何故かしら、もしかしてマサノリの頭の良さに苛ついているのかしら...」
「何か仰いましたか?フィグネリア様」
「い、いや何も無いわ。では作戦会議でもしましょうか」
「了解致しました」
─────
「まずは、私達二人が今後どう動くか決めないとね。どうしましょうか」
「まずは地図の方を拝見させて頂いて宜しいですか?」
「はい、これ。ここが私達人間が住む国、グリセラル
ここがマサノリが勝ったビーストの国、コールスノーね」
「すみません。ちょっといいですか?」
「ええ、どうしたのかしら」
「ここの、右端の方にある。『龍の国』っていうのはなんなんでしょうか」
「ああ、これね...ここはこの世界での倒す目標としては最終に近いほど狂気に満ちた国。その名の通り、龍しかいない国だわ。とても危険それだけよ」
「そうですか...フィグネリア様?まだ何か隠してませんか?」
「...っ!...はあ、マサノリは何でも分かるのね。そうよ、まだ隠していることがあるわ、でもマサノリならどうせ言うことになるから言っておくわ。
この世界の龍は契約を結ぶと刀や剣に変化するわ。これは、私達人間のみしか出来ないことよ」
「龍が剣に...ですか、面白いですね。ならば倒して契約を結びに行きましょうか。これが僕達のする一番最初の仕事です」
「マサノリ!正気なの!剣になったことは過去に一人が一体だけ成し遂げたことなのよ!しかもこの駒達20個集めてからよ!それが何の能力も持っていない私達が勝てるわけないでしょう!」
「いえ、勝てます。勝って契約を結んで見せますよ」
「はあ、止めても無駄ね。マサノリの行動力にはお手上げだわ。貴方が倒しにいくのは勝手にすればいい。けど始帝龍と終焉龍には気を付けなさい。あの二体は、この世の始まりと終わり、出会ったら死ぬと言われているわ」
「始帝龍と終焉龍....ですか、何か中二臭いですね。で も僕も自分の命に保証がない戦いは好まないのでそれは気を付けるかと思われます」
「そう、では頑張ってきて。何かあったら私達を呼べば良いわ」
「はい。何かあれば逃げますよ、こんな若くして死ぬなんて嫌ですからね」
「...行ってらっしゃい、マサノリ」
「行ってきます、フィグネリア様」
一般人A「なぁなぁ!あいつしってるか?あのマサノリっていう途中参加のやつ!」
一般人B「知ってる!知ってる!あの自称天才のやつだろ?」
一般人C「あいつってニホンってとこから来たんだろ?はっはっニホンってどこだよ(笑)」
ざわざわ
「街がざわついているわね、え?マサノリって言う名前がよく聞こえる?マサノリってサクラバ?あいつなにやらかしたのかしら」
フィグネリアはマサノリに事情聴取を行いにマサノリの部屋に向かった
え?何故マーリン邸にマサノリの部屋が有るのかって?それはマサノリの住む所が無いから心優しいフィグネリア様が貸してあげたのだ。
「マサノリ!貴方何やらかしたの!」
「僕が何かやりましたか?」
「すっとぼけないで!街であんたの事が噂になってるわよ!」
「はあ、僕が噂に...そんな噂になるような事しましたかね」
「したんでしょ。じゃないと噂何かにならないわよ」
「うーん、何かしましたかね...思い付くのと言えば違う国の領主と遊戯をしました。そこで勝って、僕の駒になったということ位ですね、その程度で噂になりますかね」
「え!ど、どこの国なの!」
「え、えーと、世界十位、ビーストの所です」
「び、ビースト!?本当に!な、なら領主と遊戯をして勝ったのなら、領主から王駒をもらったはずよね?」
「王駒?もしかしてこれのことですか?」
そういって将棋ににたような駒を取り出した。
「え...嘘...本当に勝ってる...あのビースト達の先読み能力から勝てるなんて...貴方、本当は神に近い存在なんじゃ...」
「そんなことがあれば良いですね。因みに僕は普通に勝ちましたよ?フィグネリア様に勝った時と同じように」
「私と...同じよう...」
「何も考えず、直感だけで勝つ。これが僕のやり方です」
話の途中だが、説明しよう!え?何をだって?それは王駒の事だ!け、決してネタが思いつかなかったから適当に入れた訳じゃないぞ!では、説明しよう。王駒とは将棋の駒のような物だ。この駒は全ての生き物に与えられる。
身分が低いと歩兵のような駒を与えられ、身分が高いと王将のような駒が渡される。
例えば、マサノリなら将棋で言うところの銀将。フィグネリア様なら、王将が与えられる
この駒を規定の物、20個を集めて緑色のドラゴンを呼び出せば...的な展開ではなく、四天王と神に挑戦することができる物だ。
ただ、遊戯に負けるとその駒を自分が負けた相手に差し出し、自分が負けた相手の手駒になる。勝てば、自分が勝った相手から駒を貰い、その相手を自分の手駒に出来るというものだ。この世界ではこのルールが誕生してからずっと適応されているという。この世界を作った神が決めたそうだ。因みにマサノリとフィグネリア様が戦った時に何故王駒をマサノリに渡さなかったのかはマサノリが自分から拒否したそうだ。何か企みでもあるのだろうか。では質問を受け付けるぞ。...え?私が誰だって?それはいずれ分かるさ。それでは、サラダバー!
