時を奏でる境界線

シャオえる

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41. みんな仲良しが楽しい

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 会議が終わって、部屋を出ていく本部の人達
クリルとノエルも疲れた様子で、カノンとバルバ大佐と共に、メイナ達が待つ寮へと戻っていく

「おい。アゼルの子よ」
 突然、呼ばれるノエル。その声は、本部に来た日に、大暴れをしていたダングという人。今日は、落ち着いた様子で、近寄ってくる
「あの……」
 怯えるノエル。ダングに会ったのは、その日以来。また暴れるかと、少しカノンの後ろに隠れて身構える
「ダング、意地悪はダメですよ。それに名前はノエル君ですよ」
 二人の様子に思わず笑うカノン
「ノエルというのか。あの時はすまなかったな」
 手を差し出し、ノエルに握手を求めるダング
「い……いえ」
 恐る恐る握手に答えるノエル

「まあ、あの時は僕らも焦っていましたからね。気持ちはわかりますよー」
 自分の言葉にうんうんと、頷くカノン
「おまえ……」
 そのカノンの言葉にイラつくダング。三人の様子を呆れながら見ているクリルとバルバ大佐

「なあ、こんな体格の人も嫌がる人なのか?そのアゼルって人」
 クリルが、バルバ大佐に話していると、聞こえていたのか、なぜかカノンが質問に答える
「んー……会ってみてのお楽しみにしておいたほうが良いですよ」



 寮へ着いた会議参加者の四人。朝クリル達が寝ていた玄関近くのソファーに、メイナ達が、帰りを待っていた
「お兄ちゃん、お帰りー!」
 クリルの元へ駆け寄るメイナ。じーっと見つめるクリル。メイナが抱っこしていたリーリルを取ってなぜか抱きしめる
「ど……どうしたの?」
 リーリルに何をされるかと不安そうなメイナ
「いや、なんか……色々今までムリさせたなって思って……」
 何か深刻そうな顔でリーリルを見つめるクリル
「お兄ちゃん……」
 さっきまで何があったのかと心配そうなメイナ
「……こいつに」
 そういうと、リーリルを指差すクリル。自分に言ってると思っていたメイナ。バシバシとクリルを叩きだす。負けじとリーリルを盾に逃げ回り、はしゃぎ回る二人

「仲良いねー」
 元気なメイナを嬉しそうに見るリエル。その発言に、何かを思いつくカノン
「あ、そうだ。後で僕と対戦する?見学はいつでもいいし」
「えー……」
 突然の、申し出にスゴい嫌そうなノエルとリエル

「そうだ!それがいい。そうしよう!」
 ノエルの肩をガシッとつかんで、カノンからの提案に乗るクリル
「君が言う?」
 嫌そうな返事をしても、聞く耳持たず、メイナと
二人、テンション高くうんうんと、大きく頷く
「練習は毎日しなきゃいけないんだぞ!」
「だぞ!」
 ノエル達にビシッと指差す二人
「……仲良いねぇ」
 呆れるノエル達に、四人を楽しそうに見ていたカノン達
 時刻はちょうど午後ラクト12時。どこからか、チャイムのような音が聞こえてくる
「じゃあ、ご飯のあと、僕と対戦しましょ。お手柔らかにね」
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