「凄いわね、貴方、もしかして神の座を狙いに行くのかしら。もしそうだとしたら、私も一緒に連れていってもらえないかな?い、いや、タダでとは言わないわ。貴方が良ければの話よ」
「....決めました。僕はその神の座?ってのを今から狙う事にしました。なのでフィグネリア様。貴女がよろしければどうか共に...」
「えっ!いいの!やったー!私がついて行くからには絶対勝利が当たり前になるわね。マサノリのその頭脳と私のチート能力で最強だわ!」
「チートがあるのに、僕に負けたと申されるのですか?」
「なっ...そ、そんな事は、き、きき、気にしたら負けよ!」
「ははっ、そうですか。ならそこは無視の方向で行かせてもらいます」
「な、何か、マサノリと会話するのが苦手だわ...何故かしら、もしかしてマサノリの頭の良さに苛ついているのかしら...」
「何か仰いましたか?フィグネリア様」
「い、いや何も無いわ。では作戦会議でもしましょうか」
「了解致しました」
─────
「まずは、私達二人が今後どう動くか決めないとね。どうしましょうか」
「まずは地図の方を拝見させて頂いて宜しいですか?」
「はい、これ。ここが私達人間が住む国、グリセラル
ここがマサノリが勝ったビーストの国、コールスノーね」
「すみません。ちょっといいですか?」
「ええ、どうしたのかしら」
「ここの、右端の方にある。『龍の国』っていうのはなんなんでしょうか」
「ああ、これね...ここはこの世界での倒す目標としては最終に近いほど狂気に満ちた国。その名の通り、龍しかいない国だわ。とても危険それだけよ」
「そうですか...フィグネリア様?まだ何か隠してませんか?」
「...っ!...はあ、マサノリは何でも分かるのね。そうよ、まだ隠していることがあるわ、でもマサノリならどうせ言うことになるから言っておくわ。
この世界の龍は契約を結ぶと刀や剣に変化するわ。これは、私達人間のみしか出来ないことよ」
「龍が剣に...ですか、面白いですね。ならば倒して契約を結びに行きましょうか。これが僕達のする一番最初の仕事です」
「マサノリ!正気なの!剣になったことは過去に一人が一体だけ成し遂げたことなのよ!しかもこの駒達20個集めてからよ!それが何の能力も持っていない私達が勝てるわけないでしょう!」
「いえ、勝てます。勝って契約を結んで見せますよ」
「はあ、止めても無駄ね。マサノリの行動力にはお手上げだわ。貴方が倒しにいくのは勝手にすればいい。けど始帝龍と終焉龍には気を付けなさい。あの二体は、この世の始まりと終わり、出会ったら死ぬと言われているわ」
「始帝龍と終焉龍....ですか、何か中二臭いですね。で も僕も自分の命に保証がない戦いは好まないのでそれは気を付けるかと思われます」
「そう、では頑張ってきて。何かあったら私達を呼べば良いわ」
「はい。何かあれば逃げますよ、こんな若くして死ぬなんて嫌ですからね」
「...行ってらっしゃい、マサノリ」
「行ってきます、フィグネリア様」
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